JPH0574667U - ノズル装置 - Google Patents
ノズル装置Info
- Publication number
- JPH0574667U JPH0574667U JP2252292U JP2252292U JPH0574667U JP H0574667 U JPH0574667 U JP H0574667U JP 2252292 U JP2252292 U JP 2252292U JP 2252292 U JP2252292 U JP 2252292U JP H0574667 U JPH0574667 U JP H0574667U
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- tubular
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ノズル本体20が、中芯用管12に回転自在に嵌
合する円筒状嵌合部22と、円筒状嵌合部22から放射方向
外方へ突出し中芯用管12からの薬液を噴出する管状ノズ
ル24とを備えているノズル装置10において、薬液の噴出
方向を調整するためにノズル本体20を回転させる際の操
作性の改善等を図る。 【構成】 突出棒26が、管状ノズル24とは周方向の反対
側の円筒状嵌合部22の位置に固定され、管状ノズル24と
は反対方向へ突出している。
合する円筒状嵌合部22と、円筒状嵌合部22から放射方向
外方へ突出し中芯用管12からの薬液を噴出する管状ノズ
ル24とを備えているノズル装置10において、薬液の噴出
方向を調整するためにノズル本体20を回転させる際の操
作性の改善等を図る。 【構成】 突出棒26が、管状ノズル24とは周方向の反対
側の円筒状嵌合部22の位置に固定され、管状ノズル24と
は反対方向へ突出している。
Description
【0001】
この考案は、圃場等へ薬液等を散布するために使用され向きを調整自在のノズ ル装置に係り、詳しくは向きを調整する際の操作性を改善されるノズル装置に関 するものである。
【0002】
水田へ除草剤等の薬液を散布する散布機の従来のノズル装置では、ノズル本体 が、嵌合部と、この嵌合部から放射方向外側へ突出する管状ノズルとを有し、嵌 合部において回転自在に管部材に嵌合しているとともに、管部材からの薬液を管 状ノズルの先端部から噴出するようになっている。そして、管部材に対するノズ ル本体の回転位置、すなわち薬液の噴出方向を調整するために、作業者は、管状 ノズルを一方の手で把持して、ノズル本体に回転力をかけ、ノズル本体を管部材 に対して相対回転させている。
【0003】
従来のノズル装置の問題点を列挙すると、次のとおりである。 (a)ノズル本体に回転力をかけるために、作業者が把持するのは管状ノズルの 1本だけであるので、把持性が悪い。 (b)管状ノズルにかかる回転操作力が管部材に曲げモーメントとしてかかり、 管部材が細い場合は、管部材が曲がる恐れがあるとともに、さらに、作業者の操 作力が増大する。 (c)管状ノズルの把持性を改善するために、管状ノズルの長さを伸ばすと、管 路抵抗の増大及び休止時や作業終了後における管状ノズル内の薬液の詰まりの原 因になる。 (d)作業者が、管状ノズルだけでは把持し難いために、管状ノズル先端の噴孔 に指を当ててしまい易く、噴孔が異物で詰まり易い。
【0004】 請求項1の考案の目的は、流体散布用のノズル装置において、上述の従来技術 の問題点を克服することである。 請求項2の考案の目的は、ノズル本体の回転位置を調整する際の把持性を阻害 することなく、管状ノズルの管路抵抗の減少及び管状ノズル内の流体に起因する 詰まりの抑制を図ることができるノズル装置を提供することである。 請求項3の考案の目的は、散布作業の休止及び終了後等に管状ノズルにかぶせ るノズルキャップを散布作業中に紛失することを防止できるようにすることであ る。
【0005】
この考案を、実施例に対応する図面の符号を使用して説明する。 請求項1の前提となるノズル装置(10,10b)では、ノズル本体(20,20b)は、管部 材(12)に周方向へ回転自在に嵌合する嵌合部(22)と、この嵌合部(22)から放射方 向外方へ突出し管部材(12)からの流体を噴出する管状ノズル(24)とを備えている 。そして、請求項1のノズル装置(10,10b)では、突出棒(26)は、管状ノズル(24) から回転方向へ離れた位置において嵌合部(22)に固定され放射方向外方へ突出し ている。
【0006】 請求項2のノズル装置(10,10b)では、突出棒(26)の突出長さは管状ノズル(24) の突出長さより大きい。
【0007】 請求項3のノズル装置(10,10b)では、管状ノズル(24)の先端部に着脱自在に装 着されるノズルキャップ(32,32b)は、突出棒(26)の先端部にも着脱自在に装着可 能となっている。
【0008】
請求項1のノズル装置(10,10b)において、作業者は、流体の噴出向きを変更す るために、管部材(12)に対するノズル本体(20,20b)の回転位置を変更する際、嵌 合部(22)から放射方向外方へ突出する管状ノズル(24)及び突出棒(26)を把持して 、ノズル本体(20,20b)に回転力をかける。
【0009】 請求項2のノズル装置(10,10b)では、流体は短い管状ノズル(24)内を通って噴 出される。
【0010】 請求項3のノズル装置(10,10b)では、散布作業中、ノズルキャップ(32,32b)は 、管状ノズル(24)の先端部から外されて、突出棒(26)の先端部に装着される。ま た、散布作業の休止及び終了後等では、ノズルキャップ(32,32b)は、突出棒(26) の先端部から外されて、管状ノズル(24)の先端部に装着される。
【0011】
以下、この考案を図面の実施例について説明する。 図1及び図2はノズル装置10の縦断面図及び斜視図である。このノズル装置10 は、例えば田植機用台車の後部に装着されて水田に除草剤を散布する散布機に装 備される。中芯用管12において、薬液通路14は、図示していないポンプより薬液 を圧送されかつ先端側を閉塞され、連通孔16は薬液通路14の閉塞端部を中芯用管 12の周部へ連通させ、ねじ部18は中芯用管12の先端部に形成されている。
【0012】 ノズル本体20は、円筒状嵌合部22と、円筒状嵌合部22に固定され放射方向外方 へ突出する管状ノズル24と、管状ノズル24から周方向へ180°離れた位置にお いて円筒状嵌合部22に固定され管状ノズル24とは反対方向へ突出する突出棒26と を有している。管状ノズル24及び突出棒26は、共に円形の横断面を有し、外径は 等しく、突出棒26は管状ノズル24より少し長くなっている。環状凹所28は円筒状 嵌合部22の内周側に形成され、通孔30は、環状凹所28へ連通しているとともに、 管状ノズル24を貫通して、管状ノズル24の先端側に噴孔として開口している。ノ ズルキャップ32は、管状ノズル24及び突出棒26の先端部に着脱自在に装着される ようになっている。
【0013】 フランジ部34は中芯用管12の先端から所定長さの部位に形成され、フランジ部 34側から中芯用管12の先端部へノズル本体20の円筒状嵌合部22及び座金36が順次 嵌装され、ナット38が、ねじ部18に螺合して、ノズル本体20の円筒状嵌合部22を フランジ部34へ適当な締付け力で締付けている。円筒状嵌合部22は、ナット38に よる締め付け後も中芯用管12に対して相対回転自在であり、ノズル本体20の任意 に回転位置においても通孔30は、環状凹所28及び連通孔16を介して薬液通路14へ の連通を維持され、薬液通路14から薬液を導かれるようになっている。一対のO リング40は、中芯用管12の軸方向に関して環状凹所28を両側から挾むように、中 芯用管12の周部の環状溝に嵌着され、中芯用管12と円筒状嵌合部22との嵌合部の シールを行なっている。
【0014】 ノズルキャップ32は、弾性材料から成り、管状ノズル24及び突出棒26の径より 内径が少し小さいが弾性的に拡開自在の有底筒部42と、有底筒部42の中心線に沿 って延び有底筒部42の開口端側へ有底筒部42の端縁より先方まで突出する針部44 とを有している。挿入孔46は、突出棒26の先端面から突出棒26の中心線に沿って 針部44の長さ以上に深く延び、通孔30、挿入孔46及び針部44の径はほぼ等しくな っている。
【0015】 ノズル装置10の作用について説明する。 通孔30の先端から薬液を散布する場合は、ノズルキャップ32を管状ノズル24の 先端部から外して、突出棒26の先端部に装着する。突出棒26へのノズルキャップ 32の装着の際、有底筒部42は、弾性的に拡開して、突出棒26の先端部に嵌合し、 その後、弾性力で元の径に戻って、突出棒26に嵌着する。一方、ノズルキャップ 32の針部44は挿入孔46に挿入される。通孔30の先端からの薬液の散布を休止又は 終了する場合は、ノズルキャップ32を突出棒26の先端部から外して、管状ノズル 24の先端部に装着する。この際も、有底筒部42は、弾性的に拡開しつつ、管状ノ ズル24の先端部に嵌合し、その後、嵌着状態になって、管状ノズル24の先端部に 付着している薬液を空気に対して遮断して、固化を抑制する。針部44は管状ノズ ル24の通孔30に挿入され、通孔30における薬液の固化に因る詰まりを防止する。 ノズルキャップ32を管状ノズル24又は突出棒26へ装着する際、管状ノズル24又は 突出棒26への有底筒部42の嵌合に先立って、有底筒部42の端縁より先方へ突出す る針部44の先端を通孔30又は挿入孔46へ挿入するようになっているので、針部44 はノズルキャップ32を装着する際の位置決めとしての役目を果たす。
【0016】 ポンプから送出されて来る薬液は、中芯用管12の薬液通路14及び連通孔16を経 て環状凹所28へ導かれ、環状凹所28からさらに通孔30を経て通孔30の先端側開口 から噴出される。
【0017】 作業者は、ノズル装置10の薬液の噴出向きを変更するために、中芯用管12に対 するノズル本体20の回転位置を変更する際、ノズル本体20の管状ノズル24及び突 出棒26を把持して、ノズル本体20に回転力をかける。円筒状嵌合部22は、所定の 弾性力をもつ座金36を介してナット38によりフランジ部34の方へ軸方向へ押圧さ れており、この押圧に伴う摩擦力が円筒状嵌合部22の回転に対する抵抗となると ともに、管状ノズル24及び突出棒26への回転操作力が解除されるのに伴い、円筒 状嵌合部22はその回転位置に保持される。
【0018】 図3、図4及び図5は別のノズル装置10bの縦断面図、先端側から見た図、及 び横断面図である。このノズル装置10bは、中芯用管12の軸方向へ2個のノズル 本体20bを備え、各ノズル本体20bは相互に独立に回転位置を選択できるようにな っている。管状ノズル24及び突出棒26は円筒状嵌合部22と一体に形成される。ま た、連通孔16は、図5に示されるように、中芯用管12の横断面に十字状に形成さ れ、薬液通路14の先端部を環状凹所28へ連通させている。
【0019】 図6は図3のノズルキャップ32bの斜視図である。有底筒部42は、特に弾性材 料に限定されず、樹脂等から成り、環状突条48が、有底筒部42の内周側に形成さ れ、適当に弾性変形自在となっている。図3及び図5において、環状溝50,52が それぞれ突出棒26及び管状ノズル24において先端面から所定の距離の位置に形成 され、ノズルキャップ32bが突出棒26及び管状ノズル24の先端部に装着される際 、ノズルキャップ32bの環状突条48を嵌入されて、分離自在に係止するようにな っている。
【0020】 図示の実施例では、管状ノズル24及び突出棒26は周方向へ180°離れた位置 においてノズル本体20に固定されているが、周方向へ適当に離れていれば、他の 角度であってもよい。
【0021】
請求項1の考案の効果は次のとおりである。 (a)ノズル本体を管部材に対して相対回転させる際、作業者は、管状ノズルと 共に突出棒を把持することができるので、把持性が向上する。 (b)ノズル本体には回転方向の管状ノズル及び突出棒の2つの部位から回転力 が作用するので、管部材にかかる曲げモーメントが低下し、管部材の細い場合の 管部材の曲り防止、さらに、操作力の低減を図ることができる。 (c)突出棒により把持性が改善されたのに伴い、把持性を改善するための管状 ノズルの長さの増大を省略することができ、これにより、管状ノズルの長さの増 大に起因する管路抵抗の増大及び流体の詰まりを防止できる。 (d)把持性が改善されるので、作業者がノズル本体の回転位置の調整の際、管 状ノズルの先端に指を当ててしまうことが抑制され、異物に因る噴孔の詰まりを 防止することができる。
【0022】 請求項2の考案では、ノズル本体の回転操作の際の作業者の把持性を損なうこ となく、管状ノズルが短くなるので、管状ノズルにおける管路抵抗及び詰まりを 低減させることができる。
【0023】 請求項3の考案では、散布作業終了後等にかぶせるノズルキャップを散布作業 中は、突出棒の先端部に装着して、別の場所に保管する手間を省略し、ノズルキ ャップの紛失を抑制することができる。
【図1】ノズル装置の縦断面図である。
【図2】ノズル装置の斜視図である。
【図3】別のノズル装置の縦断面図である。
【図4】別のノズル装置を先端側から見た図である。
【図5】別のノズル装置の横断面図である。
【図6】図3のノズルキャップの斜視図である。
10,10b ノズル装置 12 中芯用管(管部材) 20,20b ノズル本体 22 円筒状嵌合部(嵌合部) 24 管状ノズル 26 突出棒 32,32b ノズルキャップ
フロントページの続き (72)考案者 宮内 政彦 千葉県東金市小沼田字戌開1554−3 株式 会社丸山製作所東金工場内
Claims (3)
- 【請求項1】 ノズル本体(20,20b)が、管部材(12)に周
方向へ回転自在に嵌合する嵌合部(22)と、この嵌合部(2
2)から放射方向外方へ突出し前記管部材(12)からの流体
を噴出する管状ノズル(24)とを備えているノズル装置(1
0,10b)において、突出棒(26)が、前記管状ノズル(24)か
ら回転方向へ離れた位置において前記嵌合部(22)に固定
され放射方向外方へ突出していることを特徴とするノズ
ル装置。 - 【請求項2】 前記突出棒(26)の突出長さは前記管状ノ
ズル(24)の突出長さより大きいことを特徴とする請求項
1記載のノズル装置。 - 【請求項3】 前記管状ノズル(24)の先端部に着脱自在
に装着されるノズルキャップ(32,32b)が、前記突出棒(2
6)の先端部にも着脱自在に装着可能であることを特徴と
する請求項1又は2記載のノズル装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2252292U JPH0574667U (ja) | 1992-03-17 | 1992-03-17 | ノズル装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2252292U JPH0574667U (ja) | 1992-03-17 | 1992-03-17 | ノズル装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0574667U true JPH0574667U (ja) | 1993-10-12 |
Family
ID=12085116
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2252292U Pending JPH0574667U (ja) | 1992-03-17 | 1992-03-17 | ノズル装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0574667U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20230012901A (ko) * | 2021-07-16 | 2023-01-26 | 주식회사 에스엠뿌레 | 분무기 노즐 어셈블리 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5456273A (en) * | 1977-10-12 | 1979-05-07 | Nec Home Electronics Ltd | Fluorescent lamp |
-
1992
- 1992-03-17 JP JP2252292U patent/JPH0574667U/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5456273A (en) * | 1977-10-12 | 1979-05-07 | Nec Home Electronics Ltd | Fluorescent lamp |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20230012901A (ko) * | 2021-07-16 | 2023-01-26 | 주식회사 에스엠뿌레 | 분무기 노즐 어셈블리 |
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