JPH0571071U - 車両用パーキングブレーキ装置 - Google Patents

車両用パーキングブレーキ装置

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JPH0571071U
JPH0571071U JP1035692U JP1035692U JPH0571071U JP H0571071 U JPH0571071 U JP H0571071U JP 1035692 U JP1035692 U JP 1035692U JP 1035692 U JP1035692 U JP 1035692U JP H0571071 U JPH0571071 U JP H0571071U
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JP
Japan
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console
parking brake
knob
vehicle
lock
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Pending
Application number
JP1035692U
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English (en)
Inventor
義博 前川
泰知 小林
敏世 水戸
晃 伊藤
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 〔目的〕 パーキングレバー部1の機構部分をコンパク
トにして、コンソールボックス8の容量を拡大させて、
コンソール部3の空間の有効的な利用を図る。 〔構成〕 コンソール部3の車両前後方向の前端部にガ
イド部11とロックプレート部21を配設し、ノブ部5
を固定させた係合部15はガイド部11とロックプレー
ト部21に回動自在に支持されている。また、係合部1
5には、パーキングブレーキケーブル25の一端が固定
されており、ノブ部5の操作力はパーキングブレーキケ
ーブル25に伝達されて減速器28により増幅される。
この増幅された操作力は、左右後輪のそれぞれのパーキ
ングブレーキ機構部と接続されたパーキングブレーキケ
ーブル37、38に伝達されてパーキングブレーキ動作
をおこなう。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、車両用パーキングブレーキ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
車両用パーキングブレーキ装置においては、例えば車両室内のコンソール部に パーキングレバーを配設し、該パーキングレバーは車両前後方向に前側レバーと 後側レバーとから構成され、前側レバーは上下に平行移動し、後側レバーは、一 方の端部が前側レバーと連結され、他方側の端部がコンソール部底部に回動自在 に固定されており、パーキングレバーを引き上げるにつれて前側レバーと後側レ バーとを合わせたパーキングレバー全体の長さが長くなるようにして操作力の軽 減を図るもの(実公平2ー8858号公報参照)があった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記のように、上下に平行移動する前側レバーと、前側レバーと連結されてコ ンソール部底部に回動自在に固定された後側レバーとから構成されたパーキング レバーを備えた車両用パーキングブレーキ装置においては、後側レバーがコンソ ール部内部を回動するために、コンソール部内部のパーキングレバーの機構部分 に広いスペースが必要となっていた。そのため、コンソール部に設けられるコン ソールボックスの容量が小さくなってしまったり、コンソール部にスイッチなど の電装機器やダクト等を配設する際に、電装機器やダクト等のレイアウトが限ら れた狭い空間に制約されるといった問題があった。
【0004】 この考案は、以上のような点に鑑みてなされたもので、コンソール部の車両前 後方向の前端部に回動自在に係合部が支持され、ノブ部は係合部と固定されてお り、ノブ部をコンソール部の前側部に沿って回動させ、ノブ部の操作力を減速部 材によって増幅させてブレーキ部材に伝達し、パーキングレバーの機構部分をコ ンパクトにすることにより、コンソールボックスの容量を拡大させたり、またコ ンソール部の広い空間に電装機器や空調用ダクト等をレイアウトさせたりしてコ ンソール部の空間を有効的に利用することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の考案の車両用パーキングブレーキ装置は、車両室内のコンソー ル部の車両前後方向の前端部に、回動自在に支持された係合部と、上記係合部に 固定され、上記コンソール部の車両前後方向の前側部に沿って回動するノブ部と 、上記ノブ部の操作力を増幅させる減速部材と、上記ノブ部の操作力を、上記減 速部材を介してブレーキ部材に伝達する伝達部材とから構成されることを特徴と するものである。
【0006】 請求項2記載の考案の車両用パーキングブレーキ装置は、請求項1記載のノブ 部は、該ノブ部の外面部に、車両に搭載された補器のスイッチを配設したことを 特徴とするものである。
【0007】
【実施例】
以下、本考案における第1実施例について図面を参照しながら詳細に説明する 。
【0008】 図1に示すように、第1実施例のパーキングブレーキ装置のパーキングレバー 部1は、車両室内のフロア2に固定されたコンソール部3に配設されており、コ ンソール部3の車両前後方向の前側部4に、ノブ部5が前側部4に沿って回動す るよう配設されている。また、ノブ部5の車幅方向の側面部6にはパーキングブ レーキ動作を解除するためのロックレリーズボタン7が配設されている。コンソ ール部3にはコンソールボックス8が設けられ、その上方にはコンソール部3の 後部に回動自在に軸支されたコンソールボックスカバー9が載置されている。
【0009】 第1実施例におけるパーキングレバー部1の構成については図2と図3に示す ように、コンソール部3の前端部のドライバーシート側のフロア2aにガイド部 11がねじ12a、12bによって固定されており、ガイド部11には孔部13 が設けられて、ガイド部11の前端部には、この孔部13を中心とする仮想円の 一部に沿ってガイド孔14が設けられている。また、係合部15は、外係合部1 6と内係合部17とを備え、外係合部16と内係合部17はねじ19によって固 定され、ロッド18が挿通している。上記ロッド18の先端部はガイド部11の 孔部13と軸支されるとともに、コンソール部3の前端部の助手席側のフロア2 bに孔部20を有するロックプレート部21がねじ(図示せず)によって固定さ れ、孔部20にロッド18の他方側の先端部が軸支され、係合部15を回動可能 にしている。
【0010】 外係合部16にはその外周部にガイドピン22が配設されてガイド部11のガ イド孔13に沿うよう係合され、また外周部には突出部23が設けられ突出部2 3の先端部にはアウターロッド24が固着されており、突出部23とアウターロ ッド24は、ノブ部5と固定されている。
【0011】 内係合部17の外周部にパーキングブレーキケーブル25の一端が固定されて おり、中空のアウターケーブル26はパーキングブレーキケーブル25を内部に 挿通させてフロア2を貫通し、車両後部のトーションビーム27に配設された減 速器28に至っている。
【0012】 ロックプレート部21には、長孔29と複数のロック孔30が孔部20を中心 とするそれぞれの仮想円の一部に沿うよう設けられ、長孔29にはアウターロッ ド24が挿通されている。また、アウターロッド24はその全長に亘って中空に なっており、その中空部にロックロッド31が挿通されており、ロックロッド3 1のガイド部11側の先端部にはロックレリーズボタン7が固着され、他方側の ロックプレート部21側の先端部は、この先端部をコの字状に折り返した鉤状の ロックピン32が形成され、ロックピン32の先端部がロック孔30に挿嵌可能 になっている。また、ロックロッド31のガイド部11側の先端部の中空部には 、ロックピン32がロック孔30に常時挿嵌されるように、ロックロッド31の 周りにコイル状のバネ(図示せず)が周設されている。
【0013】 減速器28は、図4と図5に示すように、減速器ハウジング33によってその 外形を形成され、その内部にパーキングブレーキケーブル25が周設された大滑 車34と、左右それぞれの後輪のブレーキドラム35、36のパーキングブレー キケーブル37、38が周設された右後輪用滑車39と左後輪用滑車40とを備 えている。上記3つの滑車34、39、40はそれぞれの中心が同一となるよう に固着され、右後輪用滑車39と左後輪用滑車40は同じ直径を有し、その直径 はノブ部5の操作力を増幅させてブレーキ動作できるよう大滑車34の直径より 十分小さく設定されている。また、上記滑車34、39、40が水平方向に回転 可能となるよう上記滑車34、39、40の軸33aはその両端部を減速器ハウ ジング33に軸支されている。
【0014】 また、右後輪用滑車39と左後輪用滑車40の外周部にそれぞれ一端が固定さ れたパーキングブレーキケーブル37、38は、それぞれのアウターケーブル3 7a、38a内を挿通して左右後輪のブレーキドラム35、36に配設された一 般に使用されるパーキングブレーキ機構部(図示せず)に接続されている。
【0015】 上記構成の車両用パーキングブレーキ装置により、乗員がロックレリーズボタ ン7を押すとロックピン32の先端部がロック孔30から解放されてノブ部5が 回動可能となり、ノブ部5を上方に回動するよう引き上げると係合部15が回動 するとともに、係合部15の内係合部17に固定されたパーキングブレーキケー ブル25が内係合部17の外周に沿うように巻き取られる。これによって、減速 器28の大滑車34がパーキングブレーキケーブル25に引かれて回転するとと もに、大滑車34に固定された右後輪用滑車39と左後輪用滑車40も回転し、 それぞれに固定されたパーキングブレーキケーブル37、38を巻き取る。その 際に、滑車の原理により大滑車34を回転させた動力は、増幅されてパーキング ブレーキケーブル37、38に伝達され、パーキングブレーキケーブル37、3 8と接続されたパーキングブレーキ機構部にこの動力が伝達されてパーキングブ レーキ動作をおこなう。また、このときに乗員がロックレリーズボタン7を放す と、ノブ部5が引き上げられた状態でロックピン32がロック孔30に挿嵌され てノブ部5をロックしパーキングブレーキ動作を保持する。
【0016】 次に乗員がロックレリーズボタン7を押すと、ノブ部5のロックが解除され、 ノブ部5を下方に回動させて、アウターロッド24がロックプレート部21の長 孔29の最下部に至るとパーキングブレーキ動作が解除される。
【0017】 よって第1実施例においては、係合部15はコンソール部3の前端部に回動自 在に支持され、ノブ部5は係合部15と固定されてコンソール部3の前側部4に 沿って回動し、ノブ部5の操作力を減速器28によって増幅させてブレーキ動作 させるので、ノブ部5と係合部15の間の長さを短くでき、よってパーキングレ バー部1の機構部分を小型化することができる。これによってコンソール部3の 前部をシフトレバー方向に延出させてコンソール部3を拡張させることができる ので、コンソールボックス8の容量を拡大させたり、あるいはコンソール部3の 比較的広い空間にスイッチなどの電装機器や空調用ダクト等をレイアウトさせた りして、コンソール部3の空間を有効的に利用することができる。 次に、第2実施例について図面を参照しながら詳細に説明する。
【0018】 図6に示すように、スイッチ部41は、例えばフォグランプ(図示せず)のO N、OFFの切換をおこなうフォグランプスイッチでノブ部5の上端面に配設さ れており、スイッチ部41に接続された配線(図示せず)はノブ部5内から突出 部23に挿設してコンソール部3内に配設されている。
【0019】 よって第2実施例においては、スイッチ部41がコンソール部3の上面部に配 設されることなくノブ部5に配設されているので、コンソールボックス8はその 容量を狭めることなく配設でき、コンソール部3の空間を有効的に利用すること ができる。
【0020】 なお、本実施例においては、ロックプレート部21側のロックロッド31の先 端部にコの字状に折り返した鉤状のロックピン32を設け、ロックピン32の先 端部がロックプレート部21のロック孔30に挿嵌可能になるよう形成し、ロッ クロッド31の他方側の先端部に取り付けられたロックレリーズボタン7によっ てノブ部5のロック操作とロック解除操作をおこなうようにしたが、ロックプレ ート部21とロックピン32との接触部分を鋸歯状に形成し、ロックピン32の 先端部を鋭角にして、ロックピン32がロックプレート部21の鋸歯状の部分に 接触しながら上方に移動可能とし、これにより乗員がロックレリーズボタン7を 押さずにノブ部5を上方に回動できるようにし、ノブ部5が回動を停止したとき 、ロックピン32が鋸歯状の部分の谷部に係止されるようにしてもよい。
【0021】
【考案の効果】
以上の如く請求項1記載の考案では、ノブ部はコンソール部の前端部に回動自 在に支持された係合部と固定され、コンソール部の前側部に沿って回動し、ノブ 部の操作力を減速部材によって増幅させてブレーキ動作させるので、ノブ部と係 合部の間の長さを短くでき、よってパーキングレバーの機構部分を小型化するこ とができ、これによりコンソール部の前部を前方向に拡張させることができるの で、コンソールボックスの容量を拡大させたり、あるいはコンソール部の広い空 間にスイッチなどの電装機器や空調用ダクト等をレイアウトさせたりしてコンソ ール部の空間を有効的に使用することができる。
【0022】 請求項2記載の考案では、ノブ部の外面部に、車両に搭載された補器のスイッ チを配設させることによって、操作部材がコンソール部に配設されないので、コ ンソールボックスの容量を拡大させ、コンソール部の空間を有効的に使用するこ とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、第1実施例におけるコンソール部の斜
視図。
【図2】図2は、第1実施例におけるパーキングレバー
部の分解斜視図。
【図3】図3は、図1のXーX断面図。
【図4】図4は、第1実施例における減速器の概略斜視
図。
【図5】図5は、第1実施例における減速器の概略透視
図。
【図6】図6は、第2実施例におけるパーキングレバー
部の斜視図。
【符号の説明】
3…コンソール部、5…ノブ部、11…ガイド部、15
…係合部、21…ロックプレート部、28…減速器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 伊藤 晃 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両室内のコンソール部の車両前後方向の
    前端部に、回動自在に支持された係合部と、上記係合部
    に固定され、上記コンソール部の車両前後方向の前側部
    に沿って回動するノブ部と、上記ノブ部の操作力を増幅
    させる減速部材と、上記ノブ部の操作力を、上記減速部
    材を介してブレーキ部材に伝達する伝達部材とから構成
    されることを特徴とする車両用パーキングブレーキ装
    置。
  2. 【請求項2】上記ノブ部は、該ノブ部の外面部に、車両
    に搭載された補器のスイッチを配設したことを特徴とす
    る請求項1記載の車両用パーキングブレーキ装置。
JP1035692U 1992-03-03 1992-03-03 車両用パーキングブレーキ装置 Pending JPH0571071U (ja)

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