JPH0577940B2 - - Google Patents

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JPH0577940B2
JPH0577940B2 JP58071772A JP7177283A JPH0577940B2 JP H0577940 B2 JPH0577940 B2 JP H0577940B2 JP 58071772 A JP58071772 A JP 58071772A JP 7177283 A JP7177283 A JP 7177283A JP H0577940 B2 JPH0577940 B2 JP H0577940B2
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JP
Japan
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hot gas
valve
evaporator
compressor
detour
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JP58071772A
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Juji Fujimoto
Masayuki Aono
Tsutomu Takei
Tetsuo Nakano
Sadaji Nakabayashi
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Daikin Industries Ltd
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Daikin Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は冷凍装置、詳しくは、ホツトガスバイ
パス路を備え、蒸発器にホツトガスをバイパスさ
せて、コンテナ又は冷蔵庫などの庫内温度を例え
ば−5℃〜−6℃以下の冷凍領域から、−5℃〜
−6℃より高い温度のチルド領域に制御できるよ
うにした冷凍装置に関する。
従来、圧縮機から吐出されるホツトガスを、凝
縮器を側路して蒸発器にバイパスさせるホツトガ
スバイパス路を設け、前記蒸発器へバイパスする
ホツトガスのバイパス量を制御して能力調整を行
ない、庫内温度をチルド領域に制御するごとくし
たものは、例えば米国特許第3692100号明細書及
び図面に示されている通りすでに提案されてい
る。
この従来装置の概要を、概略的に示した第4図
に基づいて説明すると、圧縮機Aの吐出側と凝縮
器C1,C2の入口側との間を結ぶ高圧ガス管Bに、
前記凝縮器C1,C2と受液器R及び膨張弁EVを側
路するホツトガスバイパス路Hを接続し、このホ
ツトガスバイパス路Hを、蒸発器Eの入口側に接
続すると共に、前記ホツトガスバイパス路Hの前
記高圧ガス管Bへの結合部近くに、電磁弁SVと
前記蒸発器Eへのホツトガスバイパス量を制御す
るホツトガス弁HVを設け、このホツトガス弁
HVの弁開度を、吹出空気温度Tにより制御し、
ホツトガスバイパス量の制御で、前記蒸発器Eの
能力を調整し、吹出空気温度、引いては庫内温度
をチルド領域に制御するごとくしたものである。
尚、第4図においてDは低圧液管であり、Gは
低圧ガス管である。
所で、この従来装置において、前記蒸発器Eに
ホツトガスをバイパスさせて、庫内温度をチルド
領域(例えば−5℃〜+25℃)に温度制御する場
合、前記したごとく吹出空気温度により前記ホツ
トガス弁HVの開度を制御し、前記蒸発器Eにバ
イパスするホツトガスバイパス量を調整すること
により行なつているのであるが、このバイパス量
の調整は、前記ホツトガス弁HVの弁開度のみに
よつて制御しており、しかも、前記ホツトガス弁
HVは、前記蒸発器Eの吹出空気温度を検出し、
この吹出空気温度の変化に対応して、前記弁開度
を比例的に制御するものであるから、換言する
と、前記ホツトガス弁HVの弁開度におり蒸発器
Eにバイパスするホツトガス量の全量を吹出空気
温度の変化に対応して制御するのであるから、前
記ホツトガス弁HVの弁開度変化に対するホツト
ガスバイパス量の変化も大きくなり、このため、
負荷の変動に対して変動する吹出空気温度の温度
制御を精度よく行なえない問題があり、特に負荷
の変動幅が大きい場合、吹出空気温度が設定温度
に対しハンチングするのであつて、それだけ吹出
空気温度を設定温度に整合させるための追従性が
悪くなり、吹出空気温度を設定温度に安定させる
までに多くの時間を要する問題があつた。
本発明の目的は、ホツトガスバイパスによる運
転制御時、常に一定量のホツトガスをホツトガス
弁に対し迂回させて蒸発器又は凝縮器に流すこと
により、前記ホツトガス弁の弁開度に対するホツ
トガスバイパス量の変化を小さくして、負荷変動
に対する追従性をよくし、吹出空気温度を設定温
度に短時間で安定させることができるようにする
点にある。
本発明の構成は、圧縮機1と凝縮器2,3と蒸
発器4と膨張機構5とを備え、前記圧縮機1の吐
出側と蒸発器4の入口側との間に、前記圧縮機1
から吐出されるホツトガスを、前記凝縮器2,3
を側路して前記蒸発器4にバイパスさせるホツト
ガスバイパス路20を設けると共に、前記ホツト
ガスバイパス路20への弁開度を0%〜100%に
制御可能とし、前記蒸発器4へのホツトガスバイ
パス量を制御するホツトガス弁21を備え、該ホ
ツトガス弁21の弁開度を0を越えた弁開度で行
うホツトガスバイパス運転を可能にした冷凍装置
において、前記圧縮機1の吐出側に前記ホツトガ
ス弁21を側路し、かつ、該ホツトガス弁21の
下流側に一定量のホツトガスを迂回させる迂回路
40を設け、この迂回路40の出口側をホツトガ
スバイパス路20におけるホツトガス弁21の下
流側又は、前記凝縮器2の入口側に接続すると共
に、前記迂回路40にホツトガスバイパス運転
時、前記迂回路40を開放する開閉弁41を介装
したことにより、前記ホツトガス弁を開いてホツ
トガスを蒸発器にバイパスして吹出空気温度をチ
ルド領域に制御するチルド制御運転時、前記ホツ
トガス弁の弁開度に拘わらず、一定量のホツトガ
スを蒸発器又は蒸発器にバイパスさせ、前記ホツ
トガス弁の弁開度に対するホツトガスバイパス量
の変化を小さくし、高精度な温度制御が行なえる
ようにしたものである。
次に本発明の実施例を第1図に基づいて説明す
る。
第1図に示したものはコンテナ用冷凍装置であ
つて、第1図において1は圧縮機、2は空冷凝縮
器、3は水冷凝縮器、4は蒸発器、5は感温部5
1をもつ感温膨張弁であつて、これら各機器は、
冷媒配管6によりそれぞれ連結され、前記蒸発器
4により庫内空気を冷却する冷凍サイクルを形成
している。
尚、第1図において7はアキユムレータ一体形
の受液器で、7aは受液器、7bはアキユムレー
タ部、8はドライヤ、9はリキツドインジケータ
であり、10は前記蒸発器4に付設するフアン、
11は前記空冷凝縮器2に付設するフアンであ
る。
そして、以上の如く構成する冷凍サイクルにお
いて、前記圧縮機1の吐出側と空冷凝縮器2の入
口側とを結ぶ高圧ガス管6aには、前記圧縮機1
から吐出されるホツトガスを、前記各凝縮器2,
3、受液器7の受液器7a及び感温膨張弁5を側
路して前記蒸発器4に導くホツトガスバイパス路
20を接続して、その出口側を前記膨張弁5と蒸
発器4との間の低圧液管6bに接続し、そして、
このホツトガスバイパス路20の前記高圧ガス管
6aへの接続部位に、ホツトガス弁21を介装す
ると共に、前記圧縮機1の吐出側に前記ホツトガ
ス弁21を側路し、かつ、該ホツトガス弁21の
下流側に一定量のホツトガスを迂回させる迂回路
40を設け、この迂回路40の出口側をホツトガ
スバイパス路20におけるホツトガス弁21の下
流側又は、前記凝縮器2の入口側に接続すると共
に、前記迂回路40にホツトガスバイパス運転
時、前記迂回路40を開放する開閉弁41を介装
したのである。
前記ホツトガス弁21は、主として電動三方弁
であつて、電圧に比例して前記ホツトガスバイパ
ス路20への弁開度を0%〜100%に制御可能と
し、前記蒸発器4へのホツトガスバイパス量を制
御して能力調整を行なうと同時に、フロスト時、
循環する冷媒の全量を前記ホツトガスバイパス路
20に流通させるごとく成した比例制御弁を用
い、後記するコントローラ22により、その弁開
度をPID制御するごとく成すのである。尚、PID
制御(Proportional−Plus−integral−plus−
derivative control)とは、制御信号が誤差信号
とその積分およびその導関数の和に比例する制御
をいう。
又、前記開閉弁41は、前記ホツトガス弁21
を前記コントローラ22で制御してホツトガスを
前記蒸発器4にバイパスさせるチルド領域の制御
運転時に開き、前記迂回路40を開いて一定量の
ホツトガスを、前記ホツトガス弁21を迂回して
蒸発器4に流し、前記ホツトガス弁21を流れる
冷媒量を少なくし、前記ホツトガス弁21の弁開
度変化に対するホツトガスバイパス量の変化を小
さくするためのものであつて、第1図に示した実
施例では、前記迂回路40を高圧ガス管6aとホ
ツトガスバイパス路20との間に設けているが、
第3図のごとく、前記凝縮器2の入口側すなわ
ち、前記ホツトガス弁21と前記凝縮器2とを結
ぶ高圧ガス管6aとの間に設けてもよい。
尚、前記開閉弁41の開放時、前記迂回路40
から迂回させる冷媒量は、前記迂回路40の径又
は前記開閉弁41により設定するのであつて、第
1図に示した実施例においては、前記したチルド
領域の制御運転時、前記蒸発器4にバイパスする
ホツトガス量の最小流量とし、また、第3図に示
した実施例においては、チルド領域の制御運転
時、前記凝縮器2,3に流す冷媒量の最小流量と
するのである。
又、第1図において23は、前記凝縮器3の下
流側に設ける電磁弁で、デフロスト運転の指令で
閉じてポンプダウン運転を可能とし、前記凝縮器
2,3及び受液器7の受液部などの液溜め部に冷
媒を閉じ込めるごとく成している。また、24は
前記電磁弁23の閉鎖によりポンプダウン運転を
行なつて冷媒を閉じ込めた液溜め部に介装する電
磁弁で、この電磁弁24の開放で、前記液溜め部
に閉じ込めた液冷媒のうち一定量の冷媒を流出で
き、この一定量の冷媒でデフロスト運転が行なえ
るようにしている。また、6cは高圧液管、6e
は吸入ガス管、63CLは高圧コントロールスイ
ツチ、630Lは油圧コントロールスイツチ、6
3Wは水圧スイツチである。
又、以上の構成において、前記ホツトガス弁2
1は、前記コントローラ22からの制御信号の
他、デフロスト運転の開始指令によつても弁開度
を制御するごとく成すのであつて、前記デフロス
ト運転の開始指令により、前記開閉弁23を閉じ
ポンプダウン運転を行ない、後記するごとくデフ
ロスト運転を行なうのである。
また、このポンプダウン運転の終了及びデフロ
スト運転の開始は、主として低圧スイツチ63L
を用いて制御するのである。
また、前記デフロスト運転の開始指令は、主と
してエアープレツシヤスイツチAPSと例えば12
時間をセツト時間とするデフロストタイマー2D
とを用いるのである。この場合、前記エアープレ
ツシヤスイツチAPSは、前記デフロストタイマ
ー2Dに優先させ、前記エアプレツシヤスイツチ
APSの作動で、前記デフロストタイマー2Dを
リセツトするごとく成すのである。
また、前記デフロスト運転の終了は、例えば前
記蒸発器4の出口側における低圧ガス管6dに、
設定温度の異なる二つのサーモスタツト23D1
23D2を付設し、前記低圧ガス管6dの温度を
検出して行なうのである。
次に、前記ホツトガス弁21の弁開度を制御
し、吹出空気温度を調節するためのコントローラ
22及び前記開閉弁41を制御する制御機器の電
気回路を第2図に基づいて説明する。
第2図に示したものは、第1図に示した冷凍装
置の電気回路であつて、圧縮機モータMCと、前
記蒸発器4に付設する三つのフアン10…に対応
した三つの室内フアンモータMF11,MF12
MF13と、前記空冷凝縮器2に付設する三つの
フアン11…に対応した三つの室外フアンモータ
MF21,MF22,MF23の電気機器を備え、
これら電気機器の電源回路を、200V又は220Vの
低電圧電源用プラグP1と、380〜415V又は440V
の高電圧電源用プラグP2との一方を選択して電
源に接続すると共に、前記電源回路に、トランス
Trを介してコントローラ22及び前記各制御機
器の制御回路を接続するのである。
尚、第2図においてCBはサーキツトブレーカ
ー、OCは過電流リレー、2X1〜2X3は補助リレ
ーとその接点、3−88はオン・オフスイツチで
ある。また、前記電源回路において、符号のない
接点は、前記プラグP1,P2の選択で切換えられ
る切換接点、又Y2,U1,G2,G1はコントローラ
22に内蔵する冷凍運転と冷蔵運転との切換スイ
ツチ、Y1は同じ短絡線路である。
また、前記コントローラ22は、図示していな
いが、入力トランス、電源入力器、センサー入力
器、操作入出力器、中央演算処理器及びリレー出
力器を備え、センサー入力器には、第1図に示し
たごとく、蒸発器4の吸込側に配置され、庫内か
らの戻り空気即ち吸込空気温度を検出するリター
ンセンサーRSと、吹出側に配置され、吹出空気
温度を検出するサプライセンサーSSが接続され、
前記操作入出力器には、セツトポイントセレクタ
ーPS及び出力表示器DPが接続され、また、前記
リレー出力器には、補助リレー2X5と、該リレ
ー2X5の常開接点と後記するデフロストリレー
2DX1の常閉接点とを介して、補助リレー2X4
とを接続すると共に、前記ホツトガス弁21の電
動部20Mと、前記開閉弁41のソレノイドリレ
ー20BS及びランプAL,BLを接続している。
尚、前記電動部20Mは、前記補助リレー2
X4,2X5の常開接点を介して、前記リレー出力
器の電動部制御端子に、また、デフロスト時動作
する補助リレー2DX2の常閉接点を介して、前記
リレー出力器の非制御端子にそれぞれ接続し、前
記補助リレー2X4,2X5の励磁で、前記電動部
20Mは前記リレー出力器から出力される吹出空
気温度の変化に伴なう制御信号により動作して弁
開度が比例制御され、また、デフロスト時、前記
補助リレー2DX2の励磁で、前記制御信号とは無
関係に100%の弁開度となり、デフロスト時流れ
る冷媒の全量をホツトガスバイパス路20に流す
ようにしている。
また、前記補助リレー2X5は、蒸発器4にホ
ツトガスをバイパスさせてチルド領域の制御運転
を行なう場合、換言すれば、チルド領域の温度設
定を行なう場合励磁してその常開接点を閉じるご
とくしている。
また、前記開閉弁41のソレノイドリレー20
BSは、前記補助リレー2X4,2X5の常開接点と
直列に接続して、前記リレー出力器の開閉弁制御
端子に接続しており、前記チルド領域の制御運転
時、換言すると、冷凍領域の冷凍運転時及びデフ
ロスト運転時の以外は前記ソレノイドリレー20
BSを励磁して、前記開閉弁41を開くごとく成
している。
尚、第2図において、前記コントローラ22の
リレー出力器には、以上の如く各リレーを接続す
る他、次のリレー回路も接続している。
1 補助リレー2X4,2DX2の常開接点の並列
回路とポンプダウン運転のための前記開閉弁2
3のソレノイドリレー20LS1との直列回路。
(ポンプダウン制御回路) 2 ホツトガス運転の開始指令を出すエアプレツ
シヤスイツチAPS、デフロストタイマー2D
及び手動デフロストスイツチ3Dの各接点とデ
フロストリレー2DX1の常開接点の並列回路
と、デフロスト終了を検出するサーモスタツト
23D1,23D2の直列回路及びデフロストリ
レー2DX1と、該デフロストリレー2DX1に対
し圧縮機モータMCのための電磁開閉器88C
の常閉接点と自己保持用接点との並列回路を介
して並列に接続する補助リレー2DX2との並列
回路の各回路を直列に接続する直列回路。(デ
フロスト制御回路) 3 圧縮機の保護サーモ49、通電流リレーOC、
高圧スイツチ63H、低圧スイツチ63L、油
圧保護スイツチ63QLと圧縮機モータMCの
電磁開閉器88Cとの直列回路。圧縮機モータ
MCの発停制御回路) 4 補助リレー2DX2の常閉接点に対し、蒸発器
4に付設する室内フアンモータMF11…のデ
イレータイマ2F回路と該デイレータイマ2F
の接点に、前記室内フアンモータMF11…の
電磁開閉器88Fとデフロストタイマー2Dと
の並列回路を直列に接続した回路と、前記電磁
弁24のソレノイドリレー20LS2の回路との
三者並列回路を直列に接続した回路。(主とし
て定量流出制御回路) 尚、第2図おいて、CPDはコンタクトプロテ
クシヨンダイオード、GL,RLはランプであり、
3−30Lはランプスイツチである。
しかして以上の構成において、吹出空気温度の
調整は、前記コントローラ22のセツトポイント
セレクターPSで設定する設定温度により行なう
のであつて、前記設定温度が例えば5℃以上の場
合、前記ホツトガス弁21をサプライセンサー
SSをもとに、即ち、吹出空気温度をもとに0〜
100%の開度に制御し、この開度に応じた流量で
ホツトガスをバイパスさせることにより、制御運
転を行なうのである。
そして、この制御運転時、前記開閉弁41が開
き、前記迂回路40が開放されるので、この迂回
路40を介して、一定量のホツトガスが前記ホツ
トガス弁21の弁開度に拘わらず、前記蒸発器4
に流れることになるのである。
従つて、前記吹出空気温度をもとに弁開度を制
御するホツトガス弁21を流れる冷媒量は、迂回
するホツトガス量だけ少なくなり、前記ホツトガ
ス弁21の弁開度の変化に対するホツトガスバイ
パス量の変化を小さくすることができるのであ
る。
この結果、負荷の変動により吹出空気温度が変
化しても、この変化に対して制御される前記ホツ
トガス弁21の弁開度変化によるホツトガスバイ
パス量の変化が小さいため、このホツトガスバイ
パス量の変化による吹出空気温度の変化割合も小
さくでき、前記吹出空気温度が設定温度に対しハ
ンチングすることを少なくして、設定温度に追従
させられるのであり、吹出空気温度を設定温度に
安定させるまでの時間を短縮できるのである。
しかも、ホツトガスバイパス運転時、常に一定
量のホツトガスをホツトガス弁21に対し迂回さ
せるのであるから、前記ホツトガス弁21をPID
制御する場合、PID設定値に対する制御可能範囲
も拡大できるのである。
尚、前記開閉弁41は、設定温度を例えば−5
℃より低くする冷凍領域の冷凍運転時において閉
じるごとくしているから、冷凍運転における能力
ダウンはない。
又、第2図に示した実施例は、デフロスト運転
時も、前記開閉弁41を閉じるごとくしている
が、第1図に示した実施例におけるデフロスト運
転は、一定量の冷媒のみを循環させる構成として
いるため、前記開閉弁41を閉じる必要はない。
尚、前記デフロスト運転は、デフロスト指令に
よりデフロスリレー2DX1が励磁されると、前記
電磁弁23が閉じ、ポンプダウン運転を行なつて
冷媒を前記液溜め部に閉じ込めた後圧縮機1を停
止すると同時に、補助リレー2DX2を励磁して、
前記電磁弁24のソレノイドリレー20LS2を消
磁し、前記電磁弁24を開いて、一定量の冷媒を
流出し、この流出による冷媒の圧力上昇で前記圧
縮機1を駆動し、前記した一定量の冷媒を循環さ
せることにより行なうのである。
又、第1図に示した実施例では前記迂回路40
の入口側を圧縮機1の吐出口に連通する高圧ガス
管6aに接続すると共に、出口側をホツトガスバ
イパス路20におけるホツトガス弁21の下流側
に接続しており、また、第3図に示した実施例で
は前記迂回路40の入口側を圧縮機1の吐出口に
連通する高圧ガス管6aに接続すると共に、出口
側をホツトガス弁21と凝縮器2とを結ぶ高圧ガ
ス管6aに接続している。
従つて、第1図に示した実施例ではホツトガス
バイパス運転時前記ホツトガス弁21のホツトガ
スバイパス路20への弁開度を0%にしても、前
記迂回路40により最低のホツトガスバイパス量
が得られ、この最低量でホツトガスバイパス運転
が可能となる。
之れに対し第3図に示した実施例では、前記ホ
ツトガス弁21のホツトガスバイパス路20への
弁開度を0%にすれば、ホツトガスバイパス運転
は不能になり、前記迂回路40の効果は生じない
のであるが、0%を越えた弁開度にすれば、ホツ
トガスバイパス運転が可能となるだけでなく前記
迂回路40の効果が生じることになる。
また第3図に示した実施例において冷凍運転を
行う場合前記開閉弁41は必ずしも閉鎖する必要
がないが、デフロスト時には必ず閉鎖する必要が
ある。
又、この場合、前記冷凍運転時、前記開閉弁4
1を開放するごとく成せば、前記ホツトガス弁2
1での圧力損失を少なくできるので冷凍能力の低
下を防止できる利点がある。
又、以上説明した実施例において、前記迂回路
40は、高圧ガス管6aとホツトガスバイパス路
20との間又は高圧ガス管6aと凝縮器2への高
圧ガス管6aとの間にそれぞれ接続したが、一つ
の冷凍装置において、これら迂回路をともに設け
てもよい。
また、前記ホツトガス弁21として電動三方弁
を用いたが、二つの二方弁を組合わせてもよい。
また、以上の実施例はコンテナ用冷凍装置に適
用したものであるが、その他、冷蔵庫にも適用で
きる。
又、前記凝縮器としては空冷凝縮器2と水冷凝
縮器3とを併用したが、単一の凝縮器2又は3の
みでもよい。
以上の如く本発明は、前記圧縮機1の吐出側に
前記ホツトガス弁21を側路し、かつ、該ホツト
ガス弁21の下流側に一定量のホツトガスを迂回
させる迂回路40を設け、この迂回路40の出口
側をホツトガスバイパス路20におけるホツトガ
ス弁21の下流側又は、前記凝縮器2の入口側に
接続すると共に、前記迂回路40にホツトガスバ
イパス運転時、前記迂回路40を開放する開閉弁
41を介装したことを特徴とするものであるか
ら、前記蒸発器4にホツトガスをバイパスして吹
出空気温度をチルド領域に制御する場合、前記開
閉弁41を開いて、前記迂回路40を開くことに
より、前記迂回路40の出口側をホツトガスバイ
パス路20におけるホツトガス弁21の弁開度に
関係なく常に一定量のホツトガスを前記ホツトガ
スバイパス路20に迂回させて、前記ホツトガス
弁21を通過するホツトガス量の絶対値を小さく
できるし、また、前記迂回路40の出口側を前記
凝縮器2の入口側に接続する構成によれば、常に
一定量のホツトガスを、前記ホツトガス弁21に
対し前記凝縮器2の入口側に迂回させて、前記ホ
ツトガス弁21を通過するホツトガス量の絶対値
を小さくできるのであり、従つて、前記迂回路4
0の出口側をホツトガスバイパス路20における
ホツトガス弁21の下流側に接続する場合及び凝
縮器2の入口側に接続する場合の何れの場合で
も、前記ホツトガス弁21の弁開度変化によるホ
ツトガスバイパス量の変化の割合を小さくできる
のである。
この結果、負荷の変動で吹出空気温度が変化し
ても、この温度変化に伴なうホツトガスバイパス
量の変化が小さいため、このホツトガスバイパス
量の変化による吹出空気温度の変化を小さくで
き、吹出空気温度が設定温度に対し大きくハンチ
ングするのを少なくして設定温度に追従させられ
るのであり、吹出空気温度を設定温度に安定させ
るまでの時間を短縮できるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明冷凍装置の一実施例を示す冷媒
配管系統図、第2図は第1図に示した冷凍装置の
電気回路図、第3図は別の実施例を示す概略の冷
媒配管系統図、第4図は従来例を示す冷媒配管系
統図である。 1……圧縮機、2,3……凝縮器、4……蒸発
器、20……ホツトガスバイパス路、21……ホ
ツトガス弁、40……迂回路、41……開閉弁。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 圧縮機1と凝縮器2,3と蒸発器4と膨張機
    構5とを備え、前記圧縮機1の吐出側と蒸発器4
    の入口側との間に、前記圧縮機1から吐出される
    ホツトガスを、前記凝縮器2,3を側路して前記
    蒸発器4にバイパスさせるホツトガスバイパス路
    20を設けると共に、前記ホツトガスバイパス路
    20への弁開度を0%〜100%に制御可能とし、
    前記蒸発器4へのホツトガスバイパス量を制御す
    るホツトガス弁21を備え、該ホツトガス弁21
    の弁開度を0%を越えた弁開度で行うホツトガス
    バイパス運転を可能にした冷凍装置において、前
    記圧縮機1の吐出側に前記ホツトガス弁21を側
    路し、かつ、該ホツトガス弁21の下流側に一定
    量のホツトガスを迂回させる迂回路40を設け、
    この迂回路40の出口側をホツトガスバイパス路
    20におけるホツトガス弁21の下流側に接続す
    ると共に、前記迂回路40にホツトガスバイパス
    運転時、前記迂回路40を開放する開閉弁41を
    介装していることを特徴とする冷凍装置。 2 圧縮機1凝縮器2,3と、蒸発器4と膨張機
    構5とを備え、前記圧縮機1の吐出側と蒸発器4
    の入口側との間に、前記圧縮機1から吐出される
    ホツトガスを、前記凝縮器2,3を側路して蒸発
    器4にバイパスさせるホツトガスバイパス路20
    を設けると共に、前記ホツトガスバイパス路20
    への弁開度を0%〜100%に制御可能とし、前記
    蒸発器4へのホツトガスバイパス量を制御するホ
    ツトガス弁21を備え、該ホツトガス弁21の弁
    開度を0%を越えた弁開度で行うホツトガスバイ
    パス運転を可能にした冷凍装置において、前記圧
    縮機1の吐出側に前記ホツトガス弁21を側路
    し、かつ、前記ホツトガス弁21の下流側に一定
    量のホツトガスを迂回させる迂回路40を設け、
    この迂回路40の出口側を前記凝縮器2の入口側
    に接続すると共に、前記迂回路40にホツトガス
    バイパス運転時前記迂回路40を開放する開閉弁
    41を介装していることを特徴とする冷凍装置。
JP7177283A 1983-04-23 1983-04-23 冷凍装置 Granted JPS59197766A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5760160A (en) * 1980-09-30 1982-04-10 Daikin Ind Ltd Refrigerating plant for container

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JPS5760160A (en) * 1980-09-30 1982-04-10 Daikin Ind Ltd Refrigerating plant for container

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