JPH057820Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本考案は切替装置に関し、特にテレビジヨン信
号伝送装置の映像信号の切替装置に関する。

［従来の技術］ 従来のこの種の切替装置を第３図に示す。図に
おいて、Ａは第１の切替装置、Ｂは第２の切替装
置である。第１及び第２の切替装置Ａ，Ｂは各々
第１の切替器１０ａ，１０ｂ、第２の切替器１２
ａ，１２ｂ、第１及び第２の切替器１０ａ，１０
ｂ，１２ａ，１２ｂを切替える制御回路１３ａ，
１３ｂ、制御回路１３ａ，１３ｂ内に備えられた
再制御要求回路１４ａ，１４ｂ、出力端子１６
ａ，１６ｂ、スイツチ１７ａ，１７ｂを備えて構
成されている。

上記従来の切替装置Ａ，Ｂでは第１及び第２の
切替器１０ａ，１０ｂ，１２ａ，１２ｂの再制御
を要求する再制御要求回路１４ａ，１４ｂに押ボ
タンスイツチ等のスイツチ１７ａ，１７ｂを使用
し、スイツチ１７ａ，１７ｂの一端をGNDある
いは＋5Vでステイタスな状態と接続し、他端を
外部インターフエイス側に接続している。そし
て、スイツチ１７ａ，１７ｂをONすることによ
り、切替装置Ａ，Ｂのアドレスデータなど再制御
に必要なデータと、外部インターフエースに再制
御を要求する信号を送り、その切替装置Ａ，Ｂ内
の切替器１０ａ，１０ｂ，１２ａ，１２ｂの再制
御を行つていた。

［解決すべき問題点］ 上述した従来の切替装置に設けられる再制御を
要求する再制御要求回路１４ａ，１４ｂは、スイ
ツチ１７ａ，１７ｂの一端がGMDあるいは＋5V
のステイタスな状態と接続してあるので、第４図
のタイミングチヤートに示す如く外部インターフ
エイスが第１の切替装置Ａの切替器１ａを制御し
ている際、第２の切替装置Ｂのスイツチ７ｂを押
し再制御を要求すると、第１の切替装置Ａがタリ
ーデータとして外部インターフエイスに返送する
アドレスデータと、第２の切替装置Ｂが再制御に
必要なデータとして外部インターフエイスに返送
するダドレスデータが衝突してしまい、外部イン
ターフエイスが２つのデータを読めずエラーを検
出してしまうという欠点がある。

［問題点の解決手段］ 上記従来の問題点を解決する本考案は、複数個
のクロスポイントからなる第１の切替器と、前記
第１の切替器の出力を入力端子にうける第２の切
替器のと、前記第１の切替器及び第２の切替器の
クロスポイントを切替える制御回路を備える切替
装置において、前記制御回路に対し再制御を行う
場合に、外部ゲート信号により再制御要求を禁止
可能な再制御要求回路を有する構成としている。

［実施例］ 以下、本考案の一実施例について図面を参照し
て詳細に説明する。

第１図は本考案の一実施例を示す回路図であ
る。図において、Ａは第１の切替装置、Ｂは第２
の切替装置、１ａ，１ｂは第１の切替器、２ａ，
２ｂは第２の切替器、３ａ，３ｂは第１及び第２
の切替器１ａ，１ｂ，２ａ，２ｂを切替える制御
回路、４ａ，４ｂは制御回路３ａ，３ｂ内にある
再制御を要求する再制御要求回路、５ａ，５ｂは
外部インターフエイスより再制御をゲートする信
号を受ける入力端子、６ａ，６ｂは外部インター
フエイスに再制御を要求する信号を出力する出力
端子、７ａ，７ｂは再制御要求回路４ａ，４ｂの
スイツチである。

外部インターフエイスが通常第１の切替装置Ａ
や第２の切替装置Ｂを制御する場合、切替装置
Ａ，Ｂ内にある制御回路３ａ，３ｂは、与えられ
る制御信号に対して切替装置によつて設定される
アドレスデータと、切替えるクロスポイントのデ
ータを比較して切替器１ａ，１ｂ，２ａ，２ｂを
制御する。制御された切替装置Ａ又はＢ内の制御
回路３ａ又は３ｂは、次にタリーデータとして自
己の切替装置Ａ又はＢ内のクロスポイントのデー
タや、アドレスデータなどを外部インターフエイ
スに返送する。

例えば、外部インターフエイスが切替装置Ａ内
の切替器１ａ，２ａに制御する場合、制御回路３
ａは第２図に示すタイミングチヤートのａのよう
にクロスポイントのON／OFFを行い、タリーデ
ータを返送する。今、制御回路３ａがタリーデー
タを返送している間に、切替装置Ｂ内のスイツチ
７ｂをONにし、再制御の要求を行つたとする。
第３図に示す従来の回路構成ではスイツチ７ｂを
ONすることにより、切替装置Ｂは常に再制御の
ためのアドレスデータを返送するため（第４図の
ｂ）、切替装置Ａがタリー返送するアドレスデー
タと衝突してしまう。

本考案の制御回路は、再制御を要求する再制御
要求回路４ａ，４ｂ内のスイツチ７ａ，７ｂの一
端を入力端子５ａ，５ｂに接続し、再制御をゲー
トする信号を受けている。このゲート信号は、第
２図のｂに示すように、外部インターフエイスが
切替装置Ａ内の切替器を制御している時は再制御
をゲートする。即ち、切替装置Ａを制御している
時、切替装置Ｂ内のスイツチ７ｂをONにして
も、再制御ゲート信号により、制御回路３ｂは第
２図のｃに示すように応答をしない。同様に、第
２図のｄに示すように、出力端子６ｂにも再制御
要求信号はあらわれない。このため、外部インタ
ーフエイスは返送されるタリーデータと、再制御
の要求によるアドレスデータの衝突をさけること
ができる。

［考案の効果］ 以上説明したように本考案は、制御回路に対し
再制御を行う際に外部ゲート信号により再制御要
求を禁止することのできる再制御要求回路を備え
ることにより、外部インターフエイスが別の切替
装置を制御している時でも再制御をゲートできる
効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例の回路構成図、第２
図は第１図に示す一実施例の制御におけるタイミ
ングチヤート、第３図は従来の切替装置の回路構
成図、第４図は第３図に示す切替装置の制御にお
けるタイミングチヤートである。 Ａ……第１の切替装置、Ｂ……第２の切替装
置、１ａ，１ｂ……第１の切替器、２ａ，２ｂ…
…第２の切替器、３ａ，３ｂ……制御回路、４
ａ，４ｂ……再制御要求回路、５ａ，５ｂ……再
制御ゲート信号の入力端子、６ａ，６ｂ……再制
御要求信号の出力端子、７ａ，７ｂ……スイツ
チ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 複数個のクロスポイントからなる第１の切替器
   と、前記第１の切替器の出力を入力端子にうける
   第２の切替器と、前記第１の切替器及び第２の切
   替器のクロスポイントを切替える制御回路を備え
   る切替装置において、前記制御回路に対し再制御
   を行う場合に、外部ゲート信号により再制御要求
   を禁止可能な再制御要求回路を有することを特徴
   とする切替装置。