JPH057726U - フラツプ付ローラゲート - Google Patents

フラツプ付ローラゲート

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JPH057726U
JPH057726U JP6247991U JP6247991U JPH057726U JP H057726 U JPH057726 U JP H057726U JP 6247991 U JP6247991 U JP 6247991U JP 6247991 U JP6247991 U JP 6247991U JP H057726 U JPH057726 U JP H057726U
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JP
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flap
girder
girders
door
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欽司 田子
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石川島播磨重工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フラップ付ローラゲートの全高に占めるフラ
ップ自身の高さの割り合いを大きくする。 【構成】 フラップ付ローラゲートの下段扉に相当する
下部連結桁3で左右の端縦桁2の下端部同士を連結す
る。フラップ10の両側部に扇形形状の導流壁9を固定
する。フラップ10の基端部で且つ導流壁9の円弧中心
部を上記左右の端縦桁2に軸11にて取り付ける。両側
の導流壁9の端に結着させたワイヤロープ12を端縦桁
2の上部に支持したシーブ14を介して開閉装置17に
巻取る。フラップ10の水圧荷重をフラップ自身で負担
するようにする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は河川等で用いるゲートのうち、下段扉上にフラップを起伏自在に取り 付けてなるフラップ付ローラゲートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のフラップ付ローラゲートは、図5に概略を示す如く、上下のローラを介 し戸溝に沿い上下動させられるようにしてある下段扉a上に、フラップbを起伏 自在に取り付け、下段扉aの昇降とフラップbの起伏を開閉装置c,dにより行 うようにし、且つ下段扉aと戸袋との間、下部水密ゴムを取り付けた下段扉の下 端部と河床e上の下部戸当り金物との間、フラップbの下端縁と下段扉aとの間 、フラップ側部と下段扉付壁fとの間で水密が確保されるようにしたものが一般 的である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上記従来の如きフラップ付ローラゲートの場合は、下段扉aにフラ ップbを直接取り付けている構成上、フラップbの受ける水圧荷重をすべて下段 扉aで負担しているものであるから、全体の高さに占めるフラップの高さの割合 を大きくしようとすると、フラップが受ける水圧が大きくなり、下段扉aが耐え られなくなってしまうことになる。そのため、従来ではフラップbの起立時の高 さをhとし、フラップ付ローラゲート全体の高さをHとしたとき、hは全高Hの 1/3が限界とされ、1/3以下として設計されていた。一方、河床に固定され た支持台にピン(軸)を通して支持される型式の転倒ゲートは、規則によりゲー トの高さは3m以下に制限されていること、又、下流側への堆砂によるゲート開 時の障害、メンテナンス対策、等の問題が多い。
【0004】 最近は、上記したフラップ付ローラゲートにおいて、h/Hをもっと大きく取 れるようにしたものの出現を求める声が多くなっている。
【0005】 そこで、本考案は、フラップが受ける水圧荷重をフラップ自身が負担するよう にして大きなフラップ付ローラゲートを提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記課題を解決するために、上下方向へ延びる左右両端の端縦桁と 左右方向へ延びる上部及び下部の各連結桁とからなる額縁状の扉体を上下のロー ラを介し戸溝に沿い上下できるようにし、該扉体の内側に、扇形をなす左右一対 の導流壁間の端にフラップを一体的に取り付けてなるフラップ付導流壁を配置し 、該フラップ付導流壁の扇の要の部分を、上記扉体の左右の端縦桁に軸にて起伏 自在に取り付け、且つ上記フラップ付導流壁の下流側の端部に結着させたワイヤ ロープを、扉体の上部に取り付けたシーブを介して堤体上の開閉装置に巻き取り 、更に、フラップ付導流壁と端縦桁との間、フラップ底部と扉体の下部連結桁と の間、及び端縦桁と戸袋との間を水密構造としてなる構成とする。
【0007】
【作用】
ワイヤロープを巻上げたり巻下げたりすると、フラップ付導流壁が一体となっ て起伏動作をする。フラップが起立した状態でワイヤロープを巻上げると、全体 が戸溝に沿い上昇させられる。フラップは一体の導流壁を介して端縦桁に支持さ れているので、フラップに作用する水圧荷重をフラップ自身で負担でき、下段扉 に相当する下部連結桁が負担することがない。
【0008】
【実施例】
以下、図面に基づき本考案の実施例を説明する。
【0009】 図1乃至図3に示す如く、左右の端縦桁2と、該左右の端縦桁2の下端同士を 連結するようにしてある従来の下段扉に相当する下部連結桁3と、左右の端縦桁 2の上端同士を連結する上部連結桁4とからなり且つ正面から見て額縁状の扉体 1を構成し、該扉体1の上記左右の端縦桁2の上端部と下端部の各外側に、戸溝 5に沿いそれぞれ転動できる左右1組の上部主ローラ6と左右2組の下部主ロー ラ7を回転自在に取り付け、戸溝5に沿い上下の主ローラ6,7を介し昇降でき るようにし、又、上記下部連結桁3は、断面形状を図5に示す従来の下段扉aと 同様な形状にして、その下端と河床8との間で水密が保持されるようにし、更に 、上記扉体1の内側に、フラップ10と一体の導流壁9を起伏自在に取り付ける 。
【0010】 上記フラップ10は、左右に対称的に配置した扇形形状の導流壁9の一端側の 間に、該導流壁9の半径と同じ幅寸法として位置させ、フラップ10の両端を左 右の導流壁9の内面に固定して導流壁9と一体の構成としてあり、フラップ10 の基端部が位置する導流壁9のコーナ部、すなわち、扇の要の部分を、扉体1を 構成する端縦桁2の下端部に水平の軸11にて取り付け、軸11を中心に起伏動 作できるようにしてある。
【0011】 上記左右の導流壁9の各一端側には、複数本のワイヤロープ12の端を結着部 13を設け、又、扉体1の端縦桁2の上端部内側には複数個のシーブ14を取り 付け、上記左右の導流壁9の一端側の結着部13に結着させた複数本のワイヤロ ープ12を各々導流壁9の表面の円弧面に沿わせてから上記シーブ14にかけて 向きを変え、上部連結桁4を貫通させて上方へ導き、堤体15上に設置されてい る架台16上の開閉装置17の多列溝付型巻取ドラムに多列多重巻して巻取り、 該開閉装置17によりワイヤロープ12を巻上げ下げすることによりフラップ1 0の開閉と全体の引上げ下げが行われるようにする。
【0012】 上記扉体1とフラップ10の間の水密は、フラップ10の両側で水密をとるた めに設けられた導流壁9と扉体1の端縦桁2との間で保持できるように、該端縦 桁2に取り付けた側部水密ゴム18を導流壁9の外側面に押接させるようにし、 扉体1の端縦桁2と戸袋19との間の水密は、端縦桁2に取り付けた側部水密ゴ ム20を戸袋19に接触させることにより保持するようにし、又、フラップ10 の底部と扉体1の下部連結桁3との間の水密は、図4に概略を示す如く、下部連 結桁の上面に取り付けた底部水密ゴム21をフラップ10の底面部に接触させる ことにより保持させるようにする。
【0013】 本考案のフラップ付ローラゲートを河床上に設置するときは、開閉装置17に よりワイヤロープ12を巻下げることによって扉体1とフラップ10を一体とし て戸溝5に沿い上部主ローラ6及び下部主ローラ7を介して下降させられ、扉体 1の底部が河床に接した後は、ワイヤロープ12を巻下げることによりフラップ 10が軸11を中心として前方へ(図1で時計方向)へ倒される。扉体1を戸溝 5に沿って下降させた後は、開閉装置17によりワイヤロープ12を巻上げ下げ することによりフラップ10が導流壁9とともに軸11を中心として起伏動作を することができる。
【0014】 フラップ10が図1で二点鎖線位置から実線位置まで起立すると、上流側の水 位はフラップ10で堰止められることにより高められる。フラップ10に作用す る水圧荷重は、フラップ10自身で負担して、下部連結桁3で負担する構造では ないので、フラップ10としてビッグなフラップの使用が可能となり、図1にお いて、フラップ10の高さhをゲート全体の高さHに対して1/3以上に大きく することができる。
【0015】 フラップ10が起伏動作するときは、導流壁9は一体として軸11を中心に回 動するが、端縦桁2と導流壁9との間、端縦桁2と戸袋19との間及びフラップ 10と下部連結桁3との間で止水するようにしてあるので、水密性が確保される 。
【0016】 本フラップ付ローラゲートを引上げるときは、開閉装置17によりワイヤロー プ12を巻上げることによりフラップ付導流壁9が端縦桁2に支持された軸11 を中心に図1で反時計方向に回動させられてフラップ10が起立させられ、結着 部13がシーブ14の位置近くまで来て、これ以上回転させられないところまで 来ると、ストッパー(図示せず)に当り次に扉体1が戸溝5に沿って引上げられ る。これにより1つの開閉装置17で扉体1の昇降とフラップ10の開閉を行わ せることができる。
【0017】
【考案の効果】
以上述べた如く、本考案のフラップ付ローラゲートによれば、戸溝に沿い主ロ ーラを介し昇降できるようにしてある端縦桁と、従来の下段扉に相当する下部連 結桁と、上部連結桁とからなる扉体の内側に、両端に扇形形状の導流壁を固定し たフラップを配置し、該フラップと導流壁を端縦桁に軸を介して回動自在に支持 させ、且つ上記導流壁の端に結着させた複数本のワイヤロープを端縦桁の上部に 支持したシーブにかけて堤体上方の開閉装置に巻取ってなる構成としてあるので 、1つの開閉装置によりワイヤロープを巻上げ下げすることによりフラップの開 閉と全体の引上げ下げを行わせることができると共に、フラップの水圧荷重をフ ラップ自身で負担させるので、従来のフラップ付ローラゲートに比してフラップ の大きなフラップ付ローラゲートとすることができ、又、フラップ側部の水密は 、導流壁と端縦桁の間で確保するようにしてあるので、水密性の確保が十分にな される、等の優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のフラップ付ローラゲートの切断側面図
である。
【図2】正面から見た概略図である。
【図3】導流壁と端縦桁と戸溝部の水密部の概略を示す
拡大平面図である。
【図4】フラップと下部連結桁間の水密要領を示す図で
ある。
【図5】従来のフラップ付ローラゲートの概略を示す側
面図である。
【符号の説明】
1 扉体 2 端縦桁 3 下部連結桁 4 上部連結桁 5 戸溝 6 上部主ローラ 7 下部主ローラ 8 河床 9 導流壁 10 フラップ 11 軸 12 ワイヤロープ 13 結着部 14 シーブ 17 開閉装置 18,20,21 水密ゴム 19 戸袋

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 上部と下部に主ローラを取り付けて戸溝
    に沿い上下動できるようにした左右の端縦桁と、該左右
    の端縦桁の下端部間に配して一体化した下部連結桁と、
    上記左右の端縦桁の上端部間に配して一体化した上部連
    結桁とからなる扉体の内側に、扇形形状をなす導流壁を
    両端に対称的に固定したフラップを配置して、該フラッ
    プの基端部となる導流壁のコーナ部を上記端縦桁に軸に
    て回動自在に取り付け、且つ上記導流壁の一端側の外表
    面に結着したワイヤロープを、端縦桁上部に支持したシ
    ーブにかけて開閉装置に巻取り、更に、導流壁と端縦桁
    の間、端縦桁と戸袋の間、フラップと下部連結桁の間を
    水密構造としてなることを特徴とするフラップ付ローラ
    ゲート。
JP6247991U 1991-07-15 1991-07-15 フラップ付ローラゲート Expired - Lifetime JP2541186Y2 (ja)

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JPH057726U true JPH057726U (ja) 1993-02-02
JP2541186Y2 JP2541186Y2 (ja) 1997-07-09

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4855484A (ja) * 1971-11-13 1973-08-03
KR101135730B1 (ko) * 2008-09-25 2012-04-23 한상관 오염된 수질을 깨끗한 물로 정화시켜 주도록 구비되는 다기능 수문을 이용하여 하천수를 정화시키는 친환경 공법
CN112301945A (zh) * 2020-11-13 2021-02-02 中国葛洲坝集团机械船舶有限公司 用于检修水电水利工程施工导流洞封堵门槽的装置及方法

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KR101135730B1 (ko) * 2008-09-25 2012-04-23 한상관 오염된 수질을 깨끗한 물로 정화시켜 주도록 구비되는 다기능 수문을 이용하여 하천수를 정화시키는 친환경 공법
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