JPH0575169A - 光超伝導素子 - Google Patents

光超伝導素子

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JPH0575169A
JPH0575169A JP3231662A JP23166291A JPH0575169A JP H0575169 A JPH0575169 A JP H0575169A JP 3231662 A JP3231662 A JP 3231662A JP 23166291 A JP23166291 A JP 23166291A JP H0575169 A JPH0575169 A JP H0575169A
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JP
Japan
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electrode
superconducting
optical
electromagnetic wave
oxide magnetic
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Pending
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JP3231662A
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English (en)
Inventor
Yoko Sugaya
庸子 菅家
Masahiro Kasai
昌弘 葛西
Toshiyuki Ono
俊之 大野
Yuzo Kozono
裕三 小園
Yoshimasa Murayama
良昌 村山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 基板4上に、ペロブスカイト構造を有する酸
化物磁性体3を載せ、第1電極1および第2電極2では
さむ。第1電極1から第2電極2へ電流を流し、酸化物
磁性体3に電磁波を照射すると電極1,2間に超伝導電
流が流れる。 【効果】 酸化物磁性体に関する全く新しい物理現象を
利用した素子であるため、従来にはなかった機能・特性
を持つ素子としてあらゆる分野での測定・制御装置等の
機器に応用できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、酸化物磁性体に電磁波
を照射することにより、超伝導電流が流れることを利用
した光超伝導素子及びこの素子を利用した応用品に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の技術として、ペロブスカイト構造
を有する複合酸化物で形成された単結晶のトンネルバリ
ア層を、高温酸化物超伝導体で形成された単結晶の第1
及び第2電極で挾む構造を有するトンネル接合素子が、
特開2−137379号公報として出願されている。こ
こでは実施例としてバリア層を形成する複合酸化物にL
aAlO3およびLaGaO3以下いくつかのペロブスカ
イト構造を有する酸化物を掲げている。
【0003】また、他の従来例として、特開昭57−1
59074号公報が挙げられる。この素子は、光を照射
することにより超伝導状態が解除されるという構造のも
のである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、ペ
ロブスカイト構造を有する複合酸化物を超伝導トンネル
接合素子のバリア層としてのみ利用することが目的であ
り、この技術により作製された超伝導トンネル素子の動
作原理においては、応答性が低い等の問題があった。特
に光を照射して超伝導状態を解除する構造の素子では、
広範囲な動作、機能を持つ光超伝導素子を開発すること
はできなかった。
【0005】本発明の目的は、応答性が良く、広範囲な
動作、機能を持つ光超伝導素子及びそれを用いた応用品
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は電磁波が照射されると超伝導電流が流れる
ペロブスカイト構造を有する酸化物磁性体と、この酸化
物磁性体を挾む第1電極及び第2電極と、を備えた光超
伝導素子である。ここで、第1電極及び第2電極はペロ
ブスカイト構造を有する酸化物超伝導体であるものがよ
い。また、第1電極及び第2電極が半導体であるもの、
特に第1電極がp型又はn型半導体であり、第2電極が
n型又はp型半導体であるもの、又は第1電極及び第2
電極がいずれもp型半導体又はn型半導体であるものが
よい。
【0007】また、本発明は、ON−OFF切り換え可
能な電磁波照射手段と、前記電磁波照射手段からのON
−OFF電磁波を受けて超伝導電流がON−OFF動作
される前記のいずれかに記載の光超伝導素子と、を備え
た光スイッチング素子である。
【0008】また、本発明は、電磁波発生手段からの電
磁波を受ける前記のいずれかに記載の光超伝導素子と、
この光超伝導素子に流れる超伝導電流密度を検出する手
段と、前記検出された電流密度から前記電磁波の波長を
求める手段と、を備えた光センサーである。
【0009】また本発明は、電磁波発生手段からの電磁
波を受ける前記のいずれかに記載の光超伝導素子と、該
光超伝導素子が超伝導状態になれずに残る残留抵抗を検
出する手段と、その検出された残留抵抗から前記電磁波
の強度を求める手段と、を備えた光量計である。
【0010】また本発明は、電磁波照射手段と、前記の
酸化物超伝導体電極を備えた光超伝導素子と、第1電極
及び第2電極間に超伝導電流を流す手段と、を備えた光
超伝導トランジスタである。
【0011】また本発明は、電磁波が照射されると超伝
導電流が流れるペロブスカイト構造を有する酸化物磁性
体と、この酸化物磁性体とホーム性接触を形成する電極
と、前記酸化物磁性体とpn接合を形成する半導体と、
を備えた光超伝導ダイオードである。
【0012】
【作用】ペロブスカイト構造を有する酸化物磁性体に電
磁波を照射することで、エネルギーギャップ中に存在す
る強い電子相関によって動くことのできなかったキャリ
アにエネルギーが与えられる。その結果、キャリアは動
くことのできる状態となり、エネルギー的に安定なこと
からキャリア対ができる。このキャリア対が移動するこ
とで超伝導電流が流れる。ペロブスカイト構造を構成す
るそれぞれのイオンの持つスピン相互作用が、上記作用
に深く関与していると思われる。
【0013】第1電極および第2電極が一般的な金属材
料であれば、上記作用を利用した光超伝導素子に応用す
ることができる。
【0014】また、第1電極および第2電極が酸化物超
伝導体であれば、酸化物超伝導体中で既に対となったキ
ャリアが存在しており、超伝導電流を担っているキャリ
アがそのまま電子相関を保ちながら酸化物磁性体中を通
過するため、酸化物磁性体に電磁波を照射しなくとも超
伝導電流が流れる。その状態で更に電磁波を照射する
と、上記作用によりまた特にキャリア対が発生し、超伝
導電流密度が増加する。上記作用を利用し、光超伝導増
幅器として応用することができる。
【0015】また、第1電極および第2電極が半導体で
あれば、その半導体のタイプ(n型またはp型)と酸化
物磁性体の電気伝導により現われるタイプとの組み合わ
せにより、界面でキャリアの再結合または空乏層が生じ
る。この状態で電磁波を照射して酸化物磁性体に超伝導
電流が流れるようにすると、上記界面での状態に変化が
生ずる。この作用を利用し、各種光超伝導素子に応用す
ることができる。
【0016】ただし、酸化物超伝導体と酸化物磁性体と
の界面では、相互の格子定数の不整合や原子の拡散・反
応などが起こると、キャリア対の移動のさまたげとなる
場合がある。そこで、この酸化物磁性体は格子定数が酸
化物超伝導体の値に近く、原子の相互拡散が少ないと考
えられるペロブスカイト構造を有することが望ましい。
【0017】
【実施例】本発明を実施例に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明に係る光超伝導素子の断面図を示す。本発
明の光超伝導素子は、ペロブスカイト構造を有する酸化
物磁性体3を第1電極1および第2電極2ではさみ、前
記酸化物磁性体3に電磁波20を照射することにより超
伝導電流が流れることを特徴とする。このとき、前記磁
性体3は4.2K以上150K以下の温度に冷却手段
(図示せず)によって冷却する。電磁波を照射しない状
態では、エネルギーバンド構造は、キャリアがエネルギ
ーギャップ中に存在しているが、強い電子相関の働きに
よって動くことはできない。その酸化物磁性体に波長1
0nm以上1μm以下の電磁波を照射すると、エネルギー
ギャップ中のキャリアに大きさhνのエネルギーが与え
られる。その結果、電子相関は弱まり、キャリアは動く
ことができるようになるが、わずかに存在している相互
作用のため、キャリアは単独でいるよりも対をつくって
いるほうがエネルギー的にむしろ安定である。そのため
両電極間に電流を流すと、キャリアは超伝導電流として
観測される。
【0018】超伝導電流が観測されることを具体的に説
明する。図2は単結晶MgO(100)へき開面基板4
上に作製した酸化物磁性体3の薄膜の四端子測定用パタ
ーンである。作製方法は、ターゲットに(化8)
【0019】
【化8】
【0020】の焼結体を用いたrfマグネトロンスパッ
タ法で、酸素とアルゴンの混合ガス雰囲気中、基板温度
を600℃に保ちながら1時間スパッタリングを行な
う。すると膜厚およそ800nmの酸化物磁性体3薄膜が
得られ、ここにフォトリソグラフ技術を用いて四端子パ
ターンとなるようエッチングを施す。実際の測定部分3
bは、電極取付部3a間の中央線部で、線幅は10μm
である。図4は実験に用いた試料とその測定における概
略図である。図2で示した試料に真空蒸着法で、前記電
極取付部3a上に金電極5を蒸着し、銅のリード線7を
それぞれの電極5に超音波インジウムはんだで取りつけ
る。そして、電流源8より酸化物磁性体3に5μAの電
流を流し、電圧計9で起電力を測定する。
【0021】図4は上記系において液体ヘリウムを冷媒
として用い、抵抗率温度依存特性を測定した結果を示
す。横軸に絶対温度を、縦軸は抵抗率とする。曲線21
試料に光を照射せずに測定した結果であり、温度の低下
とともに抵抗率が上昇している。一方、曲線22は試料
測定部に半導体レーザー10を用いて波長300nmの光
23を照射しながら測定した結果であるが、および70
K付近で抵抗率がゼロとなっていることがわかる。次に
図5に半導体レーザー10の出力を5ns間隔のパルスと
して試料に照射し、それにともなう上記系の起電力Vの
変化を横軸特間としてオシロスコープで観察した結果を
示す。(a)がパルスレーザーの出力、(b)が起電力
であるが、光が照射されると起電力はゼロとなり、照射
がなくなると起電力が生ずる。起電力信号のたち上が
り、下がりの形状より応答性はきわめて高速なものと言
える。
【0022】図6は上記系において温度を4.2Kに保
ちながら、測定電流を0から100mAまで変化させ、
異なる波長の光を試料に照射した場合の電流−電圧特性
を示す。(c)は半導体レーザを用いて波長300nmの
光を照射した場合、(d)は半導体レーザーを用いて波
長400nmの光を照射した場合、そして(e)はエキシ
マレーザーを用いて波長10nmの紫外線を照射した場合
である。まずこの結果より、臨界電流密度は(d)より
も(c)が大きいことがわかる。これはこの酸化物磁性
体において超伝導電流を担うキャリア対が発生し移動す
るためには、400nmよりも300nmの波長のエネルギ
ーがより条件として適しているためと考えられる。ま
た、(e)では超伝導電流はみられず、単なる抵抗体的
な特性を示している。これはキャリアに与えられたエネ
ルギーが大きすぎ、電子相関がこわれてしまい、キャリ
アが単体としてふるまったためと考えられる。
【0023】この光超伝導素子の実際の大きさは、縦お
よび横の長さが1μm以上10cm以下、厚さが100nm
以上10mm以下である。ここで電磁波の照射をon−o
ff切換えすると、それにともない超伝導電流もon−
off動作をするため、光超伝導スイッチング素子とし
て使用することができる。また、入射電磁波の持つエネ
ルギーの大きさはその波長によって異なるが、それにと
もない超伝導電流密度Jcの大きさも変化する。図7は
超伝導電流の照射波長依存特性を示す図である。この値
を読み取ることにより、光センサーまたは分光素子とし
て使用することができる。さらに入射電磁波の強度(P
ower)が不充分であると、超伝導転移温度Tcより低温
になっても完全に超伝導状態にならずにある程度の残留
抵抗が観測される。この抵抗値は入射電磁波の強度によ
って異なるため、これを利用して光量計として使用する
ことができる。
【0024】上記目的を達するために、ペロブスカイト
構造を有する酸化物磁性体は、下式(化9)乃至(化1
5)を用いる。
【0025】
【化9】
【0026】
【化10】
【0027】
【化11】
【0028】
【化12】
【0029】
【化13】
【0030】
【化14】
【0031】
【化15】
【0032】上記目的を達するために、また第1および
第2電極にもペロブスカイト構造を有する、臨界温度が
4.2K以上150K以下の酸化物超伝導体を用いると
よい。臨界温度以下で第1電極から第2電極へ電流を流
すと、酸化物超伝導体中ですでに対となり、超伝導電流
を担っているキャリアがそのまま電子相関を保ちながら
酸化物磁性体中を通過する。その結果、超伝導電流が観
測される。その場合の臨界電流密度Jcは、酸化物超伝
導体および酸化物磁性体の持つ固有の性質によって決ま
る。さらに酸化物磁性体に上記電磁波を照射すると、上
記原理によって酸化物磁性体中より超伝導電流が増加し
増幅効果が得られる。この現象は光超伝導トランジスタ
として使用できる。またその場合の増幅率は、入射電磁
波の波長によって決まる。
【0033】上記目的を達するために、また第1および
第2電極に半導体を用いる。この半導体はSiなどの単
結晶半導体またはGaAsなどの化合物半導体または非
晶質半導体のいずれかである。半導体のキャリアタイプ
は、第1電極にp型(もしくはn型)半導体を用い、か
つ第2電極にn型(もしくはp型)半導体を用いて構成
するもの、または第1及び第2電極ともn型またはp型
半導体で構成するものとする。
【0034】光超伝導素子の作製方法としては、スパッ
タリング法またはMBEおよび電子ビームを含む蒸着
法、CVD法、ドクターブレード法などの薄膜作製技術
があげられる。一例としてスパッタリング法での作製方
法を説明すると、まず図8に示したように、基板(支持
体)4に第2電極2をたい積し、次に酸化物磁性体3を
第2電極2上に重ねてたい積する。そしてさらに酸化物
磁性体3上に第1電極1をたい積し、光超伝導素子とす
る。たい積したそれぞれの膜厚は、1nm以上1mm以下で
ある。この作製方法による光超伝導素子は、第1電極1
に電磁波20が透過することのできる材料を用い、第1
電極1を透過して電磁波を酸化物磁性体3に照射する場
合に有効である。または図1に示したように基板(支持
体)4に、はじめに酸化物磁性体3をたい積し、第1電
極1および第2電極2を酸化物磁性体3上の同一平面上
にたい積する。この場合、第1電極1と第2電極2は接
触することのない配置とするので、電磁波20は酸化物
磁性体3に直接照射する。この作製方法による光超伝導
素子は、第1電極1および第2電極2が電磁波が透過す
ることのできない材料を用いる場合または素子全体の膜
厚を薄く作製したい場合に有効である。
【0035】図9は光超伝導ダイオードを示す。これは
酸化物磁性体の中には(化16)に示すもののように、
半導体的電気特性を示すものがあることを利用したもの
である。
【0036】
【化16】
【0037】図9(A)において、30は、一般的なn
型半導体、31はp型半導体であるが、この半導体31
は電磁波が照射されると超伝導電流が流れるペロブスカ
イト構造を有する酸化物磁性体よりなるものである。こ
の半導体が電極32とオーム性接触している。作用を説
明すると、暗所すなわち電磁波が照射されない条件下で
は、通常のダイオードと同様に順方向の電流が流れ、逆
方向からの電流は流れない。一方、光を照射すると、半
導体31が超伝導特性を示すので、逆方向からでも電磁
が流れるようになる。従って従来のダイオードにはない
機能を持たせることができる。
【0038】図10は光超伝導素子を用いた光コンピュ
ータへの応用を示すものである。従来の光超伝導スイッ
チング素子は、光を照射することで超伝導状態がこわれ
るという、入力(ON)→出力(OFF)のものしかで
きなかったため、これを用いて光コンピュータを作製す
ることは非常に困難であった。本発明によれば、光照射
により、入力(OFF)→出力(ON)の動作をするた
め、これらを組み合わせることにより、光コンピュータ
の基礎である論理演算が可能である。図10(A)はN
OT回路を示す一例である。入力信号を光源Aからの光
のON,OFF、出力信号を本発明に係る光超伝導素子
40の電位差(1又は0)とする。図10(B)はOR
回路を示す一例である。入力Cを点Cの電圧(1又は
0)、入力Dを光源DのON,OFF、出力Eを素子4
0に直接につないだ抵抗41の電位差とする。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、電磁波を照射すること
で光半導体素子以上の高速・高信頼性の応答が可能な光
超伝導素子を作製することができる。このため光半導体
素子を用いたあらゆる装置において、光半導体素子の替
わりに光超伝導素子を用いることで、より応答性が良い
高性能な装置を作製することができる。
【0040】また本発明によれば、動作原理上高い精度
を要求する薄膜作成技術を必要としないため、作製プロ
セスの容易性において効果がある。
【0041】また本発明によれば、電極材料を特に限定
せず、また酸化物磁性体との界面に新しい物理現象が現
れる可能性を持ち、従来にはなかった機能・特性を持つ
素子の開発が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光超伝導素子の断面図である。
【図2】本発明に係る光超伝導素子の四端パターンを示
す図である。
【図3】(図2)の素子の測定系を示す斜視図である。
【図4】本発明に係る素子の抵抗率温度依存特性を示す
図である。
【図5】本発明に係る素子にパルスレーザを照射したと
きの酸化物磁性体の起電力(時間依存)を示す図であ
る。
【図6】本発明に係る素子の4.2Kにおける電流−電
圧特性を示す図である。
【図7】本発明に係る素子の電流−波長特性を示す図で
ある。
【図8】本発明に係る素子の他実施例を示す断面図であ
る。
【図9】本発明に係る光超伝導ダイオードを示す構成図
であり、(A)は光照射しない状態、(B)は光照射し
た状態を示す。
【図10】本発明に係る素子の光コンピュータへの応用
を説明する図であり、(A)はNOT回路、(B)はO
R回路を示す。
【符号の説明】 1 第1電極 2 第2電極 3 酸化物磁性体 4 支持体(基板) 20 電磁波
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小園 裕三 茨城県日立市久慈町4026番地 株式会社日 立製作所日立研究所内 (72)発明者 村山 良昌 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所基礎研究所内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電磁波が照射されると超伝導電流が流れ
    るペロブスカイト構造を有する酸化物磁性体と、この酸
    化物磁性体を挾む第1電極及び第2電極と、を備えた光
    超伝導素子。
  2. 【請求項2】 請求項1において、第1電極及び第2電
    極はペロブスカイト構造を有する酸化物超伝導体である
    光超伝導素子。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、ペロブスカイ
    ト構造を有する酸化物磁性体は、下式の(化1)乃至
    (化7)のいずれかのものである光超伝導素子。 【化1】 【化2】 【化3】 【化4】 【化5】 【化6】 【化7】
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかにおいて、第1
    電極及び第2電極が半導体である光超伝導素子。
  5. 【請求項5】 請求項4において、第1電極がp型又は
    n型半導体であり、第2電極がn型又はp型半導体であ
    る光超伝導素子。
  6. 【請求項6】 請求項4において、第1電極及び第2電
    極がいずれもp型半導体又はn型半導体である光超伝導
    素子。
  7. 【請求項7】 ON−OFF切り換え可能な電磁波照射
    手段と、前記電磁波照射手段からのON−OFF電磁波
    を受けて超伝導電流がON−OFF動作される請求項1
    〜3のいずれかに記載の光超伝導素子と、を備えた光ス
    イッチング素子。
  8. 【請求項8】 電磁波発生手段からの電磁波を受ける請
    求項1〜3のいずれかに記載の光超伝導素子と、この光
    超伝導素子に流れる超伝導電流密度を検出する手段と、
    前記検出された電流密度から前記電磁波の波長を求める
    手段と、を備えた光センサー。
  9. 【請求項9】 電磁波発生手段からの電磁波を受ける請
    求項1〜3のいずれかに記載の光超伝導素子と、該光超
    伝導素子が超伝導状態になれずに残る残留抵抗を検出す
    る手段と、その検出された残留抵抗から前記電磁波の強
    度を求める手段と、を備えた光量計。
  10. 【請求項10】 電磁波照射手段と、請求項2又は3に
    記載の光超伝導素子と、第1電極及び第2電極間に超伝
    導電流を流す手段と、を備えた光超伝導トランジスタ。
  11. 【請求項11】 電磁波が照射されると超伝導電流が流
    れるペロブスカイト構造を有する酸化物磁性体と、この
    酸化物磁性体とホーム性接触を形成する電極と、前記酸
    化物磁性体とpn接合を形成する半導体と、を備えた光
    超伝導ダイオード。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7450299B2 (en) 2001-12-27 2008-11-11 Riken Broadband telescope

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US7450299B2 (en) 2001-12-27 2008-11-11 Riken Broadband telescope

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