JPH0571355B2 - - Google Patents

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JPH0571355B2
JPH0571355B2 JP5328985A JP5328985A JPH0571355B2 JP H0571355 B2 JPH0571355 B2 JP H0571355B2 JP 5328985 A JP5328985 A JP 5328985A JP 5328985 A JP5328985 A JP 5328985A JP H0571355 B2 JPH0571355 B2 JP H0571355B2
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JP
Japan
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arc
voltage
welding
arc length
signal
Prior art date
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JP5328985A
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English (en)
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JPS61212476A (ja
Inventor
Hiroki Saruta
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、パルスアーク溶接にける定アーク長
制御方法に関する。
〔従来の技術〕
非消耗電極式パルスアーク溶接において、アー
ク長を一定に保持して溶接する方法としては、従
来、実公昭52−43706号公報に記載されているも
の、及び特開昭54−16345号公報に記載されたも
のがある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
前者は、アーク電圧の基準アーク電圧への制御
を、溶接電流の低電流期間(ベース電流期間)も
しくは高電流期間(パルス電流期間)のいずれか
一方のみにおいて行うものであるが、この従来法
による場合は、0.5〜2Hz程度の低周波数領域に
なると、アーク長制御不能期間が増大し、連続的
かつ安定な定アーク長制御を行うことができず、
被溶接物の溶接面が第4図に示すように傾斜して
いる場合には、溶接トーチの軌跡が図に実線で示
す如くステツプ状に振動するので溶接品質が低下
し、また、アーク長制御の開始点が制御していな
い電流部分であつた場合には制御の応答性が低下
するという問題がある。
また、後者は、溶接電流のベース電流もしくは
パルス電流のいずれか一方を電圧に換算し、該電
圧を基準アーク電圧に設定し、電圧に換算した電
流変化量を上記基準アーク電圧に加減算するもの
であるが、溶接電流をアーク電圧に換算するの
で、溶接電とアーク電圧との間の直線性が失われ
る低電流領域(第5図に示すアーク電圧V−溶接
電流I特性の斜線を施した領域)において制御不
能となる問題があつた。
さらにシヤントなどの電流−電圧変換器により
得られる電圧が微細であるため、電圧増幅器など
が必要なだけでなく雑音がのりやすいという問題
があつた。
〔発明の目的〕
本発明は上記した従来の問題を解消するために
なされたもので、低周波数領域においても、連続
的でかつ安定し、従来に比し応答性が高く、ま
た、低電流領域においても定アーク長制御を実現
することができるパルスアーク溶接における定ア
ーク長制御方法を得ることを目的とする。
〔問題を解決するための手段〕
パルスアーク溶接においては、溶接電流の変化
に伴いアーク電圧も変化するので、従来の定電流
用の溶接装置では溶接トーチが振動し溶接ができ
なかつた。本発明は、高低両電流期間におけるア
ーク電圧の差電圧は両電流の絶対値、電流差が変
化しないかぎり一定であると云う特性に着目して
なされたもので、上記目的を達成するため、基準
電圧を上記差電圧が補正してアーク長設定信号を
作成し、該アーク長設定信号とアーク電圧との差
電圧が零になるように溶接電極位置を制御する構
成としたものである。
〔実施例〕
第1図は本発明を実施した定アーク長制御装置
のブロツク図、第2図は溶接電流、アーク電圧等
の波形を示す図、第3図は波形タイムチヤートを
それぞれ示す。同図において、1は溶接電源(パ
ルス電流を供給する電源)、2はアーク電圧検出
器である。アーク電圧検出器2は第2図bに示す
アーク電圧Vを検出する。3は溶接電流検出器で
あつて、第2図aに示す溶接電流Iを検出する。
4はタイミング信号発生器で、波形成形した第3
図aに示す溶接電流Iの立上り立下りを検出して
第3図に示す4つのタイミング信号A〜Dを作成
する。これらタイミング信号については後述す
る。
5はフイルターであつて、アーク電圧検出器2
で検出したアーク電圧Vを波形成形した第1の電
圧保持器6と第2の電圧保持器7に入力する。第
1の電圧保持器5はタイミング信号発生器4が作
成したタイミング信号Aをサンプリング信号とし
て受け、高電流期間のアーク電圧Vpをサンプリ
ングしてホールドする(サンプリングされた電圧
をVphとする)。第2の電圧保持器7はタイミン
グ信号発生器4が作成したタイミング信号Bをサ
ンプリング信号として受け低電流期間の終端にお
けるアーク電圧Vbをサンプリングしてホールド
する(サンプリングされた電圧をVbhとする)。
8は差動増幅器であり、高電流期間のアーク電圧
Vphと低電流期間のアーク電圧Vbhとの差(Vph
−Vbh)を演算して出力する。9は信号切換信号
であつて、タイミング信号Cを切換信号として受
ける。信号切換装置9はタイミング信号Cを受け
るとそのHレベル時にスイツチが差動増幅器8側
接点aに切換られて電圧値(Vph−Vbh)を出力
し、Lレベル時にはアース側接点bに切換えられ
て零レベルの電圧値を出力する。10は基準アー
ク電圧設定器であつて、アーク長を制御するため
の基準アーク電圧Vrefを発生する。11は加算
器であつて、信号切換装置9のスイツチ出力と基
準アーク電圧Vrefとを加算した下記(1)式で表さ
れるアーク長設定信号Va(第2図dに示す)を出
力する。
Va=Vref Vref+(Vph−Vbh) (1) 12は差動増幅器であつて、フイルター5によ
り波形成形されたアーク電圧Vと加算器11の出
力Vaが導かれ、両者の差電圧(Va−Vref)を演
算して信号Vc(第2図eに示す)を作成する。1
3は信号切換装置であつて、本実施例では機械的
スイツチで示されおり、タイミング信号Dを切換
信号として受ける。信号切換装置13はタイミン
グ信号Dを受けるとそのHレベル時にスイツチが
差動増幅器側12接点aに切換らえて差信号Vc
を該フイルター14に入力し、Lレベル時にはア
ーク側接点bに切換えられて零レベルの電圧値を
フイルター14に入力する。即ち、信号切換装置
13はスイツチ出力として第2図fに示す偏差ε
(信号)を作成する。この偏差εは電力増幅器1
5により増幅されたのちサーボモータ16に供給
され、該サーボモータ16は偏差εが零になるよ
う溶接トーチ17の位置を制御し、これにより溶
接電極と被溶接母材18間のアーク長が一定に制
御される。
なお、タイミング信号発生器4が作成する上記
タイミング信号Aは溶接電流Iの高電流期間の立
上り時点より設定時間t1だけ遅れて立上る(Hレ
ベルとなる)短パルスの信号、タイミング信号B
は溶接電流Iの低電流期間の終端に同期して立上
る(Hレベルとなる)短パルスの信号、タイミン
グ信号Cはタイミング信号Aの立下より設定時間
t2だけ送れて立上り溶接電流Iの立上りに同期し
て立下る信号、タイミング信号Dはタイミング信
号Cの立上りに同期して立上り、タイミング信号
Bの立下りに同期して立下る信号である。上記設
定時間t1は、溶接電流Iの立上り過渡期間に相当
し、また、設定時間t2は、サンプリング完了後演
算した波形が安定するのに要する時間である。
また、信号切換装置13は、信号Vcが、溶接
電流の立上りから、Vphを保持して(Vph−
Vbh)の演算が完了するまでの間は無制御とな
り、第2図eに符号Xで示す波形が表れるので、
これを除去するために設けられている。
〔作用〕
本実施例では、低電流期間は当該期間のアーク
電圧Vbを基準アーク電圧Vrefと比較し、高電流
期間では、低電流期間に検出・記憶しておいたア
ーク電圧Vbhを当該高電流期間に検出・記憶させ
たアーク電圧Vbhから演算し、この差電圧により
基準アーク電圧Vrefを加算補正して該加算補正
されたものとアーク電圧Vpとを比較してアーク
長が制御される。即ち、低電流期間だけでなく、
高電流期間もアーク長の制御が行われるので、ア
ーク長の制御は連続的に行われることになり、
0.5〜2Hz程度の低周波数領域においても制御不
能期間は実質的に消滅し、これに伴い応答性も向
上する。
従つて、被溶接母材の溶接面が第4図に示すよ
うに傾斜している場合には、溶接トーチがステツ
プ状に移動することは防止され、被溶接母材に沿
う直線軌跡を描いて移動し、溶接品質が向上す
る。
また、本実施例では、高電流期間におけるアー
ク電圧Vpの前記過渡期間(t1+t2)は偏差εを
零としてアーク長を制御するので、制御が不安定
になることは無い。なお、この過渡期間中はサー
ボモータ16を摺動せず溶接トーチ17を固定し
ておく構成としても良い。
また、本実施例では、基準アーク電圧Vrefを
電圧で補正した電圧をアーク長設定信号Vaとす
るので、前記低電流領域においてもアーク長を制
御することができ、20〜300アンペアの広い電流
領域に亘り定アーク長を確保することが可能とな
る。
更に、本発明を実施した制御装置では、アーク
電圧Vpとアーク電圧Vbを個別に設定する必要は
なく一つの電圧設定つまみでアーク長制御が可能
であるので、操作性が向上する利点がある。
〔他の実施例〕 上記実施例では、低電流期間においてアーク電
圧を基準アーク電圧と直接比較する構成となつて
いるが、高電流期間においてアーク電圧を基準ア
ーク電圧と比較し、低電流期間では、高電流期間
に検出・記憶させたアーク電圧から減算し、この
差電圧を当該低電流期間のみ基準アーク電圧から
減算した値とアーク電圧とを比較し、高低両電流
期間において電極位置を制御する構成としても同
様の効果を得ることができる。
実際の溶接においては、高低の電流差が大で、
そのどちらか一方を基準にしてアーク長を設定し
た場合、他方の溶接条件が適切でなくなりアーク
短絡を起こしたり、入熱量が過大になつたりする
ことがある。このような場合には、高電流期間の
アーク電圧と低電流期間のアーク電圧との中間値
を用いて電極位置を制御する構成としてもよい。
また、上記実施例では、アーク長設定のための
基準値をこの場合は、電圧としたが、アーク長制
御モータからの速度フイードバツク信号がパルス
エンコーダなどから発せられるパスル列の場合、
このパルス列などを用いても同様の構成が実現で
きる。
また、上記実施例では、電圧Vph,Vbhを所定
サンプリング時点の瞬時電圧としているが、誤動
作防止のため、当該電流期間の平均値や過去数回
の当該電流期間の平均値としてもよい。また高低
電流変化の周波数が高く、時間遅れが問題になら
ないような場合には、Vph(もしくはVbh)を当
該高電流期間の一つ前の高電流期間でサンプリン
グする構成としても良く、この場合に、信号切換
装置13は不要になり、タイミング信号Dも溶接
電流Iに同期したものでよいので、構成が簡単と
なる。
〔発明の効果〕
本発明は以上説明した通り、基準アーク電圧
を、高低両電流期間のアーク電圧の差で補正して
アーク長設定信号を作成し該アーク長設定信号と
アーク電圧との差を用いて電極位置を制御する構
成としたことにより、従来に比し、制御不能期間
を大巾に低減することができるので、低周波数領
域においても、連続的でかつ安定し、応答性の高
い定アーク長制御を実現することができる上、低
電流領域においてもアーク長を一定に制御するこ
とが可能になる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を実施した定アーク長制御装置
のブロツク図、第2図は波形とサンプリングタイ
ミングを示す図、第3図は上記実施例におけるタ
イミング信号発生器の出力を説明するための波形
タイムチヤート、第4図は従来方法の欠点を説明
するための図、第5図は溶接電流−アーク電圧波
形図である。 2……アーク電圧検出器、3……溶接電流検出
器、4……タイミング信号発生器、6,7……電
圧保持器、8,12……差動増幅器、9,13…
…信号切換装置、16……サーボモータ、17…
…溶接トーチ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 溶接電流をパルス的に変化させて溶接する非
    消耗電極式パルスアーク溶接において、高電流期
    間のアーク電圧と低電流期間のアーク電圧との差
    電圧をとり、該差電圧からアーク長設定信号を作
    成し該アーク長設定信号とアーク電圧の偏差を用
    いて溶接電極位置を制御することを特徴とするパ
    ルスアーク溶接における定アーク長制御方法。 2 上記差電圧とアーク長を設定するための基準
    電圧とを高電流期間もしくは低電流期間のみ加減
    算してアーク長設定信号を作成し、該アーク長設
    定信号とアーク電圧との偏差を用いて溶接電極位
    置を制御することを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載のパルスアーク溶接における定アーク長
    制御方法。
JP5328985A 1985-03-19 1985-03-19 パルスア−ク溶接における定ア−ク長制御方法 Granted JPS61212476A (ja)

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JP5328985A JPS61212476A (ja) 1985-03-19 1985-03-19 パルスア−ク溶接における定ア−ク長制御方法

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JPS61212476A JPS61212476A (ja) 1986-09-20
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WO1991001842A1 (en) * 1989-08-02 1991-02-21 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Pulse welding apparatus

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