JPH0568504U - Mri装置 - Google Patents

Mri装置

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JPH0568504U
JPH0568504U JP928492U JP928492U JPH0568504U JP H0568504 U JPH0568504 U JP H0568504U JP 928492 U JP928492 U JP 928492U JP 928492 U JP928492 U JP 928492U JP H0568504 U JPH0568504 U JP H0568504U
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JP
Japan
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slice
magnetic field
pulse
gradient magnetic
verse
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Pending
Application number
JP928492U
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English (en)
Inventor
徹男 荻野
和哉 星野
Original Assignee
横河メディカルシステム株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 Verseパルスを用いたマルチスライススキャ
ンを簡単に実現する。 【構成】 SARなどのスキャン条件に応じて通常のR
Fパルスに代えて Verseパルスを適用するMRI装置1
であって、シーケンスコントローラ3が Verseパルスに
よる選択励起のためのスライス勾配をその零点が目的ス
ライス位置に一致するように制御する。 【効果】 Verseパルスに周波数変調を施さなくても目
的スライスを選択励起することが出来るため、 Verseパ
ルスを用いたマルチスライススキャンを簡単に実現でき
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、MRI装置に関し、さらに詳しくは、通常のRFパルスに代えて Verse(Variable rate selective exitation)パルスを用いてマルチスライスス キャンを行うMRI装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図9は、従来のMRI装置の勾配磁場コイルおよびその駆動に関係する部分の ブロック図である。但し、勾配磁場コイルのうち、Z軸勾配磁場コイルのみを図 示する。Y軸,X軸についてもZ軸と同様であるため、以下、Z軸についてのみ 説明する。
【0003】 このMRI装置51のZ軸勾配磁場コイル55Zは、Z=0(静磁場マグネッ トの中心)を挟んでZ軸の+側と−側に同形の2つのコイルZa,Zbを対向さ せて配置した構成である。2つのコイルZa,Zbは、Z軸駆動回路54Zによ って差動的に駆動され、図10に示すように、Z=0に零点が一致するようなZ 軸勾配磁場を発生する。ここでZ軸方向をスライス方向とするものとし、Z軸勾 配磁場をスライス勾配という。 53はシーケンスコントローラ、54は勾配磁場駆動回路、55はマグネット アセンブリである。
【0004】 図11は、通常のRFパルスRと,その通常のRFパルスRに対応するスライ ス勾配Srの例示図である。これらの組合せにより、スライス位置とスライス幅 とが決定される。マルチスライススキャンの場合は、位置及びスライス勾配Sr の強度によって決まる磁場強度に合せてRFパルスRの周波数を変化させている 。
【0005】 図12は、VerseパルスVと,そのVerseパルスVに対応するスライス勾配Sv の例示図である。この例のような使い方をした場合 VerseパルスVは、通常のR FパルスRより振幅を小さく出来るため、SAR(Specific Absorption Rate) の制限から通常のRFパルスRを使用できない場合に通常のRFパルスRの代り に用いられる。スライス勾配Svは、 VerseパルスVに対応した構成になってい る。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
Verseパルスを用いてマルチスライススキャンを行おうとすると、通常のRF パルスRを用いてのマルチスライススキャンと同様に、位置によるスライス勾配 Svの変化に合せて Verseパルスに周波数変調を施すことが考えられる。 しかし、図12に示すように、 VerseパルスVに対応するスライス勾配Svは 形状が複雑であるため、位置によるスライス勾配Svの変化も複雑となり、これ に合せて VerseパルスVに施す周波数変調も煩雑になってしまう問題点がある。
【0007】 そこで、この考案の目的は、 Verseパルスに複雑な周波数変調を施すことなく 、 Verseパルスを用いたマルチスライススキャンを行えるようにしたMRI装置 を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この考案のMRI装置は、バース(Verse)パルスを用いるMRI装置において 、バース(Verse)パルスによる複数回の励起に同期してスライス勾配の零点を移 動させ、異なる複数の位置のスライスを選択励起するマルチスライス制御手段を 具備したことを構成上の特徴とするものである。
【0009】
【作用】
この考案のMRI装置では、マルチスライス制御手段が、スライス勾配の零点 が目的スライス位置に一致するように、スライス勾配を移動させる。したがって 、 Verseパルスに周波数変調を施さなくても、目的スライスを選択励起すること が出来る。 すなわち、 Verseパルスを用いたマルチスライススキャンを簡単に実現するこ とが出来る。
【0010】
【実施例】
以下、図に示す実施例に基づいてこの考案をさらに詳細に説明する。なお、こ れによりこの考案が限定されるものではない。 図1は、この考案の一実施例のMRI装置1の全体ブロック図である。 計算機2は、操作卓13からの指示に基づき、全体の作動を制御する。
【0011】 シーケンスコントローラ3は、記憶しているシーケンスに基づいて、勾配磁場 駆動回路4を作動させ、マグネットアセンブリ5の勾配磁場コイルで勾配磁場を 発生させる。また、変調回路7を制御し、RF発振回路6で発生したRF信号を 所定の波形に変調して、RF電力増幅器8からマグネットアセンブリ5の送信コ イルに加える。
【0012】 マグネットアセンブリ5の受信コイルで得られたNMR信号は、前置増幅器9 を介して位相検波器10に入力され、さらにAD変換器11を介して計算機2に 入力される。 計算機2は、AD変換器11から得たNMR信号のデータに基づき、イメ−ジ を再構成し、表示装置12で表示する。
【0013】 図2は、勾配磁場コイルおよびその駆動に関係する部分の要部ブロック図であ る。但し、勾配磁場コイルのうち、Z軸勾配磁場コイルのみを図示する。Y軸, X軸についてもZ軸と同様であるため、以下、Z軸についてのみ説明する。 このZ軸勾配磁場コイル5Zは、Z=0(静磁場マグネットの中心)を挟んで Z軸の+側と−側に互いに逆向きにまかれた2つのコイルA,Bを対向させて配 置した構成である。2つのコイルA,Bは、Z軸駆動回路4Zによって独立に駆 動されZ軸勾配磁場を発生する。ここでZ軸方向をスライス方向とするものとし 、Z軸勾配磁場をスライス勾配という。
【0014】 通常のRFパルスを用いてマルチスライススキャンを行う場合には、前記コイ ルA,Bに流す電流IA,IBの大きさが等しく且つ向きが等しくなるようにす る(これにより、図3に示すように、スライス勾配の零点は、Z=0(静磁場マ グネットの中心)に一致する)。そして、位置によるスライス勾配Srの変化に 合せてRFパルスRを周波数変調する。
【0015】 Verseパルスを用いてマルチスライススキャンを行う場合には、前記コイルA ,Bに流す電流IA,IBの大きさを目的スライス位置に応じて異ならしめ且つ 向きが逆になるようにする(これにより、図4に示すように、スライス勾配の零 点は、Z=P(目的スライスの中心)に一致する)。そして、 Verseパルスは、 周波数変調しない。
【0016】 図5は、この考案の他の実施例のMRI装置21の勾配磁場コイルおよびその 駆動に関係する部分の要部ブロック図である。但し、勾配磁場コイルのうち、Z 軸勾配磁場コイルのみを図示する。
【0017】 このMRI装置21において、Z軸勾配磁場コイルは、従来と同一のZ軸勾配 磁場コイル55Zに加えて、点線で示すようなバイアスコイルCを設けて構成さ れている。 23はシーケンスコントローラ,24は勾配磁場駆動回路,25はマグネット アセンブリである。
【0018】 通常のRFパルスを用いてマルチスライススキャンを行う場合には、Z軸勾配 磁場コイル55Zは、従来と同一のZ軸駆動回路54Zにて駆動され、図6に示 すごとき勾配磁場(零点は、Z=0(静磁場マグネットの中心)に一致している )を発生する。バイアスコイルCは使用しない。そして、位置によるスライス勾 配Srの変化に合せてRFパルスRを周波数変調する。
【0019】 Verseパルスを用いてマルチスライススキャンを行う場合には、Z軸勾配磁場 コイル55Zは、従来と同一のZ軸駆動回路54Zにて駆動され、図6に示すご とき勾配磁場(零点は、Z=0(静磁場マグネットの中心)に一致している)を 発生する。バイアスコイルCは、Z軸補助駆動回路24Cにて駆動され、図7に 示すごときバイアス磁場を発生する。バイアス磁場の大きさと方向は、目的スラ イス位置に応じて決定する。Z軸勾配磁場は、前記勾配磁場とバイアス磁場の和 であり、図8に示すようになり、その零点は、Z=P(目的スライスの中心)に 一致する。そして、 Verseパルスは、周波数変調しない。
【0020】
【考案の効果】
この考案のMRI装置によれば、 Verseパルスに周波数変調を施さなくても目 的スライスを選択励起することができ、 Verseパルスを用いたマルチスライスス キャンを簡単に実現することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案のMRI装置の一実施例の全体ブロッ
ク図である。
【図2】図1のMRI装置の勾配磁場コイルおよびその
駆動に関係する部分の要部ブロック図である。
【図3】図2の勾配磁場コイルで発生させる勾配磁場の
説明図である。
【図4】図2の勾配磁場コイルで発生させる勾配磁場の
説明図である。
【図5】この考案のMRI装置の他の実施例に係る勾配
磁場コイルおよびその駆動に関係する部分の要部ブロッ
ク図である。
【図6】図5の対向するコイルで発生させる勾配磁場の
説明図である。
【図7】図5のバイアスコイルで発生させるバイアス磁
場の説明図である。
【図8】図5の勾配磁場コイルで発生させる勾配磁場の
説明図である。
【図9】従来のMRI装置の一例に係る勾配磁場コイル
およびその駆動に関係する部分の要部ブロック図であ
る。
【図10】図9の勾配磁場コイルで発生させる勾配磁場
の説明図である。
【図11】RFパルスとスライス勾配の関係についての
説明図である。
【図12】Verseパルスとスライス勾配の関係について
の説明図である。
【符号の説明】
1 MRI装置 2 計算機 3 シーケンスコントローラ 4 勾配磁場駆動回路 5 マグネットアセンブリ 5Z Z軸勾配磁場コイル R RFパルス V Verseパルス C バイアスコイル

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バース(Verse)パルスを用いるMRI装
    置において、バース(Verse)パルスによる複数回の励起
    に同期してスライス勾配の零点を移動させ、異なる複数
    の位置のスライスを選択励起するマルチスライス制御手
    段を具備したことを特徴とするMRI装置。
JP928492U 1992-02-27 1992-02-27 Mri装置 Pending JPH0568504U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP928492U JPH0568504U (ja) 1992-02-27 1992-02-27 Mri装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP928492U JPH0568504U (ja) 1992-02-27 1992-02-27 Mri装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0568504U true JPH0568504U (ja) 1993-09-17

Family

ID=11716181

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP928492U Pending JPH0568504U (ja) 1992-02-27 1992-02-27 Mri装置

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