JPH057116U - 装飾具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 音が出て、しかもカラフルで装飾性に富んだ
装飾具を提供することを目的としている。 【構成】 適宜形状をした偏平状の本体の周縁部内側
に、エンドレス状で且つ断面半円形状の溝部を設け、そ
の溝部内に複数個の小球体を転動自在に設けると共に、
この小球体の飛び出し防止用の庇体が本体の周縁部から
溝部上方に向かって突出している。 【効果】 本体1 を動かすことによって、溝部3 内で小
球体4 が自由に転がり、その際小球体4 同士、若しくは
溝部3 壁と小球体4 との摩擦で軽やかな音を出し、興味
深いものになる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、身飾品としてのブローチ・バッチ・イヤリング、頭飾品としての髪 止め・髪結びゴム等の装身具や、かばん・衣類等につけるボタンなどの装飾具に 関する。

【０００２】

【従来の技術】

装飾具には、種々のものがあるが、小球体やビーズを使用したものでは、装飾 具本体にこの小球体やビーズを接着剤等で固定したものや、小球体やビーズをそ のまま本体として利用したもの等があった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

上記従来の装飾具は、いずれも音が出たりするものはなかったし、単調な配色 なのであまり装飾性に富んだものはなかった。

【０００４】 そこで、本考案では音が出て、しかもカラフルで装飾性に富んだ装飾具を提供 することを目的としている。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案は、上記目的を達成するために、次の技術的手段を講じる。

【０００６】 即ち、適宜形状をした偏平状の本体の周縁部内側に、エンドレス状で且つ断面 半円形状の溝部を設け、その溝部内に複数個の小球体を転動自在に設けると共に 、この小球体の飛び出し防止用の庇体が本体の周縁部から溝部上方に向かって突 出していることを特徴としている。

【０００７】

【作用】

本考案に係る装飾具は、本体の周縁部内側に、エンドレス状で且つ断面半円形 状の溝部を設け、その溝部内に複数個の小球体を転動自在に設けているので、本 体を動かすことによって、溝部内で小球体が自由に転がり、その際小球体同士、 若しくは溝部壁と小球体との摩擦で軽やかな音を出す。

【０００８】

【実施例】

以下、図面に基いて本考案の実施例を詳述する。

【０００９】 図１及び図２で示すように、例えば、合成樹脂等からなる円盤形偏平状の装飾 具本体1 の周縁部2 内側に、エンドレス状で且つ断面半円形状の溝部3 を設け、 この溝部3 内に、複数個（本実施例では５〜６個で記したが、この数は本体1 の 大きさに合わせて適宜決定するものであり、限定はしない。）の小球体4 を転動 自在に入れる。この際、これら小球体4 の色を全て違う色にし、しかも本体1 の 色とも異なるようにすると、全体的に大変カラフルなものになるが、勿論、小球 体4 は全て同一色のものでもよい。

【００１０】 上記小球体4 は前記本体1 と同素材からなるものでもよいし、金属製のもので もよいが、軽量化や装飾性を重視してプラスチック製のものが好ましい。

【００１１】 また、前記小球体4 の飛び出しを防止させるために本体1 の周縁部2 から溝部 3 上方に向かって前記本体1 と同素材からなる庇体5 が突出され、この庇体5 は 本体1 と接着剤等で固着されている。この庇体5 もまた、前記本体1 や小球体4 の色と別色のものにすると、更に装飾性に富み、特に幼児等に喜ばれるものにな る。

【００１２】 前記のように構成した本体1 の中央部6 に、糸通し用の嵌通孔7 を少なくとも ２個設け、ボタンとして衣類や小物、かばん等に糸を介して装着することができ 、そのボタン、若しくは装着した小物等を動かすと前記溝部3 内で小球体4 が自 由に転がり、その際の小球体4 同士、或いは溝部3 壁と小球体4 との摩擦によっ て生じる軽やかな音は興味深いものになる。

【００１３】 また、例えば図３に示すように前記嵌通孔7 に、絵柄模様やキャタクラーで形 取られた他の装飾体8 （例えばボタン・ワッペン等）を装設した髪結び用の色付 きゴム9 を通し、髪結びゴムとして使用すると、動く度に前記のような音が出て 面白く、特に幼児等に喜ばれるものになる。

【００１４】 更に本考案の装飾具は例えば、本体1 の背面に安全ピン等を装着し、ブローチ やバッチとして使用したり、本体1 自体を小型にし、背面に挟装部を設けてイヤ リングとして使用したり、髪止め等の装飾に使用したり、その用途は様々である 。

【００１５】 なお、上記実施例では円形の装飾具の例を挙げたが勿論その形状に限定はなく 、例えば図４に示すように星型であったり、図５に示すようにハート型であった り、適宜形状をした装飾具を好みや用途に合わせて楽しく使用することができる 。

【００１６】

【考案の効果】

本考案に係る装飾具は本体1 の周縁部2 内側に、エンドレス状で且つ断面半円 形状の溝部3 を設け、その溝部3 内に複数個の小球体4 を転動自在に設けている ので、本体1 を動かすことによって、溝部3 内で小球体4 が自由に転がり、その 際小球体4 同士、若しくは溝部3 壁と小球体4 との摩擦で軽やかな音を出し、興 味深いものになる。

【００１７】 また、前記本体1 、１つ１つの小球体4 、庇体5 の色をそれぞれ別色のものに することで全体的に大変カラフルなものになり、さわやかで楽しく使用すること ができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例であるボタンを示す正面図で
ある。

【図２】図１のＡ−Ａ線断面図である。

【図３】本考案の一実施例である髪結びゴムを示す正面
図である。

【図４】本考案の他の実施例であるボタンを示す正面図
である。

【図５】本考案の他の実施例であるボタンを示す正面図
である。

【符号の説明】

１ 本体 ３ 溝部 ４ 小球体 ５ 庇体

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項１】 適宜形状をした偏平状の本体(1) の周縁
   部(2) 内側に、エンドレス状で且つ断面半円形状の溝部
   (3) を設け、その溝部(3) 内に複数個の小球体(4) を転
   動自在に設けると共に、この小球体(4) の飛び出し防止
   用の庇体(5)が本体(1) の周縁部(2) から溝部(3) 上方
   に向かって突出していることを特徴とする装飾具