JPH0576436U - プラスチック容器 - Google Patents

プラスチック容器

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JPH0576436U
JPH0576436U JP2585392U JP2585392U JPH0576436U JP H0576436 U JPH0576436 U JP H0576436U JP 2585392 U JP2585392 U JP 2585392U JP 2585392 U JP2585392 U JP 2585392U JP H0576436 U JPH0576436 U JP H0576436U
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JP
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plastic container
cleaning
small
mouth
diameter portion
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濱 憲 昭 白
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Kawasumi Laboratories Inc
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Kawasumi Laboratories Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 生理食塩液等の薬液や洗浄液等を収納するプ
ラスチック容器の改良に関するもので、口部を開口する
際に大小の2つの開口部を任意に選択して開口でき、患
者の創傷部、器具、カテーテル等の洗浄等に使用される
プラッスチック容器を提供するものである。 【構成】 容器本体2の上端部に口部3を装着したプラ
スチック容器であって、口部3は大径部4と小径部5と
から構成され、大径部4は上端部に鍔部6とこれに肉薄
部7を介してツイスト部8が形成され、小径部5は下端
部を前記ツイスト部8に接続すると共に上端部に肉薄部
9を介してツイスト部を形成したプラスチック容器1を
提供するものである。 【効果】 使用目的に応じて大開口部12または小開口
部11のいずれかを選択して開口することができ、患者
の創傷部の全体または部分的な洗浄、器具、カテーテル
等の用途に応じて使い分けることができるので操作性が
良い。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、生理食塩液等の薬液や洗浄液等を収納するプラスチック容器の改良 に関するもので、口部を開口する際に大小の2つの開口部を任意に選択して開口 でき、患者の創傷部、器具、カテーテル等の洗浄等に使用されるプラッスチック 容器を提供するものである。
【0002】
【従来の技術及び考案が解決しようとする課題】
生理食塩液等の洗浄液を収納する洗浄用バッグや洗浄用ボトルを例にとって説 明する。洗浄用バッグは、エチレンビニルアセテートやポリエチレン等の樹脂を 袋状にして、内容液を充填したもので、洗浄時に洗浄バッグの口部をはさみ等で 切断したり、側面を切断して開封し内容液を噴出させて洗浄を行っている。また 、洗浄用ボトルはポリプロピレン等の樹脂を筒状にして内容液を充填したもので 、口部の蓋を外したり、切断したりして内容液を噴出させて洗浄を行っている。
【0003】 洗浄用バッグは、開封するためにはさみ等の道具を用いることが必要なため不 便であり、はさみ等の道具を用いることにより細菌による汚染の可能性がある。 洗浄用ボトルは開口部が小さいものと大きいものの両方があり、開口部が小さい ものは、小さな創傷部や創傷部を部分的に洗浄するのには便利であるが、大きな 創傷部や器具等の洗浄には不便である。また、開口部が大きなものは創傷部全体 や器具等の洗浄には適しているが、小さな創傷部や器具等の洗浄には不便である 。また、硬質の洗浄ボトルの小さな開口部は、内容液の噴出が一定量でなく洗浄 時に不便である。また、小さな開口部を有する洗浄バッグで大きな噴流を得たい 時には、排出口の部分をはさみ等の器具を用いて切断するので不便であり、また 、排出口を切断するのは困難である。
【0004】 また、特許公報平2−62258号に記載されているように小さな噴流を得た い時には捩切り開口するが、大きな噴流を得たい時には、はさみ等の器具が必要 であり非常に不便である。そこで本考案者は、以上の課題を解決するために鋭意 検討を重ねた結果、次の考案に到達した。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、容器本体2の上端部に口部3を装着したプラスチック容器であって 、口部3は大径部4と小径部5とから構成され、大径部4は上端部に鍔部6とこ れに肉薄部7を介してツイスト部8が形成され、小径部5は下端部を前記ツイス ト部8に接続すると共に上端部に肉薄部9を介してツイスト部を形成したプラス チック容器1を提供するものである。
【0006】
【作用】
使用目的に応じて、ツイスト部8または、ツイスト部10を捩切って大小の開 口部11、12のいずれかを選択して開口し、用途に応じた太または細の噴流を 得ることができる。
【0007】 図1は、本考案のプラスチック容器1の概略図を示す。プラスチック容器1は 、ポリエチレン等の軟質合成樹脂よりなる袋状の容器本体2の上端に、該容器本 体2と溶着可能な例えばポリエチレン等の熱可塑性合成樹脂より構成される口部 3が溶着されることにより構成されている。
【0008】 口部3は、大径部4と小径部5により構成され、大径部4の基端部は容器本体 2に溶着されている。大径部4の上端部には鍔部6が形成され、これに肉薄部7 を介してツイスト部8が形成されている。
【0009】 ツイスト部8の上端に前記小径部5が接続され、小径部5の上端には肉薄部9 を介してツイスト部10が形成されている。ツイスト部8、10は翼状に形成さ れ、ツイスト部8の翼状の面積はツイスト部10の翼状の面積よりも大きく形成 され、ツイスト部8はツイスト部10よりも捩切りやすいようになっている。す なわち、ツイスト部10を捩切っても、図2に示すように肉薄部9が破断して小 開口部11が開口されるのみで肉薄部7は破断されない。
【0010】 ツイスト部8を捩切ると図3に示すように肉薄部7が破断して、大開口部12 が開口される。このように大開口部12を開口することにより、容器本体2内に 充填された洗浄液の太い噴流を得ることができ、患者の創傷部全体や器具等を洗 浄する際に便利である。他方、小開口部11を開口することにより、細い噴流を 得ることができ、患者の小さな創傷部、大きな創傷部の一部、カテーテルの洗浄 等に便利である。また、これらの破断をより確実なものにするために、肉薄部7 の肉厚を厚く、肉薄部9の肉厚を薄く形成することができる。また前記ツイスト 部8、10の中心は前記大径部4と小径部5の中心と一致しているので容易に捩 切ることができる。また、肉薄部7、9に沿って破断するので大小の開口部11 、12は一定の形状に開口することができ、洗浄液の安定した噴流を得ることが できる。
【0011】 本考案に使用される口部3は、大径部4と小径部5及びこれらに鍔部6とツイ スト部8、10を一体に形成したものでも良いし、上端部に鍔部6を形成した大 径部4に、上端部に肉薄部9を介してツイスト部10を形成すると共に下端部に ツイスト部8を形成し、これに肉薄部7を介して、鍔部6を形成した小径部5を それぞれの鍔部6、6を融着することにより接続したものを使用しても良い(図 1中、13は鍔部6、6の融着部を示している)。
【0012】
【考案の効果】
使用目的に応じて大開口部12または小開口部11のいずれかを選択して開 口することができ、患者の創傷部の全体または部分的な洗浄、器具、カテーテル 等の用途に応じて使い分けることができるので操作性が良い。従来の洗浄用バ ッグのようにはさみ等の器具を用いることなく、捩切ることによって容易に開口 できるので、細菌汚染の可能性が少なく安心して使用することができる。ツイ スト部8、10を捩切って大小の開口部11、12を開口する際、各開口部11 、12は、一定の形状に開口することができるので、洗浄液の安定した噴流を得 ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】プラスチック容器の概略図
【図2】プラスチック容器の使用状態図
【図3】プラスチック容器の使用状態図
【符号の説明】
1 プラスチック容器 2 容器本体 3 口部 4 大径部 5 小径部 6 鍔部 7、9 肉薄部 8 ツイスト部 10 ツイスト部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器本体2の上端部に口部3を装着した
    プラスチック容器であって、口部3は大径部4と小径部
    5とから構成され、大径部4は上端部に鍔部6とこれに
    肉薄部7を介してツイスト部8が形成され、小径部5は
    下端部を前記ツイスト部8に接続すると共に上端部に肉
    薄部9を介してツイスト部を形成した、ことを特徴とす
    るプラスチック容器1。
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