JPH0574219U - 散布機 - Google Patents

散布機

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JPH0574219U
JPH0574219U JP2142292U JP2142292U JPH0574219U JP H0574219 U JPH0574219 U JP H0574219U JP 2142292 U JP2142292 U JP 2142292U JP 2142292 U JP2142292 U JP 2142292U JP H0574219 U JPH0574219 U JP H0574219U
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富雄 関
敏男 中山
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Maruyama Manufacturing Co Inc
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Maruyama Manufacturing Co Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 散布機10のホッパ18内へ投入された有機質分
解剤23に生じるブリッジを効率よく崩壊させる。 【構成】 ホッパ18は、上部の投入口20から有機質分解
剤23を内部へ投入され、下部には吐出口22を有してい
る。回転軸36は、ホッパ18の吐出口22の下側から吐出口
22内へ延び、モータ60からの回転動力により回転する。
スピンナ52は、吐出口22の下方に配設され、回転軸36と
一体的に回転する。弾性軸48は、回転軸36の上端部に結
合し、ホッパ18内を上方へ延び、先端部において錘50を
取り付けられている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、圃場等へ薬剤や肥料等の散布剤を散布する散布機に係り、詳しく はホッパ内のブリッジを崩壊する機能を備える散布機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
田に撒かれた稲藁の分解を促進して、良好な有機肥料とするために散布される 散布剤は、稲藁を分解する微生物、この微生物の栄養源となる有機質、及び適当 な水分を含んでいるため、散布のために、ホッパ内へ投入されてから、ホッパ内 で固まったり、散布剤の中央部が抜けて橋の形に分布するブリッジが生じたりし 、吐出口からの散布剤の円滑な導出に支障が起こり易い。
【0003】 このため、従来技術では、剛性のかき回し棒(例:実開昭56−173029 号公報)やコイルばねから成る弾性軸(例:実公昭56−54750号公報)を ホッパ内で回転させている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
従来技術では、単に剛性のかき回し棒や弾性軸により散布剤をかき回したり、 先端部で引っ掻いたりするだけであるので、ブリッジの崩壊効果が小さい。
【0005】 請求項1の考案の目的は、ホッパ内における散布剤の固化によるブリッジを効 率良く崩壊することができる散布機を提供することである。 請求項2の考案の目的は、請求項1の考案において、さらに、騒音やホッパ内 面の損傷を抑制することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この考案を、実施例に対応する図面の符号を使用して説明する。 請求項1の散布機(10)は次の(a)〜(e)を構成要素として有している。 (a)下部に吐出口(22)をもち内部へ散布剤(23)を投入されるホッパ(18) (b)吐出口(22)の下方からホッパ(18)内へ延びる回転軸(36) (c)吐出口(22)の下側に配設され回転軸(36)の回転に伴って回転するスピンナ (52) (d)ホッパ(18)内に配設され回転軸(36)の回転に伴って回転し弾性的に撓み自 在である弾性軸(48) (e)この弾性軸(48)の先端部に取り付けられる錘(50)
【0007】 請求項2の散布機(10)では、錘(50)は少なくとも表面に弾力部を有している。
【0008】
【作用】
請求項1の散布機(10)において、散布剤(23)の散布作業中、回転軸(36)は回転 状態になっている。弾性軸(48)は、回転軸(36)の回転に伴って、ホッパ(18)内で 回転する。弾性軸(48)は、先端側において錘(50)を牽引し、かつ回転中は散布剤 (23)から抵抗を受けるので、弾性軸(48)及び錘(50)が散布剤(23)の中を回転して いる場合は、弾性軸(48)が先端側を回転方向後方へ撓ませつつ、弾性軸(48)及び 錘(50)は、散布剤(23)中を突き進んで、散布剤(23)をかき回し、散布剤(23)の固 化を防止し、散布剤(23)の良好な流動性を確保する。ブリッジが生じて、弾性軸 (48)及び錘(50)がブリッジ内を回転する状態になると、錘(50)は、大きな遠心力 を受けて、ブリッジの壁面を叩き付けられつつ、回転し、ブリッジを崩壊させる 。スピンナ(52)は、ホッパ(18)の吐出口(22)の下方において回転軸(36)の回転に 伴って回転し、吐出口(22)から落下して来る散布剤(23)を周囲へ飛散させる。
【0009】 請求項2の散布機(10)では、錘(50)が散布剤(23)の空洞の壁面に叩き付けられ るとき、あるいは、錘(50)が散布剤(23)の上面より上に露出して、ホッパ(18)の 内面に衝突するとき、錘(50)の表面の弾力部が弾性変形し、衝撃音及び衝撃力を 緩和する。
【0010】
【実施例】 以下、この考案を図面の実施例について説明する。 図1及び図2は散布機10の側面図及び平面図である。散布機10は農業用トラク タ12の前部に装着される。農業用トラクタ12は後部に図示していない耕耘機を取 り付けられている。田の稲刈り後、細断された稲藁が田に撒かれており、耕耘機 による土の耕作により藁が土内へ混入される。フレーム14は懸架ブラケット16を 介して農業用トラクタ12の前部に着脱自在に取り付けられる。ホッパ18は、上部 及び下部に投入口20及び吐出口22を有し、フレーム14に固定されている。有機質 分解剤23は、稲藁を分解する微生物、この微生物の活性を保持するために微生物 の栄養源となる有機質、及び適当な水分を含んでおり、田への散布作業に先立っ て、投入口20からホッパ18内へ投入される。
【0011】 閉鎖板24は、吐出口22を閉鎖するように、ホッパ18の下端に固定され、4個( 図2)の窓25を周方向へ等角度間隔で有している。軸受装置26は、吐出口22の中 心線に沿って延び、その円筒ケース28の上端において閉鎖板24の下面に固定され ている。シャッタ30は、円筒ケース28の外周側に相対回転自在に嵌合し、閉鎖板 24の窓25に合わさって吐出口22から有機質分解剤23を落下させる4個(図2)の 窓32を閉鎖板24の窓25に対応させて有している。操作レバー34は、基端側をシャ ッタ30に一体回転的に固定され、先端側を放射方向外側へ突出している。回転軸 36は、閉鎖板24及び軸受装置26を貫通して、軸受装置26の下方から吐出口22内へ 達し、一対の軸受38を介して回転自在に円筒ケース28に軸支されている。
【0012】 ボス40は、回転軸36の上端部に嵌合し、ボルト42により回転軸36に一体回転的 に固定され、弾性軸44,46,48の基端側を差し込まれて、固定している。弾性軸 44は、吐出口22内をほぼ水平に延び、先端側において吐出口22の内面近傍に達し ている。弾性軸46は、ボス40から斜め上方へ延び、ホッパ18のテーパ部の下端部 の内面近傍に達している。弾性軸48は自由状態においてホッパ18の中央部を鉛直 方向へ直線的にホッパ18のテーパ部の上端近傍まで延びている。円柱状の錘50は 、弾性軸48の先端部に固定され、全体が弾性体から成るか、又は少なくとも表面 が弾力部となっている。
【0013】 スピンナ52は、軸受装置26の下側に配設され、回転軸36と一体的に回転する円 形板54と、点対称の位置において円形板54の上面に固定されている一対の起立板 56とを備えている。ブラケット58は、閉鎖板24に固定され、懸架ブラケット16の 方へ張り出している。モータ60は、ブラケット58に固定され、駆動軸68を駆動す る。カバー62は、ブラケット58に固定されて、モータ60の上方及び側方を覆って いる。Vプーリ64,66は、それぞれ回転軸36の下端部及び駆動軸68に一体回転的 に取り付けられ、Vベルト70を掛けられ、Vベルト70と共にカバー72により覆わ れる。
【0014】 図3は図1のV3方向に見た図である。垂下板部74は閉鎖板24の前縁部から垂 下し、長孔76は、垂下板部74の上縁に沿って左右方向へ延び、下縁に沿ってノッ チ78を形成されている。操作レバー34は、長孔76を貫通して、閉鎖板24の前方へ 所定量突出し、作業者により先端部を把持されて、ノッチ78の任意の部位に係止 されるようになっている。操作レバー34を係止するノッチ78の部位に変更に伴い 、シャッタ30が閉鎖板24に対して相対回転し、閉鎖板24の窓25とシャッタ30の窓 32との重複面積が変化し、ホッパ18からスピンナ52へ落下する有機質分解剤23の 流量が調整される。
【0015】 実施例の作用について説明する。 農業用トラクタ12は、細断された稲藁が撒かれている水田を後部の耕耘機によ り行ないつつ、散布機10を作動させて、進行する。散布機10の作動中、モータ60 は駆動状態になっており、駆動軸68の回転がVプーリ66、Vベルト70及びVプー リ64を介して回転軸36へ伝達され、回転軸36は回転する。
【0016】 弾性軸44,46,48は、回転軸36の回転に伴って、それぞれ吐出口22内、ホッパ 18のテーパ部の下部、及びホッパ18のテーパ部の中央において回転する。ホッパ 18内にブリッジが生じていない状況では、弾性軸44,46は、有機質分解剤23から の抵抗により先端側を回転方向後方へ撓ませつつ、回転し、各部位の有機質分解 剤23をかき回し、各部位における有機質分解剤23の固化を防止し、有機質分解剤 23の流動性を維持する。また、弾性軸48は、先端側において錘50を牽引している ので、回転中、放射方向へも適当に撓みつつ、弾性軸48及び錘50は、有機質分解 剤23をかき回し、ホッパ18のテーパ部中央部における有機質分解剤23の固化を防 止し、有機質分解剤23の良好な流動性を確保する。
【0017】 弾性軸44,46の回転範囲にブリッジが生じると、有機質分解剤23内をかき回す ことに因る弾性軸44,46への抵抗が減少するので、弾性軸44,46は、許容される 範囲で弾性力で直線状態の方へ復元し、先端部においてブリッジの壁面を引っ掻 きつつ、回転し、有機質分解剤23の固まりを崩壊させ、これにより、ブリッジが 崩壊する。一方、弾性軸48及び錘50の部位にブリッジが生じて、弾性軸48及び錘 50がブリッジ内を回転する状態になると、錘50は、大きな遠心力を受け、ブリッ ジの壁面に叩き付けられつつ、回転する。これにより、ホッパ18の中央部のブリ ッジは崩壊する。錘50がブリッジの壁面に叩き付けられるとき、あるいは、錘50 が有機質分解剤23の上面より上に露出して、ホッパ18の内面に衝突するとき、錘 50の表面の弾力部が弾性変形し、衝撃音及び衝撃力は緩和される。
【0018】 ホッパ18内の有機質分解剤23は、閉鎖板24の窓25及びシャッタ30の窓32の重複 部を経て回転中のスピンナ52の円形板54へ落下し、スピンナ52の起立板56により 周囲へはじき飛ばされて、散布される。
【0019】 図示の実施例では、弾性軸44,46,48及びスピンナ52は、回転軸36と一体的に 回転するようになっているが、回転軸36の回転を歯車等により適当に減速されて 回転させられるようになっていてもよい。 図示の実施例では、錘50は円柱状であるが、球状、多角形状等、その他の形状 であってもよい。
【0020】
【考案の効果】
請求項1の考案では、回転軸の回転に伴ってホッパ内で回転する弾性軸の先端 部に錘が取り付けられているので、ホッパの散布剤内にブリッジが生じて、弾性 軸及び錘が、ブリッジ内を回転する状態になると、錘にかかる大きな遠心力のた めに、錘が、ブリッジの壁面に叩き付けられつつ、回転し、ブリッジの壁面を大 きな衝撃力で粉砕する。こうして、散布剤のブリッジを効果的に崩壊させること ができる。
【0021】 請求項2の考案では、錘の少なくとも表面が弾力部となっているので、錘がブ リッジの壁面を叩き付ける騒音が抑制されるとともに、錘がホッパの南面に衝突 したときのホッパの衝撃を緩和して、損傷を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】散布機の側面図である。
【図2】散布機の平面図である。
【図3】図1のV3方向に見た図である。
【符号の説明】
10 散布機 18 ホッパ 22 吐出口 23 有機質分解剤(散布剤) 36 回転軸 48 弾性軸 50 錘 52 スピンナ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部に吐出口(22)をもち内部へ散布剤(2
    3)を投入されるホッパ(18)と、前記吐出口(22)の下方か
    らホッパ(18)内へ延びる回転軸(36)と、前記吐出口(22)
    の下側に配設され前記回転軸(36)の回転に伴って回転す
    るスピンナ(52)と、前記ホッパ(18)内に配設され前記回
    転軸(36)の回転に伴って回転し弾性的に撓み自在である
    弾性軸(48)と、この弾性軸(48)の先端部に取り付けられ
    る錘(50)とを有していることを特徴とする散布機。
  2. 【請求項2】 前記錘(50)は少なくとも表面に弾力部を
    有していることを特徴とする請求項1記載の散布機。
JP2142292U 1992-03-11 1992-03-11 散布機 Expired - Lifetime JPH0755865Y2 (ja)

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JP2142292U JPH0755865Y2 (ja) 1992-03-11 1992-03-11 散布機

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JP2142292U JPH0755865Y2 (ja) 1992-03-11 1992-03-11 散布機

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Publication Number Publication Date
JPH0574219U true JPH0574219U (ja) 1993-10-12
JPH0755865Y2 JPH0755865Y2 (ja) 1995-12-25

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ID=12054566

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JP2142292U Expired - Lifetime JPH0755865Y2 (ja) 1992-03-11 1992-03-11 散布機

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006289186A (ja) * 2005-04-06 2006-10-26 Taiwa Seiki:Kk コイン精米機の白米詰まり防止装置
JP2011055799A (ja) * 2009-09-14 2011-03-24 Matsuyama Plow Mfg Co Ltd 散布装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006289186A (ja) * 2005-04-06 2006-10-26 Taiwa Seiki:Kk コイン精米機の白米詰まり防止装置
JP2011055799A (ja) * 2009-09-14 2011-03-24 Matsuyama Plow Mfg Co Ltd 散布装置

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JPH0755865Y2 (ja) 1995-12-25

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