JPH0571111A - 路面凍結検知システム - Google Patents

路面凍結検知システム

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Publication number
JPH0571111A
JPH0571111A JP3233053A JP23305391A JPH0571111A JP H0571111 A JPH0571111 A JP H0571111A JP 3233053 A JP3233053 A JP 3233053A JP 23305391 A JP23305391 A JP 23305391A JP H0571111 A JPH0571111 A JP H0571111A
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JP
Japan
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road surface
temperature
optical fiber
freezing
temperature sensor
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Pending
Application number
JP3233053A
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English (en)
Inventor
Muneyoshi Ujiie
宗義 氏家
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、複数の観測地点における路面凍結
検知を、効率的で安価な構成により、正確に判断するこ
とができる路面凍結検知システムを提供する。 【構成】 光ファイバ温度センサ30は複数の観測地点
の気温、路面温度検出部を経由して布設され、温度計測
部31によってそれぞれの地点における気温、路面温度
が計測される。温度計測部31からの温度、路面温度の
計測データ及び路面水分検出器32、路面水分変換器3
3からの路面水分データに従って路面凍結判定部34は
路面状態を判定し、伝送装置35を介してその路面状態
情報を報知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、道路の路面凍結を検知
して報知する路面凍結検知システムに関し、特に、山岳
道路や自動車専用道路等で路面凍結によるスリップ事故
・追突事故等を防止するために路面状態情報を報知し、
安全な走行をさせるために適用して好適なものである。
【0002】
【従来技術】従来、この種の装置は、道路上の観測地点
毎に気温、路面温度、路面水分を各々の検知センサで計
測し、各要素の組み合わせ処理による複合条件に従って
凍結を判断するものであった。
【0003】図2は、従来の路面凍結検知装置の一構成
例を示すブロック図である。図2において、10は、多
数の観測地点1、2、・・・、Nに設置され、それぞれ
の観測地点における路面状況を検知する路面凍結検知装
置である。この路面凍結検知装置10は、気温検出部1
1、気温変換部12、路面温度検出部13、路面温度変
換部14、路面水分検出部15、路面水分変換部16、
路面凍結判定部17、伝送装置18を備えている。
【0004】気温検出部11は、白金測温抵抗体を用い
通風筒に収納して、観測地点の路肩付近にポールを建て
数mの高さに取付け観測地点の外気温に比例して抵抗値
が変化する。気温変換部12は、気温検出部11の抵抗
値を気温に対応した電気信号に変換し、路面凍結判定部
17に与える。
【0005】路面温度検出部13は、白金測温抵抗体又
は路面放射温度計を用い路測付近の1点の路面温度を検
知する。白金測温抵抗体を使用する場合の設置方法は、
白金測温抵抗体を保護管に収納し、白金測温抵抗体の中
心が路面下10mmになるように埋設する。又、路面放
射温度計は、路面上5〜6mの高さに設置し赤外線によ
り道路面1点の表面温度を検知する。路面温度変換部1
4は、路面温度検出部13で検知した抵抗値又は赤外線
エネルギーを温度に対応した電気信号に変換し路面凍結
判定部17に与える。
【0006】路面水分検出部15は、電極式路面水分計
又は路面反射比率計を用い路測付近の路面の水分を検知
する。電極式路面水分計を使用する場合の設置方法は、
電極式路面水分計の表面が路面と同一になるように埋設
し、水分の有無による電極間の抵抗変化を検出する。
又、路面反射比率計は、路面上5〜6mの高さに設置し
路面に光を投射し、水分の有無による光の反射量の変化
を検出する。路面水分変換部16は、路面水分検出部1
5で検出した抵抗値又は光の反射量を電気信号に変換
し、路面凍結判定部17に与える。
【0007】路面凍結判定部17は、各々の変換部から
の計測データを受け各要素の組み合わせ処理による複合
条件に従って路面凍結、路面湿潤、路面乾燥等の路面状
態を判定し、気温及び路面温度の計測データと共に伝送
装置18に与える。伝送装置18では、路面凍結判定部
17からの計測データ及び路面状態情報を受け、監視セ
ンタシステム20に向け伝送すると共に、観測地点の路
面状態を路面状態注意表示板23に送出する。
【0008】監視センタシステム20は、各観測地点の
伝送装置18から計測データ、路面状態情報を受け計測
データを計測データ表示記録装置21で表示記録すると
共に路面状態を路面状態表示装置22に表示する。この
路面状態情報の表示は、パトロール、薬剤散布等の凍結
対策措置の参考資料として利用される。路面状態注意表
示板23は、伝送装置18から路面状態情報を受け、路
面状態を表示し、道路通行者に路面状態を報知し、事故
等を未然に防止するようなされる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
装置では、気温、路面温度のような同じ温度という要素
を計測する場合であっても、観測地点に別々の検出部及
び変換部を設けなければならず、更に隣接した複数の観
測地点の路面凍結検知を行う場合には、それらの検出部
及び変換部を観測地点毎に設置する必要があり、効率的
な構成とすることができずに高価になるという問題があ
った。また、路面温度の計測において、検出部は点(白
金測温抵抗体の大きさ5φ×80mm)の検出であるた
め、その検出点上が自動車の駐停車、落下物、ごみ等で
覆われることがあり、路面温度が計測不能、又は計測値
に大きな誤差が生じてしまうという問題がある。
【0010】本発明は、上記のような課題を解決するた
めになされたものであり、複数の観測地点における路面
凍結検知を効率的な構成により、更により正確に判断す
ることができる路面凍結検知システムを提供することを
目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明は、道路の路面凍結を検知する路面凍結検知シス
テムにおいて、観測地点の気温及び路面温度検出部に布
設した光ファイバ温度センサと、前記光ファイバ温度セ
ンサにより観測地点の気温及び路面温度を計測する温度
計測手段と、前記温度計測手段の計測結果に従って路面
凍結を判定する路面凍結判定手段とを設けた構成とした
ものである。また、本発明の路面凍結検知システムにお
いて、観測地点の気温検出部に布設した光ファイバ温度
センサと、路面温度検出部に布設した光ファイバ温度セ
ンサとを設け、それぞれの光ファイバ温度センサにより
気温及び路面温度を計測する構成としてもよい。また、
観測地点の路面温度検出部に光ファイバ温度センサをジ
グザグ又は線状に埋設した構成としてもよい。また、光
ファイバ温度センサを複数の観測地点を経由して布設
し、温度計測手段により複数の観測地点における気温、
路面温度を計測するような構成としてもよい。また、光
ファイバ温度センサを複数布設すると共に該光ファイバ
温度センサを選択的に切り換える光ファイバ切換手段を
設け、光ファイバ温度センサを順次切り換えながら気
温、路面温度を計測する構成としてもよい。
【0012】
【作用】本発明によれば、観測地点の気温及び路面温度
検出部に布設された光ファイバ温度センサによって、気
温及び路面温度の検出が行われ、更にこの光ファイバ温
度センサを複数の観測地点を経由して布設することによ
り、それぞれの観測地点における気温及び路面温度の検
出が、同一の光ファイバ温度センサにより行われること
となる。また、観測地点の路面温度検出部に光ファイバ
温度センサをジグザグ又は線状に埋設した構成とするこ
とにより、光ファイバ温度センサが形成する面又は線の
範囲で路面温度の検出が行われることとなる。更に、光
ファイバ温度センサを複数布設すると共に該光ファイバ
温度センサを選択的に切り換える光ファイバ切換手段を
設け、光ファイバ温度センサを順次切り換えながら気
温、路面温度を計測する構成とすることにより、異なる
観測区域(あるいは同じ区域の異なる観測地点)におけ
る気温、路面温度が、それぞれの区域に布設した光ファ
イバ温度センサによって計測されることとなる。
【0013】
【実施例】以下、本発明による路面凍結検知システムの
一実施例を図面を参照しながら説明する。図1は、路面
凍結検知システムの一実施例を示す構成図である。
【0014】図1において、30は路面凍結を観測しよ
うとする複数の観測地点1、2、・・・、Nを順次経由
するように布設された1本の光ファイバ温度センサ、3
1は光ファイバ温度センサ30に接続された温度計測
部、32はそれぞれの観測地点に設けられた路面水分検
出器、33は路面水分検出器32に接続された路面水分
変換器、34は温度計測部31からの気温・路面温度デ
ータ及び路面水分変換器33からの路面水分データに基
づいて各観測地点の路面状態を判定する路面凍結判定
部、35は伝送装置である。また、監視センタシステム
20、計測データ表示記録装置21、路面状態表示装置
22、路面状態注意表示板23は、従来と同様に構成さ
れている。
【0015】光ファイバ温度センサ30は、光が通過す
る際いたる所で発生する散乱光の内、温度依存度の高い
ラマン後方散乱光を利用して温度計測を行うものであ
る。すなわち、この光ファイバ温度センサ30に光パル
スを入射すると光ファイバ内の各場所で散乱が発生し、
その中の一部がラマン後方散乱光として光パルスの入力
端に近いものから順次戻ってくる。ラマン後方散乱光は
光ファイバの温度変化により散乱光強度が変化するた
め、この後方散乱光強度を測定することにより、光ファ
イバの布設地点の気温及び路面温度を計測することがで
きる。尚、光ファイバ温度センサ30による計測は、フ
ァイバ長で10Kmまでが適当であるが、観測地点数、
各観測地点における布設方法によって計測可能な道路長
が短くなる。光ファイバ温度センサ30の詳細布設例を
図3に示しており、これについては後述する。
【0016】温度計測部31は、光ファイバ温度センサ
30に光パルスを入射し、その後戻ってくるラマン後方
散乱光の散乱光強度を測定し、更に光パルスの入射から
ラマン後方散乱光が戻ってくるまでの時間を測定するこ
とにより、観測地点1、2、・・・、Nのそれぞれの位
置に対応した温度を計測することができる。温度計測部
31は、このようにして得た各観測地点の気温、路面温
度データを電気信号に変換して路面凍結判定部34に与
える。
【0017】路面水分検出器32は、電極式路面水分計
又は路面反射比率計を用いて路測付近の路面の水分を検
知するものであり、従来と同様に各観測地点1、2、・
・・、Nに設けられている。電極式路面水分計を使用す
る場合の設置方法は、電極式路面水分計の表面が路面と
同一になるように埋設し、水分の有無による電極間の抵
抗変化を検出する。又、路面反射比率計は、路面上5〜
6mの高さに設置し路面に光を投射し、水分の有無によ
る光の反射量の変化を検出する。路面水分変換器33
は、路面水分検出器32で検出した抵抗値又は光の反射
量を電気信号に変換し、路面凍結判定部34に与える。
【0018】路面凍結判定部34は、温度計測部34か
らの観測地点1、2、・・・、Nのそれぞれの気温・路
面温度データ及び各観測地点に設置した路面水分変換器
33からの路面水分データを受け、各観測地点毎のデー
タの組み合わせ処理による複合条件に従って、路面凍
結、路面湿潤、路面乾燥等の路面状態を判定し、各観測
地点毎の気温、路面温度の計測データと共に伝送装置3
5に与える。伝送装置35では、路面凍結判定部34か
らの計測データ及び路面状態情報を受け、監視センタシ
ステム20に向け伝送すると共に、各々の観測地点の路
面状態を路面状態注意表示板23に伝送する。
【0019】監視センタシステム20は、伝送装置35
からの計測データ、路面状態情報を受け、計測データを
計測データ表示記録装置21で表示記録すると共に、路
面状態を路面状態表示装置22に表示する。この路面状
態情報の表示は、パトロール、薬剤散布等の凍結対策措
置の参考資料として利用される。路面状態注意表示板2
3は、伝送装置35から路面状態情報を受け、路面状態
を表示し、道路通行者に注意を喚起し、事故を未然に防
止するようなされる。
【0020】次に、光ファイバ温度センサ30の詳細布
設例を図3に基づいて説明する。図3に示すように、温
度計測部31に接続された1本の光ファイバ温度センサ
30が、観測地点1、2、・・・、Nに布設されてお
り、更に光ファイバ温度センサ30は各観測地点に設け
られた気温検出部30a、路面温度検出部30bのそれ
ぞれの検出部分を順次経由するように布設されている。
この構成により、温度計測部31は、光ファイバ温度セ
ンサ30に設けられた複数の気温検出部30a、路面温
度検出部30bの温度を検出することにより、各観測地
点における気温、路面温度のそれぞれの事象を正確に測
定することができる。
【0021】図4は、気温検出部30a、路面温度検出
部30bのより詳細な構成を示す図である。図4におい
て、各観測地点の気温検出部30aには、光ファイバ温
度センサ30を約5m、直径15cm程度に螺旋巻きし
たものを、収納箱に入れ路肩付近の路面から数mの高さ
の位置に取り付けている。収納箱は、光ファイバ温度セ
ンサ30に雨水がかからず、直射日光の影響を受けな
い、通気性の良い構造となっている。路面温度検出部3
0bには、光ファイバ温度センサ30を路測付近に約1
0m×1mの範囲に、路面下10mmの位置へジグザグ
に平面埋設し、路面温度を面として検出できるように布
設している。
【0022】図5は、気温計測用の光ファイバ温度セン
サ40、路面温度計測用の光ファイバ温度センサ41を
布設して、気温と路面温度とを別々の光ファイバで計測
する実施例を示す図である。尚、図中には光ファイバの
布設構成のみを示しており、図示しないその他の構成は
図1に示す実施例と同様である。
【0023】図5において、気温計測用、路面温度計測
用の独立した2系統の光ファイバ温度センサ40、41
が温度計測部31に接続されており、気温用光ファイバ
温度センサ40は観測地点1、2、・・・、Nのそれぞ
れの気温検出部30aを順次経由するように布設され、
路面温度用光ファイバ温度センサ41は同様に観測地点
1、2、・・・、Nのそれぞれの路面温度検出部30b
を順次経由するように布設されている。従って温度計測
部31は、各観測地点における気温を気温用光ファイバ
温度センサ40によって検出し、また路面温度を路面温
度用光ファイバ温度センサ41を通じて検出し、それぞ
れの事象を正確に測定することができる。各光ファイバ
の設置は、上述した図4に示すように、気温用光ファイ
バ温度センサ40は収納箱に入れ、路肩付近の路面から
数mの位置に取り付けられる。また、路面温度用光ファ
イバ温度センサ41は路面下10mmの位置へジグザグ
に平面埋設される。
【0024】図6は、複数の光フィァイバを布設し、そ
の光ファイバを切り換えながら計測する実施例を示す図
である。図6において、50は複数の気温用光ファイバ
温度センサ40及び路面温度用光ファイバ温度センサ4
1が接続され、それら光ファイバの選択切り換えを行う
光ファイバ切換部、60は路面凍結の観測を行うべき複
数の路面凍結観測エリアである。路面凍結観測エリア6
0には、気温用光ファイバ温度センサ40及び路面温度
用光ファイバ温度センサ41がそれぞれ布設され、複数
の観測地点1、2、・・・、Nにおける気温及び路面温
度を計測可能となっている。光ファイバ切換部50は、
温度計測部31に接続されており、また図示しないその
他の構成は図1に示す実施例と同様となっている。
【0025】温度計測部31は、観測を行う路面凍結観
測エリア60A〜60N及び観測要素(気温・路面温
度)を示す光ファイバ指定信号を光ファイバ切換部50
に送信し、光ファイバ切換部50はその信号に基づいて
指定された光ファイバの選択切り換えを行う。その後温
度計測部31は、上述の実施例と同様にその光ファイバ
が経由している各観測地点の気温、または路面温度を計
測する。選択されたエリアの計測が完了すると、温度計
測部31は、次に観測を行う観測エリア、観測要素の光
ファイバ指定信号を送信し、光ファイバの選択切り換え
後同様に測定を行う。この様にして全ての路面凍結観測
エリア60A〜60N、及びそれぞれの気温用光ファイ
バ温度センサ40、路面温度用光ファイバ温度センサ4
1を順次切り換えながらサイクリックに複数エリアの複
数観測地点の気温及び路面温度を1つの温度計測部31
によって計測する。
【0026】尚、全ての路面凍結観測エリアをサイクリ
ックに計測することなく、観測しないエリア(あるいは
観測するエリア)を温度計測部31に指示する構成とし
て、観測対象エリアを設定可能とすることにより、時間
帯や道路状況に応じた適当なエリアのみの観測を行うこ
とができる。また、光ファイバ指定信号の送信あるいは
観測対象エリアの指示を監視センタから送信する構成と
してもよい。尚、この実施例では、各観測地点における
気温、路面温度の計測を、気温用光ファイバ温度センサ
40、路面温度用光ファイバ温度センサ41の2本の光
ファイバで行う構成としているが、もちろん図1に示す
実施例と同様に1本の光ファイバで行う構成としてもよ
い。
【0027】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように本発明によ
れば、光ファイバ温度センサにより気温、路面温度の両
方を計測可能としたため、気温、路面温度検出用の検出
器を別々に設置する必要がなく、更にその光ファイバ温
度センサを複数の観測地点を経由する構成により観測地
点毎に別々の検出器を設置する必要がなく、非常に効率
的で簡易な構成とすることができると共に安価なシステ
ムが期待できる。また、光ファイバ温度センサをジグザ
グまたは線状に埋設することにより、路面温度の検出範
囲を面または線として計測できるため、従来のように検
出点上が自動車の駐停車、落下物、ごみ等で覆われて計
測不能となったり、計測値に大きな誤差が生じてしまう
というような問題がない。更に面または線の検出によ
り、路面温度の検知精度が向上し、より的確な路面凍結
判定が可能となり、道路利用者の安全確保に寄与できる
ようになる。
【0028】また、光ファイバ温度センサを気温用、路
面温度用に独立させることにより、光ファイバ温度セン
サの布設を気温用は架空、路面温度用は埋設とすること
ができ、架空から埋設、埋設から架空というような光フ
ァイバ温度センサ布設上の困難が解消され布設工事が容
易となる。また、複数の光ファイバ温度センサを布設
し、それらの光ファイバを切り換えながら選択的に計測
することにより、例えば交差点、分・合流点等複数方面
に分かれる道路において、各方面(エリア)毎に布設し
た光ファイバ温度センサを、基点(例えば交差点付近)
に設けた1台の温度計測部で切り換えながら計測するこ
とが可能となるため、エリア毎に機器を設ける必要がな
く、システム構成が簡易になると共にシステム価格は大
幅な廉価が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の路面凍結検知システムの構成を示すブ
ロック図である。
【図2】従来の路面凍結検知装置の構成を示すブロック
図である。
【図3】本発明の光ファイバ温度センサの布設例を示す
図である。
【図4】本発明の気温、路面温度検出部の詳細構成を示
す図である。
【図5】本発明の光ファイバ温度センサの他の布設例を
示す図である。
【図6】本発明の路面凍結検知システムの他の実施例を
示す図である。
【符号の説明】
30 光ファイバ温度センサ 30a 気温検出部 30b 路面温度検出部 31 温度計測部 32 路面水分検出器 33 路面水分変換器 34 路面凍結判定部 35 伝送装置 40 気温用光ファイバ温度センサ 41 路面温度用光ファイバ温度センサ 50 光ファイバ切換部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 道路の路面凍結を検知する路面凍結検知
    システムにおいて、 観測地点の気温及び路面温度検出部に布設した光ファイ
    バ温度センサと、 前記光ファイバ温度センサにより観測地点の気温及び路
    面温度を計測する温度計測手段と、 前記温度計測手段の計測結果に従って路面凍結を判定す
    る路面凍結判定手段とを設けたことを特徴とする路面凍
    結検知システム。
  2. 【請求項2】 道路の路面凍結を検知する路面凍結検知
    システムにおいて、 観測地点の気温検出部に布設した光ファイバ温度センサ
    と、 観測地点の路面温度検出部に布設した光ファイバ温度セ
    ンサと、 前記それぞれの光ファイバ温度センサにより観測地点の
    気温及び路面温度を計測する温度計測手段と、 前記温度計測手段の計測結果に従って路面凍結を判定す
    る路面凍結判定手段とを設けたことを特徴とする路面凍
    結検知システム。
  3. 【請求項3】 観測地点の路面温度検出部に光ファイバ
    温度センサをジグザグ又は線状に埋設したことを特徴と
    する請求項1又は2記載の路面凍結検知システム。
  4. 【請求項4】 光ファイバ温度センサを複数の観測地点
    を経由して布設し、温度計測手段が複数の観測地点にお
    ける気温、路面温度を計測することを特徴とする請求項
    1又は2記載の路面凍結検知システム。
  5. 【請求項5】 光ファイバ温度センサを複数布設すると
    共に該光ファイバ温度センサを選択的に切り換える光フ
    ァイバ切換手段を設け、光ファイバ温度センサを順次切
    り換えながら気温、路面温度を計測することを特徴とす
    る請求項1又は2記載の路面凍結検知システム。
JP3233053A 1991-09-12 1991-09-12 路面凍結検知システム Pending JPH0571111A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0914957A (ja) * 1995-06-29 1997-01-17 Omron Corp 路面状態判別システム
US7358858B2 (en) 2004-03-17 2008-04-15 Narita International Airport Corporation Road-ice detecting sensor, method for installing same, and road-ice detecting method
WO2022264310A1 (ja) * 2021-06-16 2022-12-22 日本電信電話株式会社 光ケーブル敷設方法

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