JPH057761A - シヨツト製造装置及びプロセス - Google Patents

シヨツト製造装置及びプロセス

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JPH057761A
JPH057761A JP3161805A JP16180591A JPH057761A JP H057761 A JPH057761 A JP H057761A JP 3161805 A JP3161805 A JP 3161805A JP 16180591 A JP16180591 A JP 16180591A JP H057761 A JPH057761 A JP H057761A
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shot
alloy
plate
orifices
selenium
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JP3161805A
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Loren E Hendrix
イー ヘンドリツクス ローレン
Alan B Mistrater
ビー ミストレイター アレン
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Original Assignee
Xerox Corp
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22FWORKING METALLIC POWDER; MANUFACTURE OF ARTICLES FROM METALLIC POWDER; MAKING METALLIC POWDER; APPARATUS OR DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR METALLIC POWDER
    • B22F9/00Making metallic powder or suspensions thereof
    • B22F9/02Making metallic powder or suspensions thereof using physical processes
    • B22F9/06Making metallic powder or suspensions thereof using physical processes starting from liquid material
    • B22F9/08Making metallic powder or suspensions thereof using physical processes starting from liquid material by casting, e.g. through sieves or in water, by atomising or spraying
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29BPREPARATION OR PRETREATMENT OF THE MATERIAL TO BE SHAPED; MAKING GRANULES OR PREFORMS; RECOVERY OF PLASTICS OR OTHER CONSTITUENTS OF WASTE MATERIAL CONTAINING PLASTICS
    • B29B13/00Conditioning or physical treatment of the material to be shaped
    • B29B13/02Conditioning or physical treatment of the material to be shaped by heating
    • B29B13/022Melting the material to be shaped

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Manufacture Of Metal Powder And Suspensions Thereof (AREA)
  • Carbon And Carbon Compounds (AREA)
  • Furnace Charging Or Discharging (AREA)
  • Continuous Casting (AREA)
  • Glanulating (AREA)
  • Powder Metallurgy (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 清掃を要すること無く長期間にわたって均一
なサイズのショットの形成を可能にする。 【構成】 溶融した材料を入れるチャンバと、その溶融
した材料を通して滴を形成することの出来る複数のオリ
フィスを持った板を有するショット製造装置であって、
該チャンバ内の溶融した材料は最初に該板の上面に接触
し、該板の底面は、該オリフィスが貫通する突起を有
し、各突起の長さは、該突起を貫通する該オリフィスの
全長の少なくとも50%であり、該装置は、炭化ケイ素
と合金とから成るグループから選ばれた材料から作ら
れ、この合金は、約50〜約70重量%のニッケル、約
11〜約22重量%のモリブデン、約11〜約22重量
%のクロム、0〜約10重量%の鉄、0〜約10重量%
のタングステン、0〜約1重量%のマンガン、及び0〜
約1重量%のシリコンを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、液状の材料から固形のビード又
はショット(shot) を調製する装置及びプロセスに関す
る。特に本発明は、合金などの液体から固形のビード又
はショットを形成する装置に関するものであり、この装
置は、溶融した材料を入れるチャンバと、その溶融した
材料を通して滴を形成することの出来る複数のオリフィ
スを持った板とから成り、この装置においては、該チャ
ンバ内の溶融した材料は最初に該板の上面に接触し、該
板の底面は、該オリフィスが貫通する突起を有し、各突
起の長さは、該突起を貫通する該オリフィスの全長の少
なくとも50%であり、該装置は、炭化ケイ素と合金と
から成るグループから選ばれた材料のものであり、この
合金は、約50〜約70重量%のニッケル、約11〜約
22重量%のモリブデン、約11〜約22重量%のクロ
ム、0〜約10重量%の鉄、0〜約10重量%のタング
ステン、0〜約1重量%のマンガン、及び0〜約1重量
%のシリコンから成る。本発明は、本発明の装置でショ
ットを作るプロセスにも関する。
【0002】
【従来の技術】合金などの液体から固形のショット又は
ビードを調製するプロセスが知られている。一般に、そ
のプロセスは、高いショットタワーの上の滴下パン又は
ショッターにその液体を注ぎ込む工程を備える。その滴
下パン又はショッターの底は穿孔されていて、溶融した
材料はその穴を通過して、球形をなす別々の粒子又はド
ロップとしてパンから離れ、凝固し、水中に落下する。
米国特許第259,120号(Farrell)は、ドロップショ
ットを作るためのケトルを開示している。このケシル
は、鉄製であるのが好ましいが、その底に穴を有し、そ
の穴は、溶融した材料の該穴への流れを遅らせるため
に、該ケトルの底の内面又は上面において円錐形に広げ
られている。また、米国特許第2,287,029号(Dowd
ell)は、鉛合金ショットを作る方法を開示しており、こ
の方法は、0.5〜10%のマグネシウムと90〜99.5
%の鉛とから成る溶融した合金を、穿孔された板の上面
に供給して、その板を通して水蒸気及び酸素を含まない
炭化水素ガスの雰囲気中を滴下させる。更に、米国特許
第2,510,574号(Greenhalgh) は、液体の材料から
球形のペレットを形成するプロセスを開示しており、こ
のプロセスは、液状材料の連続的な流れを開口部を通し
て流し、その流れを均一な大きさの離散的小球体に確実
に分散させるためにその連続流の速度の、該連続流の直
径の3.25〜5.75倍の除数に対する比によって決まる
周波数の振動をその流れに加え、その小球体を、それら
が凝固してしまうまで離ればなれに保つ工程から成る。
また、米国特許第2,268,888号(Mericola) は、溶
解させた化学物質を凝固した滴又はペレットに形成する
ための方法及び装置を開示している。このプロセスは、
溶けた後をドロップ形成チャンバの中に入れ、その中を
通過させて外へ循環させ、滴の形で循環させられている
ものよりも小さい材料部分を該チャンバから撤去し、そ
れらを冷却面上に落下させて凝固したペレットを形成
し、循環の率を変化させることによって材料のその部分
の温度及び流動性を該チャンバ内で瞬間的に制御する工
程から成る。該装置は、材料を受け入れるチャンバと、
該チャンバの底を貫通して延在する複数のチャンバとか
ら成り、そのチューブの下端部は外部が円錐状となって
おり、上端部は水平に対して角度をもって配置されてい
る。
【0003】米国特許第3,274,642号(Cramer)
は、溶融した液状の硝酸アンモニウムから固形の球状微
粒を形成する装置を開示している。該装置は、複数の不
動の静止した液体容器を頂部に備えたタワーと、該容器
の各々の底を形成していて、液状の硝酸アンモニウムの
自由な落下流の通過を許すオリフィス板と、音響発生シ
ステムと、該板に通じていて該板の下部から下がる音響
チャンバと、該音響発生システムと該音響チャンバとを
連通させる手段と、音響振動を該流れに衝突させる手段
と、冷却ガスとから成る。また、米国特許第1,951,7
90号(Curran)は、アスファルトを処理する方法及び
装置を開示しており、この装置は、受容器と、底が開い
ている筒状のシェルと、該シェルを該受容器の真上に実
質的に垂直に且つ該受容器から離間させて支持する手段
と、該シェルの側壁を囲む環状のチャンバと、該チャン
バを通して流体を循環させる手段と、液体を複数の流れ
の形で該シェルの上部に導入する手段とから或る。
【0004】セレン合金のビード又はショットを形成す
るショット製造プロセスも知られており、例えば米国特
許第4,414,179号に開示されている。例えば、米国
特許第4,894,307号、米国特許第4,859,411
号、米国特許第4,842,973号、及び米国特許第4,8
22,712号(この各々の開示内容の全部を参照により
本書の一部とする)に開示されている様に、電子写真結
像部材又は受光体を調製するためにセレン合金のショッ
ト又はビードが真空蒸着プロセスにしばしば使用され
る。典型的には、溶融したセレンは非常に反応しやすい
ので、溶融したセレン合金は、セレン合金とショッター
材料との反応生成物によるセレン合金の汚染を最小限に
するために石英のショッターを通される。しかし公知の
石英ショッターには幾つかの欠点がある。例えば、石英
は、壊れやすい脆い物質である。また、石英は、例えば
ステンレススチールなどの、ショッターを作るのに一般
的に使用される材料よりは遥かにセレン及びセレン合金
と反応しにくいけれども、石英ショッターを通過するセ
レン合金を汚染する可能性がある。セレン合金ショット
における石英汚染は、石英が受光体上にも蒸着するの
で、合金ショットの真空蒸着により調整された受光体に
表面欠陥をもたらす結果となる可能性を持っている。0.
5〜6時間の運転後には、所望のサイズより大きいビー
ド又はショットが形成される結果となるので、セレン又
はセレン合金のビード又はショットを調製するのに使用
される公知のショッターは一般に0.5〜6時間後にシス
テムから取り外されて清掃されなければならない。
【0005】従って、公知のショット製造装置及びプロ
セスは、その所期の目的には適しているけれども、溶融
した材料からショット又はビードを調製する改良された
装置及びプロセスが求められている。また、ショット製
造装置の清掃を要すること無く、長期にわたって均一な
サイズのビード又はショットの形成を可能にする改良さ
れたショット製造装置及びプロセスが求められている。
更に、セレン又はセレン合金のショット又はビードを調
製するのに適した改良されたショット製造装置及びプロ
セスが求められている。また、電子写真受光体を形成す
るためにショット又はビードが真空蒸着されるときに表
面欠陥を殆ど又は全く生じさせない、セレン又はセレン
合金のビード又はショットを形成する改良されたショッ
ト製造装置及びプロセスも求められている。
【0006】
【発明の概要】該ショット製造装置の清掃を要すること
無く長期間にわたって均一なサイズのビード又はショッ
トの形成を可能にする改良されたショット製造装置及び
プロセスを提供することが本発明の目的である。本発明
の、この目的及びその他の目的は、溶融した材料を入れ
るチャンバと、その溶融した材料を通して滴を形成する
ことの出来る複数のオリフィスを持った板を有するショ
ット製造装置を提供することによって達成される。この
装置においては、該チャンバ内の溶融した材料は最初に
該板の上面に接触し、該板の底面は、該オリフィスが貫
通する突起を有し、各突起の長さは、該突起を貫通する
該オリフィスの全長の少なくとも50%であり、該装置
は、炭化ケイ素と合金とから成るグループから選ばれた
材料のものであり、この合金は、約50〜約70重量%
のニッケル、約11〜約22重量%のモリブデン、約1
1〜約22重量%のクロム、0〜約10重量%の鉄、0
〜約10重量%のタングステン、0〜約1重量%のマン
ガン、及び0〜約1重量%のシリコンを含む。本発明
は、ショット製造プロセスにも関し、このプロセスは、
本発明のショット製造装置を設け、溶融した材料を該シ
ョット製造装置に導入し、該溶融した材料が該オリフィ
スを通過して滴を形成するのを許し、その様にして形成
した滴を、その滴が固体となる温度に冷却する工程から
成る。好適な実施例では、ショットを形成する物質はセ
レン又はセレンの合金である。
【0007】
【実施例】図1に、本発明のショット製造装置の例が略
図されている。図に示されている様に、ショット製造装
置1は、チャンバ5の入口4で溶融した材料3の供給を
受ける。チャンバ5内の溶融した材料3は、板7のオリ
フィス6を通過することにより、溶融した材料の滴9を
形成する。滴9は、その後、容器(図示せず)の中に落
下するが、その容器は、一般に、水などの冷却材で満た
されており、その冷却材は、滴の温度を、該冷却材との
接触時に融点より低い温度まで下げるのに充分な温度に
保たれる。板7は、溶融した材料が通過することの出来
るオリフィス6を有する。オリフィス6は、円柱状又は
円形断面のものとして図に示されているければも、この
形状でなくてもよい。板7の、滴が落ちる面(溶融した
材料が最初に接触する面の反対側)において、各オリフ
ィスの周囲に突起11がある。突起11は随意の所望の
形状とすることの出来るものであり、例えば、先細りの
正方形(図2に示されている)、先細りでない正方形、
円錐形(図3に示されている)、円柱形、或いはその他
の規則的又は不規則的形状である。突起11は、互いに
接触することはなく、また、溶融した材料3が板7の底
に沿って一つのオリフィスから他のオリフィスへ流れる
のを阻止するのに充分な長さを持っている。好ましく
は、図4に示されている様に、突起11が少なくとも該
板の平坦部分と同じ厚みであるか又はその部分より厚く
なる様に、突起11の長さは、突起11がオリフィス6
の全長の少なくとも半分を構成する様な長さである。よ
って、図4に示されている様に、距離Aは少なくとも距
離Bの半分であり、距離Aは距離Cに等しいか又はそれ
より大きい。オリフィス6を囲む突起11が互いに物理
的に離れていて、オリフィス6を通過する溶融した材料
が板7の底に沿ってオリフィスから隣のオリフィスへと
移動出来ないことを条件として、オリフィス6同士は随
意の所望の距離だけ離れていることが出来る。また、オ
リフィスは相互に関して随意の所望の配列とされること
が出来る。即ち、オリフィスは例えば正方形格子パター
ン(図2に示されている)、六角形パターン(図3に示
されている)、或いはその他の随意の規則的又は不規則
的パターンなどに配列される。図示されている装置は本
質的に円柱状であるけれども、該ショット製造装置はこ
の形態に限定されるものではなくて、該装置に随意の幾
何学的形状を採用することが出来る。
【0008】該ショット製造装置全体は、炭化ケイ素と
合金とから成るグループから選ばれた材料のものであ
り、この合金は、約50〜約70重量%のニッケル、約
11〜約22重量%のモリブデン、約11〜約22重量
%のクロム、0〜約10重量%の鉄、0〜約10重量%
のタングステン、0〜約1重量%のマンガン、及び0〜
約1重量%のシリコンを含む。
【0009】該ショット製造装置が炭化ケイ素から作ら
れるときには、ショットにされるべき溶融した材料によ
る腐食を受けない適当な炭化ケイ素材料を使うことが出
来る。特に好ましいのは、カーボランダム・カンパニー
(Carborundum Company)から市販されている Hexoloy
(登録商標)SAであるが、これは、還元環境及び酸化環
境の両方において化学的腐食に対して優れた抵抗力のあ
る、無圧力焼結されたアルファ結晶の単相炭化ケイ素
(本質的に遊離シリコンを含まない)である。マサチュ
ーセッツ州ワーセスター市のノートン・インダストリア
ル・セラミクス・ディヴィジョン(Norton Industrial
Ceramics Division)から市販されている Crystar(登録
商標)も特に好ましいものであるが、これは99%の純
度の再結晶炭化ケイ素である。炭化ケイ素は、例えば熱
伝達が良く、耐蝕性が良いなど、本発明のショット製造
装置に特に好都合な性質を持っている。
【0010】炭化ケイ素から作られる本発明のショット
製造装置は、随意の適当なプロセスによって調製され得
るものである。例えば、該ショット製造装置は、適当な
形状の工具キャビティと、所望のサイズ及び形状のショ
ッターを形成するダイ・パンチとを備えたモールドで、
好ましくはサブミクロンの直径を有する炭化ケイ素粒子
を圧縮又は乾燥プレス常温成形することによって調製す
ることの出来るものである。その後、該モールド内で、
粉末状の炭化ケイ素を融合させて固体にするのに充分な
温度までその成形された炭化ケイ素を加圧下に加熱する
ことによって焼結する。典型的には、その焼結温度は、
炭化ケイ素の融点以下であり、典型的には約1800℃
〜約2000℃であるけれども、この範囲外の温度も使
用できる。また、該ショット製造装置の本体と、ショッ
ト製造板とを、例えば圧縮又は乾燥プレス常温成形、射
出成形、等々の随意の適当なプロセスにより別々に調製
し、次にその板を該ショット製造装置の本体に嵌め込ん
で、螺子、或いは、該装置の本体に該板の所望の位置に
嵌合する様に設計された突起、等々の、適当な手段によ
ってそれを固着することによって、該ショット製造装置
を調製することが出来る。炭化ケイ素ショット製造装置
を調製するために他の随意の適当なプロセスを採用する
ことも出来る。
【0011】該ショット製造装置が合金から調整される
ときには、その合金は、約50〜70重量%、好ましく
は約55〜約66重量%、一層好ましくは約57〜約6
4重量%、最も好ましくは約57〜約59重量%のニッ
ケルと、約11〜約22重量%、好ましくは約14〜約
18重量%、一層好ましくは約15〜約17重量%、最
も好ましくは約16重量%のモリブデンと、約11〜約
22重量%、好ましくは約14〜約18重量%、一層好
ましくは約15〜約17重量%、最も好ましくは約16
重量%のクロムと、0〜約10重量%、好ましくは0〜
約7重量%、一層好ましくは0〜約6重量%、最も好ま
しくは0〜5重量%の鉄と、0〜約10重量%、好まし
くは0ないし約7重量%、一層好ましくは0〜約5重量
%、最も好ましくは約4重量%のタングステンと、0〜
約1重量%のマンガンと、0〜約1重量%のシリコン
と、を含む。該合金は、溶融したセレン又はセレンの合
金と接触したときに腐食に対して抵抗性のある組成の合
金である。特に好ましい合金は Hastelloy合金C(ユニ
オン・カーバイド社の一部門であるハイネスステライト
・カンパニー(Haynes-Stellite Company, division of
Union Carbide Corporation) から市販されている)で
あり、この合金は、約57〜59重量%のニッケルと、
約16重量%のモリブデンと、約16重量%のクロム
と、約5重量%の鉄と、約4重量%のタングステンと、
微量のマンガン及びシリコンとを含有する。本書に記載
した組成の合金は、コストが低くて脆さが極めて低いな
ど、本発明のショット製造装置に特に有利な性質を持っ
ている。
【0012】本発明のショット製造装置は、随意の適当
な方法により合金から調製することの出来るものであ
る。例えば、図1に示されている形状のショット製造装
置を調製するには、上記合金のシートを溶接して、溶融
した材料を内蔵するチャンバを形成するシリンダとし、
次に上記合金の別のシートを切断し、それを溶接して円
錐体とし、その円錐体を該シリンダに溶接し、その後、
上記合金の他のシートを溶接して小さなシリンダとし、
その小さなシリンダを該円錐体に溶接して入口を形成
し、その後に、所望ならば、該装置への溶融した材料の
供給を容易にするためにその小さいシリンダに取付け具
を溶接し、オリフィスと、そのオリフィスが貫通する突
起とを有する上記合金の円形板を形成し、その円形板を
上記第1のシリンダの内側の所定位置に溶接することが
出来る。その円形板は、成形、打抜き、スタンピング、
切断及び穿孔、等々の随意の適当なプロセスによって形
成することの出来るものである。一般に、典型的には鋼
鉄を溶接したり接合したりするのに適した随意のプロセ
スによって合金の成分を溶接又は接合することが出来
る。好ましくは、合金の脆くする可能性のある硫黄や鉛
などの元素での合金の汚染を避けるために、全ての機械
潤滑油、ゴミ、グリース、オイル、ペイント、700°
F 以上の温度のための温度指示物質、マーキング用のク
レヨンなどを除去するべく、電極、溶接棒、及びフラッ
クスを清掃する。更に、溶接材料の組成は、溶接される
部片の合金の組成に出来るだけ近いことが好ましい。随
意の適当な溶接技術を使用することが出来る。好ましい
溶接技術の例としては、シールド金属アーク溶接、ガス
・タングステン・アーク溶接、ガス・金属アーク溶接、
サブマージドアーク溶接、電子ビーム溶接、等々があ
る。高ニッケル含有合金での溶接プロセスに関する更な
る情報は、例えば、ニューヨークのアメリカ溶接協会
の、A. L. Phillips 編集の「溶接ハンドブック」第5
版の第4章第67節(金属及びその溶接性)、ページ6
7.3〜67.45(1966年)(Welding Handboo
k, 5th Bdition, A. L. Phillips, Bd, Section 4, Cha
pter 67 ("Metals andtheir Weldability"), pages 67.
3 to 67.45, American Welding Society, NewYork(1
966)に開示されている。その開示内容の全部を参照
により本明細書の一部とする。
【0013】本発明のショット製造装置は、公知のショ
ット製造装置に比べて幾つかの利点を持っている。例え
ば、セレン又はセレン合金のショットを形成するのに一
般的に使用されるショット製造装置は、殆どの金属は溶
融したセレンと容易に反応するので、一般に石英で作ら
れる。しかし、石英もセレン又はセレン合金の汚染する
可能性があり、受光体又は結像部材の真空蒸着調製に使
用されるセレン又はセレン合金のショットの中に石英が
存在するときには、結像部材表面上の蒸発した石英から
表面欠陥が生じる可能性がある。しかし、本発明のショ
ット製造装置では、セレン又はセレン合金の汚染が減少
又は消去されることにより、セレン又はセレン合金から
調整された結像部材に対するショット製造装置の汚染に
起因する表面欠陥が減少し又は無くなる。また、本発明
のショット製造装置は、長時間にわたって均一なサイズ
のショットの形成を可能にするものである。公知のショ
ット製造装置では、一般的には、与えられたサイズの滴
は短時間の間しか製造されず、その後は滴のサイズは許
容出来ない程に大きくなるので、ショット製造プロセス
を中断させて装置を清掃することが必要になる。理論的
に限定されるものではないが、オリフィスを通過する溶
融した材料が流れ始め、従って該材料が、通過したオリ
フィスから板の底面に沿って他のオリフィスへ移動する
ので滴のサイズが大きくなるのであると考えられる。こ
の流れが始まるとき、形成される滴のサイズが大きくな
ってゆく。しかし、本発明のショット製造装置は、ショ
ット製造装置の底面に沿う流れを阻止する。オリフィス
同士は該突起(これはオリフィスの長さの少なくとも半
分を構成する)によって離隔されており、且つ溶融した
材料は上の方へは移動しないから、オリフィスが貫通す
る底面上の突起は、一つのオリフィスを通過する溶融し
た材料が流れて隣のオリフィスを通過した材料と接合す
るのを阻止する。よって、本発明のショット製造装置に
よるショット製造運転では、該装置の清掃のために中断
を行うことなく数日間にわたってプロセスを継続して
も、一般的には形成されたショットの約99%は所望の
サイズの範囲内にある。更に、本発明のショット製造装
置を形成する炭化ケイ素又はニッケル合金は、該突起の
長さを本書において指定した長さとすることを可能にす
る。例えば石英などの、もっと脆い物質から該ショット
製造装置を調製したならば、モールドを覆うために大量
に使用(そのために高価になる)しなければ、石英をそ
の様な精密で複雑な形状に鋳造することは一般には不可
能であるので、この長さの突起を調製することは出来な
い。また、該ショット製造装置の板の底面上の突起は、
石英などの脆い材料から調整された場合には、その突起
の長さが増すに従って製造中にひびが入ったり欠けたり
しやすくなる。石英などの溶融したガラスは多くの内部
ストレスを伴って冷える傾向があり、後の処理によって
該ストレスのための支えが取り除かれて該ガラスにひび
が入る結果となる可能性がある。突起の長さが幅に比し
て長くなる(即ち、相対的「細さ」が増す)に従って、
ひびが入りやすくなってゆく。この欠点は本発明のショ
ット製造装置で解消されるが、この装置では該装置の比
較的に長くて細い突起は炭化ケイ素又は合金から成って
いるので、ひびや欠けを防止するのに充分な強度を持っ
ている。
【0014】本発明のショット製造装置は、球形のショ
ットを製造するのに役立つ。一般に、本発明の装置での
ショット製造プロセスは、溶融した材料を該ショット製
造装置に導入し、該溶融して材料をオリフィスを通過さ
せて滴を形成させ、その様にして形成された滴を、該滴
が固体となる温度まで冷却する工程を備える。好適な実
施例では、ショットを形成する材料は、セレン又はセレ
ンの合金(例えばセレン砒素、セレン・テルル、セレン
・テルル・砒素、など)、或いは塩素その他のハロゲン
などの添加物を含有するセレン又はセレンの合金であ
る。本発明のこの実施例に使用される典型的セレン材料
は、純粋のセレン、又は、約40重量%に及ぶ砒素を含
有するセレンと砒素との合金、又は、約25重量%に及
ぶテルルを含有するセレンとテルルとの合金、又は、約
25重量%に及ぶテルルと約40重量%に及ぶ砒素とを
含有するセレン、テルル及び砒素の合金から成る。この
合金は、一般的には、全ての成分が溶融する温度(典型
的には約200℃〜約350℃)で、該合金が形成され
るのに充分な時間(典型的には約1〜約24時間)にわ
たって合金成分を加熱すると共に混合することによって
形成される。ショット製造装置を通る溶融合金の流量
は、得られるショットの所望のサイズ、板のサイズ、板
のオリフィスのサイズ、合金の組成及び温度、等々に応
じて変化する。例えば、相互に6mm離間(水平又は垂直
に測定して、対角的に測定すれば約8.5mm離間)して正
方形パターンに配置された直径1.25mmの222個のオ
リフィスを有する直径4インチの板を備えたショット製
造装置で、約80〜約92重量%のセレンと約8〜約2
0重量%のテルルとから成る合金を約300℃の温度で
使用するプロセスでは、流量は典型的には約0.25〜約
5ポンド/分の範囲にわたる。他のプロセス条件を採用
することも出来る。いずれの場合にも、プロセス条件
は、使用される材料、所望のショットサイズ、温度、等
々に応じて経験的に決定される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明のショット製造装置の例を示す
略断面図である。
【図2】図2は、本発明のショット製造装置の板の略底
面図であり、該板の可能な突起構成の例を示す。
【図3】図3は、本発明のショット製造装置の板の略底
面図であり、該板の可能な突起構成の例を示す。
【図4】図4は、本発明のショット製造装置の板の略断
面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アレン ビー ミストレイター アメリカ合衆国 ニユーヨーク州 14450 フエアポート デルメア ブールヴアー ド 64

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶融した材料を入れるチャンバと、その
    溶融した材料を通して滴を形成することの出来る複数の
    オリフィスを持った板を有するショット製造装置であっ
    て、 前記チャンバ内の溶融した材料は最初に前記板の上面に
    接触し、前記板の底面は、前記オリフィスが貫通する突
    起を有し、この各突起の長さは、突起を貫通するオリフ
    ィスの全長の少なくとも50%であり、前記装置は、炭
    化ケイ素と合金とから成るグループから選ばれた材料か
    ら作られ、、この合金は、約50〜約70重量%のニッ
    ケル、約11〜約22重量%のモリブデン、約11〜約
    22重量%のクロム、0〜約10重量%の鉄、0〜約1
    0重量%のタングステン、0〜約1重量%のマンガン、
    及び0〜約1重量%のシリコンを含むことを特徴とする
    装置。
  2. 【請求項2】 溶融した材料から固形の球状ショットを
    調製するプロセスであって、 溶融した材料を入れるチャンバと、その溶融した材料を
    通して滴を形成することの出来る複数のオリフィスを持
    った板を有するショット製造装置であって、前記チャン
    バ内の溶融した材料は最初に前記板の上面に接触し、前
    記板の底面は、前記オリフィスが貫通する突起を有し、
    各突起の長さは、該突起を貫通するオリフィスの全長の
    少なくとも50%であり、前記装置は、炭化ケイ素と合
    金とから成るグループから選ばれた材料から作られ、こ
    の合金は、約50〜約70重量%のニッケル、約11〜
    約22重量%のモリブデン、約11〜約22重量%のク
    ロム、0〜約10重量%の鉄、0〜約10重量%のタン
    グステン、0〜約1重量%のマンガン、及び0〜約1重
    量%のシリコンを含む前記ショット製造装置を設け、 溶融した材料を前記ショット製造装置に導入し、 その溶融した材料を前記オリフィスを通過させて滴を形
    成させ、 このようにして形成された滴を、その滴が固体となる温
    度まで冷却する、 ことを特徴とする方法。
JP3161805A 1990-07-02 1991-07-02 シヨツト製造装置及びプロセス Pending JPH057761A (ja)

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