JPH0574037B2 - - Google Patents

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JPH0574037B2
JPH0574037B2 JP63042032A JP4203288A JPH0574037B2 JP H0574037 B2 JPH0574037 B2 JP H0574037B2 JP 63042032 A JP63042032 A JP 63042032A JP 4203288 A JP4203288 A JP 4203288A JP H0574037 B2 JPH0574037 B2 JP H0574037B2
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
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    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、原子炉プラントの保護装置に係わ
り、特にプロセス信号検出系統に誤信号が発生し
た場合に、不用な安全保護動作を回避するのに好
適な原子炉プラントの保護装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、原子炉安全保護装置へ入力する信号につ
いては、検出系統誤信号による不用な安全保護動
作防止対策としては、安全保護論理を(1 out
of 2)twice ないしは2 out of 4とするこ
とによつて、単一系統の誤信号が発生しても安全
保護動作に至らないようにしている。またタービ
ン保護装置へ入力する信号については、検出系統
誤信号による不用な保護動作防止対策としては、
保護論理を2 out of 3とし、なおかつ、故障
信号が発生してから保護動作を開始するまでに時
間的な余裕が数秒あるものに対しては、誤信号を
無視するためのタイマーを設置している。しか
し、故障発生を検出してから瞬時に保護動作を行
なわなければならないものに対しては、タイマー
を設置していない。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来技術は、安全保護動作の開始を遅らせ
るわけにはいかないので、タイマー及びフイルタ
は設けていない。従つて、共通モードの誤信号が
複数の検出系統に同時に生じた場合には、安全保
護動作が開始され、プラント自動停止に至る可能
性がある。
本発明の目的は、誤信号に対しては保護動作を
回避し、プラントの故障によつて生じる故障信号
に対しては時間遅れを生ずることなく保護動作を
行うことができる原子炉プラントの保護装置を提
供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的は、誤信号が急激に増加する短時間の
パルス状信号でありプラント本来のプロセス異常
信号が、さほど急激に増加する信号でないと両信
号の特性差に着目し、信号検出系統のトリツプモ
ジユールの前に、信号変化率制限手段を設けるこ
とによつて達成される。安全保護装置をソフトロ
ジツクで構成する場合には、ソフトロジツクによ
つて変化率制限機能およびトリツプ機能を設ける
ことによつて達成される。
〔作用〕
信号変化率制限手段(ないしは信号変化率制限
機能)は、パルス状に急激に短時間発生する。検
出系統の誤信号を抑制するように動作する。な
お、プラント本体のプロセス量が異常状態となつ
た場合には、この異常信号が誤信号程急激に増加
しなく変化率制限にかからないので、安全保護動
作の発生に時間遅れが生じるという不都合が生じ
ない。
〔実施例〕
本発明の好適な一実施例である原子炉プラント
の保護装置を、第1図、第2図及び第3図に基づ
いて説明する。
炉心1を内蔵する原子炉圧力容器2は、格納容
器10内に設置されている。原子炉圧力容器2内
で発生した蒸気は、主蒸気管3を通つてタービン
8に送られる。格納容器10内に配置された内側
主蒸気隔離弁4及び格納容器10外に配置された
外側主蒸気隔離弁5が、主蒸気管3に設けられ
る。6は、主蒸気管3に設けられる蒸気加減弁で
ある。タービンバイパス弁7が、主蒸気管と復水
器9を連絡するバイパス管25に設置される。炉
心1の上方に配置された炉心スプレイヘツダ26
は、圧力抑制室内のプール水24を導くECCS系
に接続されている。原子炉出力を制御する制御棒
22が、炉心1内に挿入される。原子炉圧力容器
2の気相部分に取付けられる計装配管12a及び
原子炉圧力容器2の液相部分に取付けられる計装
配管13aに水位検出器13が接続される。原子
炉圧力検出器12が、計装配管12aに取付けら
れる。圧力検出器14が主蒸気管3に設置され、
圧力検出器15が格納容器10に設けられる。中
性子検出器11が、炉心1内に設置される。中性
子検出11は、中性子束信号処理回路16、変化
率制限器17c及びトリツプモジユール18cを
介して安全保護論理回路20に接続される。開閉
スイツチ27が、変化率制限器17cをバイパス
するように接続されている。原子炉圧力検出器1
2は、変化率制限器17e及びトリツプモジユー
ル18eを介して安全保護論理回路20に接続さ
れる。水位検出器13は、変化率制御器17d及
びトリツプモジユール18dを介して安全保護論
理回路20に接続される。圧力検出器14は、変
化率制限器17a及びトリツプモジユール18a
を介して安全保護論理回路20に接続される。圧
力検出器15は、変化率制限器17b及びトリツ
プモジユール18bを介して安全保護論理回路2
0に接続される。安全保護論理回路20の出力端
は、制御棒22をスクラムさせる原子炉緊急停止
制御系21及びECCS系23のポンプに接続され
ている。
原子炉圧力検出器12、水位検出器13、圧力
検出器14及び15は、4重化されている。各々
の検出器に接続される変化率制限器及びトリツプ
モジユールも4重化されている。多数設けられる
中性子検出器11も、幾つかのグループに分けら
れている。このグループ化された中性子検出器1
1の出力信号が、4重化されている中性子束信号
処理回路16、変化率制限器17c及びトリツプ
モジユール18cに入力されている。
第1図は原子炉安全保護機能を中心に示してあ
る。原子炉安全保護機能は大きく分けて2種類に
分けられる。第1の機能は、プラント異常時に、
検出系統でそれを検出し、安全保護論理回路20
で論理判断をして原子炉緊急停止系21に信号を
送り、制御棒22を原子炉心1に緊急挿入する機
能である。この部分の安全保護論理回路20の構
成例を第2図に示す。第2図中、破線で囲つた部
分が、安全保護論理回路20内に存在する。前述
したように各プラント・プロセス量(検出器にて
測定される)毎に4個のトリツプモジユールA,
B,C及びD(例えば4個のトリツプモジユール
18eに該当)を設けられている。これらのトツ
リプモジユールの出力信号のうち2つをスクラム
論理回路AのトリツプチヤンネルA1及びA2に入
力する。残りの2つの出力信号は、スクラム論理
回路BのチヤンネルB1及びチヤンネルB2に入力
される。スクラム論理回路AはチヤンネルA1
チヤンネルA2とのOR回路を構成し、スクラム論
理回路BはチヤンネルB1とチヤネルB2とのOR回
路を構成している。スクラム論理回路AのOR回
路の出力及びスクラム論理回路BのOR回路の出
力は、原子炉緊急停止系作動回路20A及び20
Bに入力される。原子炉緊急停止系作動回路20
A及び20Bは、入力信号に応じて、スクラムパ
イロツト弁28のソレノイド29を励磁・無励磁
にする比較的出力の大きな電流信号を発生させ
る。30は、制御棒22のスクラム操作をコント
ロールする空気を流す計装用配管である。スクラ
ムパイロツト弁28及び計装用配管30は、原子
炉緊急停止制御系21に設けられている。原子炉
緊急停止系作動回路20Aによる電流断と、原子
炉緊急停止系作動回路20Bの電流断とのAND
条件によつて、スクラムパイロツト弁28が無励
磁状態になり、制御棒22が炉心1内に緊急挿入
される。
トリツプモジユールA,B,C及びCは同種類
のプラントプロセス量(例えば「原子炉水位」)
に対するものである。原子炉スクラムをさせるプ
ラントプロセス量の代表例を示すと、下記のよう
になる。
(1) 格納容器圧力高、 (2) 原子炉圧力高、 (3) 原子炉水位低、 (4) スクラム・デイスチヤージ・ボリユーム水
位。
第2の機能は、原子炉一次系配管破断事故のよ
うに原子炉圧力容器2の保有水が喪失する事故が
万一発生した場合、それを検出系統で検出し、安
全保護論理回路20で論理判断をし、緊急炉心冷
却系(ECCS系)23を急速起動させて、炉心1
内に注水し、再冠水により炉心1の冷却を続行す
る機能である。また、この機能は主蒸気33の破
断事故時には格納容器10の内側主蒸気隔離弁4
および外側主蒸気隔離弁5を急速に閉じる機能も
有する。
安全保護論理回路20内で第2の機能を実行す
る構成を第3図に示す。図中、破線で囲つた部分
が、安全保護論理回路20内に存在する。各プラ
ント・プロセス量毎に設けられた4個のトリツプ
モジユール(例えばトリツプモジユール18a)
の出力信号によつて(1 out of 2)×2の論理
信号を作る。31及び32はOR回路、33は
AND回路である。AND回路33は、第2図の構
成とは反対に常時無励磁の信号を出力し、事故信
号発生時に励磁信号を出力する。AND回路33
の出力信号は、ECCS系23を作動させるべく、
弁類やポンプ類へ伝達させる。ECCS系23を作
動させるプラントプロセス量の代表例を示すと、
下記のようになる。
(1) 原子炉水位低 (2) 格納容器圧力高 さらに主蒸隔離弁4,5を自動閉させるプロセ
ス量の代表例は下記となる。
(1) 主蒸気管圧力低 (2) 原子炉水位低 (3) 主蒸気管流量大 (4) 復水器真空度低 本実施例による効果を以下に説明する。
(i) 中性子束高スクラム検出系統 この検出系統は、炉心1の中に多数個分散設置
された中性子束検出器11の信号を、中性子束信
号処理回路16にて加算して炉心平均中性子束信
号を合成し、所定の出力レベルの電流信号に変換
する。中性子束信号処理回路16の出力信号が、
変化率制限器17cを介してトリツプモジユール
18cに入力される。トリツプモジユール18c
は、中性子束の値がスクラムレベルに達するとト
リツプ信号を発して、その出力信号と安全保護論
理回路20に伝達する。安全保護論理回路の論理
構成は前述したように(1 out of 2)twice
〔または(2 out of 4)〕となつているため、
複数の信号検出系統がトリツプ信号を発し、上記
論理を満たす場合に、安全保護動作(原子炉スク
ラム)に至る。
ここで、地震等によつて、複数の検出系統に、
第4図aに示すような、パルス状のノイズ信号が
加わつた場合を想定する。従来技術では、変化率
制限器17cが設けられていなく第2図aの信号
が、直接、トリツプモジユール18cに入力され
るので、ノイズ信号がスクラム設定値を一時的に
超えるため、時刻t=t1で原子炉スクラムに至
る。本来、この程度の短時間の中性子束上昇ない
しはノイズ信号では、炉心1の健全性維持のため
にスクラムするまでには及ばないものである。不
要なスクラムを回避するため、変化率制限器17
cが設けられている。変化率制限器17cは、変
化率の設定値を100%/秒程度に適切に設定して
いる。変化率制限器17cにより第4図aのノイ
ズ信号は第4図bに示すように制限され、変化率
制限器17cの出力信号はスクラム設定値には至
らない。一方、出力運転中に生じ得るプラント異
常のうち、中性子束上昇速度が最も速く、中性子
束高にてスクラムする事象(再循環流量制御系の
誤動作による炉心流量急増)が生じた場合、第4
図cに示すようにt=t2秒にてスクラムに至る。
この場合、変化率制限100%/秒には抵触しない
ため、従来技術と同じタイミングでスクラムす
る。
変化率制限100%/秒に抵触するのは、プラン
ト起動過程で、原子炉が臨界近傍にある時の「制
御棒落下事故」である。このとき、運転モードス
イツチ19の位置は「起動」モードとなつてい
る。
モードには「運転」、「起動」、「停止」、「燃料交
換」がある。出力運転中は「運転」モードである
ので、モードスイツチ「運転」以外で変化率制限
器17cをバイパスさせる。従つて、万一制御棒
落下事故が生じても、従来技術と同じタイミング
でスクラムする。起動過程で、中性子束信号検出
系統に誤信号が発生して、原子炉スクラムに至つ
ても、未だ電力を送電していないので、プラント
運用に対する損失は少ない。
(ii) 原子炉圧力高スクラム検出系統 この検出系統は、原子炉圧力容器2の圧力を4
個の原子炉圧力検出器12で検出し、4系統に分
離された検出系統により伝達される。従来技術で
は原子炉圧力検出器12の出力信号が、例えば4
〜20mAの電流信号でトリツプモジユール18e
に入力され、原子炉圧力信号が「圧力高スクラ
ム」レベルに達すると18eはトリツプ信号を発
して、それを安全保護論理回路20に伝達する。
この論理回路構成、および安全保護動作は、中性
子束高スクラム検出系統と同じである。
定格出力運転中の原子炉圧力は約71Kg/cm2gで
あり、原子炉圧力高スクラム設定値は、これより
も約3Kg/cm2上方に設定されている。原子炉圧力
検出器12のフルスケールは100Kg/cm2であるの
で、フルスケールの3%のノイズが共通モードで
生じると、原子炉スクラムに至る。ノイズ発生源
としては、計装配管12a(4系統)のうちの複
数系統に同時に外部要因による衝撃が加わつた場
合が考えられる。
ここで、衝撃等によつて、複数の検出系統に、
第5図aに示すようなパルス状のノイズ信号が加
わつた場合を想定する。従来技術では、ノイズ信
号がスクラム設定値を一時的に超えるため、時刻
t=t1で原子炉スクラムに至る。本来、この程度
の短時間の圧力上昇、ないしはノイズ信号では、
原子炉圧力容器2の健全性維持のためにスクラム
するまでにはおよばないものである。本実施例で
は、不要なスクラムを回避するため、変化率制限
器17eが前述したように設けられている。この
設定値を10Kg/cm2/秒程度に適切に設定する。第
5図bに示すようにノイズ信号は制限され、変化
率制限器17eの出力信号は、スクラム設定値に
至らない。一方、出力運転中に生じ得るプラント
異常のうち、原子炉圧力容器2の圧力上昇が最も
早く、圧力高にてスクラムする事象(部分出力運
転時の負荷遮断・バイパス弁不作動)が生じた場
合、第5図cに示すようにt=t2秒にてスクラム
に至る。この場合、変化率制限10Kg/cm2/秒には
抵触しないため、従来技術と同じタイミングでス
クラムする。
(iii) タービン入口圧力低の検出系統 この検出系統は、主蒸気配管3の圧力をタービ
ン入口付近にて、タービン入口圧力検出器14で
検出している。定格出力運転時のタービン入口圧
力は約67Kg/cm2gであり、圧力制御装置の故障等
で圧力が約60Kg/cm2gまで降下すると、すなわち
7Kg/cm2g降下すると、主蒸気隔離弁が閉じ、こ
れによつて原子炉停止にいたる。圧力検出器14
のフルスケールは100Kg/cm2gであるので、約7
%の圧力減少により、プラント停止となる。
()項に示した例と同様の共通モードのノイ
ズが発生して過渡的に減圧方向に圧力検出器出力
信号が変化すると、プラント停止の可能性があ
る。
これを防止するために、本実施例では信号減少
方向の変化率を制限する変化率制限器17aが設
けられており、変化率制限器17aの出力信号
が、トリツプモジユール18aの設定値以下にな
つた場合にだけ、トリツプモジユール18aを動
作させればよい。この変化率の設定値も、()
項に記したと同様な配慮をして、たとえば、−10
Kg/cm2/秒程度に設定すればよい。
以上は、代表例について、その実施例を示した
が、これ以外にも、第1図に示した原子炉水位検
出器13、格納容器10圧力検出器15について
も変化率制限記17d,17bを設けることによ
り、誤スクラム、不用な非常用炉心冷却系23の
作動等を防止することができる。なお、これらの
変化率制限器を設けた場合でも、安全保護機能の
性能の低下をきたさない。
以上の例は原子炉安全保護機能について記した
が、同じ方法および装置は、タービン保護機能に
も適用可能である。
また、装置はアナログ計器ベースで記したが、
原子炉安全保護系やタービン保護系をマイクロプ
ロセツサで構築し、論理をソフトロジツクで処理
する装置についても、本方法を適用できる。
このように、本実施例によれば、従来技術の安
全保護機能、能力を確保しつつ、検出系統の誤動
作によつては、安全保護動作を回避でき、プラン
トの不用な自動停止等を防止できるという効果が
ある。
〔発明の効果〕
本発明によれば、原子炉安全保護系の信号検出
系統やタービン保護系の信号検出系統に誤作動な
いしはノイズ発生があつても、プラント自動停止
及び緊急炉心冷却系の作動に至らず、プラントの
稼動率向上に寄与する効果がある。本発明は、変
化率制限器を付加するという簡単な方法で、従来
の安全保護機能の性能を損うことなく維持でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例である原子炉プラン
トの保護装置の構成、第2図は安全保護論理回路
を構成する原子炉緊急停止回路の構成図、第3図
は安全保護論理回路を構成する、ECCS系作動回
路の構成図、第4図aは第1図の中性子束高信号
検出系統から変化率制限器を取除いた従来例の特
性図、第4図bは第1図の中性子束高信号検出系
統の変化率制限器の特性図、第4図cは第1図の
中性子束信号検出系統のスクラム機能を示す特性
図、第5図aは、第1図の原子炉圧力高信号検出
系統から変化率制限器を取除いた従来例の特性
図、第5図bは第1図の原子炉圧力高信号検出系
統の変化率制限器の機能を示す特性図、第5図c
は第1図の原子炉圧力高信号検出系統のスクラム
機能を示す特性図である。 1……炉心、11……中性子検出器、12……
原子炉圧力検出器、14……タービン入口圧力検
出器、17a〜17e……変化率制限器、18a
〜18e……トリツプモジユール、19……運転
モードスイツチ、20……安全保護論理回路、2
1……原子炉緊急停止系、22……制御棒、23
……非常用炉心冷却系(ECCS系)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 プロセス量を検出する検出手段と、前記検出
    手段から出力されて信号レベルの増加領域及び減
    少領域を有する測定信号の前記増加領域における
    増加率が所定の増加率を越える場合には前記増加
    領域が前記所定の増加率で上昇する信号を出力
    し、前記測定信号の前記増加領域での増加率が前
    記所定の増加率を越えない場合には前記測定信号
    と実質的に同じレベルの信号を出力する信号変化
    率制限手段と、前記信号変化率制限手段の出力信
    号が所定のレベルに達した場合にトリツプ信号を
    出力する手段と、入力した前記トリツプ信号に応
    じて原子炉をスクラムさせる手段とを備えた原子
    炉プラントの保護装置。 2 プロセス量を検出する検出手段と、前記検出
    手段から出力されて信号レベルの増加領域及び減
    少領域を有する測定信号の前記増加領域における
    増加率が所定の増加率を越える場合には前記増加
    領域が前記所定の増加率で上昇する信号を出力
    し、前記測定信号の前記増加領域での増加率が前
    記所定の増加率を越えない場合には前記測定信号
    と実質的に同じレベルの信号を出力する信号変化
    率制限手段と、前記信号変化率制限手段の出力信
    号が所定のレベルに達した場合にトリツプ信号を
    出力する手段と、入力した前記トリツプ信号に応
    じて非常用炉心冷却装置を作動させる手段を備え
    た原子炉プラントの保護装置。
JP63042032A 1988-02-26 1988-02-26 原子炉プラントの保護装置 Granted JPH01217297A (ja)

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