JPH057768A - Co▲2▼の海洋処理方法 - Google Patents

Co▲2▼の海洋処理方法

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JPH057768A
JPH057768A JP3190545A JP19054591A JPH057768A JP H057768 A JPH057768 A JP H057768A JP 3190545 A JP3190545 A JP 3190545A JP 19054591 A JP19054591 A JP 19054591A JP H057768 A JPH057768 A JP H057768A
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JP
Japan
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seawater
liquid
pump
pipe
deep sea
Prior art date
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Pending
Application number
JP3190545A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuo Kawamura
哲雄 河村
Kiyohito Otsubo
清仁 大坪
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by IHI Corp filed Critical IHI Corp
Priority to JP3190545A priority Critical patent/JPH057768A/ja
Publication of JPH057768A publication Critical patent/JPH057768A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B09DISPOSAL OF SOLID WASTE; RECLAMATION OF CONTAMINATED SOIL
    • B09BDISPOSAL OF SOLID WASTE
    • B09B1/00Dumping solid waste
    • B09B1/002Sea dumping

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Environmental & Geological Engineering (AREA)
  • Carbon And Carbon Compounds (AREA)
  • Physical Or Chemical Processes And Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 液体CO2をクラスレート化し、深海中に注
入する。 【構成】 下端に絞り部分13を設けられた内管4と該
内管4を覆う外套管5とよりなり、前記内管4にその吐
出側を連通された液体CO2注入ポンプ2と前記内管4
と外套管5との間の空間8にその吸引側を連通されその
吐出側を内管4に連通された海水ポンプ3とを備えたC
2注入管7を深海中に垂下し、前記液体CO2注入ポン
プ2によって液体CO2を前記内管4を通して深海中へ
圧送し、前記海水ポンプ2により前記空間8を通して深
海の低温海水を吸い上げ、該低温海水により前記内管4
内を流動する液体CO2を所定温度以下に冷却保持し、
高圧下で冷却された液体CO2と海水中のH2Oを反応さ
せることによりCO2を包接するクラスレート化合物1
1とし、該クラスレート化合物11と海水の混合流体を
内管4先端から深海中へ注入する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、CO2の海洋処理方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】大気中の微量ガス(例えば水蒸気、炭酸
ガス、フレオンガスなど)が地表面から放出される赤外
線を吸収して宇宙空間へ逃げるべき熱を地表面に戻すた
め気温が上昇するという温室効果が働き、これにより気
候が温暖化する可能性が指摘されている。特に近年は人
工源の炭酸ガスなどが増加する傾向にあり、ボイラの排
ガスなどに含まれているCO2が問題視されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
ボイラの排ガス等に含まれるCO2の処理に関しては、
未だ効果的な対策が実用化されていない。
【0004】本発明は、前述の実情に鑑み、CO2と水
を反応させてCO2を包接するクラスレート化合物と
し、深海中へ注入するCO2の海洋処理方法を提供する
ことを目的としてなしたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、下端
に絞り部分を設けられた内管と該内管を覆う外套管とよ
りなり、前記内管にその吐出側を連通された液体CO2
注入ポンプと前記内管と外套管との間の空間にその吸引
側を連通されその吐出側を内管に連通された海水ポンプ
とを備えたCO2注入管を深海中に垂下し、前記液体C
2注入ポンプによって液体CO2を前記内管を通して深
海中へ圧送し、前記海水ポンプにより前記空間を通して
深海の低温海水を吸い上げ、該低温海水により前記内管
内を流動する液体CO2を所定温度以下に冷却保持し、
高圧下で冷却された液体CO2と海水中のH2Oを反応さ
せることによりCO2を包接するクラスレート化合物と
し、該クラスレート化合物と海水の混合流体を内管先端
から深海中へ注入することを特徴とするCO2の海洋処
理方法にかかるものである。
【0006】請求項2の発明は、下端に絞り部分を設け
られた内管と該内管を覆う外套管とよりなり、前記内管
にその吐出側を連通された液体CO2注入ポンプと前記
内管と外套管との間の空間にその吸引側を連通されその
吐出側を内管に連通された海水ポンプとを備えたCO2
注入管を深海中に垂下し、海水ポンプ吐出側と内管との
連結配管を閉じて深海海底の凹部に液体CO2を注入
し、その後前記連結配管を開いて前記液体CO2注入ポ
ンプからの液体CO2と海水ポンプからの海水を前記内
管を通して深海中へ圧送し、前記海水ポンプにより前記
空間を通して深海の低温海水を吸い上げ、該低温海水に
より前記内管内を流動する液体CO2と海水を所定温度
以下に冷却保持し、高圧下で冷却された液体CO2と海
水中のH2Oを反応させることによりCO2を包接するク
ラスレート化合物とし、該クラスレート化合物と海水の
混合流体を内管先端から吐出し、先に深海海底凹部に注
入した液体CO2の上面を前記クラスレート化合物によ
り覆うことを特徴とするCO2の海洋処理方法にかかる
ものである。
【0007】
【作用】請求項1の発明によれば、海水ポンプを作動し
て外套管を通して吸い上げる低温度の深海水により、内
管内のCO2とH2Oが比較的高温の海面近くの海水から
熱を吸収しないよう遮断すると共に、内管内をCO2
包接するクラスレート化合物の生成に適した低温度に冷
却し該低温度を維持すると、管内を流動するCO2とH2
Oは反応を起こしてCO2を包接するクラスレート化合
物となり、内管先端から深海中へ放出され、低温度と高
圧下の深海中において安定した形態を持続する。
【0008】また、請求項2の発明によれば、深海海底
凹部に注入した液体CO2は表面がCO2を包接するクラ
スレート化合物により封じ込まれて安定な状態に保たれ
る。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説
明する。
【0010】図1は本発明のCO2の海洋処理方法の概
略を表わす側面図、図2は図1のCO2の海洋処理方法
に関連するCO2注入装置の概略を示す断面図である。
【0011】海上基地1内に液体CO2注入ポンプ2を
設け、該液体CO2注入ポンプ2の近傍に海水ポンプ3
を設ける。
【0012】さらに、前記液体CO2注入ポンプ2の吐
出側に連通し、注入ポンプ2の作動によりCO2を海中
へ圧送し得る内管4と、該内管4を覆う外套管5とより
なり、且つ海上基地1から深海海底6へ延びるCO2
入管7を設け、該注入管7の内管4と外套管5との間の
空間8を前記海水ポンプ3の吸引側へ接続し、海水ポン
プ3の作動により海水を深海中から海上基地1内へ吸い
上げ得るよう形成する。また内管4の下端部は絞り部分
13等を設け深海への圧送が可能な構造とする。
【0013】また、前記海水ポンプ3の吐出側に接続
し、先端を二股に分岐し、その一方が前記液体CO2
入ポンプ2の吐出側の内管4へ連通し、他方が海上基地
1外の海中へ通じる吐出管10を設け、該吐出管10の
一方には弁15が設けられ深海中へ液体CO2を注入す
る時弁15を閉じ弁16を開き、クラスレート化合物を
生成する場合には弁15を開き、吐出管10の他方の弁
16の開度を調節し海水の流量を調節する。符号9は液
体CO2注入ポンプ2の吸引側に接続されたCO2供給ル
ートを示し、符号11は海底に放出されたクラスレート
化合物を示し、符号12は海上基地へ物資を補給するた
めの輸送船である。なお、符号14は深海中の凹部であ
る。
【0014】次に作動について説明する。海上基地1か
ら300m〜3000mの深海海底6近くまでCO2
入管7を垂下し、液体CO2注入ポンプ2を作動するこ
とによりCO2供給ルート9から液体CO2を吸入して内
管4へ吐出し、海水ポンプ3を作動することにより内管
4と外套管5との間の空間8を通して低温度の深海海水
を吸い上げ、該海水の一部を海水ポンプ3吐出側に連結
した吐出管10の一方の先端から内管4へ供給して内管
4を流れるCO2と混合して深海海底6へ圧送する。こ
のとき海水の残余は吐出管10の他方先端から海中へ排
出する。
【0015】海水ポンプ3により空間8を通して吸い上
げる低温度の深海の海水によって、内管4内を流動する
CO2とH2Oが比較的高温の海面近くの海水から熱を吸
収しないよう遮断すると共に、絞り部分13によって圧
力が上昇された内管4内をCO2を包接するクラスレー
ト化合物11の生成に適した低温度に冷却し、さらに該
低温度を維持することにより、内管4内のCO2とH2
の一部が反応を起こしてCO2を包接するクラスレート
化合物11となり、残りは内管4先端から深海中へ放出
された時にクラスレート化合物11となる。而して、深
海中に放出されたクラスレート化合物11は低温度と高
圧下の深海において極めて安定した形態を持続する。
【0016】前記によれば、所定の温度と圧力の条件下
において、CO2とH2Oが形状的に安定した包接化合物
となり、しかも海水中で沈降するようになるので、一定
の低温度と高圧の条件下にある深海海底6へ投棄しても
海中で散逸することがなく極めて安全である。
【0017】または深海海底の凹部14に液体CO2
注入したあと、その上面をCO2を包接するクラスレー
ト化合物11によって覆うことにより、深海海底に液体
CO2を封じ込み得る。
【0018】なお、本発明は前述の実施例にのみ限定さ
れるものではなく、例えば、CO2を包接するクラスレ
ート化合物を製造する基地を陸上に設け、深海海中へ延
びるCO2注入管を地表下に埋没して設けてもよいこ
と、その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において
種々変更を加え得ることは勿論である。
【0019】
【発明の効果】本発明のCO2の海洋処理方法によれ
ば、所定の温度と圧力の条件下において、形状的に安定
したCO2を包接するクラスレート化合物を、液体CO2
のガス化を抑え、クラスレートの生成しやすい低温域に
保つため比較的低温の深海水と混合する事により生成
し、該クラスレート化合物を一定の低温度と高圧の条件
下にある深海中に注入する。または深海海底凹部に液体
CO2を注入して該液体CO2を前記クラスレート化合物
により覆うようにすれば液体CO2を安定した状態で海
底に閉じ込み得られてCO2が海中で散逸することがな
く極めて安全であり、何れの処理方法によっても事後の
メンテナンスを必要とせず、長期的にみれば経済的にも
有用であるなど種々の優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のCO2の海洋処理方法の概略を表わす
側面図である。
【図2】図1のCO2の海洋処理方法に関連するCO2
入装置の概略を示す断面図である。
【符号の説明】
2 液体CO2注入ポンプ 3 海水ポンプ 4 内管 5 外套管 7 CO2注入管 8 空間 11 クラスレート化合物 14 凹部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下端に絞り部分を設けられた内管と該内
    管を覆う外套管とよりなり、前記内管にその吐出側を連
    通された液体CO2注入ポンプと前記内管と外套管との
    間の空間にその吸引側を連通されその吐出側を内管に連
    通された海水ポンプとを備えたCO2注入管を深海中に
    垂下し、前記液体CO2注入ポンプによって液体CO2
    前記内管を通して深海中へ圧送し、前記海水ポンプによ
    り前記空間を通して深海の低温海水を吸い上げ、該低温
    海水により前記内管内を流動する液体CO2を所定温度
    以下に冷却保持し、高圧下で冷却された液体CO2と海
    水中のH2Oを反応させることによりCO2を包接するク
    ラスレート化合物とし、該クラスレート化合物と海水の
    混合流体を内管先端から深海中へ注入することを特徴と
    するCO2の海洋処理方法。
  2. 【請求項2】 下端に絞り部分を設けられた内管と該内
    管を覆う外套管とよりなり、前記内管にその吐出側を連
    通された液体CO2注入ポンプと前記内管と外套管との
    間の空間にその吸引側を連通されその吐出側を内管に連
    通された海水ポンプとを備えたCO2注入管を深海中に
    垂下し、海水ポンプ吐出側と内管との連結配管を閉じて
    深海海底の凹部に液体CO2を注入し、その後前記連結
    配管を開いて前記液体CO2注入ポンプからの液体CO2
    と海水ポンプからの海水を前記内管を通して深海中へ圧
    送し、前記海水ポンプにより前記空間を通して深海の低
    温海水を吸い上げ、該低温海水により前記内管内を流動
    する液体CO2と海水を所定温度以下に冷却保持し、高
    圧下で冷却された液体CO2と海水中のH2Oを反応させ
    ることによりCO2を包接するクラスレート化合物と
    し、該クラスレート化合物と海水の混合流体を内管先端
    から吐出し、先に深海海底凹部に注入した液体CO2
    上面を前記クラスレート化合物により覆うことを特徴と
    するCO2の海洋処理方法。
JP3190545A 1991-07-04 1991-07-04 Co▲2▼の海洋処理方法 Pending JPH057768A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6145345U (ja) * 1984-08-27 1986-03-26 株式会社学習研究社 蓋止めホルダ−
US6568105B1 (en) 1997-10-23 2003-05-27 Ando Electric Co., Ltd. External cavity laser type light source
JP2010142754A (ja) * 2008-12-19 2010-07-01 Taisei Corp 二酸化炭素圧入井および二酸化炭素の地中圧入方法

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