JPH0569223A - 帯鋸盤 - Google Patents

帯鋸盤

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Publication number
JPH0569223A
JPH0569223A JP530791A JP530791A JPH0569223A JP H0569223 A JPH0569223 A JP H0569223A JP 530791 A JP530791 A JP 530791A JP 530791 A JP530791 A JP 530791A JP H0569223 A JPH0569223 A JP H0569223A
Authority
JP
Japan
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band saw
saw blade
band
snapping
narrow pressure
Prior art date
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Pending
Application number
JP530791A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuo Sugiura
光男 杉浦
Goro Fukugami
五郎 福神
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Amada Co Ltd
Original Assignee
Amada Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Amada Co Ltd filed Critical Amada Co Ltd
Priority to JP530791A priority Critical patent/JPH0569223A/ja
Publication of JPH0569223A publication Critical patent/JPH0569223A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 帯鋸刃にホイール曲げ応力が生じないように
して帯鋸刃の破断寿命の増加を図る。 【構成】 無端状帯鋸刃9を挟んで該帯鋸刃9に摺接し
て回転することにより帯鋸刃を走行駆動する帯鋸刃狭圧
回転手段13と、帯鋸刃狭圧回転手段13を回転駆動す
る回転駆動手段25と、帯鋸刃の走行方向で見て帯鋸刃
狭圧回転手段13より上流側にて帯鋸刃9を挟んで該帯
鋸刃9に摺接し、該帯鋸刃9に走行抵抗を与える張力付
与用ブレーキ手段29とを設け、ホイールを用いずに帯
鋸刃狭圧回転手段13により帯鋸刃を直接駆動し、これ
に伴い帯鋸刃狭圧回転手段13の配置位置と張力付与用
ブレーキ手段29の配置位置との間にてのみ帯鋸刃に張
力が付与されるようにし、この間にて被切断材Mの切断
を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は無端状の帯鋸刃を用いて
被切断材の切断を行う帯鋸盤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】無端状の帯鋸刃を用いて被切断材の切断
を行う帯鋸盤は、一般にホイール駆動式なっており、こ
れは、二つのホイール間に無端状の帯鋸刃を掛け渡し、
二つのホイールを互いに引き離す方向へ移動させること
により帯鋸刃に張力(テンション)を与え、前記二つの
ホイールのうちの一方のホイールを回転駆動することよ
り、ホイールによって帯鋸刃を走行駆動し、ホイール間
にて帯鋸刃の走行方向で見て互いに隔置された二つの箇
所にて各々鋸刃ガイドにより帯鋸刃を挟んで帯鋸刃を捩
って帯鋸刃のブレード方向を修正し、鋸刃ガイド間にて
帯鋸刃により被切断材の切断を行うよう構成されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述の如き帯鋸盤に於
いては、ホイールより帯鋸刃全体に張力を与えるため、
帯鋸刃全体に張力が作用し、鋸刃ガイドによる帯鋸刃の
ブレード方向修正に起因する捩り応力以外に、ホイール
曲げ応力が帯鋸刃に生じる。これは帯鋸刃が受ける疲労
を増大し、帯鋸刃の破断寿命を短くする大きい原因とな
る。
【0004】図4は、一般的なホイール駆動式の帯鋸盤
に於ける帯鋸刃の応力分布例を示している。尚、図4に
於いて、Aは帯鋸刃を、Bは駆動ホイールを、Cは従動
ホイールを、D及びEは鋸刃ガイドを各々示している。
帯鋸刃Aが駆動ホイールBと従動ホイールCに巻き付い
ている領域a−b,e−fにはホイール曲げ応力f1が
生じ、帯鋸刃Aが捩られる領域b−c,d−eには捩り
応力f2が生じる。全体の応力f3(内部応力)(c−
d間)は領域a−b,e−fに作用するホイール曲げ応
力f1の約1/4に、捩り応力f2(領域b−c,d−
e)の約1/2しかない。
【0005】本発明は、従来のホイール駆動式の帯鋸盤
に於ける上述の如き問題点に着目してなされたものであ
り、帯鋸刃にホイール曲げ応力が生じず、帯鋸刃の破断
寿命の増加を図ることができる新しい駆動方式の帯鋸盤
を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の如き目的は、本発
明によれば、無端状の帯鋸刃と、前記帯鋸刃を挟んで該
帯鋸刃に摺接し、回転することにより前記帯鋸刃を走行
駆動する帯鋸刃狭圧回転手段と、前記帯鋸刃狭圧回転手
段を回転駆動する回転駆動手段と、前記帯鋸刃の走行方
向で見て前記帯鋸刃狭圧回転手段より上流側に設けら
れ、前記帯鋸刃を挟んで該帯鋸刃に摺接し、該帯鋸刃に
走行抵抗を与える張力付与用ブレーキ手段とを有し、前
記帯鋸刃狭圧回転手段の配置位置と前記張力付与用ブレ
ーキ手段の配置位置との間にて前記帯鋸刃により被切断
材の切断を行うよう構成されていることを特徴とする帯
鋸盤によって達成される。
【0007】
【作用】上述の如き構成によれば、帯鋸刃狭圧回転手段
により帯鋸刃が直接駆動され、これに伴い帯鋸刃狭圧回
転手段の配置位置と前記張力付与用ブレーキ手段の配置
位置との間にてのみ、換言すれば被切断材を切断するた
めに必要な長さにのみ帯鋸刃に張力が付与され、帯鋸刃
はホイール曲げ応力を生じることなく被切断材の切断を
行うようになる。
【0008】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。
【0009】図1〜図3は本発明による帯鋸盤の一実施
例を示している。帯鋸盤は、基台1に揺動可能に取り付
けられた鋸刃ハウジング3を有し、また基台1上に被切
断材Mを固定把持する本体バイス装置5と被切断材Mの
送りを行う送りバイス装置7とを有している。
【0010】鋸刃ハウジング3には無端状の帯鋸刃9が
設けられている。帯鋸刃9は鋸刃ハウジング3に回転可
能に取付けられた複数個のフランジ付きフリーローラ1
1によりループ状に走行可能に支持されている。
【0011】鋸刃ハウジング3には帯鋸刃狭圧回転手段
13が設けられている。帯鋸刃狭圧回転手段13は、図
3示されているように、帯鋸刃9の両側に各々、帯鋸刃
9の走行方向に離れた二つのローラ15、17と、ロー
ラ15と17との間に掛け渡されて一方のスパン部にて
帯鋸刃9の両面に摺接する無端の駆動摩擦ベルト19と
を有し、帯鋸刃9の両側の駆動摩擦ベルト19により帯
鋸刃9を所定の押圧力をもって互いに挟み、帯鋸刃9に
ブレード方向修正のための捩りを与えると同時に駆動摩
擦ベルト19のローラ15と17との間に於ける回転走
行により摩擦力をもって帯鋸刃9を図3にて反時計方向
へ走行駆動するようになっている。帯鋸刃狭圧回転手段
13は、摩擦による駆動摩擦ベルト19より帯鋸刃9へ
の駆動力の伝達効率を向上するために、駆動摩擦ベルト
19のスパン部に回転可能なフリーバックアップローラ
21を有していてよい。
【0012】ローラ15は、各々ローラ軸23により鋸
刃ハウジング3に搭載された電動機25と駆動連結さ
れ、電動機25により回転駆動されるようになってい
る。
【0013】鋸刃ハウジング3には上部支持レール27
により張力付与用ブレーキ手段29が帯鋸刃9走行方向
に取付位置調節可能に設けられている。張力付与用ブレ
ーキ手段29は帯鋸刃9の走行方向で見て帯鋸刃狭圧回
転手段13より上流側に設けられており、帯鋸刃9を挟
んで該帯鋸刃9の両面に摺接する一対のブレーキローラ
31を有している。ブレーキローラ31は、適当な抵抗
付与手段により回転抵抗を与えられ状態にて帯鋸刃9を
所定の押圧力をもって互いに挟み、帯鋸刃狭圧回転手段
13と同様の捩り角にて帯鋸刃9にブレード方向修正の
ための捩りを与えると同時に帯鋸刃9に所定の走行抵抗
を与えるようになっている。
【0014】帯鋸刃狭圧回転手段13と張力付与用ブレ
ーキ手段29には各々、この両者間側にて帯鋸刃9の背
面と当接するバックアップローラ33、35が回転可能
に設けられている。
【0015】尚、帯鋸刃9と摺接する駆動摩擦ベルト1
9、ブレーキローラ31は金属以外に、樹脂、ゴム或は
ゴム類似品、空気入りゴムタイヤ、複合材料等の新素材
等により構成されていてよい。
【0016】電動機25により帯鋸刃狭圧回転手段13
のローラ15が各々回転駆動されると、駆動摩擦ベルト
19がローラ15と17との間を回転走行するようにな
り、これに伴い摩擦力により帯鋸刃9が図にて反時計方
向へ走行駆動するようになる。この帯鋸刃9の走行はブ
レーキローラ31により所定の走行抵抗を与えられた状
態にて行われるため、帯鋸刃9は帯鋸刃狭圧回転手段1
3の配置位置と張力付与用ブレーキ手段29の配置位置
との間にて所要の張力を与えらるようになる。
【0017】この場合には、帯鋸刃9には駆動摩擦ベル
ト19とブレーキローラ31との間にのみ応力が生じ
る。
【0018】上述の如き状態にて鋸刃ハウジング3が降
下揺動することにより、帯鋸刃9は帯鋸刃狭圧回転手段
13の配置位置と張力付与用ブレーキ手段29の配置位
置との間、即ち駆動摩擦ベルト19とブレーキローラ3
1との間にて本体バイス5に固定把持された被切断材M
を切断するようになる。
【0019】上述の実施例に於いては、帯鋸刃狭圧回転
手段13は駆動摩擦ベルト式になっているが、これは各
々帯鋸刃9に摺接する複数個の摩擦ローラにより構成さ
れてもよく、また張力付与用ブレーキ手段29はブレー
キローラ31以外に帯鋸刃9を挟むブレーキ板により構
成されていてもよい。帯鋸刃狭圧回転手段13による帯
鋸刃9の狭圧は、帯鋸刃9の厚さ方向の狭圧以外に、帯
鋸刃9の幅(高さ)方向に行われてもよい。
【0020】また帯鋸刃狭圧回転手段13、張力付与用
ブレーキ手段29に於いて、駆動摩擦ベルト19、ブレ
ーキローラ31等を帯鋸刃9に押し付けることは、油圧
式、電磁式、或はその他の手段により行われてもよい。
【0021】尚、本発明による帯鋸盤は、横型帯鋸盤以
外に、竪型帯鋸盤にも同様に適用されるものである。
【0022】以上に於ては、本発明を特定の実施例につ
いて詳細に説明したが、本発明は、これに限定されるも
のではなく、本発明の範囲内にて種々の実施例が可能で
あることは当業者にとって明らかであろう。
【0023】
【発明の効果】以上の説明から理解される如く、本発明
による帯鋸盤によれば、ホイールを用いずに帯鋸刃狭圧
回転手段により帯鋸刃が直接駆動され、これに伴い帯鋸
刃狭圧回転手段の配置位置と前記張力付与用ブレーキ手
段の配置位置との間にてのみ帯鋸刃に張力が付与され、
帯鋸刃はホイール曲げ応力を生じることなく被切断材の
切断を行うようになり、帯鋸刃の破断寿命が従来に比し
て増大するようになる。また本発明による帯鋸盤に於い
ては、ホイールがないことにより帯鋸刃の切断長調整、
切り曲がり補正の自由度が向上し、切断可能最大径の制
約が緩和される。更に本発明による帯鋸盤に於いては、
構造が簡単である共に、ホイールがないことにより従来
のものより小型化設計が可能になり、横型、竪型帯鋸盤
の設置床面積の低減、竪型帯鋸盤に於けるテーブル高さ
の低下が行われるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による帯鋸盤の全体構成を示す斜視図で
ある。
【図2】本発明による帯鋸盤に於ける帯鋸刃の駆動原理
を示す説明図である。
【図3】本発明による帯鋸盤に於ける帯鋸刃の駆動部を
示す平面図である。
【図4】従来の一般的なホイール駆動式帯鋸盤に於いて
帯鋸刃に生じる応力の分布を示す応力分布図である。
【符号の説明】
1 基台 3 鋸刃ハウジング 5 本体バイス装置 7 送りバイス装置 9 帯鋸刃 11 フランジ付きフリーローラ 13 帯鋸刃狭圧回転手段 19 駆動摩擦ベルト 25 電動機 29 張力付与用ブレーキ手段 31 ブレーキローラ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無端状の帯鋸刃と、 前記帯鋸刃を挟んで該帯鋸刃に摺接し、回転することに
    より前記帯鋸刃を走行駆動する帯鋸刃狭圧回転手段と、 前記帯鋸刃狭圧回転手段を回転駆動する回転駆動手段
    と、 前記帯鋸刃の走行方向で見て前記帯鋸刃狭圧回転手段よ
    り上流側に設けられ、前記帯鋸刃を挟んで該帯鋸刃に摺
    接し、該帯鋸刃に走行抵抗を与える張力付与用ブレーキ
    手段とを有し、 前記帯鋸刃狭圧回転手段の配置位置と前記張力付与用ブ
    レーキ手段の配置位置との間にて前記帯鋸刃により被切
    断材の切断を行うよう構成されていることを特徴とする
    帯鋸盤。
JP530791A 1991-01-21 1991-01-21 帯鋸盤 Pending JPH0569223A (ja)

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JP530791A JPH0569223A (ja) 1991-01-21 1991-01-21 帯鋸盤

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JP530791A JPH0569223A (ja) 1991-01-21 1991-01-21 帯鋸盤

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JPH0569223A true JPH0569223A (ja) 1993-03-23

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ID=11607624

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JP530791A Pending JPH0569223A (ja) 1991-01-21 1991-01-21 帯鋸盤

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JP (1) JPH0569223A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003502183A (ja) * 1999-06-18 2003-01-21 イーゼリー、ウント、コンパニー、アクチエンゲゼルシャフト、マシーネンファブリーク 無限帯のこブレード誘導方法、帯のこブレードのテンションの測定および設定を行う装置、および無限帯のこブレード誘導方法を実施する装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003502183A (ja) * 1999-06-18 2003-01-21 イーゼリー、ウント、コンパニー、アクチエンゲゼルシャフト、マシーネンファブリーク 無限帯のこブレード誘導方法、帯のこブレードのテンションの測定および設定を行う装置、および無限帯のこブレード誘導方法を実施する装置

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