JPH0576788A - 精白麦の挽砕方法 - Google Patents

精白麦の挽砕方法

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JPH0576788A
JPH0576788A JP27032191A JP27032191A JPH0576788A JP H0576788 A JPH0576788 A JP H0576788A JP 27032191 A JP27032191 A JP 27032191A JP 27032191 A JP27032191 A JP 27032191A JP H0576788 A JPH0576788 A JP H0576788A
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JP
Japan
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breaking
roll
brake
barley
break
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP27032191A
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English (en)
Inventor
Toshihiko Satake
利彦 佐竹
Satoru Satake
覚 佐竹
Takao Morito
隆男 森戸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Satake Engineering Co Ltd
Original Assignee
Satake Engineering Co Ltd
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Publication date
Application filed by Satake Engineering Co Ltd filed Critical Satake Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 精麦した精白麦の製粉における灰分含有率を
低下させ製品の品質向上を計る。 【構成】 挽砕のブレーキング工程の1番ブレーキをス
ムースロールで構成し精白麦を原料として供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】精麦した精白麦の挽砕方法に関
し、特にブレーキング工程の挽砕方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からの公知技術は、精麦しない原麦
を製粉するために挽砕工程におけるブレーキグ工程の前
にスムースロールで構成したプレブレーキを設け、この
プレブレーキ以降にコルゲーションロールのブレーキを
複数段階に設けたブレーキング工程を構成して接続した
ものがある。この従来例のプレブレーキからブレーキン
グ工程までのフローと、その工程から得られる中間生成
物の比率を図1に示す。
【0003】図1によると、スムースロール1で構成す
るプレブレーキ2によって粉砕されたものは4段の選別
篩3に投入され粒径ごとに分けられ、粒径の大きいもの
(ここでは970ミクロンの篩の上に残ったもの)は次
のブレーキング工程の1BK(ブレーキ)4に、粒径の
小さいものは通常上り粉(ここでは102ミクロンの篩
を通過したもの)としてその他の中間のものは次のピュ
リフィケーション工程(図示せず)あるいはリダクショ
ン工程(図示せず)に供給されるのが一般的である。こ
こで選別篩3は一例として上段から970ミクロン、5
46ミクロン、236ミクロンの網目を有しており、そ
れぞれの選別篩の右側の数値はそれぞれの選別篩の上に
残った粉粒の重量%とカッコ内はそれに含有する灰分の
重量%を表している。
【0004】さて、この時のプレブレーキ2の粉砕によ
って生成される中間物質の99%が次工程のブレーキン
グ工程(1BK4)に供給されている。つまりプレブレ
ーキ2による粉砕は少く原麦を粉砕する程のスムースロ
ールのギャプの締め付けはない。これはあくまで原麦の
縦溝などに含まれる塵埃を除去することが目的で、プレ
ブレーキ2によって原麦のクリーニングと次のブレーキ
ング工程の1ブレーキ4での挽砕を容易にするという作
用効果を有するりものである。つまり原麦の挽砕工程の
前に設けたスムースロール1によるプレブレーキ2は原
料のクリーリングを目的として設けたものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】製粉は上り粉に含まれ
る皮部の量が少ない程品質が良いとされることは言うま
でもないが、このためにブレーキング工程で皮部をでき
るだけ破砕せずセモリナを多量に作り出す事が重要とな
る。つまり純度の高いセモリナをサイジング、ミドリン
グによって順次粒度を細かくした上り粉にしていかなく
てはらない。この純度の高いセモリナを作り出すため
に、ブレーキング工程に供給する原麦をあらかじめ精麦
し、原麦表面の皮部を取り除いて得られる精白麦をブレ
ーキング工程に供給する方法がとられている。
【0006】しかしながら原麦の深い縦溝部の皮部は完
全に除去することは不可能である。つまり精麦した精白
麦は皮部のほとんどが除去されているが、縦溝部の皮部
は存在しコルゲーションロールで構成したブレーキング
工程ではこの縦溝部の皮部が胚乳と共に細かく挽砕され
てしまい篩を通して上り粉に混入し、精白麦を挽砕した
にもかかわらず得られる上り粉の品質向上に格別の効果
はなかった。ただ精白麦は皮部のほとんどが取り除かれ
ていることからブレーキング工程での挽砕が容易となり
ブレーキングの台数を削減させることができた。
【0007】以上のことから精白麦を挽砕することによ
るブレーキングの台数の削減と共にブレーキング工程で
の中間生成物あるいは上り粉への皮部の混入率を低下さ
せて、精白麦を原料とする製粉の品質向上を技術的課題
とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によると精麦した
精白麦を製粉するブレーキング、グレージング、ピュリ
フィケーション、リダクション等の各工程からなる挽砕
工程において、精白麦を最初に投入するブレーキング工
程の一番ブレーキのロールをスムースロールで構成する
ことにより前記課題を解決するための手段とした。
【0009】
【作用】本発明によると、精麦した精白麦を最初に投入
するブレーキング工程の1番ブレーキのロールをスムー
スロールで構成することにより、コルゲーションロール
で細かく挽砕するものと異なり、スムースロールでは精
白麦を圧砕するので縦溝部に残った皮部が細かく砕かれ
る可能性は少なくなり、主に胚乳部だけを粉砕すること
が可能となった。つまりスムースロールは挽砕ではなく
圧砕となるのでコルゲーションロールのように縦溝部の
皮部を細かく砕くことがない。またこの場合のスムース
ロールのロールギャップは従来例のプレブレーキのよう
な原麦をクリーニングするために緩いロールギャップに
するのではなく、従来の挽砕工程の1番ブレーキと同等
の粉砕粒度、たとえば、ブレーキ通過後の選別篩の最大
メッシュの網上残留率がコルゲーションロールのそれと
同等の粉砕粒度になるようにスムースロールのギャップ
を設定すれば、スムースロールの1番ブレーキから得ら
れる中間生成物の灰分含有率はコルゲーションロールを
使用した場合の灰分含有率よりも低くなるという好結果
を得ることができた。
【0010】
【実施例】本発明の実施例を図2、図3により説明す
る。図2に示すものは、精白麦を挽砕するブレーキング
工程の一部を示すもので、1番ブレーキ5をコルゲーシ
ョンロール6で構成したものを示し精白麦のブレーキン
グ工程としては従来技術を示すものである。ブレーキ5
の次に1000ミクロンから106ミクロンまで7段階
の篩7を設けてあり、このうち1000ミクロン網上の
挽砕粉をコルゲーションロール8で構成した2番ロール
9に供給するよう接続してある。
【0011】一方図3に示すものは、ブレーキング工程
の一番ブレーキ10をスムースロール11で構成したも
のを示し本発明による実施例を示すものである。ブレー
キ10の次には図3と同様に1000ミクロンから10
6ミクロンまで7段階の篩12を設けてあり、このうち
1000ミクロン網上の挽砕粉をコルゲーションロール
13で構成した2番ロール14に供給するよう接続して
ある。
【0012】以上図2、図3のそれぞれの構成における
挽砕あるいは粉砕の粒度と灰分の含有率を明らかにする
ことにより本発明によるものの優位性を説明する。1番
ロール5および10に供給する原料は精白麦である。ま
た、ロールギャップは篩の1000ミクロンの網上残留
率が同じになるように調節してある。更に一番ロール5
および10の次の選別篩7および12も前述の通り同じ
仕様としてある。より具体的に1番ロール5および10
について一例として条件を加えると、1番ロール5につ
いては一対のコルゲーションロール6に1:2.5の差
速を設け高速側を500回転/分としてある。また一番
ロール10については一対のスムースロール10の回転
速度は1:1の225回転/分としてある。
【0013】以上の条件のもと同原料の精白麦を各ブレ
ーキに供給すると選別篩7および12の右に記載された
重量%に分離されそれぞれの灰分の含有量(%)を測定
するとカッコ内に示すような値となった。これらの数値
を比較するに、篩の各メッシュの中間生成物の灰分の含
有率は明らかに本発明によるものの方が少なく優れてい
ることが理解できる。また、製品106ミクロン以下の
ものについても本発明によるものの方が灰分の含有率は
少ない。
【0014】以上本発明による実施例を簡単に示し、こ
こにおいては特に関連するブレーキング工程の一部につ
いて図示したが、この工程前の精麦工程及びこの工程後
のピュリフィケーション工程あるいはリダクション工程
については公知技術により実施できる。
【0015】
【発明の効果】以上のように挽砕のブレーキング工程の
一番ブレーキをスムースロールで構成し精白麦を粉砕す
るようにしたので、ブレーキング工程での精白麦の縦溝
に残る皮部の粉砕が少なくなり中間生成物あるいは上り
粉への皮部(灰分)の混入率を低下させ製粉の品質向上
に貢献することができる。また同時に精白麦をブレーキ
ング工程に供給するので一番ブレーキにスムースロール
を使用可能であると共に、ブレーキング工程全体として
ブレーキの台数を削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】原麦を供給する挽砕工程において、ブレーキン
グ工程前にスムースロールをプレブレーキとして使用し
た従来例を示す図。
【図2】精白麦を供給する挽砕工程のブレーキをコルゲ
ーションロールで構成したブレーキング工程を示す図。
【図3】本発明の実施例であって精白麦を供給する挽砕
工程のブレーキをスムースロールで構成したブレーキン
グ工程を示す図。
【符号の説明】
1 スムースロール 2 プレブレーキ 3 選別篩 4 1番ブレーキ 5 1番ブレーキ 6 コルゲーションロール 7 選別篩 8 コルゲーションロール 9 2番ブレーキ 10 1番ブレーキ 11 スムースロール 12 選別篩 13 コルゲーションロール 14 2番ブレーキ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 精麦した精白麦を製粉するブレーキン
    グ、グレージング、ピュリフィケーション、リダクショ
    ン等の各工程からなる挽砕工程において、精白麦を最初
    に投入するブレーキング工程の一番ブレーキのロールを
    スムースロールで構成したことを特徴とする精白麦の挽
    砕方法。
JP27032191A 1991-09-20 1991-09-20 精白麦の挽砕方法 Pending JPH0576788A (ja)

Priority Applications (1)

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JP27032191A JPH0576788A (ja) 1991-09-20 1991-09-20 精白麦の挽砕方法

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JPH0576788A true JPH0576788A (ja) 1993-03-30

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ID=17484642

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JP27032191A Pending JPH0576788A (ja) 1991-09-20 1991-09-20 精白麦の挽砕方法

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JP (1) JPH0576788A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10131948A (ja) * 1996-10-28 1998-05-22 Satake Eng Co Ltd スムースロールのマッティング処理方法及び該処理により得られるスムースロール

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10131948A (ja) * 1996-10-28 1998-05-22 Satake Eng Co Ltd スムースロールのマッティング処理方法及び該処理により得られるスムースロール

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