JPH0573869U - コネクタ用コンタクト及びそれを用いたコネクタ - Google Patents

コネクタ用コンタクト及びそれを用いたコネクタ

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JPH0573869U
JPH0573869U JP1223292U JP1223292U JPH0573869U JP H0573869 U JPH0573869 U JP H0573869U JP 1223292 U JP1223292 U JP 1223292U JP 1223292 U JP1223292 U JP 1223292U JP H0573869 U JPH0573869 U JP H0573869U
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cutout portions
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徹 橋口
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Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】 接触部の幅を大きくしても，コネクタ全体を
小型に維持し，しかも相手側コンタクトへの接続特性を
損なうことのないコンタクトとそれを用いたコネクタを
提供すること。 【構成】 保持部１３は，幅方向での中心の両側部分に
切出しにて夫々形成された２つの切出し部１４，１４を
有する。この２つの切出し部１４，１４のうちの一方の
切出し部は，保持部１３の表面側に出されており，他方
の切出し部は保持部１３の裏面側に出されている。しか
も２つの切出し部１４，１４の各々は，保持部１３とほ
ぼ直交しかつコンプライアント部１２とは反対側を向い
た面を有している。コネクタ６は，このコンタクト１０
を複数個とインシュレータ５とを有している。これら複
数個のコンタクト１０を保持部１３の板面に沿った方向
に配列させかつ保持部１３を２つの切出し部１４，１４
の圧入で保持した。

Description

【考案の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】
本考案は，基板に無半田接続するためのいわゆるコンプライアント部を有する コネクタ用コンタクトに関し，特に接触部の幅が広くてもコネクタ内に狭ピッチ で設けることができるようにしたコネクタ用コンタクトとこれを用いたコネクタ に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
図６は従来のコネクタの一例を示す斜視図で，図７は図６のＡ´−Ａ´断面図 ，図８は図６のＢ´−Ｂ´断面図である。図６乃至図８に示すように，コネクタ 用のコンタクト１は，一端側に図示しない相手側対応コネクタのコンタクトと接 触するピン状の接触部２を有し，他端側に基板に打ち込むことにより接続するコ ンプライアント部３を有し，中間部にコネクタ６´のインシュレータ５´に組み 込まれる幅広な板状の保持部４を有する。このコンタクト１は板材を打ち抜いて 形成される。このコンタクト１は，インシュレータ５´に横方向に等間隔で並ん で４列配置される。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来のコネクタ用コンタクト１においては，基板に打ち込むときに，肩部 ４ａが潰れない強度を持たせるように肩部４ａを広く取らなければならない。こ のため，保持部４の幅ａと接触部の幅ｂとの差を大きく取る必要がある。保持部 ４の幅Ｃはコンタクト１の列設方向となり，コンタクト１列のピッチＰは保持部 ４の幅Ｃより大きくなるが，大電流を扱う電源用コンタクトや高周波信号に対す る遮蔽効果を得るためのコンタクトは，接触部３の幅ｄを大きくする必要がある 。このとき，接触部３の幅ｄを大きくすると，ピッチＰも大きくしなければなら ず，コネクタが大型化してしまう。これに対して，保持部４の肩部４ａの代わり に幅Ｄの広い接触部２の先端を押し込むことも考えられるが，接触部２が潰れて ，相手側コンタクトとの接続に支障が生じたり，接続特性も悪くなるという問題 がある。
【０００４】 そこで，本考案の技術的課題は，上記問題を解決し，コネクタ全体を小型に維 持しつつ接触部の幅を大きくし，しかも接続特性を損なうことのないコンタクト とそれを用いたコネクタを提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため，本考案のコネクタ用コンタクトにおいては，基板に 無半田接続されるコンプライアント部と，インシュレータに設けた孔に挿入保持 される板状の保持部とを有するコンタクトにおいて，前記保持部は幅方向での中 心の両側部分に切出しにて夫々形成された２つの切出し部を有し，前記２つの切 出し部のうちの一方の切出し部は前記保持部の表面側に出されており，他方の切 出し部は前記保持部の裏面側に出されており，しかも前記２つの切出し部の各々 は，前記保持部とほぼ直交しかつ前記コンプライアント部とは反対側を向いた面 を有していることを特徴としている。
【０００６】 また，本考案のコネクタにおいては，前記コンタクトを複数個と，前記複数個 のコンタクトを前記保持部の板面に沿った方向に配列させかつ前記保持部を前記 ２つの切出し部の圧入で保持したインシュレータとを含むことを特徴としている 。
【０００７】
【作用】
本考案のコネクタ用コンタクトを，インシュレータに列設してコネクタが構成 される。このコネクタは，前記コンタクトの切出し部を下方に押し込み，コンプ ライアント部を基板に打ち込んで接続する。
【０００８】 従って，コンタクトに接続される相手側コンタクトに接触する接触部を潰すこ とがなく，コンタクトの接続特性が損なわれない。前記切出し部は板面に対して 直交方向に突出するので，前記コンタクトのピッチＰに影響を与えない。 保持 部は板状を成すが，切出し部が形成されれば足りるので，幅が小さくてよく，こ のためコネクタに設けるときのピッチを狭めることができる。従って，電源用コ ンタクトや高周波信号に対する遮蔽効果を得るためのコンタクトなどの幅の広い コンタクトを狭ピッチで設けることができる。
【０００９】
【実施例】
以下，本考案の実施例について図面を参照して説明する。
【００１０】 図１は本考案の実施例に係るコネクタ用コンタクトを示す斜視図である。図１ において，コネクタ用コンタクト１０は，上部に接触部１１，下部にコンプライ アント部１２，および中間部に保持部１３を有するように板材を打ち抜いて形成 されている。
【００１１】 接触部１１は，電源用大電流が流れ又は高周波電流に対する遮蔽効果得るため に幅が広く形成されている。
【００１２】 コンプライアント部１２は，端部を除いて割が設けられており，弾力的に縮小 するようになっている。従って，コンタクト１０は基板Ｃに図示しない打ち込み 機で基板Ｃの接続孔に打ち込まれると抜け止めされる。
【００１３】 保持部１３は，側縁に抜け止めのための凹凸１３ａが形成されており，コネク タ６のインシュレータ５に下方から組み込まれて固定されるようになっている。 保持部１３の幅ａは接触部１１の幅ｂより大きくなっている。保持部１３の上部 の中央部には，２か所の切出し部１４が突設されている。切出し部１４は，保持 部１３の板面をヨ字形に切り込んで保持部の幅方向の中心線を境にして，表裏に 突出するとともに，先端面１４ａは，保持部の板面に直交するように曲げられて いる。従って，切出し部１４の先端面１４ａを押し下げることによりコンタクト １０をバランス良く下方へ押し下げる。
【００１４】 この実施例のコンタクト１０を，従来と同様な信号線用コンタクト１が設けら れたコネクタ６に設けた例を図２乃至図４に示す。コンタクト１０は，信号線用 コンタクト１と同じ方向に交互に列設してあるが，スペースを有効に使うように ，信号線用コンタクト１列に対して直交方向には隣合わないように配置される。 インシュレータ５には，図５に示すように，コンタクト１０の切出し部１４を受 け入れるための凹みを有する取付孔５ａが設けられている。コネクタ６を基板Ｅ に接続するときには，打ち込み機を切出し部１４の先端面１４ａに当てがってコ ンプライアント部１２を基板Ｅに打ち込む。切出し部１４はコンタクト板面に対 して直交方向に突出しているので，コンタクト１０のピッチＰは保持部１３の幅 ａより若干大きければよく，従来のように肩部がないので，接触部１１の幅ｂの 大きいコンタクト１０を狭ピッチで設けることができる。
【００１５】
【考案の効果】
以上説明したように，本考案のコンタクトでは，保持部は幅方向での中心の両 側部分に切出しにて夫々形成された２つの切出し部を有し，この２つの切出し部 のうちの一方の切出し部はコンタクト保持部の表面側に出されており，他方の切 出し部は前記保持部の裏面側に出されており，しかも前記２つの切出し部の各々 は，保持部とほぼ直交しかつコンプライアント部とは反対側を向いた面を有して いるので，相手側コンタクトに接触する保持部に連続した接触部の幅を大きくし ても，ピッチＰを狭く設けることができるので，コネクタ全体を小型化すること ができ，しかもこの接触部を潰すことなく基板に打ち込むことができ，相手側対 応コンタクトとの接続特性を損なうこともないという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図１】本考案の実施例に係るコネクタ用コンタクトを
示す斜視図である。
【図２】図１のコネクタ用コンタクトを用いたコネクタ
の平面図である。
【図３】図２のＡ−Ａ断面図である。
【図４】図２のＢ−Ｂ断面図である。
【図５】図２のコネクタのインシュレータの底面図であ
る。
【図６】従来のコネクタの一例を示す平面図である。
【図７】図６のコネクタのＡ´−Ａ´断面図である。
【図８】図６のコネクタのＢ´−Ｂ´断面図である。
【符号の説明】
１，１０ コンタクト ５，５´ インシュレータ ６，６´ コネクタ １１ 接触部 １２ コンプライアント部 １３ 保持部 １４ 切出し部 Ｅ 基板

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項１】 基板に無半田接続されるコンプライアン
    ト部と，インシュレータに設けた孔に挿入保持される板
    状の保持部とを有するコンタクトにおいて，前記保持部
    は幅方向での中心の両側部分に切出しにて夫々形成され
    た２つの切出し部を有し，前記２つの切出し部のうちの
    一方の切出し部は前記保持部の表面側に出されており，
    他方の切出し部は前記保持部の裏面側に出されており，
    しかも前記２つの切出し部の各々は，前記保持部とほぼ
    直交しかつ前記コンプライアント部とは反対側を向いた
    面を有していることを特徴とするコンタクト。
  2. 【請求項２】 請求項１記載のコンタクトを複数個と，
    前記複数個のコンタクトを前記保持部の板面に沿った方
    向に配列させかつ前記保持部を前記２つの切出し部の圧
    入で保持したインシュレータとを含むことを特徴とする
    コネクタ。
JP1992012232U 1992-03-12 1992-03-12 コネクタ用コンタクト及びそれを用いたコネクタ Expired - Fee Related JP2510879Y2 (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5472689U (ja) * 1977-11-02 1979-05-23
JPS63121380U (ja) * 1987-01-30 1988-08-05

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5472689U (ja) * 1977-11-02 1979-05-23
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