JPH0571547U - 流量制御機能付き開閉バルブ - Google Patents

流量制御機能付き開閉バルブ

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JPH0571547U
JPH0571547U JP1028592U JP1028592U JPH0571547U JP H0571547 U JPH0571547 U JP H0571547U JP 1028592 U JP1028592 U JP 1028592U JP 1028592 U JP1028592 U JP 1028592U JP H0571547 U JPH0571547 U JP H0571547U
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JP
Japan
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valve body
needle valve
flow rate
valve
piston
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Application number
JP1028592U
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English (en)
Inventor
芳文 守田
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Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 単一バルブで流体の吐出並びに停止と吐出流
量の調整ができ、自動塗装機におけるカラーチェンジに
非常に有用で、従来の如きレギュレータバルブを廃止で
きて、廃棄塗料や洗浄液の節減などが図れる流量調整機
能付き開閉バルブを提供することにある。 【構成】 バルブ本体40内のニードル弁体49をピス
トン47を介し復帰ばね48により常時付勢して閉じ、
パイロットエア圧により復帰ばね48に抗しピストン4
7と共にニードル弁体49を後退することで開く開閉バ
ルブで、ニードル弁体49を先細状となすと共に、復帰
ばね48として長尺ばね48aと短尺ばね48bとを備
えてパイロットエア圧の高低変更によりニードル弁体4
9を段階的に開いて流量調整できる構成としたことを特
徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、主に自動車のボディ塗装ライン等の自動塗装機などに組付利用され る流量制御機能付き開閉バルブに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車のボディ塗装ラインなどの自動塗装機においては、図2に示す如 く複数の開閉バルブ1を備えたCCV(カラーチェンジ用バルブ)ユニットと、 流量調整用のレギュレータバルブ2を組み合わせた方式のものが一般的である。 CCVユニットの複数の開閉バルブ1は塗料の色替え並びにその際のシンナー等 の洗浄液吐出のために選択的に開閉切替えられる。レギュレータバルブ2は塗料 並びに洗浄液の吐出流量を調整(塗装時には低圧吐出、洗浄並びに次色供給時に は高圧吐出)するもので、その塗料並びに洗浄液を流量調整しながら図示しない ギアポンプ・ガンに送るようになっている。
【0003】 前記CCVユニットの各開閉バルブ1は、図3に示す構成のエアオペレート式 ストップバルブである。即ち、バルブ本体10を、ボディ11と、この上側に被 嵌する蓋体12とで構成し、このボディ11のー側に液体流入口13を形成し、 これと直交する状態で内部連通する弁座付き液体吐出口14を下面部に形成し、 これらと隔絶してパイロットエア給気口15を他側に形成していると共に、この パイロットエア給気口15と内部連通するシリンダー室16をボディ11上側の 蓋体12内部に構成している。このシリンダー室16内にピストン17を往復動 可能に摺嵌すると共に、このピストン17の上側に復帰ばね18を設け、且つそ のピストン17に上端を結合してニードル弁体19をボディ11に貫通する状態 に設けている。なお、このニードル弁体19の途中にはボディ11内に組込んで 液漏れ防止用パッキン付きリテーナ20及びこれを押え付けるばね21並びにば ね押え22を装着している。
【0004】 そして、平時は復帰ばね18の付勢でピストン17と共にニードル弁体19が 下方に押し下げられ、その先端部が流体吐出口14の弁座に圧接して閉じ状態を 維持し、塗料のカラーチェンジの際には、パイロットエアを供給して、このエア 圧によりピストン17と共にニードル弁体19を復帰ばね18に抗し上方に後退 して流体吐出口14を開くようになる。
【0005】 一方、前記レギュレータバルブ2はエアオペレート式流量調整バルブで、図4 に示す如く、カバー付き弁箱30内に2重構造のダイヤフラム31を装着し、こ のダイヤフラム31の中央のスピンドル32にニードル弁体33を下方の弁座付 き液体流入口34内から差し込んで取付けた構成で、その液体流入口34と内部 連通する液体吐出口35を側部方に形成し、上側にパイロットエア給気口36を 形成している構成である。
【0006】 このニードル弁体33が液体流入口34に送られて来る液体圧により押し上げ られて閉じ状態を維持し、パイロットエアを供給すると、このエア圧によりダイ ヤフラム31が下に動いてニードル弁体33を液体圧に抗し押し下げて流体流入 口34を開く。この時のパイロットエア圧の高低変更によりニードル弁体33の 開度が変化して流量調整できるようになっている。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、前述した従来の自動塗装機におけるバルブシステムでは、カラーチ ェンジのための複数個の開閉バルブ1と、それら流体の流量調整用のレギュレー タバルブ2を組み合わせているので、バルブ個数が多く、それだけコスト高であ ると共に、パイロットエアによるコントロールが面倒である。また、流体が開閉 バルブ1からレギュレータバルブ2内を通って吐出されて行くので、塗装休止後 の再塗装時の吹き初めには、開閉バルブ1とレギュレータバルブ2間の残圧によ り吐出量が多く、均一な塗装を得るのに障害となると共に、塗料の色替え時には 、廃棄する残量塗料が多く不経済で、且つレギュレータバルブ2内の洗浄に多く の時間がかかり能率低下を招く。
【0008】 本考案は前記事情に鑑みなされ、その目的とするところは、単一バルブで流体 の吐出並びに停止と吐出流量の調整ができて、自動塗装機におけるカラーチェン ジに非常に有用で、従来の如きレギュレータバルブの廃止が可能となり、バルブ 個数の削減によるコストダウン及びパイロットエアによるコントロールの簡素化 が図れ、且つ塗料吹き初めの残圧による吐出量過多を無くしたり、塗料の色替え 時の廃棄塗料の節減や、洗浄液の節減並びに洗浄時間の短縮などに効果的となる 流量調整機能付き開閉バルブを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案の流量調整機能付き開閉バルブは、前記目的を達成するために、バルブ 本体内のニードル弁体をピストンを介し復帰ばねにより常時付勢して閉じ、パイ ロットエア圧により復帰ばねに抗しピストンと共にニードル弁体を後退すること で開く開閉バルブで、ニードル弁体を先細状となすと共に、復帰ばねとして長尺 ばねと短尺ばねとを備えてパイロットエア圧の高低変更によりニードル弁体を段 階的に開いて流量調整できる構成としたことを特徴とする。
【0010】
【作用】
前記構成の流量調整機能付き開閉バルブによれば、平時はニードル弁体がピス トンを介し復帰ばねにより常時付勢されて閉じ状態を維持し、流体吐出開始時に はパイロットエアが供給され、このエア圧により復帰ばねに抗しピストンと共に ニードル弁体が後退して開き、流体の吐出を可能とする。この際、パイロットエ ア圧を所定以下の低圧にすると、ピストンが長尺の復帰ばねに抗して移動するが 、その途中で短尺な復帰ばねの付勢作用を受けて止まり、先細状のニードル弁体 を半開状態に維持する。またパイロットエア圧を所定以上の高圧にすると、ピス トンが長尺の復帰ばねと短尺の復帰ばねとの両方に抗して大きく移動し、ニード ル弁体を全開となす。これで吐出流量が2段階的に調整されるようになる。
【0011】 こうした流量調整機能付き開閉バルブを複数用いて、自動塗装機におけるカラ ーチェンジバルブユニットを構成すれば、それら開閉バルブ相互の開閉切替えに よるカラーチェンジと、そのバルブ個々の吐出流量の調整とができるので、後続 に従来の如きレギュレータバルブを設ける必要がなくなる。
【0012】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図1により説明する。まず前記図3に示したカラー チェンジ用開閉バルブ1と略同様に、バルブ本体40を、ボディ41と、この上 側に被嵌する蓋体42とで構成し、このボディ41のー側に液体流入口43を形 成し、これと直交する状態で内部連通する液体吐出口44を下面部に形成し、こ れらと隔絶してパイロットエア給気口45を他側に形成していると共に、このパ イロットエア給気口45と内部連通するシリンダー室46をボディ41上側の蓋 体42内部に構成している。
【0013】 このシリンダー室46内にピストン47を往復動可能に摺嵌すると共に、この ピストン47の上側に復帰ばね48を設け、且つそのピストン47に上端を結合 してニードル弁体49をボディ41に貫通する状態に設けている。なお、このニ ードル弁体49の途中にはボディ41内に組込んで液漏れ防止用パッキン付きリ テーナ50及びこれを押え付けるばね51並びにばね押え52を装着している。
【0014】 ここで、前記復帰ばね48は、長尺なばね48aと、短尺なばね48bとを備 えて構成している。その短尺な復帰ばね48はばね径が長尺な復帰ばね48より 一回り大きく、ピストン46の上端面と蓋体42天板内面との間に隙間Xを存し て介挿されている。
【0015】 また、前記ニードル弁体49は下端寄りに大径な鍔部49aを有すると共に、 これより下側先端部49bが先細状即ち、逆円錘形のテーパー形状とされている 。これと対応して液体吐出口44も下端寄りに段状部44aと逆円錘形状のテー パー穴部44bとを有する形状とされている。
【0016】 しかして、前述の構成の流量調整機能付き開閉バルブでは、平時はニードル弁 体49がピストン46を介し長尺な復帰ばね48aにより常時付勢されて押し下 げられ、その下端の鍔部49aとテーパー形状の下端部49bが液体吐出口44 の段状部44aとテーパー穴部44bに密接し、該液体吐出口44を全閉状態と する。
【0017】 そして、流体吐出開始時にはパイロットエアが供給され、このエア圧により復 帰ばね48aに抗しピストン47と共にニードル弁体49が後退移動し、この下 端の鍔部49aとテーパー形状の下端部49bとが液体吐出口44の段状部44 aとテーパー穴部44bから離間して開き、流体の吐出を可能とする。
【0018】 この際、パイロットエア圧を所定以下の低圧にすると、ピストン47が長尺の 復帰ばね48aに抗して移動するが、その途中で短尺な復帰ばね48bの付勢作 用を受けて止まり、ニードル弁体49を半開状態に維持する。またパイロットエ ア圧を所定以上の高圧にすると、ピストン47が長尺の復帰ばね48aと短尺の 復帰ばね48bとの両方に抗して大きく移動し、ニードル弁体49を全開となす 。これで吐出流量が2段階的に調整されるようになる。
【0019】 こうした流量調整機能付き開閉バルブを複数個用いて、自動塗装機におけるカ ラーチェンジバルブユニットを構成すれば、それら開閉バルブ相互の開閉切替え によるカラーチェンジと、そのバルブ個々の吐出流量の調整とができるので、後 続に従来の如きレギュレータバルブを設ける必要がなくなる。
【0020】 これにて、バルブ個数が従来寄りー個少なくでき、それだけコストダウンが図 れと共に、パイロットエアによるコントロールが楽となる。また、レギュレータ バルブが途中に無いので、塗装休止後の再塗装時の塗料吹き初めに、残圧による 吐出量が過多を招くことがなく、均一な塗装が可能となる。また塗料の色替え時 には、廃棄する残量塗料が少なく経済的で、且つ洗浄が短時間でできて能率的と なる。
【0021】
【考案の効果】
本考案の流量調整機能付き開閉バルブは前述の如く構成したから、単一バルブ で流体の吐出並びに停止と吐出流量の調整ができ、自動塗装機におけるカラーチ ェンジに非常に有用で、従来の如きレギュレータバルブの廃止が可能となり、バ ルブ個数の削減によるコストダウン及びパイロットエアによるコントロールの簡 素化が図れ、且つ塗料吹き初めの残圧による吐出量過多を無くしたり、塗料の色 替え時の廃棄塗料の節減や、洗浄液の節減及び洗浄時間の短縮などの効果が得ら れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の流量調整機能付き開閉バルブの一実施
例を示す断面図。
【図2】一般的な自動塗装機におけるカラーチェンジバ
ルブユニットとレギュレータバルブとの組み合わせ状態
を示すブロック図。
【図3】従来のカラーチェンジ用の開閉バルブの断面
図。
【図4】従来のレギュレータバルブの断面図。
【符号の説明】
40…バルブ本体、47…ピストン、48…復帰ばね
(48a…長尺ばね、48b…短尺ばね)、49…ニー
ドル弁体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バルブ本体内のニードル弁体をピストン
    を介し復帰ばねにより常時付勢して閉じ、パイロットエ
    ア圧により復帰ばねに抗しピストンと共にニードル弁体
    を後退することで開く開閉バルブで、ニードル弁体を先
    細状となすと共に、復帰ばねとして長尺ばねと短尺ばね
    とを備えてパイロットエア圧の高低変更によりニードル
    弁体を段階的に開いて流量調整できる構成としたことを
    特徴とする流量調整機能付き開閉バルブ。
JP1028592U 1992-03-03 1992-03-03 流量制御機能付き開閉バルブ Pending JPH0571547U (ja)

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JP1028592U JPH0571547U (ja) 1992-03-03 1992-03-03 流量制御機能付き開閉バルブ

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JPH0571547U true JPH0571547U (ja) 1993-09-28

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006102692A (ja) * 2004-10-07 2006-04-20 Asahi Sunac Corp 塗装用ガン
KR100701915B1 (ko) * 2005-05-09 2007-03-30 주식회사 노비타 유량 조절 장치
KR20200124169A (ko) * 2019-04-23 2020-11-02 공주대학교 산학협력단 액상 물질 토출 장치
CN113833869A (zh) * 2021-10-08 2021-12-24 智涂机器人(深圳)有限公司 空气先导阀、换色阀、换向阀、配比控制阀和流量控制阀

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6053378B2 (ja) * 1978-06-14 1985-11-25 株式会社日立製作所 磁気記録再生装置

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19980113