JPH0569854B2 - - Google Patents

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JPH0569854B2
JPH0569854B2 JP21275886A JP21275886A JPH0569854B2 JP H0569854 B2 JPH0569854 B2 JP H0569854B2 JP 21275886 A JP21275886 A JP 21275886A JP 21275886 A JP21275886 A JP 21275886A JP H0569854 B2 JPH0569854 B2 JP H0569854B2
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JP
Japan
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epoxy
crotonate
resin
polyhydric alcohol
acrylate
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JP21275886A
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Japanese (ja)
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JPS6368627A (en
Inventor
Eiichiro Takyama
Tateshi Ogura
Michiaki Arai
Seiichi Takano
Michitoshi Kitahata
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Resonac Holdings Corp
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Showa Highpolymer Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0569854B2 publication Critical patent/JPH0569854B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】[Detailed description of the invention]

[産業上の利用分野] 本発明は、塗料、接着剤、コーテイング剤など
の種々の分野に有用な光硬化可能な樹脂組成物に
関し、特に従来この分野で用いられることのなか
つたクロトン酸の有効利用法を提供するにある。 [従来の技術] エポキシ樹脂とクロトン酸とを反応させて得ら
れるエポキシ−クロトネート樹脂とスチレンなど
の重合性モノマーとを併用し硬化させることは公
知である。 また、エポキシ−クロトネート樹脂を電子線照
射で硬化させようとする試みもなされている。 さらに、クロチルアルコールとジイソシアナー
トとの反応物とポリチオール化合物とを併用し、
光硬化させる試みもW.R.Grace社の米国特許な
どに散見されている。 しかし、最初の方法ではクロトネート基の不飽
和結合は頗る反応性に乏しく、スチレンとは殆ん
ど反応せず、硬化性が極めて悪るいという欠点が
ある。 また、エポキシ−クロトネート樹脂の電子線照
射による硬化は、通常、不飽和結合を有する樹脂
に利用されている10メガラド以下の線量では、実
質的に硬化しないことが知られている。 さらに、最後の方法ではクロチルアルコールは
高価であり工業的に利用可能な原料とは云えな
い。その上、ウレタン結合を所有しているため耐
熱性に乏しく、260℃のハンダ浴浸漬による耐熱
性に欠ける欠点を有している。 [発明が解決しようとする問題点] 本発明者らは、クロトン酸の不飽和結合が有す
る低反応性を解消し、実際的なコストで耐熱性も
実用上十分である光硬化可能な樹脂を開発すべく
鋭意検討した結果、エポキシ−クロトネート樹脂
に多価アルコールのクロトネート及びポリチオー
ル化合物とを併用することによつて長期保存に耐
えると共に光硬化させることによつて、接着性に
すぐれた光硬化可能な樹脂組成物が得られること
を知り、先に特許出願を行つた。 本発明は、この出願発明の改良に関するもので
あつて、その目的とする所は、硬化速度をより速
め、硬度を増加させることにある。即ち、多価ア
ルコールのクロトネートのみでは、光硬化性が必
ずしも十分でない場合もあり、塗膜の硬さも2H
以下でこれで良い場合は免も角、より高い硬度を
望むときは必ずしも十分とはいえないからであ
る。 [問題点を解決するための手段] 本発明の光硬化可能な樹脂組成物は、 (1) 1分子中に2個以上のエポキシ基を有するエ
ポキシ樹脂とクロトン酸とを、エポキシ基とカ
ルボキシル基とが実質的に当量になる割合で反
応させて得られるエポキシ−クロトネート樹
脂、 (2) 多価アルコールのクロトネート、 (3) 多価アルコールのアクリレートまたはメタク
リレート(以下、多価アルコールの(メタ)ア
クリレートという)、 (4) 1分子中に2個以上のチオール基を有するポ
リチオール化合物及び (5) 光反応開始剤 からなることを特徴とするものである。 [作用] 本発明の特徴は、クロトン酸が当然のことなが
ら硬化型樹脂ではない点をエポキシ樹脂と反応さ
せて硬化性とし、それに多価アルコールのクロト
ネートに多価アルコールの(メタ)アクリレート
を併用し、更にポリチオール化合物を共用して光
硬化性とした所にある。 本発明の光硬化可能な樹脂組成物は、前記の如
く構成することによつて、クロトン酸の不飽和結
合のもつ低反応性が逆に併用系の安定性に大きく
寄与しているが、しかしエポキシ−クロトネート
樹脂及び多価アルコールのクロトネートのみでは
硬化性が遅い場合があり、それらに、多価アルコ
ールの(メタ)アクリレートを併用し、更にポリ
チオール化合物を共用することによつて実用的な
硬化速度が達成される。 一方、多価アルコールの(メタ)アクリレート
の側からみると、それとポリチオール化合物を併
用して光硬化とすることは公知であるが、この場
合には両者を混合してからのポツトライフが頗る
短かく、混合後数時間でゲル化し、実用性のある
ものとはならない。しかしながら、この欠点は多
価アルコールのクロトネートを併用することで解
消することを見出した点に本発明のもう一つの特
長がある。 即ち、上記のエポキシ−クロトネート樹脂とポ
リチオール化合物との併用系では、実用上、粘度
が高過ぎる傾向があり、溶剤またはモノマーを併
用して粘度をコントロールされてきた。 溶剤を併用する場合、環境衛生面、防災面など
から好ましくない場合がある。また、モノマーの
併用は、硬化物の物性を向上させる傾向があり、
好ましいが、例えば一般に使用されているアリル
エーテル、アリルエステル(メタ)アクリレート
などのモノマー類は反応が速やかであるため、調
合後直ちに使用する場合はよいが、長期の保存に
は耐えないという難点があつた。 本発明の組成物は、用いるエポキシ樹脂、多価
アルコール及びポリチオール化合物の種類並びに
組成或るいは多価アルコールのクロトネートと
(メタ)アクリレートとの比率などを変更するこ
とによつて、その物性を変更することができ、用
途の多様化に対応することが可能となる。 本発明のエポキシ−クロトネート樹脂を製造す
るために用いられるエポキシ樹脂としては、1分
子中に2個以上のエポキシ基を有する市販のもの
が利用される。それらの代表例としては以下の種
類のものが挙げられる。 (1) ビスフエノールAまたはビスフエノールFの
ジグリシジルエーテル型エポキシ樹脂は、最も
代表的なエポキシ樹脂であり、各メーカーから
分子量の異なるタイプが市販されている。 例えば、油化シエルエポキシ社のエピコート
807,827,828,834,1001,1004,1007,
1010、チバ社のアラルダイトGY−250,GY−
252,GY−255,GY−257,GY−260,GY−
280、ダウ・ケミカル社のDER−330,331,
332,333,337,383,361,661、大日本インキ
化学工業(株)のエピクロン840,850,855,810,
805,800,1050、東都化成(株)のエポトートYD
−115,YD−115CA,YD−117,YD−121,
YD−127,YD−128,YD−128S,YD−011、
三井石油化学エポキシ(株)のエポミツクR−120,
R−128,R−130,R−133,R−139,R−
140,R−301,R−302などが挙げられる。 (2) ノボラツクのピリグリシジルエーテル型エポ
キシ樹脂としては、ダウ・ケミカル社のDEN
−431,438,439、チバ社のECN−1299、大日
本インキ化学工業(株)のN−740,N−565,N−
588などか挙げられる。 その他に、いわば特殊エポキシ樹脂とも称さ
れる幾つかの種類があり、代表的なタイプを次
に示す。 (3) 環状脂肪族エポキシ樹脂 ユニオン・カーバイト社のERL−4221、ダイ
セル(株)社のセロキサイド3001等、 (4) 含ハロゲンエポキシ樹脂 ダイ・ケミカル社のDER−500シリーズ、大日
本インキ化学(株)社のエピクロン145,152等、 (5) 多価カルボン酸グリシジルエステル、大日本
インキ化学(株)社のエピクロン200,400等、 (6) ポリオールポリグリシジルエーテル、大日本
インキ化学(株)社のエピクロン700シリーズ、 (7) その他 ビスフエノールSグリシジルエーテル、イソシ
アヌレートグリシジルエーテル等。 以上のエポキシ樹脂は相互の併用も可能であ
る。 エポキシ基とクロトン酸の反応比率は実質的に
1:1が好適であるが、エポキシ基の多少の残留
は本発明の妨げとはならない。 エポキシ樹脂とクロトン酸の反応は、反応触
媒、例えば第4級アンモニウム塩、3級アミン
類、トリフエニルホスフイン等を0.1〜1(%)程
度併用し、温度110〜150℃にて行われる。 重合防止剤の使用は必ずしも必要ではなく、不
活性ガス気流中で反応を行うことも可能である。 本発明で用いられる多価アルコールのクロトネ
ートは、多価アルコールのヒドロキシル基をクロ
トン酸でエステル化した生成物であり、特に制限
はない。 また、多価アルコールの(メタ)アクリレート
も同様であるが、光硬化性といつた点からはアク
リレートの方が望ましい。 多価アルコールの種類としては、例えばエチレ
ングリコール、プロピレングリコール、ネオペン
チルグリコール、トリメチロールプロパン、グリ
セリン、トリメチロールエタン、ペンタエリスリ
ツト、ジペンタエリスリツト、水素化ビスフエノ
ールA、1,4−シクロヘキサンジメタノール、
ビスフエノールAのアルキレンオキシド付加物な
どをあげることができる。 エポキシ−クロトネート樹脂と多価アルコール
のクロトネート及び(メタ)アクリレートの合計
量との混合割合は、要求される粘度によつても相
違するが、エポキシ−クロトネート樹脂の割合が
10〜90重量%、望ましくは30〜70重量%で、残り
が多価アルコールのクロトネート及び(メタ)ア
クリレートとの合計量となる。 多価アルコールのクロトネートと多価アルコー
ルの(メタ)アクリレートとの混合割合は特に制
限はないが、保存性と硬化性のバランスを考慮す
れば、多価アルコールのクロトネート20〜80重量
%、多価アルコールの(メタ)アクリレート80〜
20重量%が望ましい。 クロトン酸と(メタ)アクリル酸とを混合して
多価アルコールをエステル化したものを使用する
ことも可能であるが、特に大きな利点は認められ
ず、使用の便利さから云えば夫々のエステルを混
合して用いる方がよい。 エポキシ−クロトネート樹脂と多価アルコール
のクロトネートおよび(メタ)アクリレートとの
混合物に組合せるポリチオール化合物は、これに
限定されるわけではないが、市販品として多価ア
ルコールとチオカルボン酸とのエステル化生成物
があげられる。 例えば、トリメチロールプロパントリチオグリ
コレート、トリメチロールプロパントリチオプロ
ピオネート、ペンタエリスリツトテトラチオグリ
コレート、ペンタエリスリツトテトラチオプロピ
オネート、1,6−ヘキサンジオールジチオプロ
ピオネート、ビスフエノールA〜モノエポキシ化
合物付加物のジチオプロピオネートなどが挙げら
れる。 多価アルコールのクロトネート及び(メタ)ア
クリレート中の不飽和結合とチオール基との比率
は当量で実質的に1:1が好適であるが、チオー
ルのモル比は多少大きくとも差支えなく、厳密で
なくとも良い。 光開始剤は市販のものがそのまま用いられる。
例えば、ベンゾインアルキルエーテル類(イソプ
ロピル、ブチル、イソブチル等)、ベンゾフエノ
ンとアミン類との併用系、アセトフエノン誘導体
類、例えばベンジルジメチルケタール(チバ社、
“イルガキユア651”)、ヒドロキシシクロヘキシル
フエニルケトン(同、“イルガキユア184”)、ヒド
ロキシジメチルアセトフエノン(メルク社“ダロ
キユーア#1173”)等である。 本発明による組成物は、必要に応じて充てん
剤、補強材、着色剤、ポリマーなどを併用できる
ことは勿論であり自由である。 [実施例] 次に本発明の理解を助けるために、以下に実施
例を示す。 実施例 1 エポキシ−クロトネート(A)の合成 攪拌機、還流コンデンサー、温度計を付した1
セパラブルフラスコに、エポキシ樹脂としてダ
ウ・ケミカル社のDER−332を360g、クロトン
酸172g、トリメチルベンジルアンモニウムクロ
ライド3gを加え、120〜130℃で4時間反応する
と酸価は4.1となつたので、ハイドロキノン0.05
g加えエポキシ−クロトネート樹脂(A)がハーゼン
色数250、常温で粘稠なシロツプ状で得られた。 光硬化性樹脂の合成 エポキシ−クロトネート樹脂(A)を50g、トリメ
チロールプロパントリクロトネート30g、トリメ
チロールプロパントリアクリレート20g、ペンタ
エリスリツトテトラチオグリコレート55g、光開
始剤としてベンゾフエノン2gを加え、均一に混
合して光硬化性樹脂(a)とした。 別に、エポキシ−クロトネート樹脂(A)50g、ト
リメチロールプロパントリクロトネート50g、ペ
ンタエリスリツトテトラチオグリコレート55g、
光開始剤としてベンゾフエノン2gを加え光硬化
性樹脂を(b)とした。 更にエポキシ−クロトネート樹脂(A)50g、トリ
メチロールプロパントリアクリレート50g、ペン
タエリスリツトテトラチオグリコレート55g、光
開始剤としてベンゾフエノン2gを加え、光硬化
性樹脂(c)とした。 前記光硬化性樹脂(a)乃至(c)を厚さ35μの銅箔上
に30μ厚になるようにバーコーターで塗布し、
2kWの出力をもつ紫外線ランプのランプ下10cm
を2m/分の速度で2回繰返し通過させた。 得られた塗膜物性は第1表に示すようであつ
た。
[Industrial Application Field] The present invention relates to a photocurable resin composition useful in various fields such as paints, adhesives, and coating agents, and in particular, the present invention relates to a photocurable resin composition useful in various fields such as paints, adhesives, and coating agents. Provides usage instructions. [Prior Art] It is known that an epoxy-crotonate resin obtained by reacting an epoxy resin with crotonic acid is used in combination with a polymerizable monomer such as styrene for curing. Attempts have also been made to cure epoxy-crotonate resins by electron beam irradiation. Furthermore, a reaction product of crotyl alcohol and diisocyanate and a polythiol compound are used together,
Attempts to photocure are also seen here and there, such as in the US patents of WR Grace. However, the first method has the disadvantage that the unsaturated bonds of the crotonate group have very poor reactivity, hardly react with styrene, and have extremely poor curing properties. Furthermore, it is known that when epoxy-crotonate resins are cured by electron beam irradiation, they are not substantially cured at a dose of 10 megarads or less, which is normally used for resins having unsaturated bonds. Furthermore, in the last method, crotyl alcohol is expensive and cannot be said to be an industrially usable raw material. Furthermore, since it has urethane bonds, it has poor heat resistance, and has the disadvantage of lacking heat resistance when immersed in a solder bath at 260°C. [Problems to be Solved by the Invention] The present inventors have solved the low reactivity of the unsaturated bonds of crotonic acid, and have created a photocurable resin that has sufficient heat resistance for practical use at a practical cost. As a result of intensive research to develop the product, we found that by using epoxy-crotonate resin in combination with polyhydric alcohol crotonate and polythiol compounds, it can withstand long-term storage and can be photo-cured with excellent adhesive properties. After learning that it was possible to obtain a unique resin composition, he filed a patent application. The present invention relates to an improvement on the invention of this application, and its purpose is to further speed up the curing rate and increase the hardness. In other words, using polyhydric alcohol crotonate alone may not necessarily have sufficient photocurability, and the hardness of the coating film may be lower than 2H.
If the following is acceptable, it is a waste of time, but it is not necessarily sufficient when higher hardness is desired. [Means for Solving the Problems] The photocurable resin composition of the present invention has the following features: (1) An epoxy resin having two or more epoxy groups in one molecule and crotonic acid are combined into an epoxy group and a carboxyl group. (2) crotonate of polyhydric alcohol; (3) acrylate or methacrylate of polyhydric alcohol (hereinafter referred to as (meth)acrylate of polyhydric alcohol) ), (4) a polythiol compound having two or more thiol groups in one molecule, and (5) a photoreaction initiator. [Function] The feature of the present invention is that crotonic acid is naturally not a curable resin, but it is made curable by reacting with an epoxy resin, and crotonate, a polyhydric alcohol, is combined with (meth)acrylate, a polyhydric alcohol. In addition, a polythiol compound is also used to make it photocurable. By configuring the photocurable resin composition of the present invention as described above, the low reactivity of the unsaturated bond of crotonic acid greatly contributes to the stability of the combined system. Epoxy-crotonate resin and polyhydric alcohol crotonate alone may have slow curing properties, but by combining them with polyhydric alcohol (meth)acrylate and also using a polythiol compound, a practical curing speed can be achieved. is achieved. On the other hand, from the perspective of (meth)acrylate of polyhydric alcohol, it is known that it can be photocured by using it together with a polythiol compound, but in this case, the pot life after mixing the two is extremely short. , it gels within a few hours after mixing, making it impractical. However, another feature of the present invention is that it has been found that this drawback can be overcome by using the polyhydric alcohol crotonate in combination. That is, in the combination system of the above-mentioned epoxy-crotonate resin and polythiol compound, the viscosity tends to be too high for practical purposes, and the viscosity has been controlled by using a solvent or a monomer in combination. When a solvent is used in combination, it may be undesirable from the standpoint of environmental hygiene and disaster prevention. In addition, the combined use of monomers tends to improve the physical properties of the cured product,
However, commonly used monomers such as allyl ether and allyl ester (meth)acrylate react quickly, so they may be used immediately after preparation, but they have the disadvantage that they cannot withstand long-term storage. It was hot. The physical properties of the composition of the present invention can be changed by changing the type and composition of the epoxy resin, polyhydric alcohol, and polythiol compound used, or the ratio of crotonate and (meth)acrylate of the polyhydric alcohol. This makes it possible to respond to diversification of uses. As the epoxy resin used to produce the epoxy-crotonate resin of the present invention, commercially available epoxy resins having two or more epoxy groups in one molecule are used. Typical examples thereof include the following types. (1) Diglycidyl ether type epoxy resin of bisphenol A or bisphenol F is the most typical epoxy resin, and types with different molecular weights are commercially available from various manufacturers. For example, Epicoat from Yuka Ciel Epoxy Co., Ltd.
807, 827, 828, 834, 1001, 1004, 1007,
1010, Ciba Araldite GY-250, GY-
252, GY−255, GY−257, GY−260, GY−
280, Dow Chemical Company's DER−330, 331,
332, 333, 337, 383, 361, 661, Epicron 840, 850, 855, 810 of Dainippon Ink Chemical Industry Co., Ltd.
805, 800, 1050, Epototo YD of Toto Kasei Co., Ltd.
−115, YD−115CA, YD−117, YD−121,
YD−127, YD−128, YD−128S, YD−011,
Mitsui Petrochemical Epoxy Co., Ltd.'s Epomitsuk R-120,
R-128, R-130, R-133, R-139, R-
140, R-301, R-302, etc. (2) Dow Chemical Company's DEN is a pyriglycidyl ether type epoxy resin for Novolak.
-431, 438, 439, ECN-1299 from Ciba, N-740, N-565, N- from Dainippon Ink Chemical Co., Ltd.
Examples include 588. In addition, there are several types of so-called special epoxy resins, and the typical types are shown below. (3) Cycloaliphatic epoxy resin ERL-4221 from Union Carbide Co., Celoxide 3001 from Daicel Corporation, etc. (4) Halogen-containing epoxy resins DER-500 series from Dai Chemical Co., Ltd., Dainippon Ink Chemical Co., Ltd. (5) Polyvalent carboxylic acid glycidyl ester, Epiclon 200, 400, etc. from Dainippon Ink Chemical Co., Ltd. (6) Polyol polyglycidyl ether, Dainippon Ink Chemical Co., Ltd. Epicron 700 series, (7) Others Bisphenol S glycidyl ether, isocyanurate glycidyl ether, etc. The above epoxy resins can also be used together. Although the reaction ratio of epoxy groups and crotonic acid is preferably substantially 1:1, the presence of some residual epoxy groups does not impede the present invention. The reaction between the epoxy resin and crotonic acid is carried out at a temperature of 110 to 150° C. using a reaction catalyst such as a quaternary ammonium salt, tertiary amines, triphenylphosphine, etc. in an amount of about 0.1 to 1 (%). The use of a polymerization inhibitor is not always necessary, and it is also possible to carry out the reaction in an inert gas stream. The polyhydric alcohol crotonate used in the present invention is a product obtained by esterifying the hydroxyl group of a polyhydric alcohol with crotonic acid, and is not particularly limited. The same applies to (meth)acrylates of polyhydric alcohols, but acrylates are more desirable in terms of photocurability. Examples of the polyhydric alcohol include ethylene glycol, propylene glycol, neopentyl glycol, trimethylolpropane, glycerin, trimethylolethane, pentaerythritol, dipentaerythritol, hydrogenated bisphenol A, 1,4-cyclohexanedi methanol,
Examples include alkylene oxide adducts of bisphenol A. The mixing ratio of the epoxy-crotonate resin and the total amount of polyhydric alcohol crotonate and (meth)acrylate varies depending on the required viscosity, but the ratio of the epoxy-crotonate resin is
The amount is 10 to 90% by weight, preferably 30 to 70% by weight, and the remainder is the total amount of the polyhydric alcohols crotonate and (meth)acrylate. There is no particular restriction on the mixing ratio of polyhydric alcohol crotonate and polyhydric alcohol (meth)acrylate; Alcohol (meth)acrylate 80~
20% by weight is desirable. It is also possible to use a mixture of crotonic acid and (meth)acrylic acid to esterify a polyhydric alcohol, but no particular advantage has been found, and from the viewpoint of convenience of use, it is preferable to use each ester. It is better to use a mixture. Polythiol compounds to be combined in the mixture of epoxy-crotonate resin and polyhydric alcohol crotonate and (meth)acrylate include, but are not limited to, commercially available esterification products of polyhydric alcohols and thiocarboxylic acids. can be given. For example, trimethylolpropane trithioglycolate, trimethylolpropane trithiopropionate, pentaerythritotetrathioglycolate, pentaerythritotetrathiopropionate, 1,6-hexanedioldithiopropionate, bisphenol A ~ Monoepoxy compound adducts such as dithiopropionate and the like. The ratio of unsaturated bonds to thiol groups in the polyhydric alcohols crotonate and (meth)acrylate is preferably substantially 1:1 in terms of equivalents, but the molar ratio of thiols may be slightly larger and is not strict. Good too. Commercially available photoinitiators can be used as they are.
For example, benzoin alkyl ethers (isopropyl, butyl, isobutyl, etc.), combination systems of benzophenone and amines, acetophenone derivatives, such as benzyl dimethyl ketal (Ciba,
"Irugakiure 651"), hydroxycyclohexyl phenyl ketone ("Irugakiure 184"), hydroxydimethylacetophenone (Merck & Co. "Darukiure #1173"), and the like. It goes without saying that the composition according to the present invention can be used in combination with fillers, reinforcing materials, colorants, polymers, etc. as necessary. [Example] Next, in order to help the understanding of the present invention, examples are shown below. Example 1 Synthesis of epoxy-crotonate (A) 1 equipped with a stirrer, reflux condenser and thermometer
In a separable flask, 360 g of Dow Chemical's DER-332 as an epoxy resin, 172 g of crotonic acid, and 3 g of trimethylbenzylammonium chloride were added and reacted at 120 to 130°C for 4 hours. The acid value was 4.1, so hydroquinone 0.05
g to obtain epoxy-crotonate resin (A) with a Hazen color number of 250 and a viscous syrup form at room temperature. Synthesis of photocurable resin Add 50g of epoxy-crotonate resin (A), 30g of trimethylolpropane tricrotonate, 20g of trimethylolpropane triacrylate, 55g of pentaerythritate tetrathioglycolate, and 2g of benzophenone as a photoinitiator, and uniformly was mixed to obtain a photocurable resin (a). Separately, 50 g of epoxy-crotonate resin (A), 50 g of trimethylolpropane tricrotonate, 55 g of pentaerythritate tetrathioglycolate,
2 g of benzophenone was added as a photoinitiator to prepare a photocurable resin (b). Furthermore, 50 g of epoxy-crotonate resin (A), 50 g of trimethylolpropane triacrylate, 55 g of pentaerythritate tetrathioglycolate, and 2 g of benzophenone as a photoinitiator were added to obtain a photocurable resin (c). Coat the photocurable resins (a) to (c) on a 35μ thick copper foil with a bar coater to a thickness of 30μ,
10cm below the lamp of a UV lamp with an output of 2kW
was repeatedly passed twice at a speed of 2 m/min. The physical properties of the resulting coating film were as shown in Table 1.

【表】 熱
然るに、トリメチロールプロパントリアクリレ
ートのみを併用した樹脂(c)は、配合の翌日ゲル化
した。 モノマーを混合使用した樹脂(a)は25℃1ケ月後
もゲル化しなかつた。 実施例 2 エポキシ−クロトネート樹脂(B)の合成 攪拌機、還流コンデンサー、温度計を付した1
セパラブルフラスコに、ノボラツク型エポキシ
樹脂として、ダウ・ケミカル社のDEN−438を
360g、クロトン酸172g、トリフエニルホスフイ
ン2gを仕込み、130〜135℃に4時間反応すると
酸価は11.4となつたので、ハイドロキノン0.1g
加え、エポキシ−クロトネート樹脂(B)が常温でほ
とんど半固型状の黄褐色樹脂として得られた。 光硬化性樹脂の製造 エポキシ−クロトネート樹脂(B)を50gに、ジペ
ンタエリスリツトヘキサアクリレート(日本化薬
社製、粘度29ポイズ)、トリメチロールプロパン
トリクロトネート、ペンタエリスリツトテトラチ
オプロピオネート、光開始剤としてメルク社のダ
ロキユア#1173及びメチルエチルケトンを第2表
に示す割合で均一に混合し、光硬化性樹脂(d)乃至
(h)が得られた。 光硬化性樹脂を厚さ35μの銅箔上に30μになる
ようにバーコーターで塗装し、溶剤を揮発後、出
力2kWの紫外線照射装置下10cmを2m/分の速
度で1回通過させた。 得られた塗膜物性及び処方をまとめて性質は第
2表に示す。 第2表から、アクリレートとクロトネートとを
混合した光硬化性樹脂〔e〕乃至〔f〕が硬化性
並びに塗膜物性とのバランスのとれた性質を示し
た。
[Table] Heat
However, resin (c) containing only trimethylolpropane triacrylate gelled the day after blending. Resin (a) containing a mixture of monomers did not gel even after one month at 25°C. Example 2 Synthesis of epoxy-crotonate resin (B) 1 equipped with a stirrer, reflux condenser, and thermometer
Dow Chemical Company's DEN-438 was used as a novolac type epoxy resin in a separable flask.
360 g, 172 g of crotonic acid, and 2 g of triphenylphosphine were charged and reacted at 130-135°C for 4 hours. The acid value was 11.4, so 0.1 g of hydroquinone was added.
In addition, epoxy-crotonate resin (B) was obtained as a yellowish brown resin that was almost semi-solid at room temperature. Production of photocurable resin 50 g of epoxy-crotonate resin (B), dipentaerythritohexacrylate (manufactured by Nippon Kayaku Co., Ltd., viscosity 29 poise), trimethylolpropane tricrotonate, pentaerythritate tetrathiopropionate , Merck &Co.'s Darokyur #1173 and methyl ethyl ketone were uniformly mixed as a photoinitiator in the proportions shown in Table 2, and photocurable resins (d) to
(h) was obtained. The photocurable resin was coated onto a 35μ thick copper foil to a thickness of 30μ using a bar coater, and after volatilizing the solvent, it was passed once through a 10cm distance under an ultraviolet irradiation device with an output of 2kW at a speed of 2m/min. The properties of the obtained coating film and formulation are summarized in Table 2. From Table 2, the photocurable resins [e] to [f], which are mixtures of acrylate and crotonate, exhibited well-balanced properties in terms of curability and physical properties of the coating film.

【表】 [発明の効果] 本発明の光硬化可能な樹脂組成物は、クロトン
酸基の特性並びに(メタ)アクリレート基の特性
を利用して長期保存に耐えしかも充分な硬化性を
有する利点と共に耐熱性及び接着性にすぐれてお
り、且つ強靱な皮膜を与えるので、塗料、接着
剤、コーデイング剤などの用途に極めて有用であ
る。また、クロトン酸の有効利用方法を提供する
にある。
[Table] [Effects of the Invention] The photocurable resin composition of the present invention utilizes the properties of crotonic acid groups and (meth)acrylate groups to withstand long-term storage and has the advantage of sufficient curability. It has excellent heat resistance and adhesive properties, and forms a tough film, making it extremely useful for applications such as paints, adhesives, and coding agents. Another object of the present invention is to provide a method for effectively utilizing crotonic acid.

Claims (1)

【特許請求の範囲】 1 (1) 1分子中に2個以上のエポキシ基を有す
るエポキシ樹脂とクロトン酸とを、エポキシ基
とカルボキシル基とが実質的に当量になる割合
で反応させて得られるエポキシ−クロトネート
樹脂、 (2) 多価アルコールのクロトネート、 (3) 多価アルコールのアクリレートまたはメタク
リレート、 (4) 1分子中に2個以上のチオール基を有するポ
リチオール化合物及び (5) 光反応開始剤 から成る光硬化可能な樹脂組成物。
[Scope of Claims] 1 (1) Obtained by reacting an epoxy resin having two or more epoxy groups in one molecule with crotonic acid in a proportion where the epoxy groups and carboxyl groups are substantially equivalent. Epoxy-crotonate resin, (2) polyhydric alcohol crotonate, (3) polyhydric alcohol acrylate or methacrylate, (4) polythiol compound having two or more thiol groups in one molecule, and (5) photoreaction initiator. A photocurable resin composition consisting of:
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