JPH05706U - 野外作業衣 - Google Patents

野外作業衣

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Publication number
JPH05706U
JPH05706U JP5356791U JP5356791U JPH05706U JP H05706 U JPH05706 U JP H05706U JP 5356791 U JP5356791 U JP 5356791U JP 5356791 U JP5356791 U JP 5356791U JP H05706 U JPH05706 U JP H05706U
Authority
JP
Japan
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coating layer
work clothes
splitting
outdoor work
outdoor
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Pending
Application number
JP5356791U
Other languages
English (en)
Inventor
敏夫 山村
温子 山村
Original Assignee
敏夫 山村
温子 山村
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Filing date
Publication date
Application filed by 敏夫 山村, 温子 山村 filed Critical 敏夫 山村
Priority to JP5356791U priority Critical patent/JPH05706U/ja
Publication of JPH05706U publication Critical patent/JPH05706U/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Outerwear In General, And Traditional Japanese Garments (AREA)
  • Chemical Or Physical Treatment Of Fibers (AREA)
  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】この考案は長時間農薬散布時に着用するに適し
た野外作業衣に関する。 【構成】例えばポリビニールアルコールのようなヒドロ
キシ基を有する熱可塑性合成樹脂フイルムを約6.0倍
程度に熱延伸した後スプリットして得た偏平なウエップ
状繊維を任意に拡幅し、経緯直交するようにして積層、
接着して得られた不織布シート2の表面にアルミニウム
コーチング層3を設けたシートで縫製した野外作業衣で
ある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は草取りや農薬を散布するときのみならず、土木、建築等の野外におい て作業するときに着用するに適した野外作業衣に関し、特に農薬を散布するとき の着用時の蒸れを防止した野外作業衣に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、野外において草取りや農薬を散布するとき、或は、土木、建築等の 野外において作業するとき太陽光線からの熱を防止するために野外作業衣を着用 することがあり、また、特に農薬を散布するときは、農薬が体にかかるのを防止 するために、通常、野外作業衣を着用する。しかして、農薬を散布するときは初 夏から盛夏ないし初秋の晴れた暑い時期に行う。そのため散布時に着用する作業 衣は身体に降り掛かる散布液を防除すると共に吸湿と透湿をして体の蒸れを防止 しなければならない。
【0003】 しかし、従来の作業衣はポリ塩化ビニルなどの合成樹脂フイルムや合成繊維ま たは綿などの密度の高い織編物繊維をもって作られているので散布液が風などに よって身体にかかるのを防止できるが、透湿性がないため、多量の汗をかき長時 間の作業ができないほど疲労する。特に野外作業衣の表面に細かい凹凸のあるも のは太陽光線の反射が不十分であるためこれを着用すると身体に熱が伝わり一層 汗をかくこととなる。
【0004】
【解決すべき課題】
そこで、本考案者は、前述の欠点を無くし、多量の汗を吸湿と透湿をし、蒸れ の状態を解消すると共に凹凸がないため太陽光線をよく反射し、軽く快適に着用 できるような野外作業衣について種々検討した結果、本考案を完成したもので、 本考案の目的は蒸れることなく快適に着用できる野外作業衣を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案の要旨は、ヒドロキシ基を有する熱可塑性合成樹脂フイルムを約5.5 〜6.5倍程度に熱延伸した後スプリットして得た偏平なウエップ状繊維を無拡 幅もしくは若干拡幅し、経緯直交するようにして積層、接着し、その表面にアル ミニウムコーチング層を形成して得られた不織布シートをもって縫製された野外 作業衣である。特に、農薬散布用野外作業衣はアルミニウムコーチング層を形成 し、その上にさらに目詰めコーチングを行う。目詰めコーチング剤としてはPVA 溶液を使用する。
【0006】 すなわち、本考案において使用する不織布シートは、その表面にアルミニウム コーチング層を有するので太陽光線を反射し、野外作業衣内の温度の上昇を防止 し、汗の発生する熱源を半減させると共に、不織布シートはヒドロキシ基を有す る熱可塑性合成樹脂フイルムより構成されているので、発生する蒸気をよく吸湿 し、この水分を湿度の少ない外部に連続的に透湿、蒸発し、その結果、長時間着 用して作業を行うことができ、また、蒸発する際は蒸発潜熱を奪うので体温の低 下を促進する。また、野外作業として農薬散布の場合にはアルミニウムコーチン グ層の上にさらに目詰めコーチングを設け、僅かな空隙率を埋めて身体に降りか かる農薬を防除する。
【0007】 なお、消防士の作業衣として、アルミニウムコーチング層を有する作業衣があ るが、この作業衣は、耐火災温度に重点を置いた衣料であり、高温熱風に対して 輻射させるのにアルミニウムが使用されており、本考案では太陽光線を反射させ るので、その作用は異なる。しかも、消防士の作業衣は、織編物の生地の上にア ルミニウムコーチング層を有するので、吸湿、透湿等の点については考慮されて おらず、また、重量を有するため本考案の野外作業衣とは本質的に異なる。
【0008】 本考案について、さらに詳細に説明する。 本考案において使用するヒドロキシ基を有する合成樹脂としては、例えばポリ ビニールアルコールが好適であり、このフイルムを5.5〜6.5倍好ましくは 約6.0倍程度に熱延伸した後スプリットする。延伸倍率が5.5倍以下ではス プリットできず、また、7倍以上ではフイルムが切断してしまう。そして、スプ リットしたフイルムを経緯直交するように積層、接着して一体とする。
【0009】 得られたシートの表面にアルミニウムコーチング層を設ける。コーチング層を 設ける手段は特に限定されるものではないが、好ましくはヒドロキシ基を有する 合成樹脂溶液中にアルミニウム粉を分散させ、この分散液に前記シートを浸漬、 乾燥させることによって容易に形成できる。分散液中のアルミニウム粉の濃度は 目的とする野外作業衣の遮光性によって適宜に調整する。通常、遮光率は90% 以上が好ましい。なお、コーチングに際しては、例えば界面活性剤などの補助剤 を添加してもよい。かかる製品としては、具体的には、例えば、ベルタフ(鐘紡 株式会社製 登録商標)などが好ましい。 農薬散布用野外作業衣は、上述の方法で得られたアルミニウムコーチング層の 上に、更に、目詰めコーチングを行う。目詰めコーチングはアルミニウムコーチ ングの場合と同様に、例えばポリビニールアルコール溶液中に浸漬するか、片面 コーテングして行う。かかる製品としては、具体的には、例えば、ベルタフなど が好ましい。
【0010】 このシートで野外作業衣を縫製するに際しては、背中部は太陽光線を直接受け るので遮光性の大きいシート、例えばベルタフで、前面部は遮光性の大きいもの より通気性の大きいシート、例えばタフベル(鐘紡株式会社製 登録商標)でそ れぞれ縫製することが好ましく、また、脇下部にはハトメを用いて通気孔を設け ることが好ましい。ハトメの大きさや数は適宜に決定すればよいが、通常口径2 ないし3mm程度の孔を10個以 上開けておくことが好ましい。更に脇下部には更に通気性をよくするためにハト 目の代わりに割れ目を設けてもよい。 また、必要に応じ頭部及びえり元は野外作業衣と同様なシートでカバーしても よい。手首はゴムかファスナーで締める。
【0011】 図面をもって説明すると、図1は本考案にかかる野外作業衣であり、図2はそ の層構成を示す説明図である。図面において、1は野外作業衣を、2は不織布シ ートを、3はアルミニウムコーチング層、4は目詰めコーチング層 をそれぞれ示す。
【0012】
【考案の効果】
以上述べたように、本考案にかかる野外作業衣はヒドロキシ基を有する合成樹 脂フイルムで構成されているため吸湿、透湿が行われ、その表面はアルミニウミ コーチング層を有するので太陽光線を反射し、野外作業衣内の温度の上昇を防止 し、汗の発生する熱源を半減させることができ、野外作業衣内の蒸れを防止し、 その結果、軽くて薄いので疲労が少なく長時間着用して作業を行うことができる 。また、この作業衣は魚釣り等の野外レジャー衣にも利用できる。 更に、アルミニウミコーチング層の上に目詰めコーチング層を有する場合は農 薬などの散布液が体に浸透するのを防止する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかる野外作業衣を示す。
【図2】本考案にかかる野外作業衣の層構成を示す。
【符号の説明】
1 野外作業衣 2 不織布シート 3 アルミニウムコーチング層 4 目詰めコーチング層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D06M 11/83 15/00

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヒドロキシ基を有する透明な熱可塑性合
    成樹脂フイルムを約5.5〜6.5倍程度に熱延伸した
    後スプリットして得た偏平なウエップ状繊維を無拡幅も
    しくは若干拡幅し、経緯直交するようにして積層、接着
    し、その表面にアルミニウムコーチング層を形成して得
    られた不織布シートをもって縫製された野外作業衣。
  2. 【請求項2】 ヒドロキシ基を有する透明な熱可塑性合
    成樹脂フイルムを約5.5〜6.5倍程度に熱延伸した
    後スプリットして得た偏平なウエップ状繊維を無拡幅も
    しくは若干拡幅し、経緯直交するようにして積層、接着
    し、その表面にアルミニウムコーチング層を形成し、更
    に目詰めコーチング層を形成して得られた不織布シート
    をもって縫製された野外作業衣。
JP5356791U 1991-06-17 1991-06-17 野外作業衣 Pending JPH05706U (ja)

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JP5356791U JPH05706U (ja) 1991-06-17 1991-06-17 野外作業衣

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JPH05706U true JPH05706U (ja) 1993-01-08

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03224421A (ja) * 1990-01-26 1991-10-03 Kanebo Ltd 家蓄用衣料

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03224421A (ja) * 1990-01-26 1991-10-03 Kanebo Ltd 家蓄用衣料

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