JPH0570515U - 超音波手術器用手術具 - Google Patents

超音波手術器用手術具

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JPH0570515U
JPH0570515U JP1077992U JP1077992U JPH0570515U JP H0570515 U JPH0570515 U JP H0570515U JP 1077992 U JP1077992 U JP 1077992U JP 1077992 U JP1077992 U JP 1077992U JP H0570515 U JPH0570515 U JP H0570515U
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JP
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surgical instrument
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ultrasonic
tip
distal end
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公也 清水
鎮男 二宮
秀昭 田中
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Hitachi Ltd
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Aloka Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 手術具先端の形状を改良することにより手術
具の破砕力を増大させることができ、また手術具先端か
らのキャビテーションの発生を少なくすることにより気
泡の発生を少なくできる超音波手術器用手術具を提供す
ることを目的とする。 【構成】 管状形状を呈する超音波手術器用手術具の軸
孔を、先端開口部の内径が軸孔内部の内径よりも大きく
なるようにする。特に、図1に示すように手術具先端の
開口部から内部に向かって階段状に端面を形成する。ま
た、軸方向の垂直面を少なくするため手術具端部を斜め
に形成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、超音波手術器用手術具に関するものであり、特に白内障手術に用い られる超音波手術器用手術具に関する。
【0002】
【従来の技術】
肝臓等の腹部外科手術等に使用される超音波手術器は、振動子で発生した超音 波振動を手術具によって振幅を増大して生体組織を破砕するものであるが、当該 超音波手術器に使用される手術具は、均一の内径を有するパイプ状のものが一般 的である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ここで、手術に際して手術具先端部が組織に接触し、毎秒数万回の衝撃を組織 に加えて組織を破砕するわけであるが、手術時間の短縮等のため、手術具の破砕 力は強化されることが望ましい。
【0004】 また、超音波の進行方向に対して垂直面を形成する手術具先端面からは、キャ ビテーションによる気泡が発生し、特に、白内障等の手術に際しては角膜の内側 で破砕が行われ、視界が狭いために術部の破砕個所が気泡により視認しにくくな るという問題点を生じていた。
【0005】 そこで、この考案は手術具の破砕力を増すことができ、手術具先端からのキャ ビテーションの発生を少なくすることができる超音波手術器用手術具を提供する ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記問題点を解決するため、第1には管状形状を呈する超音波手術 器用手術具において、先端開口部の内径が、振動子側内部における内径よりも大 きくなるよう軸孔を形成して成ることを特徴とするものであり、また第2には第 一の構成において手術具先端の開口部から内部に向かって階段状に内径が小さく なるよう軸部を形成して成ることを特徴とするものであり、第3には、第1又は 第2の構成において手術具の先端を斜めに切断した形状としたことを特徴とする 。
【0007】
【作用】
本考案においては、手術具の先端開口部の内径が、振動子側の内径よりも大き くなるように形成されているので、エッジの数を増すことができ、このエッジが 超音波振動により組織に衝撃を与えることにより組織を破壊することから、破砕 力が増大される。特に、階段状に内径が小さくなるように形成した場合には、こ の段がエッジを形成するので、破砕力が増大され、さらに、端部で初期に破砕さ れた組織が吸引され軸孔内に入っていく過程で、段を形成する次のエッジにより 再度該組織を破砕することから、そのような二次的破砕により破砕効果が高めら れる。
【0008】 また、先端開口部の内径が振動子側の内部における内径よりも大きくなるよう に軸孔を形成してあり、手術具全体がほぼ肉厚に形成されるので、手術具全体が うすく形成されたものに比べ手術具の耐久性を増すことができる。
【0009】 また、手術具の先端を斜めに切断した形状とした場合には、端面が軸方向と垂 直な面を形成しないので、キャビテーションを少なくでき、この結果、キャビテ ーションによる気泡の発生を少なくできるので、術部を視認しやすくできる。ま た、斜めに形成された端部は隙間を形成し、術部を視認しやすくする。
【0010】
【実施例】
本考案の実施例を図面を利用して説明する。
【0011】 図1に示すように、第1実施例として示す超音波手術器用手術具Aは内部に軸 方向に円筒状の軸孔2を形成していて、この軸孔2は通常吸引器に接続されてい て、破砕された組織片を吸引するよう構成されている。この手術具Aの先端部1 においては、軸孔2が開口部において大径部21を形成し、その内部には大径部 21に連接して小径部22が形成され、大径部21と小径部22の境界には階段 状の内部端面4が形成されている。つまり、手術具の内径が開口部5から内部に 行く途中で階段状に小さくなる。また、開口部の先端端面3は斜めに切断した形 状の楕円状を呈している。この手術具Aは、耐腐食性及び機械的な耐久性を得る ために、チタン又はチタン合金により形成されている。
【0012】 上記超音波手術器用手術具Aの使用状態について説明する。この手術具Aは超 音波手術器において振動子に接続され、振動子で発生した超音波を増幅し、人体 の組織に接触して毎秒数万回の衝撃を与え、該組織を破砕する。破砕された組織 片を、開口部5より軸孔2が接続される吸引器によって吸引する。この破砕時に 、本考案に基づく手術具は先端付近が二重の端面を有していることから、エッジ を多くすることができ、破砕力を増大することができる。また、先端が斜めに形 成されているので、キャビテーションを少なくできるので、術部の視界をよくし 、また、斜めに形成されていることは、隠れた部分を見易くするため、術部の視 界を良好にできる。
【0013】 次に、第2実施例として示す超音波手術器用手術具Bは、第1実施例の場合と ほぼ同一構成であるが、手術具の先端端面3は軸方向に垂直な面を形成している 。このような構成とすると、第1実施例より垂直面が多いためキャビテーション の減少効果はなく、視界も第1実施例ほど良好とはならないが、段差によるエッ ジが増大するので、破砕力の増大効果は得ることができる。使用状態は、第1実 施例の場合と同様である。
【0014】 図3は、他の応用例を示した長手方向の断面図であり、(イ),(ロ)のよう にすれば、垂直面を少なくできるので、キャビテーションによる気泡の発生を少 なくすることができる。また、(ハ)のようにすれば、軸方向との垂直面が存在 しないので、キャビテーションによる気泡の発生を抑えることができる。他の応 用として、1段だけでなく、2段以上の内径の差を設けることも好適である。
【0015】
【考案の効果】
本考案は、以上のように構成され、手術具の先端開口部の内径が、振動子側の 内径よりも大きくなるように軸孔が形成されていて、特に、階段状に段差をつけ た場合には、エッジを多くすることができ、破砕力を増大させることができる。 また、手術具の先端を斜めに切断した形状とした場合には、その先端面は軸方 向に垂直の面ではないので、キャビテーションによる気泡が発生せず、白内障等 の手術等の術部の視界が狭い手術の場合に術部を視認しやすくできるとともに、 また端部が斜めに切られていることから、先端の隙間から術部を視認しやすいと いう効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】手術具の先端部を示す図であり、(イ)はその
斜視図であり、(ロ)は(イ)におけるX−X断面図で
ある。
【図2】手術具の先端部を示す図であり、(イ)はその
斜視図であり、(ロ)は(イ)におけるX−X断面図で
ある。
【図3】手術具先端の他の応用例を示す長手方向断面図
である。
【符号の説明】
1 手術具先端部 2 軸孔 3 先端端面 4 内部端面 5 開口部 21 大径部 22 小径部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 清水 公也 東京都武蔵野市西久保2丁目9番6号 吉 祥寺西パークホームズ503号 (72)考案者 二宮 鎮男 東京都三鷹市牟礼6丁目22番1号 アロカ 株式会社内 (72)考案者 田中 秀昭 東京都三鷹市牟礼6丁目22番1号 アロカ 株式会社内

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管状形状を呈する超音波手術器用手術具
    において、先端開口部の内径が、振動子側内部における
    内径よりも大きくなるよう軸孔を形成して成ることを特
    徴とする超音波手術器用手術具。
  2. 【請求項2】 手術具先端の開口部から内部に向かって
    階段状に内径が小さくなるよう軸部を形成して成ること
    を特徴とする請求項1記載の超音波手術器用手術具。
  3. 【請求項3】 手術具の先端を斜めに切断した形状とし
    たことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の超音波
    手術器用手術具。
JP1992010779U 1992-03-04 1992-03-04 超音波手術器用手術具 Expired - Lifetime JP2523307Y2 (ja)

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