JPH0570251U - 伸縮式棒体における固定装置 - Google Patents

伸縮式棒体における固定装置

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JPH0570251U
JPH0570251U JP2053692U JP2053692U JPH0570251U JP H0570251 U JPH0570251 U JP H0570251U JP 2053692 U JP2053692 U JP 2053692U JP 2053692 U JP2053692 U JP 2053692U JP H0570251 U JPH0570251 U JP H0570251U
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JP
Japan
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spiral
telescopic rod
cylindrical body
rod body
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JP2053692U
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孝信 西垣
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ニシガキ工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数本の継ぎ部材をもって伸縮自在に構成し
た棒体にあって、そのストローク範囲内で任意に固定し
得るようにすることを目的とする。 【構成】 太径の外パイプと細径の内パイプをもって伸
縮自在に構成した伸縮式の棒体にあって、細径の内パイ
プにテーパー状の螺旋体を取り付けるとともに、該螺旋
体の周囲に回転ブロックあるいは回転リングを螺合さ
せ、該回転ブロックあるいは回転リングの回転制御を、
太径の外パイプの内壁部に形成したリブにより行い得る
ようにしたことを特徴とする伸縮式棒体における固定装
置。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、太径の筒体内に細径の継ぎ部材を差入れることによって伸縮自在 に構成した棒体にあって、その伸縮状態をロックするための手段の改良に関する ものである。
【0002】
【従来の技術】
植木の刈り込み鋏等の長尺の柄を有する用具類にあっては、長尺状の柄部を筒 体の継ぎ部材をもって伸縮自在に形成するとともに、その適当な長さ位置で適宜 に固定して使用し得るように構成したものが存在するのであるが、その固定を図 るための手段としては、細径の筒体にテーパー状の螺旋体を取り付けるとともに 、該螺旋体に、外側への広がりが可能な螺旋片を螺合させ、太径の筒体の内周壁 面との摩擦により螺旋片をせり上がらせることにより両筒体を固定し得るように 構成したものや、あるいは、細径の筒体の外周形状並びに太径の筒体内周形状を わずかな楕円形にし、一方の筒体を60度乃至90度回動させることによって細 径の筒体の外周面部を太径の筒体の内周壁面図に押圧させ、これによって両者の 固定を図り得るように構成したものが存在するのである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、伸縮式の長尺物の固定手段として前者のような方法を採用した場合、 螺旋片と筒体の内壁面とが摩擦状態とならない限り、固定のきっかけをかつむこ とが出来ず、いくら筒体を回転させてもロック状態にすることが出来ないという 欠点があるのである。特に、筒体の内壁面に油分や水が付着したような場合には 、このような欠点が顕著現れるのである。また、後者のような方法を方法採用す る場合には、継ぎ部材である筒体自体に弾力性をもたさなければスムーズな固定 が出来ないと同時に、弾力性をもたせばその固定状態は弱まり、このような手段 を採用し得る用具は極めて限られたものとならざるを得ないのである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この考案は、太径の筒体内に細径の継ぎ部材を差入れることによって伸縮自在 に構成した伸縮式の棒体にあって、細径の継ぎ部材にテーパー状の螺旋体を取り 付け、該螺旋体に、切り割り部あるいは複数個に分割せられた回転ブロック片を 螺合させ、太径の筒体の内部に形成したリブにより、回転ブロック片の回転制御 を強制的に行い得るように構成することによって、伸縮式の棒体を確実に固定さ せ得るようにしようとするものである。
【0005】
【実施例】
図面にもとづいてこの考案の一実施例を説明すると、棒体1は、図1乃至図5 に示すとおり、太径の筒体5内に細径の継ぎ部材8を差入れることによって伸縮 自在に構成するとともに、細径の継ぎ部材8の後方部に、後方側Aに向かって先 細り状となった形のテーパー状の螺旋体2を取り付け固定し、その螺旋部の周囲 には、内周部に螺旋体2の螺旋形状に対応した形の螺旋状凹部4を有する分割ブ ロック片3・・・を螺合させる一方、太径の筒体5は、その内周部に複数本のリ ブ6・・・を有する構成となっており、細径の継ぎ部材8を太径の筒体5内に差 入れるに際しては、太径の筒体5内壁面部に形成したそれぞれのリブ6とリブ6 との間に、分割ブロック3が配置せられた状態となるようにして組み立てられた 構成となっているのである。従って、テーパー状の螺旋体2の周囲に螺合せられ た各ブロック片3・・・は、太径の筒体5を回動させることによって、螺旋体2 を中心として回転するとともに、ブロック片3・・・の全体的な外径は螺旋体2 のテーパー角にそって広がったり狭まったりし、その外径が太径の筒体5の内径 より僅かに狭まった場合には棒体全体が伸縮自在の状態となり、逆に、外径が太 径の筒体5の内径より僅かに広まった場合には棒体全体がロックせられた状態と なる構成となっているのである。 上記は、テーパー状の螺旋体に螺合せられるブロック片3を複数個に分割する とともに、各ブロック片3が、太径の筒体5内壁面部に形成したそれぞれのリブ 6とリブ6との間に配置せられた状態となるように構成した場合であるが、この 考案の別実施例としては、各ブロック片の外周部にリブ6が入り込む凹部を形成 するととにも、組み立てに際しては該凹部にリブ6が入り込んだ状態となるよう な構成とすることも可能であり、また、ブロック片3を1個の切り割り部を有す るリング状に形成し、太径の筒体6への組み入れに際しては、該切り割り部にリ ブ6を差入れた構成とすることも可能である。
【0006】
【考案の効果】
この考案に係る伸縮式棒体における固定装置は、上記のような構成であって、 棒体の伸縮範囲内であれば、全くの任意の長さに設定した後、ワンタッチ操作で 固定状態にすることができるとともに、その固定状態が強固なものとなる結果、 長柄部を有する各種の用具に応用し得るという利点があるのである。すなわち、 細径の筒体にテーパー状の螺旋体を取り付けるとともに、該螺旋体に、外側への 広がりが可能な螺旋片を螺合させ、太径の筒体の内周壁面との摩擦により螺旋片 をせり上がらせることにより両筒体を固定するという方法を採った場合、螺旋片 と筒体の内壁面とが摩擦状態とならない限り、いくら筒体を回転させてもロック 状態にすることが出来ないという欠点があるのであるが、この考案に係る固定手 段にあっては、切り割り部あるいは複数個に分割せられた回転ブロック片3は、 太径の筒体5の回転操作により強制的に回転せられる結果、解放位置とロック位 置とを明確に確定することが出来ると同時に、その固定状態も確実になるという 利点があるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】固定装置の各構成部材を示す分解斜視図であ
る。
【図2】伸縮可能状態を示す部分縦断面図である。
【図3】図2の左側面図である。
【図4】固定状態を示す部分縦断面図である。
【図5】図4の右側面図である。
【符号の説明】
2 螺旋体 3 ブロック片 5 太径の筒体 6 リブ 8 細径の継ぎ部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 太径の筒体5内に細径の継ぎ部材8を差
    入れることによって伸縮自在に構成した棒体にあって、
    細径の継ぎ部材8にテーパー状の螺旋体2を配置させる
    ととにも、該螺旋体2に、切り割り部あるいは複数個に
    分割せられた回転ブロック片3を螺合させ、筒体5の内
    部に形成したリブ6により、回転ブロック片3の回転制
    御を行い得るように構成したことを特徴とする伸縮式棒
    体における固定装置。
JP2053692U 1992-03-05 1992-03-05 伸縮式棒体における固定装置 Expired - Lifetime JP2569994Y2 (ja)

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JPH0570251U true JPH0570251U (ja) 1993-09-24
JP2569994Y2 JP2569994Y2 (ja) 1998-04-28

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006280235A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 Ars Corporation 高枝鋏

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006280235A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 Ars Corporation 高枝鋏
JP4621057B2 (ja) * 2005-03-31 2011-01-26 アルスコーポレーション株式会社 高枝鋏

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