JPH0577663A - 有軌道移動体の給電装置 - Google Patents

有軌道移動体の給電装置

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JPH0577663A
JPH0577663A JP13804791A JP13804791A JPH0577663A JP H0577663 A JPH0577663 A JP H0577663A JP 13804791 A JP13804791 A JP 13804791A JP 13804791 A JP13804791 A JP 13804791A JP H0577663 A JPH0577663 A JP H0577663A
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JP
Japan
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moving body
trolley
trolley wire
power
phase
Prior art date
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Pending
Application number
JP13804791A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Miya
謙司 宮
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IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Publication date
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Publication of JPH0577663A publication Critical patent/JPH0577663A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電力供給により軌道上を平面的に移動可能と
された移動体に対し常時安全に給電を可能とするととも
に、移動体の稼働率を向上させる。 【構成】 給電装置1は、縦方向に複数本のトロリー線
2A、2B、2C、2D、2E・・・と、横方向に複数
本のトロリー線3A、3B、3C、3D、3E・・・と
から構成するとともに、トロリー線2B〜2Dには3相
交流を供給し、トロリー線3B〜3Dには3相交流を供
給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電力供給により軌道上
を平面的に移動可能とされた移動体に対し常時安全に給
電を可能とするとともに、移動体の稼働率を向上させる
場合に好適な有軌道移動体の給電装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば工場や倉庫等の建屋内でガ
ントリークレーンや無人搬送台車等の移動体を移動させ
る場合には、動力源として原動機やバッテリ等を移動体
に積載し、例えば原動機によってガントリークレーンを
移動させたり、例えばバッテリから無人搬送台車の駆動
機構部へ給電することによって移動させる方式がある。
他方、工場や倉庫等の建屋内で移動体の走行方向を例え
ば直角方向等へ変換する場合には、建屋内の床に例えば
ターンテーブルを予め布設しておき、該ターンテーブル
により移動体の走行方向を直角方向等へ変換する方式が
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来技術においては下記の如くの問題があった。即
ち、移動体に積載したバッテリから移動体駆動部へ給電
することにより移動体を走行させる方式においては、定
期的にバッテリの充電を行う必要があるためバッテリ管
理が煩雑化するという問題があり、また、移動体に積載
した原動機により移動体を走行させる方式においては、
建屋内で原動機から排出される排気ガスを建屋外へ放出
する排気ガス処理を行う必要がある等の問題がある。他
方、ターンテーブルにより移動体の走行方向を変換する
方式においては、工場や倉庫等の床に布設したターンテ
ーブルが邪魔となったり、ターンテーブルの機構上の面
から移動体の走行方向を迅速且つ円滑に変換できない等
の問題がある。
【0004】本発明は前記課題を解決するもので、電力
供給により軌道上を平面的に移動可能とされた移動体に
対し常時安全に給電を可能とするとともに、移動体の稼
働率を向上させることを達成した有軌道移動体の給電装
置の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、複数の集電子を備えた移動体へ該集電子
を介して3相交流電力を供給することにより、前記移動
体を平面的に配置された軌道上を移動させるようにした
有軌道移動体の給電装置であって、前記移動体の上方ま
たは下方に配設され、前記移動体の集電子との接触箇所
のうち所定箇所が導体からなり3相交流の各相電力が供
給される3本のトロリー線、及び前記移動体の集電子と
の接触箇所が絶縁体からなる複数のトロリー線を有する
第1のトロリー線群と、前記移動体の上方または下方に
且つ前記第1のトロリー線群と直交状態に配設され、前
記移動体の集電子との接触箇所のうち所定箇所が導体か
らなり3相交流の各相電力が供給される3本のトロリー
線、及び前記移動体の集電子との接触箇所が絶縁体から
なる複数のトロリー線を有する第2のトロリー線群とを
具備してなり、前記移動体の複数の集電子のうち常時3
個の集電子が、前記第1のトロリー線群のうち3相交流
の各相電力が供給される3本のトロリー線の導体、また
は前記第2のトロリー線群のうち3相交流の各相電力が
供給される3本のトロリー線の導体と接触状態となるよ
うに、前記第1及び第2のトロリー線群を配置したこと
を特徴とする。
【0006】
【作用】本発明によれば、給電装置を構成する第1のト
ロリー線群と第2のトロリー線群とを、移動体の各集電
子のうち常時3個の集電子が、第1のトロリー線群中、
3相交流電力を供給する3本のトロリー線の導体、また
は第2のトロリー線群中、3相交流電力を供給する3本
のトロリー線の導体と接触状態となるように配設してい
るため、移動体に対して常時安全に給電を行うことが可
能となる。また、移動体へ常時給電を行うため、移動体
の稼働率を大幅に向上させることが可能となる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本実施例の有軌道移動体の給電装置1の構
成を示す平面図であり、該給電装置1は例えば工場や倉
庫等の建屋内の床に配設された直交する移動路上方の天
井に設置されており、移動路上を電力供給により走行可
能とされた移動体(例えばガントリークレーン、無人搬
送台車等)の駆動部に対し3相交流電力を供給するよう
になっている。建屋内の天井に設置された給電装置1
は、天井面の一方向へ複数本配置されたトロリー線2
A、2B、2C、2D、2E・・・と、前記方向に対し
直角方向へ複数本配置されたトロリー線3A、3B、3
C、3D、3E・・・とから大略構成されている。この
場合、前記トロリー線2B、2C、2Dには3相交流電
力のうちR相電力、S相電力、T相電力が各々供給さ
れ、また、前記トロリー線3B、3C、3Dには3相交
流電力のうちR相電力、S相電力、T相電力が各々供給
されるようになっている。また、図中C1〜C19で示
すものは、前記トロリー線からの給電を受けて建屋内の
移動路上を走行する移動体の上部に配設されたコレクタ
(集電子)である。
【0008】給電装置1を構成する前記複数本のトロリ
ー線2A・・・3A・・・のうち図1の斜線部分4は導
体を絶縁カバーで被覆したトロリー線であり、図1の白
線部分5は絶縁体を絶縁カバーで被覆したトロリー線で
ある。即ち、斜線部分4で示すトロリー線は図2に示す
如く、断面が略S字状とされた導体6の上部及び側部を
絶縁カバー7により被覆した構造とされており、白線部
分5で示すトロリー線は図3に示す如く、断面が略S字
状とされた絶縁体8の上部及び側部を絶縁カバー9によ
り被覆した構造とされている。この場合、図1における
斜線部分4が交差した箇所は、縦横2本ずつのトロリー
線によって形成される正方形(区画)の対角線方向に沿
って規則的に配置されている。そして、移動体の駆動部
に対しては前記トロリー線の導体6から移動体のコレク
タを介して電流が供給されるようになっており、移動体
上部に配設された19個のコレクタのうち常時3個のコ
レクタが、斜線部分4のトロリー線の導体6と接触する
ことにより、移動体に対し3相交流電力が給電されるよ
うになっている。この場合、建屋天井には、白線部分5
で示すトロリー線を設置する代りに、例えば絶縁体を埋
設する構成とすることも可能である。尚、図1の矢印は
移動体の走行方向である。
【0009】次に、上記の如く構成した本実施例の給電
装置により給電された移動体の走行動作を説明する。建
屋内の床面の移動路上における移動体の走行に際して
は、給電装置1のトロリー線2B、2C、2D、3B、
3C、3Dへ3相交流電力を給電しておく。例えば移動
体が、移動体駆動部に対し移動体上部のコレクタC7、
C10、C13を介して3相交流が給電されている位
置、即ち、移動体上部のコレクタと建屋天井のトロリー
線とが図1に示す如くの対応関係にある位置から、移動
体上部のコレクタと建屋天井のトロリー線とが例えば図
4に示す対応関係となる位置へ走行した場合、斜線部分
のトロリー線2の導体6と接触していた移動体上部のコ
レクタC7、C10、C13は、トロリー線を摺動して
白線部分のトロリー線の絶縁体8へ接触する一方、白線
部分のトロリー線の絶縁体8と接触していた移動体上部
のコレクタC16、C17、C18は、トロリー線を摺
動して斜線部分のトロリー線の導体6へ接触する。これ
により、移動体に対してはトロリー線2B〜2D、3B
〜3Dの導体6から移動体上部のコレクタを介して常時
3相交流電力が給電されるため、移動体は建屋内の移動
路の所定位置まで迅速且つ円滑に走行することができ
る。他方、移動体がそれまでの走行方向に対して直角方
向へ方向変換する場合も、上記と同様に移動体に対しト
ロリー線2B〜2D、3B〜3Dの導体6から移動体上
部のコレクタを介して常時3相交流電力が給電されるこ
とにより、走行方向を直角方向へ迅速且つ円滑に変更し
て走行することができる。
【0010】即ち、本実施例によれば、従来の如く移動
体にバッテリや原動機を積載して走行駆動する場合と比
較し、バッテリの充電管理や原動機の排気ガス処理が不
要となり、移動体に対して常時安全に給電を行うことが
できるとともに、移動体の稼働率の向上を達成すること
ができる。また、従来の如く移動体の走行方向をターン
テーブルにより変換する場合と比較し、移動体の走行方
向を迅速且つ円滑に変換することができる。
【0011】尚、本発明には下記各項の変形例がある。 上記実施例ではトロリー線を図1に示す如く碁盤目状
に配列する構成としたが、これに限定されず、トロリー
線を例えば図5に示す如くの形状に配列することも可能
であり、この場合も上記実施例と同様の効果を奏する。 また、トロリー線を例えば図6に示す如くの形状に配
列することも可能であり、この場合も上記実施例と同様
の効果を奏する。 上記実施例ではトロリー線を建屋内の天井に設置する
構成としているが、これに限定されず、建屋内の床に設
置することも可能である。尚、上記実施例及び該変形例
においては、建屋内は移動体の上方または下方に前記ト
ロリー線の布設が可能な空間を有するものであればよ
い。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、下
記各項の効果を奏することができる。 移動体に対して常時安全に給電を行うことが可能とな
る。また、移動体へ常時給電を行うため、移動体の稼働
率を大幅に向上させることができる。 従来の如く、バッテリ積載の移動体のように定期的に
バッテリ充電を行う必要があるためにバッテリ管理が煩
雑化する等の不具合や、原動機積載の移動体のように原
動機から建屋内へ排出される排気ガス処理を行う必要が
ある等の不具合や、移動体走行方向変換用としてターン
テーブルを使用する場合にターンテーブルが邪魔となっ
たり走行方向を迅速且つ円滑に変換できない等の不具合
を解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の給電装置の構成を示す平面図
である。
【図2】本実施例の導体を内蔵したトロリー線の拡大断
面図である。
【図3】本実施例の絶縁体を内蔵したトロリー線の拡大
断面図である。
【図4】本実施例の給電装置の構成を示す平面図であ
る。
【図5】変形例の給電装置の構成を示す平面図である。
【図6】変形例の給電装置の構成を示す平面図である。
【符号の説明】
1 給電装置 2A、2B、2C、2D、2E トロリー線 3A、3B、3C、3D、3E トロリー線 6 導体 7 絶縁カバー 8 絶縁体 9 絶縁カバー C1〜C19 コレクタ(集電子)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の集電子を備えた移動体へ該集電子
    を介して3相交流電力を供給することにより、前記移動
    体を平面的に配置された軌道上を移動させるようにした
    有軌道移動体の給電装置であって、 前記移動体の上方または下方に配設され、前記移動体の
    集電子との接触箇所のうち所定箇所が導体からなり3相
    交流の各相電力が供給される3本のトロリー線、及び前
    記移動体の集電子との接触箇所が絶縁体からなる複数の
    トロリー線を有する第1のトロリー線群と、 前記移動体の上方または下方に且つ前記第1のトロリー
    線群と直交状態に配設され、前記移動体の集電子との接
    触箇所のうち所定箇所が導体からなり3相交流の各相電
    力が供給される3本のトロリー線、及び前記移動体の集
    電子との接触箇所が絶縁体からなる複数のトロリー線を
    有する第2のトロリー線群とを具備してなり、 前記移動体の複数の集電子のうち常時3個の集電子が、
    前記第1のトロリー線群のうち3相交流の各相電力が供
    給される3本のトロリー線の導体、または前記第2のト
    ロリー線群のうち3相交流の各相電力が供給される3本
    のトロリー線の導体と接触状態となるように、前記第1
    及び第2のトロリー線群を配置したことを特徴とする有
    軌道移動体の給電装置。
JP13804791A 1991-06-10 1991-06-10 有軌道移動体の給電装置 Pending JPH0577663A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004083510A1 (de) * 2003-03-15 2004-09-30 Saurer Gmbh & Co. Kg Vorrichtung und verfahren zum spinnen und ablegen einer synthetischen fadenschar zur vlieserzeugung
FR2862986A1 (fr) * 2003-11-27 2005-06-03 Rieter Perfojet Machine de production de non-tisse, son procede de reglage et non-tisse obtenu

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004083510A1 (de) * 2003-03-15 2004-09-30 Saurer Gmbh & Co. Kg Vorrichtung und verfahren zum spinnen und ablegen einer synthetischen fadenschar zur vlieserzeugung
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Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20011106