JPH0569343A - オープンエンドレンチ - Google Patents

オープンエンドレンチ

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JPH0569343A
JPH0569343A JP23498891A JP23498891A JPH0569343A JP H0569343 A JPH0569343 A JP H0569343A JP 23498891 A JP23498891 A JP 23498891A JP 23498891 A JP23498891 A JP 23498891A JP H0569343 A JPH0569343 A JP H0569343A
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JP
Japan
Prior art keywords
socket
endless chain
sprocket
end wrench
open
Prior art date
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Pending
Application number
JP23498891A
Other languages
English (en)
Inventor
Soichiro Mizoguchi
総一郎 溝口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP23498891A priority Critical patent/JPH0569343A/ja
Publication of JPH0569343A publication Critical patent/JPH0569343A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 外周の一部に開口を有するソケットの回転駆
動をスムーズに行える上に、小型軽量化を図ることがで
き、また動力伝達効率も優れている。 【構成】 外周の一部を開口させているとともに外周面
にスプロケット31が形成されて軸回りに回転自在に支
持されたソケット3と、このソケット3におけるスプロ
ケット31に上記開口30よりも長い範囲において係合
する無端チェーン2と、この無端チェーン2を駆動する
駆動スプロケット4とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はソケットの一部が開口し
ているオープンエンドレンチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】外周の一部が開口したソケットをその軸
回りに回転させるオープンエンドレンチでは、ソケット
の外周に歯車を形成して、駆動ギアをこの歯車に噛み合
わせることで、ソケットを回転駆動させるものが一般的
であり、この時、ソケットが一部に開口を備えて歯車が
途切れたものとなっていることから、特公昭54−55
9号公報に示されたもののように、駆動ギアを二つ設け
て一つの駆動ギアがソケットの開口部分に位置して歯車
と噛み合わない時には他方の駆動ギアがソケットを回転
駆動するようにしたり、駆動ギアとしてウォームギアを
用いたりしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前者の場合、
二つの駆動ギアを同期回転させなくてはならず、このた
めに駆動ギアに至るまでの動力伝達系に種々の制限を受
けてしまうものであり、所要の減速比をもった動力伝達
系がどうしても大きくなってしまう。また、いったん噛
み合いが外れた駆動ギアが再度ソケットの歯車と噛み合
う時、スムーズに噛み合いがなされない場合がある。
【0004】後者においては、ソケットの開口の幅が大
きくなると、常時噛み合う状態を得るにはウォームギア
である駆動ギアがかなり大きくなってしまうために、全
体が大型化する上に重量も大きくなり、またソケットの
回転軸と駆動ギアの軸との間の距離であるオフセットが
大きくなって作業性が悪くなる。ウォームギアは伝達効
率が悪くて動力損失が大きいという欠点もある。
【0005】本発明はこのような点に鑑み為されたもの
であり、その目的とするところは外周の一部に開口を有
するソケットの回転駆動をスムーズに行える上に、小型
軽量化を図ることができ、また動力伝達効率も優れてい
るオープンエンドレンチを提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】しかして本発明は、外周
の一部を開口させているとともに外周面にスプロケット
が形成されて軸回りに回転自在に支持されたソケット
と、このソケットにおけるスプロケットに上記開口より
も長い範囲において係合する無端チェーンと、この無端
チェーンを駆動する駆動スプロケットとを備えているこ
とに特徴を有している。
【0007】本発明によれば、無端チェーンとソケット
におけるスプロケットとの噛み合い範囲がソケットの開
口より長いために、ソケットをスムーズに回転駆動する
ことができる。
【0008】
【実施例】以下本発明を図示の実施例に基づいて詳述す
ると、図示のオープンエンドレンチは、電動ドライバー
のような電動回転工具9に付加するアタッチメントとし
て形成されたものであって、器体1と、この器体1内に
配された無端チェーン2、ソケット3、駆動スプロケッ
ト4、チェーンテンショナー5、ソケット3の回転を停
止させるためのストッパー6、そして電動回転工具9へ
の取付用の連結筒7等からなり、チェーンテンショナー
5及びストッパー6はソケット3の正転用及び逆転用の
対で設けられている。
【0009】外周面の一部に開口30を備えているソケ
ット3は、図5に示すように、スプロケット31とこの
スプロケット31の両面に配されるドラム32,33と
からなるもので、ドラム32,33の外周面に接する複
数個、図示例では4対のローラ11によって軸回りの回
転が自在となる状態で器体1に保持されている。スプロ
ケット31は耐摩耗性が必要であるために、鋼もしくは
同等の部材で形成しており、ドラム32,33は軽量化
を図ることができる形状としてある。なお、ここにおけ
るローラ11は、図5(b) に示すように、ソケット3の
表面に接することでソケット3の軸方向の動きを制限す
る突条を備えている。また、ソケット3の開口30がど
の方向を向いていても、少なくとも3対のローラ11が
ソケット3に接することでソケット3の回転保持を確実
に行えるようになっている。
【0010】無端チェーン2は、駆動スプロケット4と
2個のフリースプロケット20,20によって支持され
たもので、ソケット3におけるスプロケット31にはソ
ケット3の開口30の幅よりも長い範囲で係合するよう
にフリースプロケット20,20が設置されている。そ
して上記駆動スプロケット4は、図2に示すように、軸
40に取り付けられており、同じく軸40に取り付けら
れたギア41、軸42によって支持されてギア41と噛
み合うギア43、軸42に取り付けられたギア44、こ
のギア44と噛み合うとともに電動回転工具9の出力軸
が連結されるギア45によって、電動回転工具9の回転
出力を受けるものとなっている。ギア44,45はすぐ
ば傘歯車、まがりば傘歯車、あるいはハイポイドギア等
の回転軸を90°変換するもので形成されている。
【0011】チェーンテンショナー5は、図4にも示す
ように、無端チェーン2の外面に接するローラ50と、
このローラ50が先端に軸54で取り付けられていると
ともに器体1にスライド自在に保持されたロッド51、
ローラ50を無端チェーン2に向けて付勢するばね5
2、ばね52による付勢力を調整するためのストッパー
53とからなるもので、ローラ50はその外周面に無端
チェーン2の脱落防止用の凸部55を備えている。図中
56はロッド51にストッパー53を固定するための固
定ねじである。無端チェーン2はばね52による付勢を
受けたローラ50が接することにより、たわみ量が所定
の状態に保たれるものであり、そしてソケット3の回転
負荷トルクが増大することで、無端チェーン2のテンシ
ョンが増加した時、この増加量に応じてローラ50がば
ね52に抗して移動する。この移動量は、上記ストッパ
ー53のロッド51への固定位置の変更によるばね52
の初期圧縮量の調整で変更することができる。なお、軸
54はその両端が器体1に形成された長孔15に挿通さ
れており、このために、ロッド51がその軸方向以外の
方向に動いたりすることはない。
【0012】ソケット3の回転を停止させるためのスト
ッパー6は、器体1にスライド自在に保持されるととも
に、一端を上記チェーンテンショナー5におけるローラ
50の軸54に連結され且つ中間部が軸80によって支
持されたレバー8の他端に連結されたもので、ローラ5
0がばね52に抗して移動する時、ソケット3側へと動
き、ソケット3外周面に形成された溝34に係合するこ
とで、ソケット3を強制停止させる。
【0013】ここにおいて、前述のようにストッパー6
は一対設けられている上に、これらストッパー6,6に
各々対応する一対の溝34,34がソケット3における
同じ位置の外周面にあって、各ストッパー6が両方の溝
34に係合することができるようになっているのである
が、図6から明かなように、各ストッパー6の一端を曲
面もしくは傾斜面で形成するとともに、各溝34の一端
も曲面もしくは傾斜面で形成することにより、図6(a)
に示すように、器体1の切り欠き10とソケット3の開
口30とが一致していない状態でのストッパー6と溝3
4との係合は、図6(b)(c)に示すように、ソケット3が
ストッパー6を押し戻しながら回転を継続することで解
除され、ソケット3の開口30と切り欠き10とが一致
する状態では、図6(d) に示すように、一方のストッパ
ー34とこれに係合する一方の溝34とがソケット3の
正転を強制停止させ、他方のストッパー6とこれに契合
する他方の溝34とがソケット3の逆転を強制停止させ
るようになっている。ソケット3を強制停止させた時、
ソケット3の開口30が器体1における切り欠き10と
常に一致するようになっているわけである。
【0014】また、ストッパー6がこれに対応する溝3
4と係合してソケット3の回転を強制停止させる時、そ
の反力は、図7に示すように、ストッパー6と溝34と
の噛合点Aでの接線Lの方向に働くが、ストッパー6の
スライド方向と接線Lとがなす角度θが90°をなすよ
うにしている。この角度が90°を越えると、ストッパ
ー6を持ち上げる分力が発生してしまうからである。
【0015】しかして、このオープンエンドレンチで
は、図3に示すように、器体1の切り欠き10とソケッ
ト3の開口30とを通じて被回転部材90、たとえば図
示のターンバックルをソケット3内に位置させ、回転動
力工具9を作動させれば、無端チェーン2がソケット3
及び被回転部材90を回転させるものであり、そしてソ
ケット3の回転トルクが所定値まであがれば、このトル
ク増大に伴う無端チェーン2のテンション増加で移動す
る一方のローラ50がレバー8を介して一方のストッパ
ー6を作動させて、ソケット3の開口30が器体1の切
り欠き10と一致するところでソケット3の回転を強制
停止させる。ソケット3の回転方向が逆の場合には、他
方のローラ50と他方のストッパー6とがソケット3を
強制停止させる。また、ソケット3の強制停止がなされ
る負荷トルク値は、前述のチェーンテンショナー5にお
けるばね52の圧縮量の調整により変更することができ
る。なお、このような強制停止を行う制動部材を備えて
いる関係上、回転動力工具9としては、負荷の増大によ
って作動してモーターロックを防ぐクラッチを内蔵して
いるものを用いる。ソケット3の内面に設けた凹所39
は、図8に示すターンバックルである被回転部材90の
両端にある膨出部91をソケット3の軸方向に通すこと
で、ソケット3内に被回転部材90を位置させることを
容易に行えるようにするために設けたものである。
【0016】
【発明の効果】以上のように本発明においては、無端チ
ェーンとソケットにおけるスプロケットとの噛み合い範
囲がソケットの開口より長いために、ソケットをスムー
ズに回転駆動することができ、また無端チェーンを用い
るが故に、ソケットの開口が大きくとも、小型軽量化を
図ることができるものであり、さらには動力伝達効率も
良好なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の縦断面図である。
【図2】部分水平断面図である。
【図3】斜視図である。
【図4】チェーンテンショナーを示すもので、(a) は正
面図、(b)は側面図である。
【図5】ソケットを示すもので、(a) は分解斜視図、
(b) は断面図である。
【図6】(a) 〜(d) はストッパーの動作説明図である。
【図7】ストッパーの作用説明図である。
【図8】ターンバックルを示すもので、(a) は側面図、
(b) は平面図である。
【符号の説明】
2 無端チェーン 3 ソケット 4 駆動スプロケット 6 ストッパー 30 開口 31 スプロケット 50 ローラ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周の一部を開口させているとともに外
    周面にスプロケットが形成されて軸回りに回転自在に支
    持されたソケットと、このソケットにおけるスプロケッ
    トに上記開口よりも長い範囲において係合する無端チェ
    ーンと、この無端チェーンを駆動する駆動スプロケット
    とを備えていることを特徴とするオープンエンドレン
    チ。
  2. 【請求項2】 無端チェーンのテンションを検出する検
    出部材と、この検出部材に連動してソケットに制動を加
    えてソケットの回転を停止させる制動部材とを備えてい
    ることを特徴とする請求項1記載のオープンエンドレン
    チ。
  3. 【請求項3】 検出部材は無端チェーンに向けて弾性的
    に押しつけられたローラで形成されていることを特徴と
    する請求項2記載のオープンエンドレンチ。
  4. 【請求項4】 制動部材は、ソケットを納めた器体に形
    成された切り欠きとソケットにおける開口とが一致する
    ところでソケットを停止させるものであることを特徴と
    する請求項2記載のオープンエンドレンチ。
  5. 【請求項5】 検出部材は無端チェーンに向けて弾性的
    に押しつけられたローラで形成され、制動部材は一端に
    このローラが取り付けられるとともに中間部が軸支され
    たレバーの他端に設けられてローラの動きがレバーを介
    して伝達されるものであることを特徴とする請求項2記
    載のオープンエンドレンチ。
JP23498891A 1991-09-13 1991-09-13 オープンエンドレンチ Pending JPH0569343A (ja)

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JP23498891A JPH0569343A (ja) 1991-09-13 1991-09-13 オープンエンドレンチ

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021058984A (ja) * 2019-10-09 2021-04-15 末陰産業株式会社 ターンバックル用締付工具
JP2021091050A (ja) * 2019-12-11 2021-06-17 末陰産業株式会社 オープンエンド型締付工具
JP2021115663A (ja) * 2020-01-27 2021-08-10 積水ハウス株式会社 ターンバックル用工具
JP2022182188A (ja) * 2021-05-27 2022-12-08 積水ハウス株式会社 ターンバックル用工具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2021091050A (ja) * 2019-12-11 2021-06-17 末陰産業株式会社 オープンエンド型締付工具
JP2021115663A (ja) * 2020-01-27 2021-08-10 積水ハウス株式会社 ターンバックル用工具
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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20000822