JPH0571948U - キャッシュ制御装置 - Google Patents

キャッシュ制御装置

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Publication number
JPH0571948U
JPH0571948U JP1080492U JP1080492U JPH0571948U JP H0571948 U JPH0571948 U JP H0571948U JP 1080492 U JP1080492 U JP 1080492U JP 1080492 U JP1080492 U JP 1080492U JP H0571948 U JPH0571948 U JP H0571948U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cache
memory
main memory
bank
bank number
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP1080492U
Other languages
English (en)
Inventor
周二 山本
秀俊 相原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokogawa Electric Corp
Original Assignee
Yokogawa Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Yokogawa Electric Corp filed Critical Yokogawa Electric Corp
Priority to JP1080492U priority Critical patent/JPH0571948U/ja
Publication of JPH0571948U publication Critical patent/JPH0571948U/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】キャッシュ・メモリ自体をバンク構造で構成す
ることによってプロセス切り替えが起こった場合におい
てもキャッシュのヒット率が向上するようなキャッシュ
制御装置の実現。 【構成】実行するプロセスとそのプロセスが使用するキ
ャッシュ・メモリのバンク番号との対応関係を表わすテ
ーブルを含むメイン・メモリと、このメイン・メモリの
一部のコピーを持つために用意され、複数のバンクから
構成されたキャッシュ・メモリと、現在のプロセスが使
用しているキャッシュ・バンク番号を保持するためのレ
ジスタと、このメイン・メモリからインストラクション
・ワードをフェッチし、それを実行する機能と共に、実
行されるプログラムに対してキャッシュ・バンク番号を
前記テーブルに設定する機能を有するプロセッサを備え
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、キャッシュ・メモリの制御方式の改善に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年のコンピュータ・システムは高速に動作するマイクロプロセッサが使用さ れるようになってきた。このようなシステムにおいては、大容量のメモリを安価 に構成できる低速のメモリ[通常DRAM(Dynamic Random Access Memory)が 使用される]ではプロセッサのスピードに追従できず、プログラムの実行速度を 改善するために小容量の高速のキャッシュ・メモリ[通常SRAM(Static Ran dom Access Memory)が使用される]と共に使用するのが一般的である。 このキャッシュ・メモリは限定された個数のデータ・ワード、あるいはインス トラクション・ワードを記憶しており、メモリの読み出し操作ごとにキャッシュ ・メモリ中に必要なデータ、あるいはインストラクションが存在するかどうかが 調べられる。必要な情報がキャッシュ内に存在する場合(キャッシュ・ヒット) にはそのデータはキャッシュから読み出され、存在しない場合(キャッシュ・ミ ス)にはメイン・メモリから読み出される。そしてメイン・メモリから読み出さ れたデータ、あるいはインストラクションはキャッシュ・メモリ内の既存の情報 と置き換えられる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、このようなキャッシュ・ミスは、オペレーティング・システムの一 つであるUNIX(登録商標)の環境下で行われるプロセス切り替えなどにおい ては比較的顕著に現れ、その呼び出されたプロセスのデータおよびインストラク ションでキャッシュ・メモリの内容が置き換えられる。そのためキャッシュ・ミ スが多発し、更にこのプロセスを終了して元のプロセスに戻った時にも再びキャ ッシュ・ミスが生じるという問題があった。 本考案の目的は、このような点に鑑みてなされたもので、キャッシュ・メモリ 自体をバンク構造で構成することによってプロセス切り替えが起こった場合にお いてもキャッシュのヒット率を向上させ得るキャッシュ制御装置を実現しようと するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するために本考案では、実行するプロセスとそのプロセ スが使用するキャッシュ・メモリのバンク番号との対応関係を表わすテーブルを 含むメイン・メモリと、このメイン・メモリの一部のコピーを持つために用意さ れ、複数のバンクから構成されたキャッシュ・メモリと、現在のプロセスが使用 しているキャッシュ・バンク番号を保持するためのレジスタと、このメイン・メ モリからインストラクション・ワードをフェッチし、それを実行する機能と共に 、実行されるプログラムに対してキャッシュ・バンク番号を前記テーブルに設定 する機能を有するプロセッサを備える。
【0005】
【作用】
本考案では、キャッシュ・メモリをバンク構造にし、1つのプロセスごとにバ ンクを割り当てるようにする。 バンクがすべて使用中であれば、最も低いプライオリティのプロセスが使用し ているキャッシュ・メモリのバンクを利用するように切り替える。
【0006】
【実施例】
以下図面を用いて本考案を詳しく説明する。図1は本考案に係るキャッシュ制 御装置の一実施例を示す要部構成図である。図において、1はメモリからインス トラクション・ワードをフェッチし、それを実行するためのプロセッサである。 2はプロセッサ1から出力された論理アドレスを物理アドレスに変換するための メモリ・マネージメント・ユニットである。3は現在の有効なキャッシュ・メモ リのバンクを示すためのレジスタであり、プロセッサ1で実行されるインストラ クションによりバンク番号が指定される。4はメモリの一部のコピーを持つため のキャッシュ・メモリであり、複数のバンクから構成され、タグ・メモリ4aと キャッシュ・メモリ4bとから構成されている。プロセッサ1は、ある一時期に おいては、レジスタ3によって示されている1つのバンクからしかメモリ・ワー ドの参照を行わないようになっている。
【0007】 5はメモリ・マネージメント・ユニット2で変換された物理アドレスとキャッ シュ・メモリ4のタグ・メモリ4aから読み出された物理アドレス値とを比較す るためのコンパレータである。この2つの値が一致する時はメイン・メモリ7へ のアクセスが行われないようになっている。 6はシステム・バス8上に接続されたリソースとの間でデータの授受を行うた めのバス・インタフェース・ロジックである。 図2はプロセスIDとキャッシュIDとの対応関係およびキャッシュ・バンク が使用中か否かを示すフラグに関するテーブルであり、メイン・メモリ7に記憶 されている。
【0008】 このような構成における動作を次に説明する。本考案では、キャッシュ・メモ リを複数のバンクで構成することによって、プロセッサで実行する各プロセスご とに専用のキャッシュ・メモリのバンクを割り当てるようにしてある。 図3のフローチャートを参照して動作を説明すれば次の通りである。 あるプロセスが終了するとプロセッサ1はそのプロセスに対応して立っていた フラグをリセットする(実施例では、使用中のフラグ1を0にする)。 その後プロセスの切り替えが行われると、プロセッサ1は対応表を検索して未 使用バンクが存在するか否かをチェックし、未使用バンクがない場合には対応表 に登録されている最も低いプライオリティのプロセスが使用するキャッシュ・バ ンクの使用中フラグをオフにする。 未使用のバンクIDを取り出し、レジスタ3にセットする。 当該プロセスに切り替え、実行する。 当該プロセスが終了すると、終了したプロセスが使用していたバンクを未使用 状態にフラグをリセットする。終了したプロセスが使用していたバンクがない場 合、および当該プロセスの終了でない場合は上記の処理に戻る。 以上のような方式により、プロセッサで実行されるプログラムによりキャッシ ュ・バンク番号が設定され、それぞれのプロセスに専用に使用できるキャッシュ ・バンクを与えることによって、プロセスが切り替わった場合のキャッシュ・ヒ ット率の低下を抑えることができる。
【0009】
【考案の効果】
以上述べたように、本考案によれば、キャッシュ・メモリを複数のバンクで構 成し、それぞれのプロセスに専用にその1つのバンクを割り当てることにより、 サブ・プロセスをコールした場合のキャッシュ・ヒット率の向上を期待すること ができる。 さらに、リアルタイム処理を行うプロセスのキャッシュ・バンクを固定にする と、通常処理の中でリアルタイム処理を効率よく実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るキャッシュ制御装置の一実施例を
示す要部構成図である。
【図2】プロセスIDとキャッシュIDとの対応関係を
示す対応表である。
【図3】動作説明のためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 プロセッサ 2 メモリ・マネージメント・ユニット 3 レジスタ 4 キャッシュ・メモリ 5 コンパレータ 6 バス・インタフェース・ロジック 7 メイン・メモリ 8 システム・バス

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】実行するプロセスとそのプロセスが使用す
    るキャッシュ・メモリのバンク番号との対応関係を表わ
    すテーブルを含むメイン・メモリと、 このメイン・メモリの一部のコピーを持つために用意さ
    れ、複数のバンクから構成されたキャッシュ・メモリ
    と、 現在のプロセスが使用しているキャッシュ・バンク番号
    を保持するためのレジスタと、 このメイン・メモリからインストラクション・ワードを
    フェッチし、それを実行する機能と共に、実行されるプ
    ログラムに対してキャッシュ・バンク番号を前記テーブ
    ルに設定する機能を有するプロセッサを具備し、プロセ
    スが切り替わった場合のキャッシュ・ヒット率の低下を
    抑え得るようにしたことを特徴とするキャッシュ制御装
    置。
JP1080492U 1992-03-04 1992-03-04 キャッシュ制御装置 Withdrawn JPH0571948U (ja)

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JP1080492U JPH0571948U (ja) 1992-03-04 1992-03-04 キャッシュ制御装置

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JP1080492U JPH0571948U (ja) 1992-03-04 1992-03-04 キャッシュ制御装置

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JPH0571948U true JPH0571948U (ja) 1993-09-28

Family

ID=11760535

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1080492U Withdrawn JPH0571948U (ja) 1992-03-04 1992-03-04 キャッシュ制御装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006520044A (ja) * 2003-03-06 2006-08-31 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ データフローアプリケーションを処理するために最適化されるキャッシュを備えるデータ処理システム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006520044A (ja) * 2003-03-06 2006-08-31 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ データフローアプリケーションを処理するために最適化されるキャッシュを備えるデータ処理システム

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Legal Events

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Effective date: 19960606