JPH0577495U

JPH0577495U - 住宅窓用スクリーンシャッター

Info

Publication number: JPH0577495U
Application number: JP2894192U
Authority: JP
Inventors: 正司土江
Original assignee: 正司土江
Priority date: 1992-03-19
Filing date: 1992-03-19
Publication date: 1993-10-22

Abstract

(57)【要約】【目的】窓ガラスとカーテンの間にロールアップ式ス
クリーンを設置し、冷暖房の効率を高め、且つ窓からの
採光を理想的に調節できる省エネスクリーンを提供す
る。【構成】窓枠の上辺に断熱スクリーン（２）を収納し
たスクリーン巻き取り収納箱（１）を取り付け、窓枠の
左右辺に断熱スクリーン（２）の左右端からの熱の漏れ
を防ぐ気密レール（３）を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、住宅の窓に取り付けて冷暖房の効率を上げ、また窓から入る光を和らげる住宅窓用スクリーンシャッターに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来より、窓における断熱効果と採光調節機能のあるものとして障子とカーテンとブラインドがあった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

これは次のような欠点があった。（イ）障子は片方しか開かないため、採光の効率が悪く、窓の開放性を犠牲にする。（ロ）障子は雨戸を用いない限り完全に遮光できない。（ハ）カーテンは断熱性に劣り冷暖房の効率が悪く、特に冬場は結露を防げない。（ニ）レースのカーテンでは直射日光を遮ることができず、また遮光性のカーテンを閉めると部屋が暗くなる。（ホ）ブラインドは断熱性に劣り、また和風の部屋に合わない。本考案は、これらの欠点を解決するために考案されたものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

（イ）スクリーン巻き取り収納箱（１）に断熱スクリーン（２）を収納する。（ロ）巻き取りバネと、任意の位置で引き出したスクリーンを固定できる既製の装置をスクリーン巻き取り収納箱（１）に組み込む。（ハ）断熱スクリーン（２）の下端には張り（６）とパッキン（４）とつまみ部（５）を取り付ける。（ニ）スクリーン巻き取り収納箱（１）は取り付ける窓枠の横幅と同じ長さであり、窓枠上辺に固定する。（ホ）窓枠の左右辺に断熱スクリーン（２）の左右端が導かれる気密レール（３）を設置する。以上の構成よりなる住宅窓用スクリーンシャッターである。

【０００５】

【作用】

巻き取り状態にある断熱スクリーン（２）の下辺のつまみ部（５）をつかんで、下に引き下げ、任意の位置で固定できる。閉め切った状態では断熱スクリーン（２）下端のパッキン（４）と窓枠下辺とが密着する。巻き上げるときは、つまみ部（５）を軽く下に引き下げ、手を離すことによって上まで巻き取られる。

【０００６】

【実施例】

以下、本考案の実施例について説明する。（イ）アルミ製スクリーン巻き取り収納箱（１）にポリエチレンの断熱スクリーン（２）を収納する。（ロ）巻き取りバネと、任意の位置で引き出したスクリーンを固定できる既製の装置をスクリーン巻き取り収納箱（１）に組み込む。（ハ）断熱スクリーン（２）の下端には金属製の張り（６）とゴム製のパッキン（４）とつまみ部（５）を取り付ける。（ニ）スクリーン巻き取り収納箱（１）は取り付ける窓枠の横幅と同じ長さであり、木ネジ等で窓枠上辺に固定する。（ホ）窓枠の左右辺には断熱スクリーン（２）の左右端が導かれるプラスチック製気密レール（３）を両面テープで設置し、断熱スクリーンの両脇からの熱の漏れを防止する。本案は以上のような構造で、これを使用するときはつまみ部（５）を任意の位置まで引き下げ固定する。断熱効果を持たせたいときは最大引き下げ、パッキン（４）と窓枠の下辺を密着させる。断熱スクリーンを開けるときはつまみ部（５）を軽く引き下げ、手を離すことによって上まで巻き取られる。断熱スクリーン（１）を一番下まで下げた状態でもパッキン（４）の長さ分だけはつまみ部（５）の引きしろがある。なお、図３に示すように窓枠に本考案を取り付ける幅がない場合は、スクリーン巻き取り収納箱（１）にカーテンレール（７）を取り付け、窓枠の外に設置することができる。この場合、気密レール（３）も窓枠の外に設置し、パッキン（４）は窓ガラスの方に向きを変える。

【０００７】

【考案の効果】

（イ）本考案を利用することで窓における断熱効果を高め、冷暖房のロスを防ぎ、省エネに貢献する。冬場の使用では窓の結露をほとんど防止することができる。（ロ）本考案と同様の原理で断熱効果を高めるものに二重窓と障子があるが、それらに比べて取り扱いが容易で安価である。（ハ）障子と違い、カーテンと併用することができるので窓からの採光を調節できる。また直射日光を遮りながらも部屋の明るさを損なうことがない。（ニ）断熱スクリーンの色や模様を選択することで部屋の雰囲気をセンスアップできる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の使用状態を示す正面図

【図２】本考案の使用状態を示す断面図

【図３】本考案の気密レール（３）の使用状態を示す断
面図

【図４】本考案の他の実施例の使用状態を示す断面図

【図５】本考案の他の実施例の気密レール（３）の使用
状態を示す断面図

【符号の説明】

１スクリーン巻き取り収納箱２断熱スクリーン３気密レール４パッキン５つまみ部６張り７カーテンレール

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】（イ）スクリーン巻き取り収納箱（１）に
断熱スクリーン（２）を収納する。（ロ）巻き取りバネと、任意の位置で引き出したスクリ
ーンを固定できる既製の装置をスクリーン巻き取り収納
箱（１）に組み込む。（ハ）断熱スクリーン（２）の下端には張り（６）とパ
ッキン（４）とつまみ部（５）を取り付ける。（ニ）スクリーン巻き取り収納箱（１）は取り付ける窓
枠の横幅と同じ長さであり、窓枠上辺に固定する。（ホ）窓枠の左右辺に断熱スクリーン（２）の左右端が
導かれる気密レール（３）を設置する。以上の構成より
なる住宅窓用スクリーンシャッター