JPH0573099A - コード励振線形予測符号化方式 - Google Patents

コード励振線形予測符号化方式

Info

Publication number
JPH0573099A
JPH0573099A JP3236299A JP23629991A JPH0573099A JP H0573099 A JPH0573099 A JP H0573099A JP 3236299 A JP3236299 A JP 3236299A JP 23629991 A JP23629991 A JP 23629991A JP H0573099 A JPH0573099 A JP H0573099A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
excitation
vector
code table
adaptive
code
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP3236299A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3073283B2 (ja
Inventor
Yoshihiro Ariyama
義博 有山
Hiroshi Katsuragawa
浩 桂川
Hiromi Aoyanagi
弘美 青柳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP03236299A priority Critical patent/JP3073283B2/ja
Publication of JPH0573099A publication Critical patent/JPH0573099A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3073283B2 publication Critical patent/JP3073283B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)
  • Transmission Systems Not Characterized By The Medium Used For Transmission (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 合成音声信号のS/Nを十分に改善すること
ができるコード励振線形予測符号化方式を提供すること
である。 【構成】 複合励振コードテーブル307は、励振ベク
トルedを格納する適応部3072と、確率的コード
ベクトルを格納する確率部3071とで構成し、適応励
振逆フィルタ318は加算器310から供給される励振
コードベクトルeoptから適応励振コードベクトルe
aの所定割合の成分を除いた励振ベクトルedを生成
して複合励振コードテーブル307の適応部3072に
供給する。複合励振コードテーブル307は、複合励振
コードベクトルet(k)s;(k=1〜m)を出力し、加
算器310に供給する。加算器310は、適応励振コー
ドベクトルeaとコードベクトルet(k)sの成分単位
の加算を行い、励振ベクトルet(k)を短時間予測フィル
タ303に供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、コード励振線形予測
符号化方式に関し、例えば音声信号などの高品質圧縮符
号化方式に適用し得るものである。
【0002】
【従来の技術】従来のコード励振線形予測符号化方式を
実現する方法については、例えば文献『Proc.IEEE Int.
Conf.Acoustics,Speech and Signal Processing,1989,p
p.65-pp.68,N.S.Jayant and J.H.Chen,"Speech coding
with Time-Varying Bit Allocation to Excitation and
LPCParameters"』に示されている。
【0003】図2は、この従来のコード励振線形予測符
号化器の機能ブロック図を示していいる。
【0004】図2において、入力原音声ベクトルSは、
短時間分析回路102に供給されると、原音声ベクトル
Sに対する短時間予測係数αjが求められ、量子化器1
14に供給される。量子化器114は、量子化値αjpを
求めて逆量子化器115と、多重化回路111に供給す
る。逆量子化器115は、量子化値αjpを逆量子化値α
jqに変換し、短時間予測フィルタ103に供給する。
【0005】次にスイッチ108と113を共に開放と
する。適応励振コードテーブル104は、適応励振コー
ドベクトルe(i)a(i=1〜n)を送出する。適応
励振コードベクトルe(i)aは、適応励振コードテー
ブル104内で過去に用いた励振信号を1標本化時間づ
つずらして作られる。加算器110では、ベクトルe
(i)aとスイッチ113からのベクトル成分単位の加
算を行うが、今の場合はスイッチ113からは信号が供
給されないので適応励振ベクトルe(i)aはそのまま
励振ベクトルe(i)となり、短時間予測フィルタ10
3に供給される。短時間フィルタ103は、励振ベクト
ルe(i)に対する出力ベクトルS(i)wを計算し、
減算器109に送出する。出力ベクトルS(i)wは入
力原音声ベクトルSに対応するものである。減算器10
9は、S(i)wとSの成分単位の減算を行い、誤差ベ
クトルe(i)rを聴覚フィルタ105に送出する。聴
覚フィルタ105は、ベクトルe(i)rに対する出力
ベクトルe(i)wを聴覚誤差計算回路106に送出す
る。
【0006】聴覚誤差計算回路106は、ベクトルe
(i)wの各成分の自乗平均giを計算し、giが最小と
なるiを最適な適応励振コードのインデックスIaとし
て、適応励振コードテーブル104と多重化回路111
に供給する。
【0007】次にスイッチ108はそのまま開いた状態
で、スイッチ113を閉じる。適応励振コードテーブル
104は、インデックスIaによって最適な適応励振コ
ードベクトルeaを出力する。確率的励振コードテーブ
ル107は、確率的コードベクトルe(i)s(i=1
〜m)を出力する。加算器110では、ベクトルeaと
ベクトルe(i)sの成分単位の加算を行い、励振ベク
トルe(i)を短時間予測フィルタ103に供給する。
減算器109は、S(i)wとSの成分単位の減算を行
い、誤差ベクトルe(i)rを聴覚フィルタ105に供
給する。聴覚フィルタ105は、ベクトルe(i)rに
対する出力ベクトルe i)wを聴覚誤差計算回路10
6に供給する。聴覚誤差計算回路106は、ベクトルe
(i)wの各成分の自乗平均giを計算し、giが最小と
なるiを最適な確率的励振コードのインデックスIsと
して、確率的励振コードテーブル107と多重化回路1
11に供給する。
【0008】次にスイッチ108と113を共に閉じ
る。そして、最適な適応励振コードベクトルと、最適な
確率コードベクトルを加算した最適な励振ベクトルeop
tを作成し、サブフレーム遅延回路116に供給する。
サブフレーム遅延回路116は、適応励振コードテーブ
ル104に最適な励振ベクトルeoptを供給する。適応
励振コードテーブルは、以前入力されたなかで、時間的
に最も古いベクトルを廃棄し、代わりにサブフレーム遅
延回路116から供給された最新の励振ベクトルeopt
をベクトル列の後に接続する。多重化回路111は、短
時間予測係数の量子化値αjpと、適応励振コードのイン
デックスIaと、確率的励振コードのインデックスIsと
を多重化し、トータルコードCとして伝送路に送出す
る。
【0009】このようにして伝送されたトータルコード
Cは、復号化器において、多重分離の後、復号化されて
音声信号を再生することができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】以上のような従来の符
号化器及び復号化器による音声信号の再生品質は、音声
信号の定常分においては適応励振コードベクトルが重要
な役割を果たしており、また非定常分には確率的励振コ
ードベクトルが重要な役割を果たしている。
【0011】しかしながら、従来の符号化器及び復号化
器においては、適応励振コードベクトルだけでは、定常
分の信号を十分に再生できず、従って、定常分における
音声信号のS/Nが十分に高く得られないという問題が
あった。
【0012】この発明は、以上の課題に鑑み為されたも
のであり、その目的とするところは、合成音声信号のS
/Nを十分に改善することができるコード励振線形予測
符号化方式を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明は、以上の目的
を達成するために、励振コードテーブルを用いるコード
励振線形予測符号化方式において、以下の特徴的なコー
ドテーブルと方法で改良した。
【0014】つまり、第1の発明においては、適応励振
源情報を格納する適応励振コードテーブルと、確率的励
振源情報と上記励振源情報に対する所定割合の励振源情
報とを格納する複合励振コードテーブルとを備えて、適
応励振コードテーブルの最適な励振源情報と、複合励振
コードテーブルの最適な励振源情報とを用いて、音声信
号の符号化及び復号化を行うことを特徴とする。
【0015】また、第2の発明においては、適応励振源
情報を格納する第1の適応励振コードテーブルと、この
適応励振源情報に対する所定割合の励振源情報を格納す
る第2の適応励振コードテーブルと、確率的励振源情報
を格納する確率的励振コードテーブルとを備えて、第1
の適応励振コードテーブルの最適な励振源情報と、第2
の適応励振コードテーブルの最適な励振源情報と、確率
的励振コードテーブルの最適な励振源情報とを用いて、
音声信号の符号化及び復号化を行うことを特徴とする。
【0016】
【作用】この第1の発明によれば、複合励振コードテー
ブルは、確率的励振源情報と適応励振源情報の所定割合
の励振源情報とを含み、しかも、この複合励振コードテ
ーブルの中から最適な励振源情報を選択し、適応励振コ
ードテーブルからも最適な励振源情報を選択して、例え
ば、この2つの励振源情報を合成して、この合成信号を
符号化又は復号化することによって従来に比べ再生合成
音声信号の定常部分の再現性を向上させ、しかもS/N
を向上させることができる。
【0017】第2の発明によれば、各励振コードテーブ
ルで独立に最適な励振源情報の探索を行うことができ、
第1の適応励振コードテーブルの最適な励振源情報と、
第2の適応励振コードテーブルの最適な励振源情報と、
確率的励振コードテーブルの最適な励振源情報とを用い
て、例えば、この3つの励振源情報を合成して、この合
成信号を符号化又は復号化することによっても従来に比
べ再生合成音声信号の定常部分の再現性を向上させ、し
かもS/Nを向上させることができる。
【0018】
【実施例】次にこの発明をコード励振線形予測符号化器
及び復号化器に適用して、好適な一実施例を図面を用い
て説明する。
【0019】この実施例は、前述の課題を解決するため
に、適応励振コードベクトルの所定割合の成分の励振源
コードベクトル群と確率的励振コードベクトル群とを1
個の複合励振コードテーブルで構成して、適応励振コー
ドテーブルの最適な確率的励振コードベクトルと、複合
励振コードテーブルの最適な励振源コードベクトルとを
合成して、符号化及び復号化することによって、合成音
声信号の定常部分における信号の再現性を良くし、合成
音声信号のS/Nを十分に改善させることを目的とす
る。
【0020】図1は、コード励振線形予測符号化器の機
能ブロック図を示している。
【0021】図1において、このコード励振線形予測符
号化器は、短時間分析回路302、量子化器314と、
逆量子化器315と、短時間予測フィルタ303と、加
算器310と、適応励振コードテーブル304と、複合
励振コードテーブル307と、サブフレーム遅延回路3
16と、スイッチ308、313と、適応励振逆フィル
タ318と、聴覚フィルタ305と、聴覚誤差計算回路
306と、減算器309とで構成されている。
【0022】新たに、構成したところは、複合励振コー
ドテーブル307を、適応励振逆フィルタ318から供
給される励振ベクトルを格納する適応部3072と、確
率的コードベクトルを格納する確率部3071とで構成
したところであり、また、加算器310から供給される
励振ベクトルeoptの中から、例えば適応励振コード
ベクトルの所定割合を除いた励振ベクトルedを複合
励振コードテーブル307の適応部3072に供給する
適応励振逆フィルタ318を構成しとことである。
【0023】次に図1の動作を説明する。原音声ベクト
ルSは、短時間分析回路302に供給されると、自己相
関法などによって短時間予測係数αjが求められ、量子
化器(Q)314に供給される。量子化器(Q)314
は、短時間予測係数αjを量子化して量子化値αjpを逆
量子化器(Q-1)315に供給し、また、多重化回路3
11にも供給する。逆量子化器315は、量子化値αjp
を逆量子化値αjqに変換し、短時間予測フィルタ303
に供給する。
【0024】次にスイッチ308と、スイッチ313を
共に開く。そして、適応励振コードテーブル304は、
適応励振コードベクトルet(i)a(i=1、n)を出力
し、加算器310に供給する。この適応励振コードベク
トルet(i)aは、適応励振コードテーブル304内で過
去の用いた励振信号を1標本化時間ごとにずらして生成
される。加算器304は、この適応励振コードベクトル
t(i)aと、スイッチ313からのベクトルの成分単位
の加算を行うが、この場合はスイッチ313が開いてい
るので、信号は供給されず、従って、適応励振コードベ
クトルet(i)aが、そのままベクトルet(i)となって短
時間フィルタ303に供給される。
【0025】短時間予測フィルタ303は、逆量子化値
αjqを、例えばフィルタのタップ係数として、ベクトル
t(i)をフィルタリングして出力ベクトルSt(i)wを求
めて、減算器309に供給する。このベクトルSt(i)w
は、入力原音声ベクトルに対応するものである。減算器
309は、ベクトルSt(i)wと原音声ベクトルSの成分
単位の減算を行い、誤差ベクトルet(i)rを聴覚フィル
タ305に供給する。聴覚フィルタ395は、誤差ベク
トルet(i)rに対する出力ベクトルet(i)wを聴覚誤差計
算回路306に供給する。聴覚誤差計算回路306は、
ベクトルet(i)wの各成分の自乗平均giを計算し、この
自乗平均giが最小となるiを最適な適応励振コードの
適応励振コードインデックスIaとして、適応励振コ
ードテーブル304と、多重化回路311に供給する。
【0026】次にスイッチ308をそのまま開いた状態
で、スイッチ313を閉じる。そして、適応励振コード
テーブル304は適応励振コードインデックスIaに
よって最適な適応励振コードベクトルeaを出力し、
加算器310に供給する。
【0027】複合励振コードテーブル307は、コード
ベクトルet(k)s;(k=1〜m)を出力し、加算器3
10に供給する。加算器310は、適応励振コードベク
トルeaとコードベクトルet(k)sの成分単位の加算
を行い、励振ベクトルet(k )を短時間予測フィルタ30
3に供給する。
【0028】短時間予測フィルタ303は、励振ベクト
ルet(k)に対する出力ベクトルSt( k)wを求めて、減算
器309に供給する。このベクトルSt(k)wは、原音声
ベクトルSに対応するものである。減算器309は、ベ
クトルSt(k)wと原音声ベクトルSの成分単位の減算を
行い、誤差ベクトルet(k)rを聴覚フィルタ305に供
給する。聴覚フィルタ305は、誤差ベクトルet(k)r
に対する出力ベクトルet(k)wを聴覚誤差計算回路30
6に供給する。
【0029】聴覚誤差計算回路306は、誤差ベクトル
t(k)rの各成分の自乗平均gkを求め、この自乗平均g
kが最小となるkを最適な複合励振コードインデックス
sとして、複合励振コードテーブル307と多重化
回路311に供給する。
【0030】次にスイッチ308とスイッチ313を共
に閉じる。そして、加算器310は適応励振コードテー
ブル304からの適応励振コードベクトルと複合励振コ
ードテーブル307から供給される最適な複合励振コー
ドベクトルを加算して最適な励振ベクトルeoptを得
て、スイッチ308を介してサブフレーム遅延回路31
6と、適応励振逆フィルタ318に供給する。
【0031】サブフレーム遅延回路316は、適応励振
コードテーブル304に対して最適な励振ベクトルe
optを供給する。適応励振コードテーブル304は、過
去に入力されたなかで、時間的に最も古いベクトルを廃
棄し、サブフレーム遅延回路316から供給される最新
の励振ベクトルeoptをベクトル列の後に接続する。
【0032】適応励振逆フィルタ318は、励振ベクト
ルeoptの中から適応励振コードベクトルet(k)aの成
分の所定割合の成分を除いた励振ベクトルedを複合
励振コードテーブル307の適応部3072に供給す
る。複合励振コードテーブル307は、コードテーブル
内に確率部3071と適応部3072を備えて、確率部
3071は、確率的コードベクトルを持ち、適応部30
72は、適応励振逆フィルタ318から供給される励振
ベクトルedを格納する。そして、供給される複合励
振コードインデックスIsに基づいて、確率部307
1と適応部3072の中から最適な複合励振コードベク
トルを出力する。
【0033】以上の様にして生成された量子化値αjp
と、適応励振コードインデックスIaと、複合励振コ
ードインデックスIsは、多重化回路311で多重化
されてトータルコードCとして、伝送路を介して復号器
などに供給される。
【0034】図3は、図1に対するコード励振線形予測
復号化器の機能ブロック図を示している。
【0035】図3において、このコード励振線形予測復
号化器は、多重分離回路403と、逆量子化器404
と、適応励振コードテーブル405と、複合励振コード
テーブル406と、短時間予測フィルタ407と、加算
器408と、サブフレーム遅延回路409と、適応励振
逆フィルタ410とで構成されている。また、複合励振
コードテーブル406は、前述の図1の複合励振コード
テーブル307と同様に、確率部4061と適応部40
62から構成される。
【0036】次に図3の動作を説明する。トータルコー
ドCは、多重分離回路403に供給されると、各信号に
分離されて、量子化値αjpは逆量子化器404に供給さ
れ、適応励振コードインデックスIaは、適応励振コ
ードテーブル405に供給され、複合励振コードインデ
ックスIsは複合励振コードテーブル406に供給す
る。逆量子化器404は、量子化値αjpを逆量子化値α
jqに変換し、短時間予測フィルタ407に供給する。
【0037】適応励振コードテーブル405は、図1の
適応励振コードテーブル304と同様なコードテーブル
であって、適応励振コードインデックスIaによって
最適な適応励振コードベクトルeaを加算器408と
適応励振逆フィルタ410に供給する。複合励振コード
テーブル406は、複合励振コードインデックスIs
によって、最適な複合励振コードベクトルesを出力
し、加算器408に供給する。
【0038】加算器408は、適応励振コードベクトル
aと複合励振コードベクトルesとを加算し、励振
ベクトルeoptをサブフレーム遅延回路409と、短
時間予測フィルタ407と、適応励振逆フィルタ410
に供給する。サブフレーム遅延回路409は、適応励振
コードテーブル405に対して最適なベクトルeopt
を供給する。そして、適応励振コードテーブル405
は、過去に入力されたなかで、時間的に最も古いベクト
ルを廃棄し、サブフレーム遅延回路409から供給され
る最新の励振ベクトルeoptをベクトル列の後に接続
する。
【0039】適応励振逆フィルタ410は、励振ベクト
ルeoptの中から適応励振コードベクトルeaの所定
割合の成分を除いた励振ベクトルedを複合励振コー
ドテーブル406の適応部4062に供給し、格納させ
る。
【0040】短時間予測フィルタ407は、逆量子化値
αjqを例えばフィルタのタップ係数として、励振ベクト
ルeoptをフィルタリングして合成音声ベクトルSwを
再生する。
【0041】以上の実施例によれば、複合励振コードテ
ーブル307、406に従来の確率部3071、406
1と、新たな適応部3072、4062を備えて、この
適応部3072、4062には励振ベクトルeoptの
中から適応励振コードベクトルet(k)aの所定割合の成
分を除いた励振ベクトルedを供給して格納し、複合
励振コードインデックスIsによって、最適な複合励
振ベクトルを取り出して、適応励振コードベクトルと合
成して符号化又は復号化しているので、再生した音声信
号の定常的な部分での再現性が良好で、しかも再生した
合成音声信号のS/Nも良好にすることができる。しか
も、トータルコードのビットレートを従来に比べ高速化
する必要性がない。
【0042】以上の実施例においてはフォワード型の機
能ブロックを例に説明したが、これに限るものではな
く、例えばバックワード型の機能ブロックで構成される
ものであっても、適用することができる。
【0043】また、以上の実施例の図1において、適応
励振逆フィルタ318は、励振ベクトルeoptから適
応励振コードベクトルet(k)aの所定割合の成分を除い
た励振ベクトルedを複合励振コードテーブル307
に供給したが、適応励振コードテーブル304の所定割
合の成分を除いた励振ベクトルedを複合励振コード
テーブル307に供給してもよい。
【0044】また、以上の実施例の図3においても、適
応励振逆フィルタ410は、励振ベクトルeoptから
適応励振コードベクトルeaの所定割合の成分を除い
た励振ベクトルedを複合励振コードテーブル406
の適応部4062に供給し、格納させたが、適応励振コ
ードテーブル405のの所定割合の成分を除いた励振ベ
クトルedを複合励振コードテーブル406に供給し
てもよい。
【0045】また、以上の図1及び図3の実施例におい
ては、複合励振コードテーブル内に励振ベクトルを格納
する適応部と確率的励振コードベクトルを格納する確率
部とを設けて、最適な励振コードベクトルを選択するよ
うに構成したが、これに限るものではなく、例えば、適
応部と、確率部は、別々のコードテーブルにして、適応
部は第2の適応励振コードテーブルとし、確率部は確率
的励振コードテーブルとし、そして、従来の適応励振コ
ードテーブルを第1の適応励振コードテーブルとして設
けて、別々に最適な励振コードベクトルを選択して、こ
れらの励振コードベクトルを用いて、音声信号の符号化
及び復号化を行うこともできる。
【0046】
【発明の効果】以上述べたようにこの第1の発明によれ
ば、複合励振コードテーブルは、確率的励振源情報と適
応励振源情報の所定割合の成分の励振源情報とを含み、
しかも、この複合励振コードテーブルの最適な励振源情
報と適応励振コードテーブルの最適な適応励振源情報と
を用いて、符号化又は復号化することによって再生合成
音声信号の定常部分の再現性を向上させ、しかもS/N
を向上させることができる。
【0047】また、第2の発明によれば、各励振コード
テーブルで独立に最適な励振源情報の探索を行うことが
でき、しかも、第1の適応励振コードテーブルの最適な
励振源情報と、第2の適応励振コードテーブルの最適な
励振源情報と、確率的励振コードテーブルの最適な確率
的励振源情報とを用いて、符号化又は復号化することに
よって再生合成音声信号の定常部分の再現性を向上さ
せ、しかもS/Nを向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この実施例に係るコード励振線形予測符号化器
の機能ブロック図である。
【図2】従来例に係るコード励振線形予測符号化器の機
能ブロック図である。
【図3】この実施例に係るコード励振線形予測復号化器
の機能ブロック図である。
【符号の説明】
302…短時間分析回路、303、407…短時間予測
フィルタ、304、405…適応励振コードテーブル、
305…聴覚フィルタ、306…聴覚誤差計算回路、3
07、406…複合励振コードテーブル、309…減算
器、310、408…加算器、314…量子化器、31
5、404…逆量子化器、316、409…サブフレー
ム遅延回路、318、410…適応励振逆フィルタ、4
03…多重分離回路、3071、4061…確率部、3
072、4062…適応部。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 励振コードテーブルを用いるコード励振
    線形予測符号化方式において、 適応励振源情報を格納する適応励振コードテーブルと、 確率的励振源情報と上記励振源情報に対する所定割合の
    励振源情報とを格納する複合励振コードテーブルとを備
    えて、 適応励振コードテーブルの最適な励振源情報と、複合励
    振コードテーブルの最適な励振源情報とを用いて、音声
    信号の符号化及び復号化を行うことを特徴とするコード
    励振線形予測符号化方式。
  2. 【請求項2】 励振コードテーブルを用いるコード励振
    線形予測符号化方式において、 適応励振源情報を格納する第1の適応励振コードテーブ
    ルと、 この適応励振源情報に対する所定割合の励振源情報を格
    納する第2の適応励振コードテーブルと、 確率的励振源情報を格納する確率的励振コードテーブル
    とを備えて、 第1の適応励振コードテーブルの最適な励振源情報と、
    第2の適応励振コードテーブルの最適な励振源情報と、
    確率的励振コードテーブルの最適な励振源情報とを用い
    て、音声信号の符号化及び復号化を行うことを特徴とす
    るコード励振線形予測符号化方式。
JP03236299A 1991-09-17 1991-09-17 励振コードベクトル出力回路 Expired - Fee Related JP3073283B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03236299A JP3073283B2 (ja) 1991-09-17 1991-09-17 励振コードベクトル出力回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03236299A JP3073283B2 (ja) 1991-09-17 1991-09-17 励振コードベクトル出力回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0573099A true JPH0573099A (ja) 1993-03-26
JP3073283B2 JP3073283B2 (ja) 2000-08-07

Family

ID=16998739

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP03236299A Expired - Fee Related JP3073283B2 (ja) 1991-09-17 1991-09-17 励振コードベクトル出力回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3073283B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5826221A (en) * 1995-11-30 1998-10-20 Oki Electric Industry Co., Ltd. Vocal tract prediction coefficient coding and decoding circuitry capable of adaptively selecting quantized values and interpolation values
US5905970A (en) * 1995-12-18 1999-05-18 Oki Electric Industry Co., Ltd. Speech coding device for estimating an error of power envelopes of synthetic and input speech signals
WO2004097796A1 (ja) * 2003-04-30 2004-11-11 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 音声符号化装置、音声復号化装置及びこれらの方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6091774B2 (ja) * 2012-06-12 2017-03-08 株式会社モトロニクス 粘着テープ剥がし機

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5826221A (en) * 1995-11-30 1998-10-20 Oki Electric Industry Co., Ltd. Vocal tract prediction coefficient coding and decoding circuitry capable of adaptively selecting quantized values and interpolation values
US5905970A (en) * 1995-12-18 1999-05-18 Oki Electric Industry Co., Ltd. Speech coding device for estimating an error of power envelopes of synthetic and input speech signals
WO2004097796A1 (ja) * 2003-04-30 2004-11-11 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 音声符号化装置、音声復号化装置及びこれらの方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3073283B2 (ja) 2000-08-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11056121B2 (en) Method and system for encoding left and right channels of a stereo sound signal selecting between two and four sub-frames models depending on the bit budget
JP4589366B2 (ja) 忠実度最適化可変フレーム長符号化
KR101183857B1 (ko) 다중 채널 오디오 신호를 인코딩/디코딩하기 위한 방법 및 장치
CA2301663C (en) A method and a device for coding audio signals and a method and a device for decoding a bit stream
JP3490685B2 (ja) 広帯域信号の符号化における適応帯域ピッチ探索のための方法および装置
JP3237089B2 (ja) 音響信号符号化復号方法
JP2002041097A (ja) 符号化方法、復号化方法、符号化器、及び復号化器
JPH10513277A (ja) ディジタル情報コーディング方法ならびに装置
KR20090007396A (ko) 손실 인코딩된 데이터 스트림 및 무손실 확장 데이터 스트림을 이용하여 소스 신호를 무손실 인코딩하기 위한 방법 및 장치
JPH0962299A (ja) コード励振線形予測符号化装置
JP2002055699A (ja) 音声符号化装置および音声符号化方法
JPH02155313A (ja) 符号化方法
JPH0730496A (ja) 音声信号復号化装置
JP3033060B2 (ja) 音声予測符号化・復号化方式
JP2002330075A (ja) サブバンドadpcm符号化方法、復号方法、サブバンドadpcm符号化装置、復号装置およびワイヤレスマイクロホン送信システム、受信システム
JPH0573099A (ja) コード励振線形予測符号化方式
JP3193515B2 (ja) 音声符号化通信方式及びその装置
JP4108396B2 (ja) 多地点制御装置の音声符号化伝送システム
JP2904427B2 (ja) 欠落音声補間装置
JP6713424B2 (ja) 音声復号装置、音声復号方法、プログラム、および記録媒体
JP2968109B2 (ja) コード励振線形予測符号化器及び復号化器
JP2004101588A (ja) 音声符号化方法及び音声符号化装置
JPH028900A (ja) 音声符号化復号化方法並びに音声符号化装置及び音声復合化装置
KR100703325B1 (ko) 음성패킷 전송율 변환 장치 및 방법
JP3663555B2 (ja) 多地点会議装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090602

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090602

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100602

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees