JPH0577172U - ロール状巻物の突出端部材 - Google Patents

ロール状巻物の突出端部材

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JPH0577172U
JPH0577172U JP2699692U JP2699692U JPH0577172U JP H0577172 U JPH0577172 U JP H0577172U JP 2699692 U JP2699692 U JP 2699692U JP 2699692 U JP2699692 U JP 2699692U JP H0577172 U JPH0577172 U JP H0577172U
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JP
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roll
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protruding end
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JP2699692U
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紀充 中川
利弘 橋角
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Achilles Corp
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Achilles Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 運搬や在庫管理などの取り扱いが容易であ
り、広幅ロール状巻物への加工に際してもフィルム引き
出しの抵抗が極めて小さく、またフィルムの側辺に変形
が生じないようにし、かつ、寸法など表示の識別が容易
である。 【構成】 突出端部材10は、分割ロール状巻物の切断
面に臨む分割巻芯の端部に嵌挿されるように該分割巻芯
の内径と同じ寸法の外径を有し、先端から周壁31にV
字形の切欠32を設けた嵌挿筒部としての内筒30と、
前記分割巻芯73の外径と同じ寸法の外径を有し、突出
筒部として前記内筒30に外嵌め固着される外筒20と
からなり、前記外筒20の外周面21および/または内
周面22には寸法、品種、規格など銘記した表示ラベル
41を貼付している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、二次加工品として一次製品から分割したロール状巻物の切断面に臨 む巻芯の端部に嵌挿する突出端部材に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、農業用塩化ビニル樹脂フィルム、一般用フィルムなどの合成樹脂フィル ムを巻き取った一次製品のロール状巻物50は、そのフィルム巻体60を図2に 示すように、製造効率を高めるため広幅(例えば、3m)としており、その両端 を奇麗に切り揃え、筒状の巻芯70の両端を外方へ突出して突出端部71、72 を形成したうえ、外周面にフィルムの寸法、品種、規格などの表示40を施した ものである。そして、二次加工品としては、前記フィルム巻体60を使用目的に 応じ、かつ重量を半減して取り扱いを容易にするため、図2に示すように、中央 位置において巻芯70ともども切断して狭い幅(例えば、1.5m)の2個の分 割ロール状巻物51、52とし、倉庫に積み重ね保管していた。 また、図3に示すように、2本の分割ロール状巻物51、53を段違いに配置 した区画80に入れ分割フィルム巻体61、63のフィルム62、64の重合部 分65をウエルダー81により熔着しつつ巻芯70に巻き取り新たな広幅のロー ル状巻物を得ている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記従来の分割ロール状巻物では、切断面に突出端部が無いため運 搬や積み重ねの作業が行いにくいだけでなく、在庫管理や取り出しの便利さのた め突出端部をいちいち一方側に揃えなければならないという手間がかかっていた 。 また、広幅ロール状巻物に加工する場合、切断面が区画の側壁に接触して引き 出しの抵抗となるばかりか、その切断面、すなわちフィルムの外辺が変形して新 たな広幅ロール状巻物の品質低下を来すこととなる。
【0004】 本考案は、このような従来技術を背景になされたもので、運搬や在庫管理が容 易であり、広幅ロール状巻物への加工に際してもフィルム引き出しの抵抗が極め て小さく、また、フィルムの側辺に変形が生じないようにし、かつ寸法など表示 の識別が容易なロール状巻物の突出端部材を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、筒状巻芯の両突出端部を形成した一次製品のロール状巻物を、巻芯 ともども切断した二次加工品の分割ロール状巻物に対し、その切断面に臨む巻芯 の端部に着脱可能に嵌挿される突出端部材であって、前記巻芯の外径とほぼ同じ 寸法の外径を有する所要長さの突出筒部と、巻芯の内径とほぼ同じ寸法の外径を 有し先端から周壁に切欠を設けた所要長さの嵌挿筒部とから形成されたことを特 徴とするロール状巻物の突出端部材を提供するものである。
【0006】 また、本考案は、突出筒部の外周面および/または内周面にロール状巻物の寸 法、品種、規格などの表示を設けたロール状巻物の突出端部材を提供するもので ある。
【0007】
【作用】
本考案のロール状巻物の突出端部材は、二次加工品の分割ロール状巻物の切断 面に臨む巻芯の端部に突出端部材を、嵌挿筒部を一杯に嵌挿して取り付ける。 従って、分割ロール状巻物の両端に巻芯の表示付き突出端部ができ、そのため 、持ち運びが容易となり積み重ねにも一方側にのみ突出端部を揃える必要がない ので手間がかからず、規格などの表示も突出筒部の内周面、外周面にあるので在 庫管理や取り扱いの際にも迅速に識別ができるので、極めて便利である。 また、新たな広幅ロール状巻物を作成する重合加工においても、突出端部材が 区画の側壁に接して切断面を自由にしているので、フィルム引き出し抵抗も極め て小さくフィルムの側辺を変形させることがない。 さらに、分割フィルム巻体を使いきったのち、突出端部材は、分割巻芯から取 り外すことにより再度の利用が可能である。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の実施例のロール状巻物の突出端部材を図面に基づいて説明する 。なお、この実施例を説明するにあたって、厚紙製の突出端部材を例にとる。 この突出端部材10を適用する分割ロール状巻物は、従来例において示した二 次加工品の分割ロール状巻物51で、分割フィルム巻体61と、表示ラベル40 を貼付した突出端部71を一方にのみ有する分割巻芯73とからなるものである 。 本考案の実施例の突出端部材10は、図1〜図2に示すように、分割ロール状 巻物51の切断面54に臨む分割巻芯73の端部に嵌挿されるように該分割巻芯 73の内径と同じ寸法の外径を有し、先端から周壁31にV字形の切欠32を設 けた嵌挿筒部としての内筒30と、前記分割巻芯73の外径と同じ寸法の外径を 有し、突出筒部として前記内筒30に外嵌め固着される外筒20とからなる。 なお、突出端部71、72は、フィルム巻体60の両端から通常、10〜50 mm突出されており、10mm未満では表示がし難く、一方50mmを超えると 運搬中につぶれ易い場合があるが、本考案は、この突出長さに限定されるもので はない。 そして、外筒20の外周面21および/または外筒20に固着した内筒30の 部分の内周面33には、寸法、品種、規格など銘記した表示ラベル41が貼付し てある。なお、表示40は、外周面21と内周面33との相互対応位置に設ける ことが好ましい。
【0009】 上記構成となっているので、図2に示すように、一次製品のロール状巻物50 を2個の分割ロール状巻物51、52に分割した場合には、それぞれの切断面5 4、55に臨む分割巻芯73、74の端部に突出端部材10、10を取り付けて 両端に突出端部を有するものに形成する。これにより分割ロール状巻物51、5 2、は持ち運びや在庫管理などの取り扱いが極めて容易となる。また、積み重ね 保管も一方側のみに突出端部を揃える必要もなくなる。 なお、突出端部材10の取り付けに際し、内筒30の先端はV字形の切欠32 により外径の縮小が可能なので嵌挿し易く、一方抜き出しも楽にできる。 さらに、寸法などの表示40が外筒20の外周面や内周面にあるため、何れの 方向からも迅速な識別が可能となる。
【0010】 以上、本考案の実施例を説明したが、具体的な構成はこの実施例に限られるも のではなく、本考案の要旨を変更しない範囲での設計変更などがあっても本考案 に含まれる。 例えば、実施例では巻芯に合成樹脂フィルムを巻き取ったロール状巻物に適用 する例をとったが、その他どのような用途または種類のフィルムを巻物としたロ ール状巻物に対しても活用できる。 また、実施例では、突出端部材を厚紙製としたが、プラスチックを用いた射出 成形製のものであってもよい。
【0011】 また、実施例では、寸法などの表示は四角形の表示ラベルを貼付することとし たが、標示ラベルの形状は、丸形でも三角形などでも差し支えない。さらには、 ラベルではなく、ゴム印により押印しても、あるいは筆記具による記載でも差し 支えない。 なお、ラベルや文字などを一定の基準に従い統一した色別を施せば、いっそう 識別が容易となり誤りを生ずることがない。
【0012】
【考案の効果】
本考案のロール状巻物の突出端部材は、前記巻芯の外径とほぼ同じ寸法の外径 を有する所要長さの突出筒部と、巻芯の内径とほぼ同じ寸法の外径を有し先端か ら周壁に切欠を設けた所要長さの嵌挿筒部とから形成し、突出筒部の外周面およ び/または内周面にロール状巻物の寸法、品種、規格などの表示を設けた構成と して分割ロール状巻物の切断面に臨む分割巻芯の端部へ着脱可能に取り付けるよ うにしたため、分割ロール状巻物の運搬や在庫管理が容易であり、広幅ロール状 巻物への加工に際しても引き出しの抵抗が極めて小さく、またフィルムの側辺に 変形を生ずることがない。 また、分割ロール状巻物の寸法や規格などの識別が迅速容易にでき、さらに突 出端部材は繰り返し活用することが可能であるという利点をを有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の突出端部材を示す斜視図で、
同図(A)はV字形切欠のある側の図、同図(B)は同
図(A)の背面図である。
【図2】本考案の実施例の突出端部材を適用する分割ロ
ール状巻物を作成した状態を示す説明斜視図である。
【図3】本考案の実施例の突出端部材を使用して重合加
工を行う状況を示す平面模式図である。
【符号の説明】
10 突出端部材 20 外筒 21 外周面 22 内周面 30 内筒 31 周壁 32 切欠 40 表示 50 ロール状巻物 51 分割ロール状巻物 52 分割ロール状巻物 54 切断面 55 切断面 70 巻芯 71 突出端部 72 突出端部 73 分割巻芯 74 分割巻芯

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状巻芯の両突出端部を形成した一次製
    品のロール状巻物を、巻芯ともども切断した二次加工品
    の分割ロール状巻物に対し、その切断面に臨む巻芯の端
    部に着脱可能に嵌挿される突出端部材であって、前記巻
    芯の外径とほぼ同じ寸法の外径を有する所要長さの突出
    筒部と、巻芯の内径とほぼ同じ寸法の外径を有し先端か
    ら周壁に切欠を設けた所要長さの嵌挿筒部とから形成さ
    れたことを特徴とするロール状巻物の突出端部材。
  2. 【請求項2】 突出筒部の外周面および/または内周面
    にロール状巻物の寸法、品種、規格などの表示を設けて
    なる請求項1記載のロール状巻物の突出端部材。
JP2699692U 1992-03-31 1992-03-31 ロール状巻物の突出端部材 Withdrawn JPH0577172U (ja)

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JP2699692U JPH0577172U (ja) 1992-03-31 1992-03-31 ロール状巻物の突出端部材

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JP2699692U JPH0577172U (ja) 1992-03-31 1992-03-31 ロール状巻物の突出端部材

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JPH0577172U true JPH0577172U (ja) 1993-10-19

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JP2699692U Withdrawn JPH0577172U (ja) 1992-03-31 1992-03-31 ロール状巻物の突出端部材

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Effective date: 19960606