JPH0574086U - Catv用機器 - Google Patents

Catv用機器

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Publication number
JPH0574086U
JPH0574086U JP010099U JP1009993U JPH0574086U JP H0574086 U JPH0574086 U JP H0574086U JP 010099 U JP010099 U JP 010099U JP 1009993 U JP1009993 U JP 1009993U JP H0574086 U JPH0574086 U JP H0574086U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit pattern
coaxial cable
catv
voltage
circuit
Prior art date
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Pending
Application number
JP010099U
Other languages
English (en)
Inventor
正治 礒谷
和彦 田村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yagi Antenna Co Ltd
Original Assignee
Yagi Antenna Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Yagi Antenna Co Ltd filed Critical Yagi Antenna Co Ltd
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Publication of JPH0574086U publication Critical patent/JPH0574086U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】高周波特性を低下させることなく、雷や電力用
の配電線との混触による異常電圧に対する充分な保護が
可能なCATV用機器を提供する。 【構成】同軸ケ―ブルの中心導体が接続される回路パタ
―ン22と同軸ケ―ブルのア―ス導体が接続される回路
パタ―ン23とを異常電圧に耐え得るように隔離配設し
て絶縁耐圧を大きくすると共に、回路パターン22と回
路パタ―ン23との間に、両者間のインピーダンスが特
定の値(例えば75Ω)となるような容量を有する高耐
圧コンデンサを接続して高周波特性を補償する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、電力用の配電線と共架されるCATV線路に使用されるCATV用 機器に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、CATV施設においては、加入者宅に保安器が設置されており、雷や 電力用の配電線との混触による異常電圧から加入者を保護する対策が取られてい る。ところが、従来、CATV線路の途中に接続されているCATV用機器にあ っては、高周波伝送特性を重視する余り、このような異常電圧に対する保護はせ いぜい500V程度であり、充分であるとは言えなかった。
【0003】 このため、加入者宅の保安器のア―スが充分でなかったり、長距離などにより サ―ジインピ―ダンスが大きい場合などは大きな異常電圧がCATV用機器その ものに加わり、絶縁破壊することがあった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記したように、従来のCATV用機器では、雷や電力用の配電線との混触に よる異常電圧に対し、充分な保護が成されておらず、そのような異常電圧が加わ った際に絶縁破壊する可能性があった。
【0005】 本考案は上記のような点に鑑みなされたもので、高周波特性を低下させること なく、雷や電力用の配電線との混触による異常電圧に対する充分な保護が可能な CATV用機器を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案のCATV用機器は、電力用の配電線と共架されるCATV線路に使用 されるCATV用機器において、同軸ケーブル接続用の端子を有する外筐体と、 この外筐体内に設けられたプリント板と、このプリント板上に形成され、上記同 軸ケーブルの中心導体が接続される第1の回路パターンと、この第1の回路パタ ーンとは異常電圧に耐え得る間隔を以て上記プリント板上に形成され、上記同軸 ケーブルのアース導体が接続される第2の回路パターンと、上記第1の回路パタ ーンと上記第2の回路パターンとの間に接続され、両者間のインピーダンスが特 定の値となるような容量を有する高耐圧のコンデンサとを具備したことを特徴と する。
【0007】
【作用】
上記の構成によれば、同軸ケーブルの中心導体が接続される第1の回路パター ンと同軸ケーブルのアース導体が接続される第2の回路パターンとの間隔を例え ば3mm以上隔離配設することにより、絶縁耐圧を大きくすることができる。こ れにより、雷や電力用の配電線との混触による異常電圧に対し、充分な保護が可 能となる。
【0008】 また、第1の回路パターンと第2の回路パターンとの間隔を広げると、使用条 件に合致したインピーダンス特性、例えば75Ωより離れていくため、電圧定在 波比が悪化する。この電圧定在波比の悪化により、ミスマッチ損失(高周波損失 )が増加し、結果的に高周波特性が低下する問題があるが、第1の回路パターン と第2の回路パターンとの間に、所定の容量を有する高耐圧コンデンサを接続す ることにより、その高周波特性を補償することができる。
【0009】
【実施例】
以下、図面を参照して本考案の一実施例に係るCATV用機器を説明する。
【0010】 図1はその外観構成を示すもので、図中11は入力端子、12は出力端子、1 3aおよび13bは分岐出力端子であり、何れも同軸系の接栓(以下、同軸ケ― ブルと称す)で構成されている。また、14は外筺体であり、通常、アルミダイ キャストからなる。この外筺体14の内部には、電気回路が収納されている。
【0011】 図2は上記電気回路を構成するプリント板回路パタ―ンを示す図である。図2 において、図中21はプリント板、22は同軸ケ―ブルの中心導体が接続される 回路パタ―ン、23は同軸ケ―ブルのア―ス導体が接続される回路パタ―ンであ る。
【0012】 回路パタ―ン22と回路パタ―ン23は、雷や電力用の配電線との混触による 異常電圧に対し、その絶縁耐圧を大きくするために少なくとも3mm以上隔離さ れて配設されている。これにより、商用周波数では2KV、インパルス衝撃電圧 では6KV以上の絶縁耐圧を保有することができる。なお、この値は、プリント 板21にポリエステル樹脂プリント板を使用した際の実験値である。
【0013】 図3は上記電気回路の構成を示す図である。同図は2分岐器の回路図を示し、 高周波分岐トランス31、商用周波数電流通過コイル32、インピ―ダンス整合 トランス33、分配トランス34を主として構成されている。
【0014】 この電気回路において、回路パタ―ン22と回路パタ―ン23との間には、少 なくとも1個以上のコンデンサ35が接続されている。このコンデンサ35は、 高周波特性を補償するものであり、ここでは回路パタ―ン22と回路パタ―ン2 3との間のインピーダンスが特定の値、例えば75Ωとなるような容量を有し、 回路パタ―ン22と回路パタ―ン23との構成の相違に応じて、通常、1個〜4 個使用される。また、このコンデンサ35は、回路パタ―ン22と回路パタ―ン 23による絶縁耐圧に充分耐えられる値のものが使用される。この実施例では、 6KV以上のものを使用している。
【0015】 図4は図2の回路パタ―ンに合わせて図3の電気回路をプリント板21上に実 装した場合の図であり、同図(a)はその表面の実装状態を示し、同図(b)は その裏面の実装状態を示す。
【0016】 このようにして構成されるCATV用機器においては、同軸ケ―ブルの中心導 体が接続される回路パタ―ン22と、同軸ケ―ブルのア―ス導体が接続される回 路パタ―ン23とが隔離配設されているため、充分な絶縁耐圧を得ることができ る。この場合、図5に示すように、プリント板21としてポリエステル樹脂プリ ント板を使用した場合(図中a参照)、紙フェノ―ルの場合(図中b参照)より 大きい絶縁耐圧が得られる。また、回路パタ―ン22と回路パタ―ン23との間 隔が大きいほど、大きい絶縁耐圧が得られる。同実施例では、雷や電力用の配電 線との混触による異常電圧に耐え得る間隔としている。
【0017】 この場合、図6に示すように、回路パターン22と回路パターン23との間隔 を広げると、使用条件に合致したインピーダンス特性(例えば75Ω)より離れ ていくため、電圧定在波比が悪化する(図中c参照)。この電圧定在波比の悪化 により、ミスマッチ損失(高周波損失)が増加するため、結果的に高周波特性が 低下する問題がある。図7にミスマッチ損失と電圧定在波比との関係を示す。ミ スマッチ損失をLM 、電圧定在波比をSとすると、LM は以下のような式で表わ せる。
【0018】
【数1】
【0019】 ここで、同実施例では、コンデンサ35の使用により、このような高周波特性 の低下を補償するようにしている(図中d参照)。すなわち、通常、高周波信号 を通る全てのラインパターン(回路パターン22)が使用周波数の波長に比べて 短いので、回路パターン22と回路パターン23との間に微少容量(例えば1P F)のコンデンサ35を接続することにより、インピーダンス特性を最適化(例 えば75Ω)することができる。その結果、電圧定在波比が改善されて、高周波 特性を向上させることができるものである。
【0020】 このように本実施例によれば、絶縁耐圧に応じて同軸ケ―ブルの中心導体が接 続される回路パタ―ン22と同軸ケ―ブルのア―ス導体が接続される回路パタ― ン23とを隔離配設し、さらに回路パタ―ン22と回路パタ―ン23との間に高 耐圧のコンデンサ35を適宜使用したことにより、雷や電力用の配電線との混触 による異常電圧に対する充分な保護が可能となり、さらに高周波特性も満足し得 ることができる。
【0021】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、同軸ケ―ブルの中心導体が接続される第1の回 路パタ―ンと同軸ケ―ブルのア―ス導体が接続される第2の回路パタ―ンとを異 常電圧に耐え得るように隔離配設して絶縁耐圧を大きくすると共に、第1の回路 パターンと第2の回路パタ―ンとの間に、両者間のインピーダンスが特定の値と なるような容量を有する高耐圧コンデンサを接続して高周波特性を補償するよう にしたため、高周波特性を低下させることなく、雷や電力用の配電線との混触に よる異常電圧に対する充分な保護が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係るCATV用機器の外観
構成を示す斜視図。
【図2】同実施例のプリント板上に形成された回路パタ
―ンを示す図。
【図3】同実施例の電気回路の構成を示す図。
【図4】上記回路パタ―ンに合わせて上記電気回路を上
記プリント板上に実装した場合の図。
【図5】回路パターン間隔対インパルス衝撃電圧の特性
を示す図。
【図6】回路パターン間隔対電圧定在波比の特性を示す
図。
【図7】ミスマッチ損失と電圧定在波比との関係を示す
図。
【符号の説明】
11…入力端子、12…出力端子、13a,13b…分
岐出力端子、14…外筺体、21…プリント板、22,
23…回路パタ―ン、31…高周波分岐トランス、32
…商用周波数電流通過コイル、33…インピ―ダンス整
合トランス、34…分配トランス、35…コンデンサ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電力用の配電線と共架されるCATV線
    路に使用されるCATV用機器において、 同軸ケーブル接続用の端子を有する外筐体と、 この外筐体内に設けられたプリント板と、 このプリント板上に形成され、上記同軸ケーブルの中心
    導体が接続される第1の回路パターンと、 この第1の回路パターンとは異常電圧に耐え得る間隔を
    以て上記プリント板上に形成され、上記同軸ケーブルの
    アース導体が接続される第2の回路パターンと、 上記第1の回路パターンと上記第2の回路パターンとの
    間に接続され、両者間のインピーダンスが特定の値とな
    るような容量を有する高耐圧のコンデンサとを具備した
    ことを特徴とするCATV用機器。
JP010099U 1993-03-10 1993-03-10 Catv用機器 Pending JPH0574086U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP010099U JPH0574086U (ja) 1993-03-10 1993-03-10 Catv用機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP010099U JPH0574086U (ja) 1993-03-10 1993-03-10 Catv用機器

Publications (1)

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JPH0574086U true JPH0574086U (ja) 1993-10-08

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ID=11740881

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JP010099U Pending JPH0574086U (ja) 1993-03-10 1993-03-10 Catv用機器

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