JPH0573546U - 放射温度計 - Google Patents

放射温度計

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JPH0573546U
JPH0573546U JP2055692U JP2055692U JPH0573546U JP H0573546 U JPH0573546 U JP H0573546U JP 2055692 U JP2055692 U JP 2055692U JP 2055692 U JP2055692 U JP 2055692U JP H0573546 U JPH0573546 U JP H0573546U
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JP
Japan
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temperature
optical system
light
measuring
temperature measurement
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JP2055692U
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English (en)
Inventor
正志 水野
光朗 宇津野
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Daido Steel Co Ltd
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Daido Steel Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ファインダー光学系を通して温度測定部位を
直接目視で確認できるとともに、被測温体に対する光照
射によって外部からも温度測定部位を確認できるように
する。 【構成】 ファインダー光学系12の接眼部14に、可
視光を発する光源38を備えた光源アダプタ16を着脱
可能に装着できるようにし、光源38から発せられた可
視光がファインダー光学系12を逆方向に進行して被測
温体18の温度測定部位に照射されるようにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は放射温度計に係り、特に、温度測定部位を目視で確認しつつ温度測定 を行うことができる放射温度計の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
温度計の一種に、被測温体の熱放射や光放射の放射エネルギーに基づいて温度 測定を行う放射温度計がある。これは、例えば特開昭64−18030号公報等 に記載されているように、(a)放射エネルギーが照射されることによりその放 射エネルギーを電気信号に変換する焦電型素子や光導電型素子等の検出器と、( b)対物レンズを有して被測温体から放射された放射エネルギーを前記検出器に 導く測温光学系とを備えて構成されているのが普通である。また、作業者が温度 測定部位を目視で確認しつつ温度測定を行うことができるようにするため、(c )前記測温光学系の対物レンズを共用するとともに、前記被測温体から発せられ た光をその測温光学系から分岐して接眼部へ導くファインダー光学系を設けたフ ァインダー型放射温度計や、(d)前記測温光学系に可視光を入れて前記対物レ ンズにより被測温体の温度測定部位に照射する投光装置を設けた光照射型放射温 度計が知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記ファインダー型放射温度計においては、温度測定部位を直接目で見ながら 温度測定を行うことができるため測定ミスが少ないが、接眼部に目を当てて覗い ている必要があるため、作業者の姿勢の自由度が小さいとともに、頭を入れるこ とができないような狭い場所では温度測定部位を確認することができないという 問題がある。また、光照射型放射温度計においては、可視光の照射位置を外部か ら見て温度測定部位を確認できるため、作業者の姿勢が比較的自由であるととも に狭い場所でも温度測定部位を目視で確認しながら温度測定できるが、光照射位 置を見誤る恐れがあるとともに、被測温体が高温度で可視光を発している場合に は測定部位を示す照射光を識別できないことがある。
【0004】 本考案は以上の事情を背景として為されたもので、その目的とするところは、 ファインダー光学系を通して温度測定部位を直接目視で確認できるとともに、被 測温体に対する光照射によって外部からも温度測定部位を確認できるようにする ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために、本考案は、(a)放射エネルギーが照射される ことによりその放射エネルギーを電気信号に変換する検出器と、(b)対物レン ズを有して被測温体から放射された放射エネルギーを前記検出器に導く測温光学 系と、(c)前記測温光学系の対物レンズを共用するとともに、前記被測温体か ら発せられた光をその測温光学系から分岐して接眼部へ導くファインダー光学系 とを備え、前記被測温体の温度測定部位を目視で確認しつつ前記放射エネルギー を検出して温度測定を行うことができる放射温度計において、(d)前記ファイ ンダー光学系に可視光を入れて、前記対物レンズにより前記被測温体の温度測定 部位に照射する投光装置を有することを特徴とする。
【0006】
【作用および考案の効果】
このような放射温度計においては、接眼部に目を当てて温度測定部位を直接目 視で確認することもできるし、投光装置によって被測温体に照射された可視光を 外部から見て温度測定部位を確認することもできるため、測定場所の作業条件や 被測温体の発光波長等に応じて使い分けることにより、頭を入れることができな いような狭い場所での測定や、照射光を識別できないような可視光を被測温体が 発している場合等でも、常に温度測定部位を確認しつつ良好に温度測定できるよ うになる。また、本考案では、被測温体から発せられた光を接眼部へ導くファイ ンダー光学系を利用して、投光装置から発せられた可視光を逆に温度測定部位に 照射するようにしているため、ファインダー光学系とは別個に光照射用の光学系 を設ける場合に比較して、放射温度計が簡単かつ安価に構成される利点がある。
【0007】 なお、上記投光装置を、前記ファインダー光学系の接眼部に着脱可能に装着さ れるように構成すれば、従来のファインダー型放射温度計をそのまま利用するこ とが可能で大きな設計変更等が不要である一方、かかる投光装置は必ずしも個々 の放射温度計に具備しておく必要はなく、複数の放射温度計に共用することもで きるため、経済的に有利である。また、発光波長が異なる可視光を発する複数種 類の投光装置を用意し、被測温体が可視光を発している場合にその可視光とは異 なる色の光を発する投光装置を用いるようにすれば、測定部位を示す照射光の照 射位置を容易に識別できるようになる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて詳細に説明する。 図1は、本考案の一実施例である携帯用の放射温度計10の光学的構成を示す 図で、同図の(a)はファインダー光学系12の接眼部14に目を当てて温度測 定部位を確認する場合であり、同図の(b)は光源アダプタ16によって被測温 体18に照射された光を外部から見て温度測定部位を確認する場合である。かか る図1において、放射温度計10の本体ケース20には、被測温体18から放射 された熱放射や光放射の放射エネルギーが照射されることにより、その放射エネ ルギーを電気信号に変換する焦電型素子,光導電型素子等の検出器22が設けら れているとともに、被測温体18から放射された放射エネルギーをその検出器2 2に集束させる対物レンズ24が設けられている。検出器22には、その検出器 22から出力された電気信号に基づいて温度を演算する演算器が接続されている とともに、その演算結果すなわち測定温度を表示する表示器等が本体ケース20 に設けられている。本実施例では、検出器22が略焦点位置となるように本体ケ ース20に配設された上記対物レンズ24によって測温光学系26が構成されて いる。
【0009】 上記対物レンズ24と検出器22との間にはハーフミラー28が設けられ、被 測温体18から発せられて対物レンズ24を通過した光の一部が略直角方向へ反 射されるようになっている。ハーフミラー28で反射された光は再びミラー30 によって略直角方向へ反射され、前記接眼部14に設けられた接眼レンズ32に よって平行光とされる。したがって、その接眼部14に目を当てて覗けば、前記 検出器22に放射エネルギーが集束される温度測定部位と同じ部分を見ることが できる。上記対物レンズ24,ハーフミラー28,ミラー30,および接眼レン ズ32を含んで前記ファインダー光学系12が構成されている。
【0010】 一方、前記光源アダプタ16は投光装置を成すもので、有底円筒形状のキャッ プ34と、そのキャップ34の内部に設けられた凸レンズ36と、その凸レンズ 36の焦点位置においてキャップ34の底部に取り付けられた高輝度発光ダイオ ード,半導体レーザ等の可視光を発する光源38とを備えており、凸レンズ36 および光源38が前記接眼レンズ32と略同心となるようにキャップ34の開口 部側において接眼部14に着脱可能に装着されるようになっている。キャップ3 4および前記本体ケース20には、キャップ34が接眼部14に装着されること により互いに接続されるコネクタ40,42が設けられ、上記光源38が本体ケ ース20内に配設された図示しない電源に接続されるようになっている。本体ケ ース20には、上記コネクタ42と電源との間を接続,遮断するスイッチが設け られており、光源アダプタ16が接眼部14に装着された状態においてスイッチ が接続操作されると、光源38から可視光が発せられるとともに、その可視光は 凸レンズ36により平行光とされた後、前記ファインダー光学系12を逆方向に 進行して被測温体18に照射される。この光照射位置は、前記検出器22に放射 エネルギーが集束される温度測定部位と同じ部分であり、作業者は、その光照射 位置を外部から見て温度測定部位を確認することができる。
【0011】 このように、本実施例の放射温度計10によれば、接眼部14に目を当てて温 度測定部位を直接目視で確認することもできるし、その接眼部14に光源アダプ タ16を装着することにより被測温体18の温度測定部位に可視光が照射される ため、その光照射位置を外部から見て温度測定部位を確認することもできる。し たがって、測定場所の作業条件や被測温体18の発光波長等に応じて使い分ける ことにより、頭を入れることができないような狭い場所での測定や、光源アダプ タ16の照射光を識別できないような可視光を被測温体18が発している場合等 でも、常に温度測定部位を確認しつつ良好に温度測定できるようになる。
【0012】 また、被測温体18から発せられた光を接眼部14へ導くファインダー光学系 12を利用して、光源アダプタ16から発せられた可視光を温度測定部位に照射 するようにしているため、ファインダー光学系12とは別個に光照射用の光学系 を設ける場合に比較して、放射温度計10が簡単かつ安価に構成される利点があ る。特に、光源アダプタ16を除いた放射温度計10の本体部分は従来のファイ ンダー型放射温度計と略同じで、大きな設計変更等が不要である一方、光源アダ プタ16は必ずしも個々の放射温度計10に具備しておく必要はなく、複数の放 射温度計10に共用することもできるため、経済的に有利である。また、発光波 長が異なる光源38を備えた複数種類の光源アダプタ16を用意し、被測温体1 8が可視光を発している場合にその可視光とは異なる色の光を発する光源アダプ タ16を用いることにより、光源38による可視光の照射位置を容易に識別でき るようにすることもできる。
【0013】 次に、本考案の他の実施例を説明する。なお、以下の実施例において前記実施 例と共通する部分には同一の符号を付して詳しい説明を省略する。
【0014】 図2の放射温度計50は、前記光源アダプタ16の代わりに投光装置52を本 体ケース20に一体的に配設した場合であり、前記ミラー30と接眼レンズ32 との間の光路上にハーフミラー54を配設し、光源56から発せられた可視光を レンズ58を介してファインダー光学系12に入れるようにしたものである。レ ンズ58は、光源56から発せられた可視光がハーフミラー54で反射され、フ ァインダー光学系12を逆行して対物レンズ24から外部へ出射される際に、そ の対物レンズ24によって略平行光となるように、その焦点距離やハーフミラー 54,光源56との位置関係などが定められている。また、本体ケース20には 、光源56と図示しない電源との間を接続,遮断するスイッチが設けられており 、そのスイッチ操作により光源56から可視光を発して温度測定部位に照射する ことにより、外部からその温度測定部位を確認することができる。
【0015】 この実施例では、本体ケース20に投光装置52が一体的に配設されているた め、スイッチを切り換えるだけで温度測定部位に可視光を照射でき、前記実施例 のように別途光源アダプタ16を用意する場合に比較して、温度測定部位の確認 に関する使用態様を簡単に変更することができる。
【0016】 図3の放射温度計60は、前記ミラー30の代わりにハーフミラー62を配設 し、そのハーフミラー62を通して投光装置64の光源66から発せられた可視 光をファインダー光学系12に入れるようにしたもので、前記図2の実施例と同 様の効果が得られるが、対物レンズ24の焦点位置に光源66が配置されている ため、前記レンズ58等の光学素子が不要で、放射温度計60が簡単かつ安価に 構成される。
【0017】 以上、本考案の一実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、本考案は他の態 様で実施することもできる。
【0018】 例えば、前記実施例では何れも光源38,56,66から発せられた可視光が 対物レンズ24により平行光とされ、被測温体18までの距離に拘らず常に一定 の大きさのスポットが形成されるようになっていたが、それ等の光源38,56 ,66の配設位置を変更するなどして、被測温体18上に小さな高輝度のスポッ トを形成するように対物レンズ24によって集束されるようにしても差支えない 。
【0019】 また、光源38,56,66やレンズ32,36,58の位置をねじ等により 光軸方向において可変とし、被測温体18上に形成されるスポットの径を任意に 変更できるようにしたり、被測温体18までの距離に応じて所定の大きさのスポ ットが形成されるようにレンズ位置等が自動調整されるようにしたりすることも 可能である。
【0020】 また、前記図2,図3の実施例では対物レンズ24の光軸と直角な方向に投光 装置52,64が配設されていたが、例えば図2のハーフミラー28とミラー3 0との間にハーフミラーを配設し、対物レンズ24の光軸と接眼レンズ32の光 軸との間においてそれ等の光軸と平行に投光装置を設けることもできる。
【0021】 その他一々例示はしないが、本考案は当業者の知識に基づいて種々の変更,改 良を加えた態様で実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例である放射温度計の光学的構
成を使用態様別に示す図である。
【図2】本考案の他の実施例の光学的構成を示す図であ
る。
【図3】本考案の更に別の実施例の光学的構成を示す図
である。
【符号の説明】
10,50,60:放射温度計 12:ファインダー光学系 14:接眼部 16:光源アダプタ(投光装置) 18:被測温体 22:検出器 24:対物レンズ 26:測温光学系 52,64:投光装置

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】放射エネルギーが照射されることにより該
    放射エネルギーを電気信号に変換する検出器と、 対物レンズを有して被測温体から放射された放射エネル
    ギーを前記検出器に導く測温光学系と、 前記測温光学系の対物レンズを共用するとともに、前記
    被測温体から発せられた光を該測温光学系から分岐して
    接眼部へ導くファインダー光学系とを備え、前記被測温
    体の温度測定部位を目視で確認しつつ前記放射エネルギ
    ーを検出して温度測定を行うことができる放射温度計に
    おいて、 前記ファインダー光学系に可視光を入れて、前記対物レ
    ンズにより前記被測温体の温度測定部位に照射する投光
    装置を有することを特徴とする放射温度計。
  2. 【請求項2】前記投光装置は前記ファインダー光学系の
    接眼部に着脱可能に装着されるものである請求項1に記
    載の放射温度計。
JP2055692U 1992-03-05 1992-03-05 放射温度計 Pending JPH0573546U (ja)

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JP2055692U JPH0573546U (ja) 1992-03-05 1992-03-05 放射温度計

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JP2055692U JPH0573546U (ja) 1992-03-05 1992-03-05 放射温度計

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004525583A (ja) * 2001-05-07 2004-08-19 フリル システムズ アクチボラゲット 赤外線に感応する赤外線カメラ
JP2010536045A (ja) * 2007-08-14 2010-11-25 テスト アクチエンゲゼルシャフト 赤外線温度測定機器

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