JPH057437B2 - - Google Patents

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JPH057437B2
JPH057437B2 JP62161385A JP16138587A JPH057437B2 JP H057437 B2 JPH057437 B2 JP H057437B2 JP 62161385 A JP62161385 A JP 62161385A JP 16138587 A JP16138587 A JP 16138587A JP H057437 B2 JPH057437 B2 JP H057437B2
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reactor
hydrocarbon feed
effluent
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JP62161385A
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Suteiibun Zaachii Andoruu
Kaaru Boresu Uoren
Furanshisu Okiifu Ryuuku
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Union Carbide Corp
Original Assignee
Union Carbide Corp
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Publication of JPH057437B2 publication Critical patent/JPH057437B2/ja
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C9/00Aliphatic saturated hydrocarbons
    • C07C9/14Aliphatic saturated hydrocarbons with five to fifteen carbon atoms
    • C07C9/16Branched-chain hydrocarbons
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C5/00Preparation of hydrocarbons from hydrocarbons containing the same number of carbon atoms
    • C07C5/22Preparation of hydrocarbons from hydrocarbons containing the same number of carbon atoms by isomerisation
    • C07C5/2206Catalytic processes not covered by C07C5/23 - C07C5/31
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C7/00Purification; Separation; Use of additives
    • C07C7/12Purification; Separation; Use of additives by adsorption, i.e. purification or separation of hydrocarbons with the aid of solids, e.g. with ion-exchangers
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C10PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
    • C10GCRACKING HYDROCARBON OILS; PRODUCTION OF LIQUID HYDROCARBON MIXTURES, e.g. BY DESTRUCTIVE HYDROGENATION, OLIGOMERISATION, POLYMERISATION; RECOVERY OF HYDROCARBON OILS FROM OIL-SHALE, OIL-SAND, OR GASES; REFINING MIXTURES MAINLY CONSISTING OF HYDROCARBONS; REFORMING OF NAPHTHA; MINERAL WAXES
    • C10G61/00Treatment of naphtha by at least one reforming process and at least one process of refining in the absence of hydrogen
    • C10G61/02Treatment of naphtha by at least one reforming process and at least one process of refining in the absence of hydrogen plural serial stages only
    • C10G61/06Treatment of naphtha by at least one reforming process and at least one process of refining in the absence of hydrogen plural serial stages only the refining step being a sorption process

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  • Organic Chemistry (AREA)
  • Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
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  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Water Supply & Treatment (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
〔技術分野〕 本発明は、接触異性化法によりノルマルパラフ
イン系炭化水素を部分的に異性化することによつ
て混合炭化水素供給原料のオクタン価を上げるた
めの方法及び装置の改良に関する。 ある種の炭化水素留分、特にノルマル及びイソ
形のペンタン類及びヘキサン類を含有する混合供
給原料のオクタン価を向上するために知られた技
術は、一般に、供給原料中の全てのノルマル形炭
化水素を完全に異性化させることを包含する。 広く用いられている方法の一つによれば、全供
給物が初期接触反応に付され、次いでモレキユラ
ーシーブ吸着器を用いる分離操作に付される。次
いで吸着器はノルマル形炭化水素を脱着すべくパ
ージされ、そして脱着されたノルマル形炭化水素
及びパージガスは異性化反応器に再循環される。
この方法は反応器先行法として知られている。 他の知られた方法では、供給原料がまず非ノル
マル形炭化水素を直ちに除去する吸着器に通され
る。次いでノルマル形炭化水素は異性化され、続
いて新たに形成された非ノルマル形炭化水素の除
去及びノルマル形炭化水素の反応器への再循環が
行われる。この方法は、吸着器先行法として業界
で知られている。 吸着器先行型及び反応器先行型の両方とも異性
化されなかつた全てのノルマル形炭化水素を完全
に再循環させるために、これらの方法は終局的に
は供給原料中の全てのノルマル形のペンタン類及
びヘキサン類を完全に異性化させるであろう。し
かしながら、再循環流量のために過度に大型の反
応器、吸着器、炉及びパージガス再循環装置の使
用を必要とするが、これは初期投資の点のみなら
ず操業ペースの点でも極めてコスト高となる。 〔従来技術〕 カナダ国特許第1064056号においてレバー氏他
は、反応器供給物中のn−ペンタンか又はn−ヘ
キサンのいずれかの濃度の大きな変動を3床式吸
着器系の操作を適当に制御することによつて防止
するようにした全異性化法を記載している。この
開示によれば、3床のうち2床のみが任意の所定
の時点で脱着を受けており、そして3床のうちの
1床における脱着の終了段階が3床のうちの他の
床の脱着の初期段階と同時点にある。 吸着器先行型及び反応器先行型の両方法とも特
例的なものである。吸着器先行法は、新たな供給
原料と全反応器流出物とからなる合流供給物をま
ず吸着器に通して非ノルマル形炭化水素を除去
し、反応器への供給物が実質上ノルマル形炭化水
素であるようにすることを要求する。このため
に、かなり大型の吸着器と多量の再循環残留量、
したがつて大きな反応器容量が必要である。 米国特許第4210771号において、ホルコム氏は、
触媒がコーキングを受けないようにするのに十分
な水素分圧を維持しながら反応器に対する再循環
流量を低下させるようにした反応器先行型異性化
法を記載している。反応器の水素の分圧は水素濃
度の関数である。この系は再循環流れ及び合流反
応器供給物中の水素の流量を一定のレベルに維持
し、そして新たな供給物の流量を再循環流れ中の
脱着されたノルマル形炭化水素と逆比例関係でも
つて変動させている。このように反応器への炭化
水素流量の変動を除去することによつて、触媒を
保護するための水素の分圧を不十分なものにする
恐れなく反応器への再循環流量が低減される。し
かしながら、この反応器先行法は、全てのノルマ
ル形炭化水素を再循環させること並びにこれを達
成するのに十分に大型の反応器、吸着器を使用し
かつ多量の再循環系容量を採用することを要求し
た。 したがつて、炭化水素供給物のオクタン価を相
当に向上させながら、再循環流量を減少させかつ
小型の反応器及び吸着器を作動させ、さもなけれ
ば一定の処理量を基にして操作効率を向上させる
ことが望まれていた。 〔発明の要点〕 本発明によれば、既知の全異性化法の一つを改
良することによつて、ガソリンの配合に使用する
ための基礎原料としてオクタン価の増大した製品
を生じるとともに相当な経済性が達成できること
がわかつた。この改良によれば、製品のオクタン
価の増大よりも大きな割合で吸着器、反応器の規
模及び炭化水素再循環量を低減させることができ
る。本発明は、吸着器先行法における変更を慣用
の技術と反対の態様で実行することによつて投下
資本に対するオクタンの増加量の比率が予期でき
ないほどに大きい値で得られるという発見に基い
ている。 本発明は、非ノルマル形炭化水素化合物とノル
マル形のペンタン及びヘキサンを含有する炭化水
素供給物を吸着器床を入れた吸着域に通して該供
給物からノルマル形炭化水素を吸着させかつ該吸
着域から非ノルマル形炭化水素を吸着器流出物と
して排出させ;吸着されたノルマル形炭化水素を
含有する吸着器床にパージガスを通してパージガ
スとノルマル形炭化水素とからなる脱着流出物を
生成させ;該脱着流出物を異性化反応器に通して
パージガスと非ノルマル形及びノルマル形の炭化
水素を含む反応器炭化水素生成物とからなる反応
器流出物を生成させ;該反応器生成物流れの少な
くとも一部分と該吸着器流出物とを合流させてノ
ルマル形及び非ノルマル形の炭化水素とからなる
オクタンに富んだ生成物流れを形成させ;該パー
ジガスを分離し、これを吸着域に再循環させるこ
とからなる、非ノルマル形炭化水素とノルマル形
のペンタン及びヘキサンを含有する炭化水素供給
物のオクタン価を上げる方法及び装置を提供す
る。 本発明の方法においては、好ましくは、反応器
炭化水素生成物の50〜100%が吸着器流出物と合
流される。装置を据え付けて操作するのに最も経
済的な系においては、全反応器炭化水素生成物が
吸着器流出物と合流される。コストの増大がある
が、プロセスの融通性の点で有利な態様で、反応
器炭化水素生成物の50%までを新たな供給物と合
流させ、反応器に再循環させることができる。 本発明の装置は、前記したような炭化水素供給
物からノルマル形炭化水素を吸着できる固体吸着
剤を含む吸着器床を入れた吸着域;炭化水素供給
物を吸着域に供給するための手段;非ノルマル形
炭化水素を吸着域から吸着器流出物として排出さ
せるための手段;吸着されたノルマル形炭化水素
を含有する吸着器床にパージガスを通じるための
手段;パージガスを通入させて得られたパージガ
スとノルマル形炭化水素とからなる脱着流出物を
異性化反応器に通しかつそれから排出させるため
の手段;脱着流出物中のノルマル形炭化水素を非
ノルマル形炭化水素に異性化できる異性化触媒を
含みかつパージガスとノルマル形及び非ノルマル
形の炭化水素の混合物とからなる反応器流出物を
生じる異性化反応器;反応器生成物流れの少なく
とも一部分と吸着器流出物とを合流させてノルマ
ル形及び非ノルマル形の炭化水素とからなるオク
タンに富んだ生成物流れを形成させるための手
段;パージガスを分離しかつこれを吸着域に再循
環させるための手段を包含する。 〔発明の具体的説明〕 以下、本発明を図面を参照しながら説明する。 第1図は、全異性化反応器炭化水素生成物をオ
クタンが増加した炭化水素として吸着器流出物と
合流させるようにした本発明のプロセス及び装置
の概略説明図である。 第2図は、異性化反応器炭化水素生成物の一部
を引出して吸着器流出物と合流させるとともに限
られた一定量の異性化反応器生成物を吸着器に返
送することを可能にする他のプロセス及び装置の
概略説明図である。 まず、吸着器先行型配置で吸着工程と異性化工
程との簡略された組合せによつて混合炭化水素供
給原料(新たな供給物)がガソリン配合原料とし
て使用するためグレードアツプされるようにした
好ましい具体例によつて本発明を説明する。本発
明は、その簡略さの故に、吸着器、異性化反応
器、プロセス流れを加熱するのに要する炉及びパ
ージガス再循環装置の規模を削減させることがで
きる。装置規模の削減に対して高い生産性が維持
されたことの意義は予期できなかつたほどのもの
である。 第1図を参照するに、混合炭化水素供給原料
(新たな供給物)がプロセスの要求に応じて管路
10より供給される。第1図の具体例における供
給原料はこのプロセスへの新たな供給物であつ
て、ノルマル及び非ノルマル形の炭化水素を含有
する。これは5〜6個の炭素原子を有する飽和炭
化水素の各種の異性体形から主としてなつてい
る。ここで、表現「各種の異性体形」とは、前記
の化合物の分岐鎖状及び環状形のもの並びに直鎖
状形のものの全てを意味するものとする。また、
接頭語の「イソ」及び「i」は、指示した化合物
の分岐鎖状及び環状(即ち、非ノルマル)形のも
のの全てに対する一般称であるものとする。 下記の組成が本発明に従う処理に好適な供給原
料の典型的なものである。 成分 モル% 4以下 0−7 i−C5 10−40 n−C5 5−30 i−C6 10−40 n−C6 5−30 C7以上 0−10 好適な供給原料は、典型的には、精油所の蒸留
操作によつて得られ、少量のC7及びそれ以上の
高級炭化水素を含有し得るが、しかしこれらのも
のは存在するとしてもごく微量で存在するにすぎ
ない。オレフイン系炭化水素は原料中で約4モル
%以下であるのが有利である。芳香族及びシクロ
パラフイン分子は比較的高いオクタン価を有す
る。したがつて、好ましい供給原料は芳香族及び
シクロパラフイン炭化水素が多量であるもの、例
えばこれらの成分を合せて少なくとも5モル%、
一般に10〜25モル%含むものである。 非環状のC5及びC6炭化水素は、一般に供給原
料の少なくとも60モル%、さらに典型的には少な
くとも75モル%を占め、そして供給原料の少なく
とも25モル%、好ましくは少なくとも35モル%は
イソペンタン、イソヘキサン及びこれらの混合物
よりなる群から選ばれる炭化水素である。好まし
くは、供給原料は、40モル%以内、さらに好まし
くは30モル%以内のn−ペンタンとn−ヘキサン
との混合物を含む。 第1図を再び参照するに、管路10内の新たな
供給物は熱交換器12において反応器流出物との
間接的熱交換により加熱され、次いで熱交換器1
2から炉14に通され、そこで管路16を介して
吸着域に通入させるため十分に加熱される。 管路16及び炉14からの吸着器供給物は一部
は圧力調節弁22によつて管路20に、残りの部
分は流量調節弁26によつて管路24に向けられ
る。吸着器供給物流れはこれらの管路から吸着域
の適当な床に向けられる。 ノルマル形及び非ノルマル形の炭化水素を蒸気
状態で含有する吸着器供給物は、ゼオライトモレ
キユラーシーブ吸着剤を入れた吸着域の複数個の
固定吸着器床(例えば米国特許第3700589号に記
載のような4床又は米国特許第3770621号に記載
のような3床)のそれぞれに周期的に順序だつて
大気圧以上の圧力下で通される。上記した特許は
参照物として引用する。 好ましくは、吸着剤は実質上5Åの有効細孔直
径を有する。用語「床の空隙空間」とは、本明細
書で用いるときは、ゼオライト結晶の結晶内空隙
を除いた、固体物質によつて占められていない床
内の任意の空間を意味する。ゼオライト結晶の凝
結体を形成させるのに用いることができる結合材
料中の細孔は、床の空隙空間とみなす。4床式の
系においては、床のそれぞれは下記の段階をサイ
クル的に受ける。 A−1 吸着−充填。この段階では床の空隙空
間にある蒸気は主として非収着性のパージガスか
らなつており、入来する供給原料は床の空隙空間
にある非収着性パージガスを吸着されなかつた供
給原料留分と実質上混合させることなく床から該
パージガスを強制的に押出す。 A−2 吸着。この段階では供給原料が床に並
流的に通され、供給原料のノルマル成分が結晶性
ゼオライト吸着剤の内部空隙内に選択的に吸着さ
れ、また供給原料の吸着されなかつた成分はノル
マル成分含有量が非常に減少した流出物として床
から除去される。 D−1 空隙空間のページ。この段階では、床
の物質移動帯域の化学量論的な点がその床の長さ
の85〜97%の間を通過しかつ床の空隙空間に実質
上供給原料の割合にあるノルマル形と非ノルマル
形との混合物を含有する程度までノルマル形の吸
着質で負荷された床が、該空隙空間の供給原料蒸
気を除去するのに十分な量であるがしかし床流出
物中に約50モル%、好ましくは40モル%以下の吸
着された供給原料のノルマル形炭化水素を生じさ
せるような量よりも多くない量の非収着性パージ
ガスの流れを床に通すことによつて、前記A−2
吸着の方向に対して向流的にパージされる。 D−2 パージ脱着。この段階では選択的に吸
着された供給原料のノルマル形成分が床に非収着
性パージガスを前記A−2吸着に対して向流的
に、しかも吸着されたノルマル形成分の大部分が
脱着されかつ床の空隙空間蒸気が主として非収着
性パージガス、例えば水素と軽質の炭化水素を含
む水素含有再循環流れからなるまで、通すことに
よつて脱着流出物の一部として脱着せしめられ
る。 吸着床に用いられるゼオライトモレキユラーシ
ーブは、規準として分子寸法及び形状を用いて供
給原料のノルマルパラフインを選択的に吸着でき
なければならない。したがつて、そのようなモレ
キユラーシーブは、約6Å以内でかつ約4Å以上
の見かけ細孔直径を持つべきである。この種の特
に好ましいゼオライトは米国特許第2883243号に
記載されたゼオライトAである。これは二価交換
形のいくつかの形のもの、特にカルシウム陽イオ
ン形のものでは、約5Åの見かけ細孔直径を有し
かつ非常に大きいノルマルパラフイン吸着容量を
有する。その他の好適なモレキユラーシーブとし
ては、ゼオライトR(米国特許第3030181号)、ゼ
オライトT(米国特許第2950952号)、そして天然
産ゼオライトモレキユラーシーブのチヤバザイト
及びエリオナイトがあげられる。これらの米国特
許は参照文献として引用する。 用語「見かけ細孔直径」とは、本明細書で用い
るときは、標準状態で吸着剤によつて吸着される
分子種の最大臨界寸法として定義することができ
る。臨界寸法とは、結合距離、結合角及びフアン
デルワールス半径の有効値を用いて構成される分
子模型を収容する最小円筒体の直径として定義さ
れる。したがつて、見かけ細孔直径は、吸着剤の
構造内の適切なシリケート環の自由直径として定
義できる構造細孔直径よりも常に大きい。 ここで、図面、特に吸着域を再び参照するに、
以下の説明は、床30がA−1吸着−充填を、床
32がA−2吸着を、床34がD−1空隙空間パ
ージを、そして床36がD−2パージ脱着を受け
るときの操作を詳述する。まず、管路16からの
吸着器供給物の一部が管路24を介してマニホル
ド40及び弁42を経てA−1吸着を受ける吸着
床30に向けられる。この系にある4個の吸着床
のそれぞれ、即ち、床30,32,34及び36
には円筒状ペレツトのような適当な形状のモレキ
ユラーシーブを入れてある。 床30は、弁42を介して通入する供給物が流
入する時点では、前段の脱着行程からの残留パー
ジガスを含有している。以下に詳述するように、
このパージガスは、異性化反応器において少なく
とも最小水素分圧を維持する必要があるために、
典型的には水素含有ガスである。これは、管路8
0を経てパージガス再循環流れとして脱着中に吸
着器に供給される。管路24、マニホルド40及
び弁42を経る吸着器供給物の流量は、床30か
ら残留する水素含有パージガスが約30秒〜約2分
間の初期吸着器段階期間内に洗い出されるように
制御される。 床30のこの初期吸着段階の間に、水素含有パ
ージガス流出物はこの床から弁50を介してマニ
ホルド52に流される。この水素含有パージガス
が床30から洗い出されつつある期間中において
は、残りの吸着器供給物は弁22及び管路20、
マニホルド44及び弁46を介して床32に通入
する。 供給物中のノルマルパラフインはA−2吸着を
受けている床32によつて吸着され、そして吸着
器流出物、即ち、吸着されなかつた非ノルマル形
炭化水素はこの床から弁54を介して流出し、そ
こからマニホルド56に供給される。この吸着器
流出物は管路60、熱交換器62及び管路64を
介して流れ、最終生成物としての反応器炭化水素
生成物の少なくとも一部分と合流せしめられる。
第1図の具体例は最終生成物としての反応器炭化
水素生成物の全てを使用するが、第2図の具体例
はその一部分、例えば少なくとも50%を使用す
る。 第1図においては、パージガスは合流させた生
成物流れ66から分離器68によつて回収し、次
いで吸着域に返送するため管路69を経て再循環
用コンプレツサー70に供給される。第2図にお
いては、パージガスは、これを吸着器流出物から
の非ノルマル形炭化水素と合流させる前に反応器
炭化水素生成物から分離されるものとして示して
ある。 残留する水素含有パージガスが床30から押出
されつつある吸着器段階期間中、即ちA−1吸着
中においては、床34は、その床の空隙空間内の
炭化水素が床から押出されつつある初期パージ段
階、即ちD−1パージを受けている。これと同じ
期間中においては、床36は第二脱着段階、即ち
D−2パージ脱着を受けつつある。この段階で
は、ノルマル形炭化水素が水素含有再循環パージ
ガス流れを用いてモレキユラーシーブ吸着剤から
脱着され、床から除去される。 分離器68からの水素含有パージガス流れは、
コンプレツサー70から管路72、熱交換器62
を介して加熱器74に通入され、そこで加熱さ
れ、次いで管路80を介してパージガス再循環流
れとして床に通入される。吸着器の圧力は、典型
的には200〜320psiaの範囲内にあり、好ましくは
240〜300psiaの範囲内にある。 管路80からの水素含有パージガス再循環流れ
は、流れ制御弁82及び84によつて二つの流れ
に分割し、量の少ない方の流れが管路86、マニ
ホルド88及び弁58を介して床34に向流的に
(前段の吸着行程に関して)通入される。第一段
階の脱着に使用される低くかつ制御された流量
は、吸着剤からノルマル形成分を過剰に脱着させ
ることなく床の空隙から吸着されなかつた炭化水
素を洗い出すためのものである。 床34からの流出物は弁48からマニホルド4
4に流れ、そこで弁46を介してA−2吸着を受
けている床32に直接再循環される。管路80か
らの水素再循環流れの主要部分は制御弁82、管
路90を介してマニホルド52に通され、そこで
先に述べた弁50からの第一段階吸着流出物と混
合され、次いで弁92及び床36に流入する。こ
の段階中では、選択的に吸着されたノルマルパラ
フインはゼオライトモレキユラーシーブから脱着
され、床から洗い出される。水素と脱着されたノ
ルマルパラフインとからなるこの床36からの吸
着流出物は、弁94及びマニホルド96から管路
100に流れ、そこから異性化反応器102に反
応器供給物として送られる。 これまでの説明は、系の全4段階サイクルの1
個の吸着器段階期間についてのものである。次の
吸着器段階期間については、床30がA−2吸着
を開始し、床32がD−1パージを開始し、床3
4がD−2脱着を開始し、かつ床36がA−1吸
着を開始するように適当な弁が作動される。同様
にして、各吸着器段階期間の後に新しいサイクル
が開始し、そして4つのサイクル期間の終りにお
いては床の全てが吸着及び脱着の全ての段階を受
けたことになる。 下記の表が1分の吸着段階サイクル時間につい
ての4つの床のそれぞれの機能を示している。
〔実施例〕
下記の実施例は本発明を説明するためのもので
あり、本発明を限定するものではない。以下に記
載の部及び%は、別に記してない限りモル基準に
よる。 例 1 この例は、下記の組成を有しかつ77のリサーチ
オクタン価を有する炭化水素供給物のオクタン価
を増大させるため第1図に実質上示すようなプロ
セスの操作を例示する。
【表】 この炭化水素を前述のような吸着器帯域に
240psiaの圧力でかつ52,844lb/hrの流量で供給
する。吸着器の各床には、1/16inの円筒体ペレツ
ト状のカルシウムゼオライトA吸着剤30,904lb
を収納してある。吸着流出物が35,270lb/hrの
平均流量で生成し、下記の平均組成を有した。
【表】
【表】 吸着器床は、供給物からノルマル形炭化水素を
吸着した後、主として水素(85.3%)及びメタン
(7.6%)を含有する11,737lb/hrの平均再循環
流量を有するパージガス流れで脱着させる。 脱着流出物は、29,311lb/hrの平均流量、
236psiaの脱着床からの圧力及び下記のような組
成を有した。
【表】 この脱着流出物を、ゼオライトが5のSiO2
Al2O3モル比及び約10当量%の有効ゼオライト陽
イオンを有するゼオライトY触媒担体13,075lb
と白金667トロイオンスを含有する反応器に供給
する。反応器は、脱着流出物を約29,311lb/hr
の平均流量で供給して約230psiaの圧力で約500〓
の温度で作動させる。 反応器を通過すると、反応器流出物は下記の組
成を有した。
【表】 反応器流出物と吸着器流出物を合流させ、次い
で合流させた流れをパージガス再循環流れと最終
生成物流れに分流させる。最終生成物は、53,
193lb/hrの平均流量で生成し、下記の組成を有
した。
【表】
【表】 生成物は85のリサーチオクタン価を有し、これ
は7の増加であつてガソリン配合原料として非適
に好適である。また、この生成物は、4.0hr-1
上の高い供給物重量対触媒重量比でもつて生成し
た。 例 2 この例は、例1に示したような新たな供給物を
第2図に示すようなプロセス順序に従つて処理す
ることを例示する。したがつて、吸着域への供給
物はさらに反応器炭化水素生成物の50重量%を含
有する。多量の合流供給物を供給するため、吸着
器帯域には全体で174,695lbの例1と同じゼオラ
イト吸着剤を入れ、また反応器には17,451lbの
ゼオライト触媒担体及び890トロイオンスの白金
を入れてある。最終生成物は53,203lb/hrの流
量で生成し、次の組成を有した。
【表】
【表】 この場合の最終生成物は87のリサーチオクタン
価を有し、これは10の増加であつて、やはりガソ
リン配合原料として非常に好適であつた。また、
この生成物は、約3.0hr-1の高い供給物重量対触
媒重量比で生成した。 上記の説明は本発明の実施方法を教示するため
のものであつて、これを見れば多くの変形をなし
得るが、これらはもちろん本発明の範囲内であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、全異性化反応器炭化水素生成物をオ
クタン価が増加した炭化水素として吸着器流出物
と合流させるようにした本発明のプロセス装置の
概略説明図である。第2図は、異性化反応器炭化
水素生成物の一部を引出して吸着器流出物と合流
させるとともに限られた一定量の異性化反応器生
成物を吸着器に返送することを可能にする他のプ
ロセス及び装置の概略説明図である。 10……供給物、30,32,34,36……
吸着器床、68……分離器、102……異性化反
応器、120……補給パージガス。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (a) 非ノルマル形炭化水素化合物とノルマル
    形のペンタン及びヘキサンとを含有する炭化水
    素供給物を吸着器床を入れた吸着域に通して該
    供給物からノルマル形炭化水素を吸着させかつ
    該吸着域から非ノルマル形炭化水素を吸着器流
    出物として排出させ、 (b) 吸着されていない炭化水素供給物を含有する
    吸着器床にパージガスを工程(a)に対して向流的
    に通してパージガスと該炭化水素供給物とから
    なるパージ流出物を生成させ、このパージ流出
    物を工程(a)を受ける他の吸着器床に再循環さ
    せ、 (c) 吸着されたノルマル形炭化水素を含有する吸
    着器床にパージガスを通してパージガスとノル
    マル形炭化水素とからなる脱着流出物を生成さ
    せ、 (d) 該脱着流出物を異性化反応器に通してパージ
    ガスと非ノルマル形及びノルマル形の炭化水素
    を含む反応器炭化水素生成物とからなる反応器
    流出物を生成させ、 (e) 該反応器生成物流れの一部分と該吸着器流出
    物とを合流させてノルマル形と非ノルマル形の
    炭化水素からなるオクタンに富んだ生成物流れ
    を形成させ、 (f) 該パージガスを分離し、これを吸着域に再循
    環させる ことからなる、非ノルマル形炭化水素とノルマル
    形のペンタン及びヘキサンを含有する炭化水素供
    給物のオクタン価を上げる方法。 2 反応器炭化水素生成物の50%までを炭化水素
    供給物と合流させて吸着域に通入させる特許請求
    の範囲第1項記載の方法。 3 炭化水素供給物が5〜25モル%の芳香族及び
    シクロパラフイン系炭化水素と少なくとも35モル
    %の、イソペンタン、イソヘキサン及びこれらの
    混合物よりなる群から選ばれる炭化水素を含有す
    る特許請求の範囲第1項記載の方法。 4 炭化水素供給物が40モル%以内のn−ペンタ
    ンとn−ヘキサンとの混合物を含有する特許請求
    の範囲第3項記載の方法。 5 炭化水素供給物が少なくとも60モル%の非環
    状C5及びC6炭化水素と、30モル%以内のn−ペ
    ンタンとn−ヘキサンとの混合物を含有する特許
    請求の範囲第4項記載の方法。 6 反応器における炭化水素供給物対触媒の重量
    比が2.75hr-1より大きい特許請求の範囲第4項記
    載の方法。 7 (a) 下記の組成 成分 モル% 4以下 0−7 i−C5 10−40 n−C5 5−30 i−C6 10−40 n−C6 5−30 C7以上 0−10 を有する炭化水素供給物を吸着器床を入れた吸着
    域に通して該供給物からノルマル形炭化水素を吸
    着させかつ該吸着域から非ノルマル形炭化水素を
    吸着器流出物として排出させ、 (b) 吸着されていない炭化水素供給物を含有する
    吸着器床にパージガスを工程(a)に対して向流的
    に通してパージガスと該炭化水素供給物とから
    なるパージ流出物を生成させ、このパージ流出
    物を工程(a)を受ける他の吸着器床に再循環さ
    せ、 (c) 吸着されたノルマル形炭化水素を含有する吸
    着器床にパージガスを通してパージガスとノル
    マル形炭化水素とからなる脱着流出物を生成さ
    せ、 (d) 該脱着流出物を異性化反応器に通してパージ
    ガスと非ノルマル形及びノルマル形の炭化水素
    を含む反応器炭化水素生成物とからなる反応器
    流出物を生成させ、その際に該異性化反応器に
    は2.75hr-1より大きい炭化水素供給物対触媒の
    重量比を与えるのに十分な量の異性化触媒を含
    むようにし、 (e) 該反応器生成物流れの一部分と該吸着器流出
    物とを合流させてノルマル形と非ノルマル形の
    炭化水素とからなるオクタンに富んだ生成物流
    れを形成させ、 (f) 該パージガスを分離し、これを吸着域に再循
    環させる ことによつて前記炭化水素供給物のリサーチオク
    タン価を少なくとも2単位だけ上げることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載の方法。 8 反応器炭化水素生成物の50%までを炭化水素
    供給物と合流させて吸着域に通入させる特許請求
    の範囲第7項記載の方法。 9 炭化水素供給物が5〜25モル%の芳香族及び
    シクロパラフイン系炭化水素と少なくとも35モル
    %の、イソペンタン、イソヘキサン及びこれらの
    混合物よりなる群から選ばれる炭化水素を含有す
    る特許請求の範囲第7項記載の方法。 10 炭化水素供給物が40モル%以内のn−ペン
    タンとn−ヘキサンの混合物を含有する特許請求
    の範囲第9項記載の方法。 11 炭化水素供給物が少なくとも60モル%の非
    環状C5及びC6炭化水素と、30モル%以内のn−
    ペンタンとn−ヘキサンの混合物を含有する特許
    請求の範囲第10項記載の方法。 12 富化されたオクタン生成物流れのリサーチ
    オクタン価が炭化水素供給物よりも少なくとも6
    単位大きい特許請求の範囲第11項記載の方法。 13 反応器内の供給物対触媒の重量比が約
    3.0hr-1より大きい特許請求の範囲第6項記載の
    方法。 14 反応器内の供給物対触媒の重量比が少なく
    とも4.0hr-1である特許請求の範囲第12項記載
    の方法。 15 非ノルマル形炭化水素化合物とノルマル形
    のペンタン及びヘキサンとを含有する炭化水素供
    給物のオクタン価を上げるための装置であつて、 (a) 該炭化水素供給物からノルマル形炭化水素を
    吸着できる固体吸着剤を含む吸着器床を入れた
    吸着域、 (b) 炭化水素供給物を吸着域に供給するための手
    段、 (c) 非ノルマル形炭化水素を吸着域から吸着器流
    出物として排出させるための手段、 (d) 吸着器床に含まれる吸着されていない炭化水
    素供給物を他の吸着器床に再循環させるための
    手段、 (e) 吸着されたノルマル形炭化水素を含有する吸
    着器床にパージガスを通すための手段、 (f) パージガスを通入させて得られたパージガス
    とノルマル形炭化水素とからなる脱着流出物を
    異性化反応器に通しかつそれから排出させるた
    めの手段、 (g) 脱着流出物中のノルマル形炭化水素を非ノル
    マル形炭化水素に異性化できる異性化触媒を含
    みかつパージガスとノルマル形及び非ノルマル
    形の炭化水素の混合物とからなる反応器流出物
    を生じる異性化反応器、 (h) 反応器生成物流れの一部分と吸着器流出物と
    を合流させてノルマル形及び非ノルマル形の炭
    化水素からなるオクタンに富んだ生成物流れを
    形成させるための手段、 (i) パージガスを分離しかつこれを吸着域に再循
    環させるための手段、 を含む前記炭化水素供給物のオクタン価を上げる
    ための装置。 16 吸着器流出物と合流させる前に反応器炭化
    水素生成物の50%までを分離するための手段及び
    この分離された反応器炭化水素生成物の部分を吸
    着域に通すための手段をも含む特許請求の範囲第
    15記載の装置。
JP62161385A 1986-06-30 1987-06-30 異性化方法及び装置 Granted JPS6392694A (ja)

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