JPH0568827A - フイルタ - Google Patents

フイルタ

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JPH0568827A
JPH0568827A JP6763192A JP6763192A JPH0568827A JP H0568827 A JPH0568827 A JP H0568827A JP 6763192 A JP6763192 A JP 6763192A JP 6763192 A JP6763192 A JP 6763192A JP H0568827 A JPH0568827 A JP H0568827A
Authority
JP
Japan
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fluid
layer
filter
inlet
outlet
Prior art date
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Pending
Application number
JP6763192A
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English (en)
Inventor
Robert L Gielow
エル.ジーロウ ロバート
James C Paul
シー.ポウル ジエームズ
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Invent AG
Original Assignee
Invent AG
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Publication date
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Application filed by Invent AG filed Critical Invent AG
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  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
  • Filtering Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 このフィルタは、最も厳しい環境条件の下で
さえ純化された空気の供給を車両の乗客コンパートメン
ト等に連続的に与えることを目的とする。 【構成】 このフィルタは、入口表面12,出口表面1
4,入口表面から出口表面まで延びる複数の通路40を
構成する壁30及び流体から不純物を除去するための濾
過手段が含まれている。このフィルタは、好ましくは、
入口層,中間層,出口層を含む複数の層に細分できる。
各層は、複数のセル50を含み、これらのセルは一般に
曲線形状の壁30を有する。好ましくは複数の通路40
は、他の複数の通路と流動的に連絡した状態にある。通
路40を通って流れる流体から不純物を除去するため、
表面濾過が用いられる。不純物は、除去用手段が不純物
で飽和した場合でさえ基本的に制約されない通路を通っ
て流体が流れるにつれて、壁上に配置された濾過手段の
中に保持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、流体から異物粒子を除
去する空力的に輪郭制御されたフィルタ、さらに限定的
に言うと粒子を含んだ空気及びエアゾルがフィルタを通
して循環するにつれて空気から汚染物質を除去するため
の表面濾過を用いたフィルタに関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】汚染因
子、花粉、塵埃粒子及びその他の異物粒子は往々にし
て、車両の乗客用コンパートメントといった閉鎖された
部屋の給気の中に導入される。車両内の空気汚染物質に
よる問題は、交通密度が高い場合又は塵埃、スモッグ、
霧、産業廃液などの含有量が高い場合に特に重大であ
る。
【0003】濾過システムを用いることにより、空気か
ら汚染因子、花粉、塵埃粒子及びその他の異物粒子を除
去する試みが、数多く行われてきた。従来、マットやス
クリーンといったフィルタ媒体の中に空気を通す濾過装
置は、これらの汚染物質を濾過するべく車両のキャビン
の吸気路の中に挿入されている。小さな粒子を効果的に
濾過するためには、スクリーンのメッシュは細かくなく
てはならない。細かいメッシュは往々にして短期間使用
した後閉塞され、従ってフィルタエレメントを頻繁に清
掃するか又は交換することが必要である。細かいメッシ
ュは同様に圧力降下もひき起こし、これはフィルタを車
両の換気システムの吸気ダクト内で利用する上で関与し
てくる主要な制限要因である。
【0004】PCT出願PCT/De87/00489
号は、グリセリンを含浸させた有孔多層フィルタについ
て記述している。このフィルタには数多くのアパーチャ
が含まれ、1つの層のアパーチャは隣接する層のアパー
チャとの関係においてオフセットされるようになってい
る。しかしながら、このようなフィルタは、フィルタを
横切っての圧力降下があまりにも大きすぎるために、空
調が備わった車両には不適切である。
【0005】上述の問題点は、車両の換気システム内に
おける超微粒子フィルタの利用を妨げてきた。適正な霜
落とし及び霧除去を可能にするため、全ての車両が新鮮
空気の適切な供給に極度に依存している。同様に慢性ア
レルギー及び喘息をもつ人々はあらゆる運転環境下で連
続して新鮮空気の供給を受けることが不可欠である。従
って、車両のキャビンに適切な新鮮空気の供給を行うこ
とができなければ、明らかに健康上及び安全上の危険性
をもたらす可能性がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のフィルタは先行
技術における欠陥を克服し、中を通る流体の流れを流線
形にするため空力学の原理を用いて設計されている。当
該フィルタは、入口表面及び出口表面を含む多層本体、
入口表面から出口表面まで延びる複数の通路を構成する
壁、及び流体から不純物を除去するための手段によって
構成されている。
【0007】このフィルタは好ましくは、入口層、単数
又は複数の中間層及び出口層を含む複数の層に細分され
うる。流体は入口層に接近して中間層の中を進み、出口
層を通ってフィルタから出る。各層には、一般に曲線形
状をしたセル壁をもつ複数のセルが含まれている。各々
のセル壁は流体入口部分と流体出口部分を有する。入口
層上に配置されたセルの流体出口部分は、近接する中間
層上に配置された隣接するセルの流体出口部分と流動的
に連絡した状態にある。中間層上に配置されたセルの流
体出口部分は、出口層上に配置された隣接するセルの流
体出口部分と流動的に連絡した状態にある。セル壁は組
合わさって、入口表面から出口表面まで延びる複数の通
路を構成している。複数の通路は、他の複数の通路と流
動的に連絡した状態にある。
【0008】通路を通して流れる流体から不純物を除去
するための手段は、壁に沿って配置されいる。除去手段
は、除去手段が不純物で飽和した場合でさえ基本的に制
約されない通路を通って流体が流れうるようにするた
め、不純物は除去手段内に保持される。この除去手段
は、湿式でも乾式でもよい表面濾過媒体である。この媒
体が湿式である場合、一般に無毒非反応性の粘性溶液で
含浸されているポリウレタンなどの片面開放発泡材が用
いられることが好ましい。この湿式媒体は、塵埃粒子、
汚染因子、花粉及びその他の異物粒子を沢山含む入って
くる流体を処理する。媒体が乾式である場合、充填され
たファイバがフィルタの側壁に付加されている。空中浮
遊粒子はファイバの表面に吸引され、ファイバの磁石様
の作用により捕獲される。
【0009】本発明の空力フィルタをさらに完全に理解
するため、例として本発明の現在好まれている実施態様
を示している以下の詳細な記述及び添付図面を参照され
たい。ただし、これらの図面は例示及び記述を目的とす
るものであり、本発明の限界を規定するためのものでは
ないということを明確に理解されたい。以下の記述及び
図面全体を通して、同じ参照番号はいくつかの図を通し
て同じ構成要素を指している。
【0010】
【実施例】ここで図を参照すると、図1は本発明のフィ
ルタ10の斜視図である。フィルタ10は好ましくは発
泡ポリエチレン,ポリウレタン又はそれに類するものと
いった連続気泡性発泡材である。このフィルタ10は、
入口表面12及び出口表面14、入口表面12から出口
表面14まで延びる複数の通路40を構成する壁30及
び、流体から不純物を除去するための濾過手段60を含
んでいる。
【0011】入口表面12、壁30及び通路40内へ延
びる複数の突出部材70は、好ましくはフィルタ10を
通る流体の流れを流線形にするよう空力学的に設計され
輪郭制御されている。壁30は、入口表面12から出口
表面14まで各々延びている曲線形状の通路40のラビ
リンスを構成している。各々の通路40Aは一連のその
他の曲線形状通路40Bと流動的に連絡した状態にあ
る。各々の通路40は一般に対称な構成をもつ。各通路
40Aの中に入る流体は、一連の近接通路40Bの中へ
と経路決定され、通路40A内の流体はその他の近接通
路40B(図8参照)からの流体の合流をうける。壁3
0の直径は通路40全体を通して変化するものの通路4
0の回りの表面積は通路40の長さ全体にわたり略同じ
であり続ける。
【0012】通路40をとり囲んでいる壁30には、複
数のセル50が含まれている。各々のセル50は近接層
20上に配置された結びつけられたセル50の一部分と
流動的に連結した状態にある。その中を通るシュート5
2を有している。さらに限定的に言うと、図4及び図5
に示されているように、このようなセル50はトロイド
(錐曲線回転体)部分54及びそれと一体式に形成され
たシュート52により構成されている。この構成に従う
と、各々のセル五十はかくして複数のセクション55に
分割される。各セクション55はかくして隣接して配置
された複数のセル50と流動的に連結した状態にある。
これらの図面に示されているように、かくして、各セル
50と結びつけられた4つのセクション55が描かれて
いることから、どの1つのセル50も4つのセル50と
流動的に連結した状態に置かれる。各セル50が分割さ
れるセクション55の数は流れの必要条件によって定め
られるが、最適には、セル50は少なくとも3つ好まし
くは4つのセクション55に分割される。
【0013】発泡材料から形成されたフィルタ10は好
ましくは、入口表面層に、少なくとも1つの中間層22
及び出口層14を含む複数の層20に分割可能である。
流体は入口層12に接近し、中間層22を通って進み、
出口層14を通ってフィルタからでる。各セル50は好
ましくは層20に沿って配置されている。同じ層20上
のセル50の各々は形状が類似している。本発明のフィ
ルタ10の好ましい実施態様においては、基本的に3つ
のセル構成が存在する。入口層12上に配置されたセル
50Aが図4に描かれている。中間層のいずれかの上に
配置されたセル50Bが図5に示されている。出口層1
4上に配置されたセル50Cは、図4に描かれているセ
ルと類似のものであるが、但しここではセル50C内の
突出部材70は全く存在しない。
【0014】各セル50の層20は一般にセル50の軸
59に対し垂直である。セル50は一般的にいくつかの
層30の各々の上に均等に間隔どりされている。本発明
の好ましい実施態様においては、セル50は全て図1に
示されているように4つの層20の上に配置されてい
る。フィルター10の壁30は一般に曲線形状を有す
る。入口層12上に配置されたセル壁30は、入口部分
53と出口部分56を有する。入口部分53は内向きに
テーパがついており、出口部分56は外向きにテーパが
ついている。入口表面12の下流に配置されたセル50
Bについては、入口部分53は上流セルの出口部分56
と同じ広がりをもつ。
【0015】図2は、入口表面12上に配置された第1
のセル対50A、第1の中間層20A上に心合せされた
第2の隣接したセル50B対の部分及び第2の中間層2
0B上に心合せされた第3の隣接セル50B対の部分を
描いている。入口表面12上に配置されたセル50Aは
両方共入口部分53A及び出口部分56Aを有し、一方
下流のセルは上流の隣接するセル50Aの出口部分56
Aと同じ広がりをもつ入口部分55Bを有する。図3
は、入口層12上に配置されたセル50A及び中間層2
0B上に配置された隣接するセル50Bを描いている。
各々のセル50は好ましくは近接する層20に沿って隣
接して配置された3つ、4つまたは6つのセル5Cと流
動的に連結した状態にあるが、全ての図面で隣接する4
つのセル50Bに近接するセル50Aが描かれている。
【0016】フィルタ10は好ましくは36%の気孔率
と0.35インチの層間隔を有する。好ましくは、フィ
ルタ10は4つの層をもち、入口表面層12、中間層1
3及び出口表面層はほぼ同じ厚みを有し、又フィルター
10は1インチから1.5インチまでの合計厚みを有す
る。シュート52が各セル50を通って延び、中央軸5
9が各シュート52を通って延びている。各々のセルの
軸59は好ましくは入口表面12と出口表面14に対し
て垂直であり、各通路40を通しての空気の接線方向流
を可能にする。
【0017】各々のセル50は、出口層上に配置された
セル50Cを除いて、その中に延びる輪郭制御された突
出部材70を有する。この突出部材70は一般にセル軸
59を中心にして対称的である。突出部材70の先端部
74はセル50の近位中心の中へと延びている。図4に
示されているように、セル壁30は一般に曲線の断面を
もつ。このようなセル50Aは4つの隣接するセル50
Bに補給を行っていることから、突出部材70はシュー
ト52をセル50の中心をピークとする4つの4分円に
分割する4つの縁部72によって形成されている。この
突出部材70はセル50Aの出口部分56Aを通して、
又隣接するセル50Bの入口部分55B内へと、流体を
偏向させる。
【0018】図7は、フィルタ10の上面図つまり入口
層12と近接する中間層20Aの対称性を描いた図であ
り、隣接するセル50の中間層20A上での配置がかく
れたラインで描かれている。通路40を通って流れる流
体からの不純物を除去するための濾過手段60は、壁3
0に沿って配置されている。濾過手段60濾過手段が不
純物で飽和した場合でさえ基本的に制約されない通路4
0を通って流体が流れうるようにするため、不純物は濾
過手段60の中に保持される。濾過手段60は、湿式又
は乾式であってよい表面濾過媒体である。この媒体が湿
式である場合、一般に無毒性、非反応性の粘性溶液が含
浸されているポリウレタンといった片面開放型発泡材を
用いることが好ましい。湿式媒体は、塵埃粒子、汚染因
子、花粉及びその他の異物粒子を大量に含む入ってきた
流体を処理する。媒体が乾式である場合、濾過手段60
の側壁には、充填されたファイバが付加される。空中浮
遊粒子はファイバの表面に吸引され、ファイバに対する
磁気様の作用により捕獲される。濾過手段60の役目
は、汚染物質を捕え、媒体を打撃した後に再び流体流の
中へはね戻ることがないようにすることにある。
【0019】大部分の濾過は、1つのセル50の出口部
分56Aと隣接するセル50の入口部分55Bの間で起
こる。セル50の輪郭制御された壁30は空気流を隣接
するセルの輪郭制御された入口部分内へと誘導する。空
気は、ジュースをピッチャから注ぐ時ピッチャの表面に
ジュースが密着した形になるのと同様に、空気は各セル
の輪郭制御されたセル壁30にへばりつく傾向をもつ。
この現象はコアンダ効果としてアビオニクスではよく知
られたものである。従って、輪郭制御されたセル壁30
は通路40を通して流体を誘導する。
【0020】『表面濾過』が『浸透濾過』よりも支配的
であることからフィルタ10は媒体の中に流体を通さな
い。本発明のフィルタを通しての濾過に関与する主要な
メカニズムは、全て当業者にとっては周知の現象である
『慣性衝撃』、『流れ線遮断』、『拡散被着』、『静電
被着』及び『ロンドン・ファン・デル・ワールス被着』
である。
【0021】『慣性衝撃』は流れの方向を変える流体に
よって引きおこされ、結局流線の湾曲に終わる。粒子の
慣性は粒子が通路40を通過するのを妨げる。慣性は粒
子が被着する輪郭がつけられた壁30の中へ粒子を押し
入れる。この機構の強さは粒子サイズと流量が増加する
につれて増加する。また粒子は「流線のさえぎり」によ
って収集される。流線が収集用本体に接近している場合
には、粒子は流体の流線に従って『慣性衝撃』がなくて
も収集される。
【0022】個々の小さな粒子の軌跡は、ブラウン運動
のため流体の流線と一致しない。粒度が減少なるにつれ
て『ブラウン運動』の強度は増大し、その結果として
『拡散被着』の強度も増大する。エールゾル粒子及び濾
過媒体60のファイバは一般に粒子の被着に著しく影響
する静電荷を帯びている。帯電したファイバ及び粒子
は、粒子の軌跡を変えることにより、またフィルタ媒体
表面に対する粒子の付着を交互にさせることによって濾
過プロセスに影響を及ぼす。粒子と収集体の間の距離が
小さい場合、被着はロンドン・ファン・デル・ワールス
の分子間力による影響を受ける。
【0023】媒体が湿式である場合、一般にグリセリ
ン,ペトロラタム,グリース,エチレングリコール又は
食用油といった無毒性,非反応性の粘性溶液で含浸され
たポリウレタンなどの片面開放型発泡材を用いることが
好まれる。この湿式媒体は、塵埃粒子,汚染因子,花粉
及びその他の異物粒子が大量に含まれた流入流体、好ま
しくは空気を処理する。流体の流れからより小さい粒子
を捕獲するために、粘性溶液に対して二酸化ケイ素,酸
化アルミニウム,ゼオライト,ケイソウ土を付加するこ
ともできる。クエン酸,ジオキシコハク酸,塩化カルシ
ウム,炭酸ナトリウムといった化学吸着塊も、臭い及び
有害な酸性及びアルカリ性の汚染物質を除去するために
付加することができる。
【0024】好ましい乾式媒体は、正及び負の電荷が帯
電したファイバである。好ましい繊維質材料は、スリー
エム社(3M Company) の登録商標であるフィルトレー
ト(Filtrete) である。この繊維質材料は、輪郭制御さ
れた側壁上に噴霧してもよいし成形してもよい。5ミク
ロン未満の空中浮遊粒子はファイバの表面に自然に吸引
され、磁気様の作用によってファイバに対し捕獲され
る。
【0025】フィルタ10は、精密成形されても又はそ
の他の同様なやり方で形成されてもよい層状組織であ
る。層20は、当該技術分野においては周知のものであ
る様々な化学接着剤のいずれかによって合わせて固定さ
れる。各層20上に配置されたセル50は別々の金型を
必要とする。交互の層20Aは近接する層20Bと位相
ずれしており(図6参照)、これらは同じ金型により成
形されうる。
【0026】標準的には、空気は1秒あたり約20フィ
ート(約6メートル)から30フィート(約9メート
ル)の流速でフィルタ10に接近し、1秒あたり50フ
ィート(約15メートル)から70フィート(約21メ
ートル)でフィルタ10を離れる。フィルタ10を通し
ての圧力損失は、層20の数とは無関係であるが、主と
してフィルタ10を離れる空気の速度によって左右され
る。層20の数は、圧力降下により制限されず、流体ラ
イン内のフィルタ10のための空間によって並びにフィ
ルタ10が交換までにラインにとどまることになる時間
によって制限される。
【0027】セル50を通る接線方向の流れは空気を加
速するのに役立つ。フィルタ10を通しての標準的な圧
力降下は2パーセントから3パーセントまで変化する。
不純物はフィルタ10内に保持され、純化された空気が
フィルタ10の出口表面14から外に流れ出る。フィル
タ10を特定の一実施態様との関係において記述してき
たが、当然のことながら、当業者にとっては本書中の開
示に照らし合わせて数多くの代替案,変更及び変形態様
が明白になることだろう。冒頭の各請求項の精神及び範
囲内に入るこのような代替案,変更及び変形態様の全て
がここに含み入れられるものである。
【0028】
【発明の効果】本発明のフィルタは、空気力学的に輪郭
がつけられたもので、しかも積層されて作られた構造物
であり、流体すなわち大気から粉塵粒子,汚染物,花
粉,他の異質粒子を除去する能力を従来のフィルタに比
して優れている。また、フィルタを通過する空気の圧力
降下が少なく、このフィルタによって例えば車両の客室
等への新鮮な空気の供給が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 セル構造を示すための各層が近接層の夫々か
ら離隔され、構造的相互関係が隣接するセルであるよう
な、一連の層の夫々の上に配置された複数のセルを描く
本発明のフィルタの斜視図である。
【図2】 第1の中間層上に配置された1つのセルと近
接する中間層上に配置された4つのセルを示す、図1の
フィルタの一部分のコンピュータで生成された斜視図で
ある。
【図3】 出口表面又は層の上に配置された第1のセル
の対,第1の中間層上で心合わせされた隣接するセルの
第2の対の部分,及び第2の中間層上に心合わせされた
隣接するセルの第3の対の部分を示す、図1のフィルタ
の一部分の斜視図である。
【図4】 図1のフィルタの入口表面上に配置された部
分的に切除されたセルの斜視図である。
【図5】 中間層上に配置された図1のフィルタの部分
的に切除されたセルの斜視図である。
【図6】 図5のセルの底面図である。
【図7】 第2の層上の隣接するセルの位置がかくれた
ラインで示されている、図1のフィルタの平面図であ
る。
【図8】 例示を目的として流体通路が強調されてい
る、4つの近接する層上に夫々配置された4つのセルを
示す、図1のフィルタの一部分のコンピュータにより生
成された骨格斜視図である。
【符号の説明】
10・・・フィルタ 12・・・入口表面(層) 14・・・出口表面(層) 20・・・層 22・・・中間層 30・・・セル壁 40・・・通路 50・・・セル 52・・・シュート 54・・・トロイド部分 55・・・セクション 56・・・出口部分 59・・・セル軸 60・・・濾過手段 70・・・突出部材 74・・・先端部

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)入口表面及び出口表面、(b)入
    口表面から出口表面まで延びる複数の通路を構成する複
    数の曲線壁、及び(c)内部壁に沿って配置された、通
    路の中を流れる流体から不純物を除去するための濾過手
    段を含み、不純物はこの濾過手段の中に保持され、濾過
    手段は流体がたとえ濾過手段が不純物で飽和した場合で
    さえ基本的に制約されることの無い通路を通って流れう
    るようにしている、流体から不純物を除去するためのフ
    ィルタ。
  2. 【請求項2】 中を流れる流体を分流させる、通路のい
    くつかの中へと延びた多数の突出する部材をさらに含ん
    でいる、請求項1に記載のフィルタ。
  3. 【請求項3】 通路のうちの第1のものは第2の通路と
    流動的に連絡しており、そのための第1の通路に入った
    流体は第2の通路の中へと経路決定される、請求項1に
    記載のフィルタ。
  4. 【請求項4】 入口層、中間層、出口層を含む複数の層
    が含まれる、請求項1に記載のフィルタ。
  5. 【請求項5】 各層には複数のセルが含まれ、これらの
    セルは流体入口部分と流体出口部分を有する、請求項4
    に記載のフィルタ。
  6. 【請求項6】 入口層上に配置されたセルの流体出口部
    分は中間層上に配置された隣接するセルの流体入口部分
    と流動的に連絡した状態にあり、中間層上に配置された
    セルの流体出口部分は出口層上に配置された隣接するセ
    ルの流体入口部分と流動的に連絡した状態にある請求項
    5に記載のフィルタ。
  7. 【請求項7】 入口表面は輪郭制御され、曲線壁は輪郭
    制御され、突出部材は輪郭制御されている、請求項1に
    記載のフィルタ。
  8. 【請求項8】 (a)入口表面及び出口表面、(b)複
    数の通路と構成する、 一般に曲線形状をもつ複数の
    壁、(c)壁に沿って配置され、通路の中を流れる流体
    から不純物を除去するための濾過手段を含み、前記通路
    は入口表面から出口表面まで延び、これらの通路のうち
    の第1のものは第2の通路と流動的に連絡した状態にあ
    る、流体から不純物を除去するためのフィルタ。
  9. 【請求項9】 濾過手段は、濾過手段が不純物で飽和し
    た場合でさえ基本的に制約されない通路を通って流体が
    流れうるようにする、請求項8に記載のフィルタ。
  10. 【請求項10】 中を流れる流体を分流する、通路のい
    くつかの中へ延びる多数の突出した部材がさらに含まれ
    る、請求項8に記載のフィルタ。
  11. 【請求項11】 入口層、中間層、出口層を含む複数の
    層が含まれる、請求項8に記載のフィルタ。
  12. 【請求項12】 各層には複数のセルが含まれ、これら
    のセルは流体入口部分と流体出口部分を有する、請求項
    8に記載のフィルタ。
  13. 【請求項13】 入口層上に配置されたセルの流体出口
    部分は中間層上に配置された隣接するセルの流体入口部
    分と流動的に連絡した状態にあり、中間層上に配置され
    たセルの流体出口表面は出口層上に配置された隣接する
    セルの流体入口部分と流動的に連絡した状態にある、請
    求項12に記載のフィルタ。
  14. 【請求項14】 入口表面は輪郭制御され、曲線壁は輪
    郭制御され、又突出部材は輪郭制御されている、請求項
    8に記載のフィルタ。
  15. 【請求項15】 (a)流体入口部分及び流体出口部分
    をもつ壁を有する複数のセルを各々有している入口層、
    中間層、出口層を含む複数の層、及び(b)壁に沿って
    配置されている、通路の中を流れる流体から不純物を除
    去するための濾過手段、を含む流体から不純物を除去す
    るためのフィルタにおいて、入口層上に配置された1つ
    のセルの流体出口部分は中間層上に配置された隣接する
    セルの流体入口部分と流動的に連絡した状態にあり、中
    間層上に配置されたセルの流体出口部分は出口層上に配
    置された隣接するセルの流体入口部分と流動的に連絡し
    た状態にあり、入口層上に配置されたセルに接近する流
    体は中間層上に配置された隣接するセルまで進行し出口
    層上に配置された隣接するセルから出、壁は複数の通路
    を構成し、通路は入口表面から出口表面まで延びている
    ようなフィルタ。
  16. 【請求項16】 セルは、中を流れる流体を分流するべ
    くセルの中へと突出する輪郭制御された部材を有してい
    る、請求項15に記載のフィルタ。
  17. 【請求項17】 セルが一般に層のまわりで均等に間隔
    どりされている、請求項15に記載のフィルタ。
  18. 【請求項18】 入口層上に配置されたセルの流体出口
    表面が一般に、中間層上に配置された隣接するセルの流
    体入口部分と同一の広がりをもつ、請求項15に記載の
    フィルタ。
  19. 【請求項19】 濾過手段は、濾過手段が不純物で飽和
    した場合でも、基本的に制約されない通路を通して流体
    が流れうるようにする、請求項15に記載のフィルタ。
  20. 【請求項20】 (a)入口表面及び出口表面、(b)
    一般に曲線形状をもち流体入口部分と流体出口部分を有
    する壁を有する複数のセルを各々有している入口層、中
    間層、出口層を含む複数の層、及び(c)内部壁に沿っ
    て配置された、通路の中を流れる流体から不純物を除去
    するための濾過手段、を含む、流体から不純物を除去す
    るためのフィルタにおいて、入口層上に配置されたセル
    の流体出口部分は、中間層上に配置された隣接するセル
    の流体出口部分と流動的に連絡した状態にあり、中間層
    上に配置されたセルの流体出口部分は出口層上に配置さ
    れた隣接するセルの流体入口部分と流動的に連絡した状
    態にあり、入口層上に配置されたセルに接近した流体は
    中間層上に配置された隣接するセルまで進み出口層上に
    配置された隣接するセルから出、複数の壁は組合わさっ
    て複数の通路を構成し、通路は入口表面から出口表面ま
    で延び、これらの通路のうち第1のものは第2の通路と
    流動的に連絡した状態にあり、不純物は濾過手段の中に
    保持され、濾過手段は濾過手段が不純物で飽和した場合
    でも基本的に制約されない通路の中を流体が流れうるよ
    うにしている、フィルタ。
JP6763192A 1991-03-25 1992-03-25 フイルタ Pending JPH0568827A (ja)

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US07/674,580 US5118330A (en) 1989-04-03 1991-03-25 Aerodynamic filter
US07/674580 1991-03-25

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