JPH0569742U - ズーム式ファインダ - Google Patents

ズーム式ファインダ

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JPH0569742U
JPH0569742U JP1630892U JP1630892U JPH0569742U JP H0569742 U JPH0569742 U JP H0569742U JP 1630892 U JP1630892 U JP 1630892U JP 1630892 U JP1630892 U JP 1630892U JP H0569742 U JPH0569742 U JP H0569742U
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lens
optical axis
finder
rear lens
guide
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JP1630892U
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Inventor
武夫 吉田
Original Assignee
旭光学工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 レンズの組付時や光軸方向への移動時に光軸
ずれが生じないようにすることができるズーム式ファイ
ンダを提供する。 【構成】 ファインダ系を構成し、撮像レンズ系のズー
ミング動作に連動して光軸L2方向に移動する前玉レン
ズ20及び後玉レンズ30と、光軸L2方向に沿って延
設され、前玉レンズ20及び後玉レンズ30と係合して
これらの移動を案内するガイド軸40,50とを備える
ズーム式ファインダにおいて、前玉レンズ20及び後玉
レンズ30のそれぞれに、ガイド軸40が貫挿される通
孔21a,31aが形成された係合片21,31と、ガ
イド軸50に係合するU字溝22a,32aが形成され
た係合片22,32とを一体に形成したことを特徴とす
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、撮像レンズ系のズーミング動作に連動してズーミング動作を行うズ ーム式ファインダに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、撮像レンズ系とファインダ系とが独立して設けられたズーミング機能 を有するカメラにおいては、撮像レンズ系のズーミング動作に連動させてファイ ンダ系の複数のレンズをズーミング動作させるようにしており、従来は、ファイ ンダ系のレンズをレンズ枠に嵌合、保持させてそのレンズ枠をレンズの光軸方向 に移動させるようにしている。
【0003】 図3(a),(b)は、従来におけるズーム式ファインダの要部構成の一例を 示すもので、図3(a)は側面図、図3(b)は図3(a)のB矢視図であり、 この図3(a),(b)に示す構成例では、前玉レンズ群1や後玉レンズ群2を それぞれ前玉枠3、後玉枠4に嵌合、保持させ、この前玉枠3、後玉枠4の上部 に設けたフランジ部3a,4aを、図3(a)に示すように、前玉レンズ群1及 び後玉レンズ群2の光軸L方向に沿って配設した、例えば樹脂成形により形成さ れたガイド部材5,6にそれぞれ係合させている。
【0004】 そして、図示しない撮像レンズ系のズーミング動作を前玉レンズ群1及び後玉 レンズ群2に伝達するためのカム環のカム溝(図示せず)に、フランジ部3a, 4aの上面に突設したピン3b,4bを係合させることにより、撮像レンズ系の ズーミング動作時に、前玉枠3がガイド部材5に案内されて、一方、後玉枠4が ガイド部材6に案内されて、それぞれ光軸L方向に適宜移動するようにしている 。
【0005】 また、従来の他の例によるズーム式ファインダでは、図5(a)に側面図で、 そして、図5(b)に図5(a)のC矢視図で示すように、前玉レンズ群7や後 玉レンズ群8をそれぞれ前玉枠9、後玉枠10に嵌合、保持させ、前玉枠9側で は、前玉枠9の一側面9aに設けたガイド筒9bに、前玉レンズ群7及び後玉レ ンズ群8の光軸L1方向に沿って配設したガイド軸11を貫通させている。
【0006】 一方、後玉枠10側では、前記ガイド筒9bが延出する側とは反対側の側面1 0aにガイド筒10bを設け、このガイド筒10bに、前玉レンズ群7及び後玉 レンズ群8の光軸L1方向や前記ガイド軸11の軸方向に沿って配設したガイド 軸12を貫通させている。
【0007】 そして、前玉枠9や後玉枠10の上面に突設したピン9c,10cを前記不図 示のカム溝に係合させることにより、撮像レンズ系のズーミング動作時に、前玉 枠9がガイド軸11に案内されて、一方、後玉枠10がガイド軸12にガイドさ れて、それぞれ光軸L1方向に適宜移動するようにしている。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したように従来は、前玉レンズ群1,7や後玉レンズ群2 ,8をそれぞれ前玉枠3,9や後玉枠4,10に嵌合、保持させていたため、レ ンズを枠へ組み付けるときの組付誤差や枠の部品誤差により、前玉レンズ群1, 7と後玉レンズ群2,8との光軸や間隔がずれてしまう場合があるという不具合 があった。 しかも、前玉レンズ群1,7や後玉レンズ群2,8がテレ端に移動すると前玉 枠3,9が後玉枠4,10に衝突するため、前玉枠3,9用と後玉枠4,10用 とで別々のガイド部材5,6やガイド軸11,12を必要とし、部品点数が増加 するという不具合があった。
【0009】 そして、図5(a),(b)に示す従来例では、前玉枠9と後玉枠10とがそ れぞれ別のガイド軸11,12に対して位置決めされていたので、ガイド軸11 とガイド軸12との間の平行度に狂いがあると、前玉枠9や後玉枠10が光軸L 1方向に移動するのに伴って、前玉レンズ群7と後玉レンズ群8との光軸がずれ てしまう場合があるという不具合があった。
【0010】 一方、図3(a),(b)や図4に示す従来例では、樹脂成形等からなるガイ ド部材5,6の加工精度を高めることができないため、ガイド部材5,6の相互 間の高さに誤差が生じ、前玉枠3や後玉枠4が光軸L方向に移動するのに伴って 、前玉レンズ群1と後玉レンズ群2との光軸がずれてしまう場合があるという不 具合があった。
【0011】 本考案は上述の問題に鑑みなされたもので、組付時や光軸方向への移動時に光 軸ずれが生じないようにでき、さらには、部品点数を削減することができるズー ム式ファインダを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案は、ファインダ系を構成し、撮像レンズ系の ズーミング動作に連動して光軸方向に移動する複数のファインダ系レンズと、前 記光軸方向に沿って延設され、前記ファインダ系レンズと係合して該ファインダ 系レンズの移動を案内するガイド部材とを備えるズーム式ファインダにおいて、 前記ファインダ系レンズに、前記ガイド部材と係合する係合部を一体に形成した ことを特徴とする。 また本考案は、前記複数のファインダ系レンズの各係合部は共通のガイド部材 に係合されていることを特徴とする。
【0013】
【実施例】
以下、本考案の実施例について図面に基づいて説明する。 図1は本考案の一実施例によるズーム式ファインダの要部構成を示すもので、 図1(a)は側面図、図1(b)は図1(a)のA−A線断面図である。 図1(a),(b)において20は前玉レンズ、30は後玉レンズであり、共 にプラスチック等の樹脂素材で形成されている。
【0014】 図1(a),(b)に示すように、後玉レンズ30の上部には係合片31が、 下部には係合片32が、それぞれ後玉レンズ30より薄い厚さで一体に形成され ており、係合片31には、前玉レンズ20や後玉レンズ30の光軸L2方向に貫 通する通孔31aが形成されている。また、係合片32には、前記光軸L2方向 に亘ってU字溝32aが形成されている。 一方、前玉レンズ20の上部には係合片21が、下部には係合片22が、それ ぞれ前玉レンズ20より薄い厚さで一体に形成されており、係合片21には、係 合片31と同様の、前記光軸L2方向に貫通する通孔21aが形成されている。 また、係合片22には、係合片32と同様に、前記光軸L2方向に亘ってU字溝 22aが形成されている。
【0015】 尚、係合片21,31の上面にはそれぞれピン21b,31bが、係合片21 ,31と一体に或は別体に突設されている。 また、係合片21,31の通孔21a,31aには、光軸L2方向に沿って延 設され、該光軸L2方向への前玉レンズ20や後玉レンズ30の移動を案内する ガイド部材としてのガイド軸40が貫挿され、また、係合片22,32のU字溝 22a,32aには、光軸L2方向や前記ガイド軸40の軸方向に沿って延設さ れたガイド部材としてのガイド軸50が係合されている。
【0016】 そして、図示しない撮像レンズ系のズーミング動作を前玉レンズ20や後玉レ ンズ30に伝達するためのカム環のカム溝(図示せず)に、前記ピン21b,3 1bを係合させることにより、撮像レンズ系のズーミング動作時に、前玉レンズ 20及び後玉レンズ30がガイド軸40,50に案内されて、それぞれ光軸L2 方向に適宜移動するようにしている。 尚、本実施例では、この前玉レンズ20及び後玉レンズ30がファインダ系レ ンズに相当し、これらでファインダ系を構成している。また、係合片21,31 と通孔21a,31a、及び係合片22,32とU字溝22a,32aとが、そ れぞれ係合部に相当している。
【0017】 このように、本実施例のズーム式ファインダによれば、ガイド軸40が貫挿さ れる通孔21a,31aが形成された係合片21,31や、ガイド軸50が係合 するU字溝22a,32aが形成された係合片22,32が、前玉レンズ20や 後玉レンズ30に一体に形成されているので、前玉レンズ20や後玉レンズ30 とガイド軸40,50との間に介設されるレンズ枠等の別部材が不要になり、こ の別部材があるために従来生じていた、前玉レンズ20と後玉レンズ30との組 付時の光軸ずれを防止することができる。
【0018】 また、本実施例のズーム式ファインダによれば、ガイド軸40が前玉レンズ2 0の通孔21aと後玉レンズ30の通孔31aとの両方に貫挿され、また、ガイ ド軸50が前玉レンズ20のU字溝22aと後玉レンズ30のU字溝32aとの 両方に係合するので、前玉レンズ20と後玉レンズ30とを共通の部材によって り位置決めすることができ、ガイド部材の部品点数を削減することができると共 に、前玉レンズ20や後玉レンズ30の光軸L2方向への移動に伴って相互のレ ンズ間に相対的な光軸ずれが生じることを防止することができる。
【0019】 さらに、係合片21,22,31,32が前玉レンズ20や後玉レンズ30よ り薄い厚さで形成されているので、例えば遠景撮影時等、前玉レンズ20と後玉 レンズ30とがテレ端側に移動する場合にも、図2に示すように、係合片21と 係合片22、或は係合片31と係合片32とが接触しないようにすることができ る。
【0020】 尚、本実施例では、不図示のカム溝に係合するピン21b,31bを係合片2 1,31に設けるものとしたが、係合片22,32に設けるようにしてもよく、 係合片22,32とガイド軸50を省略してもよい。 また、本実施例では、ガイド部材をガイド軸40,50とし、係合部を通孔2 1a,31aやU字溝22a,32aとしたが、例えばレールとフランジ等であ ってもよく、ガイド部材及び係合部の形態は任意である。 さらに、ファインダ系を構成するファインダレンズは3つ以上であってもよい 。
【0021】
【考案の効果】
上述したように本考案によれば、ファインダ系を構成し、撮像レンズ系のズー ミング動作に連動して光軸方向に移動する複数のファインダ系レンズと、前記光 軸方向に沿って延設され、前記ファインダ系レンズと係合して該ファインダ系レ ンズの移動を案内するガイド部材とを備えるズーム式ファインダにおいて、前記 ファインダ系レンズに、前記ガイド部材と係合する係合部を一体に形成したので 、ファインダ系レンズとガイド部材との間に別部品を用いる必要をなくすことが でき、よって、組付時に光軸ずれが生じないようにすることができる。 また、請求項2に係る考案によれば、前記複数のファインダ系レンズの各係合 部は共通のガイド部材に係合されているものとしたので、複数のファインダ系レ ンズの位置決めを共通のガイド部材によって行わせることができ、よって、各フ ァインダ系レンズが光軸方向へ移動しても、レンズ相互間の光軸にずれが生じな いようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例によるズーム式ファインダの
要部構成を示すもので、図1(a)は側面図、図1
(b)は図1(a)のA−A線断面図である。
【図2】図1のズーム式ファインダにおける遠景撮影時
の前玉レンズと後玉レンズとの位置関係を示す説明図で
ある。
【図3】従来におけるズーム式ファインダの要部構成の
一例を示すもので、図3(a)は側面図、図3(b)は
図3(a)のB矢視図である。
【図4】図3のズーム式ファインダにおける遠景撮影時
の前玉レンズと後玉レンズとの位置関係を示す説明図で
ある。
【図5】従来におけるズーム式ファインダの要部構成の
一例を示すもので、図5(a)は側面図、図5(b)は
図5(a)のC矢視図である。
【符号の説明】
20 前玉レンズ(ファインダ系レンズ) 21,22,31,32 係合片(係合部) 21a,31a 通孔(係合部) 22a,32a U字溝(係合部) 30 後玉レンズ(ファインダ系レンズ) 40,50 ガイド軸(ガイド部材) L2 光軸

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ファインダ系を構成し、撮像レンズ系の
    ズーミング動作に連動して光軸方向に移動する複数のフ
    ァインダ系レンズと、 前記光軸方向に沿って延設され、前記ファインダ系レン
    ズと係合して該ファインダ系レンズの移動を案内するガ
    イド部材とを備えるズーム式ファインダにおいて、 前記ファインダ系レンズに、前記ガイド部材と係合する
    係合部を一体に形成した、 ことを特徴とするズーム式ファインダ。
  2. 【請求項2】 前記複数のファインダ系レンズの各係合
    部は共通のガイド部材に係合されていることを特徴とす
    る請求項1記載のズーム式ファインダ。
JP1630892U 1992-02-19 1992-02-19 ズーム式ファインダ Pending JPH0569742U (ja)

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JP1630892U JPH0569742U (ja) 1992-02-19 1992-02-19 ズーム式ファインダ

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001133675A (ja) * 1999-11-09 2001-05-18 Kyocera Corp ズ−ムレンズ鏡胴
JP2005077683A (ja) * 2003-08-29 2005-03-24 Canon Inc レンズ駆動機構

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