JPH0569333B2 - - Google Patents

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JPH0569333B2
JPH0569333B2 JP60221246A JP22124685A JPH0569333B2 JP H0569333 B2 JPH0569333 B2 JP H0569333B2 JP 60221246 A JP60221246 A JP 60221246A JP 22124685 A JP22124685 A JP 22124685A JP H0569333 B2 JPH0569333 B2 JP H0569333B2
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JP
Japan
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signal
circuit
polarity
sampling
polarity inversion
Prior art date
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JP60221246A
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English (en)
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JPS6281839A (ja
Inventor
Susumu Ootani
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NEC Corp
Original Assignee
Nippon Electric Co Ltd
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Application filed by Nippon Electric Co Ltd filed Critical Nippon Electric Co Ltd
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Publication of JPS6281839A publication Critical patent/JPS6281839A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、デイジタル信号により変調された変
調信号からクロツクを再生する手段に関し、特に
デイジタル処理型復調器のクロツク再生について
有効な位相検出回路に関する。
(従来の技術) 従来この種の検出回路は第4図の如く構成され
ていた。復調されたアナログ信号51はタイミン
グ抽出器502にてタイミングが抽出される。
このタイミング抽出信号52と復調器側で備え
られている基準クロツク信号53との位相差はセ
ツトリセツト回路503により検出される。
セツトリセツト回路503は抽出信号52と基
準クロツク信号53との位相差に対応した信号5
4を出力する。
この位相差信号54はパルス幅に位相情報を有
する為位相差を得る為にはパルス幅の積分が必要
である。復調器がアナログ処理の場合には積分器
により処理可能であるが、デイジタル処理型復調
器ではデイジタル的に積分する必要がある。
本例ではカウンタ504を用いて積分を行なう
方式を示した。カウンタ504は、高速クロツク
55により信号54のレベルが論理“1”の時の
み計数を行なう。また基準クロツク信号53によ
り初期化(一般にゼロ)される。
第5図は第4図の従来の検出回路の動作を示す
タイムチヤートである。
(発明が解決しようとする問題点) 上記従来の位相検出回路の位相分解度は高速ク
ロツクの周波数によつて定まる。位相分解度を向
上させようとすると高速クロツクの周波数を高め
それに応じてカウンタの動作も高速化する必要が
ある。そして、通常必要な位相分解度を得るため
には復調速度の30倍以上の高速動作を必要とす
る。従つて処理速度の高速化が必要となるという
問題点があつた。
本発明の目的は、上記従来技術の問題点に顧み
て、変調速度の30倍もの高速処理を必要としない
位相検出回路を提供しようとするものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明は上記の目的を達成するために次の構成
を有する。即ち、本発明の標本化位相検出回路
は、同期復調アナログ信号を変調速度の2倍の周
波数で標本化し標本化信号を出力する標本化回路
と;該標本化信号のうち奇数順位の標本化信号を
順次抽出する第1の信号抽出回路と;該抽出信号
を1信号置きに極性反転する第1の極性反転回路
と;前記標本化信号のうち偶数順位の標本化信号
を順次抽出する第2の信号抽出回路と;該抽出信
号を1信号置きに極性反転する第2の極性反転回
路と;前記第1の極性反転回路の出力と前記第2
の極性反転回路の出力との乗算を行う乗算器と;
を有することを特徴とする。
(作用) 以下、本発明の位相検出回路の作用を図面に基
づいて説明する。第1図は本発明の位相検出回路
の構成を示すブロツク図、第2図は本発明の実施
例の構成を示すブロツク図、第3図は第1図およ
び第2図の構成における動作を説明するためのタ
イムチヤートである。
今、標本化回路1へ入力される同期復調アナロ
グ信号d(t)を d(t)=cosπfst ……(1) 但し、fsは変調速度 とする。
変調速度fsの2倍の周波数2sのクロツクでサ
ンプリングされた標本化回路1の出力Yp(n)は Yp(n)=cosπfs(nT/2+tp) =cos(nπ/2+πtp/T) ……(2) 但し、T=1/fs tp……位相ずれ時間 n……自然数 となる。
この(2)式で表わされる信号の中から、第1の信
号抽出回路15は奇数順位の信号を抽出する。そ
こで、(2)式をn=0,2,4,6.8……の偶数番
サンプリングの項とn=1,3,5,7,9……
の奇数番サンプリングの項に分解し、それぞれを
Ype,Yppとすると、 Ype(k)=cos(kπ+π/Ttp) ……(3) Ypp(k)=cos((2k−1)/2π+π/Ttp) =cos(kπ−π/2+π/Ttp) =sin(kπ+π/Ttp) ……(4) 但し、kは正の整数 となる。
この(3)式および(4)式の信号は周期T毎に位相角
がπラジアンずつ増加して行くので振幅が同じで
周期T毎に極性が反転する信号であることを示し
ている。
ところで、第1の信号抽出回路15の出力は第
1の極性反転回路16へ加えられ、ここで抽出信
号に対し1周期置きに極性反転を行う。
同様に、第2の信号抽出回路17の出力は第2
の極性反転回路18へ加えられここで抽出信号に
対し1周期置きに極性反転を行う。このことは(3)
式および(4)式中のkの値が1だけ進む毎に正負の
極性が代る単位係数(−1)k又は(−1)k+1を乗
ずることを意味する。前記計数の指数部分がk又
はk+1となつているのは(3)式および(4)式につい
てkが偶数の時の値について極性反転を行うか或
いはkが奇数の時の値について極性反転を行うか
によるものであり、極性反転回路がいずれで動作
を開始するかの位相曖昧性によるものである。従
つて上記単位係数を書き直すと(−1)1(−1)k
(但し1は極性の曖昧度を示し0又は1である)と
なる。従つて、極性反転を受けた第1の極性反転
回路16の出力をY′pp(k)、第2の極性反転回路1
8の出力をY′pe(k)とすれば、それぞれ次式のよう
に表わされる。
即ち、 Y′pe(k)=(−1)1(−1)kcos(kπ+tp/Tπ) =(−1)1costp/Tπ ……(5) Y′pp(k)=(−1)1(−1)ksin(kπ+tp/Tπ) =(−1)1sintp/Tπ ……(6) 上記(5)式および(6)式で表わされる出力信号は乗
算器19へ加えられ積が求められる。その出力信
号をS0とすると S0=Y′pe(k)・Y′pp(k) =(−1)1costp/Tπ・(−1)1sintp/Tπ =2/1sin2tp/Tπ ……(7) となり、2πtp/T=θとおくと、 S0=1/2sinθ ……(8) これより θ=sin-12S0 ……(9) となり、乗算器19の出力S0から変調速度信号と
サンプリングクロツク信号との間の位相差を検出
することが出来る。この位相差が零になるように
クロツク信号の位相制御を行うことにより、送信
側のクロツクと位相の一致したクロツクを再生す
ることができる。
以上説明した作用から明らかなように本発明の
位相検出回路は変調速度の2倍の周波数のクロツ
ク信号を用いるだけで他に高速のクロツク使用し
ないので従来技術におけるような高速動作を必要
としない。
(実施例) 以下、本発明の標本化位相検出回路の実施例を
図面に基づいて説明する。第2図は本発明の実施
例の構成を示すブロツク図、第3図は動作説明の
ためのタイムチヤートである。式(1)で表わされる
同期復調アナログ信号1はA/D変換器101に
より変調速度fsの2倍のクロツク2fsに周波数の
ほぼ一致した信号でkビツト(kは正整数)量子
化される。但し第3図には説明の便宜上アナログ
振幅量で表現してある。
この出力は式(2)で表わされるkビツト量子化信
号5は、kビツトのD型フリツプフロツプ(以下
D−F/Fと記す)102によりfsの速度のクロ
ツク信号3でサンプリング遅延され信号4を得
る。他方D−F/F105は、クロツク信号3を
極性反転器107を通過させたクロツク信号14
でサンプリング遅延され信号6を得る。
このように、周波数2sのサンプリングクロツ
クでサンプリングした信号を、サンプリングクロ
ツクを2分の1分周したクロツク信号とその極性
反転をしたクロツク信号で取り出しているので、
それぞれがサンプリングされた信号を1つ置きに
交互に取り出していることになる。従つて信号6
が偶数順位とすれば信号4が奇数順位の信号をと
り出していることになる。
D−F/F102出力信号4はさらにD−F/
F104で遅延され信号7を得る。これはD−
F/F102とD−F/F105とではクロツク
信号が互いに反転した極性となつているため信号
4と信号6とではサンプリング遅延波形が丁度2
分の1周期(T/2)だけずれているので、両信
号波形の位相を一致させるために信号4をD−
F/F104によつてT/2だけ遅延させている
のである。
従つて、結局D−F/F105の出力信号6が
式(3)のYpe(k)であり、D−F/F104の出力信
号7が式(4)のYpp(k)ということになる。次いで、
信号6および同7は、極性反転器109および同
108にそれぞれ入力される。これら極性反転器
の他入力端には、信号14を1/2分周器106で
1/2分周した信号8が印加される。極性反転器1
08および同109は、1/2クロツク信号8が例
えば論理“0”の時入力値を反転し、論理“1”
の時は反転しないというように動作する。従つ
て、極性反転器109の出力信号9は式(5)で表わ
され、極性反転器108の出力信号10は式(6)で
表わされる。
極性反転回路109の出力信号9は平均回路1
10へ、極性反転回路108の出力信号10は平
均回路111に入力される。平均回路110およ
び同111は、通常、伝送路等で発生して信号に
混在している雑音の影響を除去する為に用いられ
るものである。
従つて、本発明の作用に関しては平均回路11
0の出力信号11はその入力信号9と同様に式(5)
で表わすことができる。同様にして平均回路11
1の出力信号12も式(6)で表わされる。
信号11および信号12は乗算器112へ加え
られここで乗算される。その結果式(7)の出力信号
13が得られる。出力信号は式(7)又は式(8)で表わ
されるので式(9)により、変調速度信号とサンプリ
ングクロツク信号との間の位相差を検出すること
ができる。
以上の本実施例において、A/D変換器101
は第1図の標本化回路14に、D−F/F102
とD−F/F104は第1の信号抽出回路15
に、D−F/F105は第2の信号抽出回路17
に、極性反転器108は第1の極性反転回路16
に、極性反転器109は第2の極性反転回路18
に、乗算器112は乗算器19にそれぞれ相当す
る。
(発明の効果) 本発明の標本化位相検出回路は以上説明した構
成と作用の通り、使用するクロツク信号の周波数
は最も高いもので変調速度の2倍の周波数のサン
プリングクロツクであり、その他はその2分の1
或いは4分の1の周波数である。従つて、変調速
度の30倍以上の高速動作を必要とする従来の位相
検出回路に比較し、同程度の動作速度を前提とす
るならばより一層高速の変調が可能になるという
利点があるし、従来と同程度の変調速度を前提と
するならば位相検出回路の動作速度は従来より大
幅に低速でよいことになり回路設計や回路の製造
が非常に容易になるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の標本化位相検出回路の構成を
示すブロツク図、第2図は本発明の実施例の構成
を示すブロツク図、第3図は本発明回路の動作を
説明するタイムチヤート、第4図は従来の位相検
出回路の構成を示すブロツク図、第5図は従来回
路の動作を説明するタイムチヤートである。 14……標本化回路、15……第1の信号抽出
回路、16……第1の極性反転回路、17……第
2の信号抽出回路、18……第2の極性反転回
路、19……乗算器、101……A/D変換器、
102……D−F/F(D型フリツプフロツプ)、
103……2分の1分周器、104,105……
D−F/F、106……2分の1分周器、107
……極性反転器、108,109……極性反転
器、110,111……平均回路、112……乗
算器。502……タイミング抽出器、503……
セツトリセツト回路(D−F/F)、504……
カウンタ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 同期復調アナログ信号を変調速度の2倍の周
    波数で標本化し標本化信号を出力する標本化回路
    と;該標本化信号のうち奇数順位の標本化信号を
    順次抽出する第1の信号抽出回路と;該抽出信号
    を1信号置きに極性反転する第1の極性反転回路
    と;前記標本化信号のうち偶数順位の標本化信号
    を順次抽出する第2の信号抽出回路と;該抽出信
    号を1信号置きに極性反転する第2の極性反転回
    路と;前記第1の極性反転回路の出力と前記第2
    の極性反転回路の出力との乗算を行う乗算器と;
    を有することを特徴とする標本化位相検出回路。
JP60221246A 1985-10-04 1985-10-04 標本化位相検出回路 Granted JPS6281839A (ja)

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JPS6281839A JPS6281839A (ja) 1987-04-15
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