JPH057732Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、電池組立に用いる電池搬送装置に関
するものである。

従来技術とその問題点 従来、電池組立における電池搬送は、コンベア
上に電池を載置して単独で搬送していた。しかし
ながら、この方法では、電池の倒れが生じたり、
各々の組立工程において電池を１ケづつ分離し、
保持する機構が必要である。

又、サイズの異なる電池に対して長時間の機種
替え作業を要していた。又、別の方法として電池
を積載するパレツトに電池を保持する治具を備え
て移動させる方法もある。

しかしこの方法では、多機種対応が困難であつ
た。

考案の目的 本考案は、上記の欠点を解消したもので、電池
を安定保持し、多種類のサイズの電池に対応でき
る生産効率の良好な電池の組立装置を提供するも
のである。

考案の構成 本考案は、コンベアとＬ型治具２とパレツト３
とを有する電池の搬送装置であつて、 前記Ｌ型治具２は、平面がＬ型形状であり、内
側にマグネツト体１を有し、該マグネツト体１が
電池を吸着するものであり、 前記Ｌ型治具２は、前記パレツト３上に載置さ
れているものであり、 前記パレツト３は、前記コンベア上に載置され
移動することを特徴とするものである。

実施例 以下、本考案について一実施例により説明す
る。

こゝで、第１図は本考案の要部斜視図であり、
第２図は本考案の使用例を示す要部平面図であ
り、第３図は他の使用例の要部平面図である。

１はマグネツト体、２はＬ型治具、３は搬送パ
レツト、４は電池である。

コンベア上を移動するパレツト３にＬ型治具２
を載置する。Ｌ型治具の内側部分に、各々マグネ
ツト体がはめこまれている。

電池は鉄製にニツケルメツキをした電槽を用い
ているので、このマグネツト体により電池４を吸
着して固定することが出来る。第１図のＬ型治具
２の内側に電池４を固定した平面図を第２図に示
した。第３図にサイズの異なつた電池の場合の使
用例を示した。

尚、Ｌ型治具にはめこむマグネツト体を交換す
ることによつて種々のサイズの電池に対応するこ
とが出来る。

又、マグネツト体の交換ははめこみによつて容
易に出来るものである。

Ｌ型治具にはめこまれたマグネツト体により、
電池を安定保持することが出来る。又、上述した
如く、サイズの異なつた多種類の電池に使用する
ことが出来る。

従来の如く、型の交換に時間を要しないので、
生産効率の良好な電池の搬送装置である。

考案の効果 上述した如く、本考案は電池を順次移動させる
搬送装置において、電池を安定保持し、多種類の
サイズの電池に対応できる生産効率の良好な電池
の搬送装置を提供するものであり、その実用的価
値は大である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案についての要部斜視図であり、
第２図は電池を載置した本考案の第１図の平面
図、第３図は他の使用例の平面図である。 １……マグネツト体、２……Ｌ型治具、３……
搬送パレツト、４……電池。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 コンベアと、Ｌ型治具２と、パレツト３とを有
   する電池の搬送装置であつて、 前記Ｌ型治具２は、平面がＬ型形状であり、内
   側にマグネツト体１を有し、該マグネツト体１が
   電池４を吸着するものであり、 前記Ｌ型治具２は、前記パレツト３上に載置さ
   れているものであり、 前記パレツト３は、前記コンベア上に載置され
   移動することを特徴とする、 電池の搬送装置。