JPH0568458A - 魚釣り用手甲 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【構成】着用時の拇指の基部に対応して手甲１の甲部表
面１１に、餌入れ容器２を着脱自在に取り付けた。 【効用】立込釣り等において、餌の取り付けが簡単で長
時間安全に釣りを楽しむことができる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は魚釣り用手甲に関する
ものである。

【０００２】

【従来の技術】先に出願人は、釣り用の餌入れとして実
公昭４６−１１８９号によって、餌入れ容器の縁部に対
向して形成された取り付け部に、いずれか一方が弾性材
で形成された大小の輪状弾性バンドを取り付け、小さい
バンドに拇指を挿入し、大きいバンドに手首部を挿入し
て、餌入れ容器を手の背部の拇指基部に位置させるよう
に魚釣り用餌入れを提案した。この魚釣り用餌入れは、
ねり餌を利用して立込釣り用餌入れとしては非常に便利
ではあるが、釣時に餌入れ容器を手の背部の拇指基部に
しっかりと保持させておくには、大小のバンドを手首部
と拇指に緊張した状態でしめ付けておく必要が有り、手
首部や拇指が圧迫され痛くなり、しかもこのようにして
餌入れを取り付けた手には手甲を取れ付けることはでき
ず、寒気、日射、外傷から手の甲部を保護できず、この
ような状態で長時間安全に釣りを楽しむことはできなか
った。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】この発明は、立込釣り
等において餌の取り付けが簡単で、長時間安全に釣りを
楽しむことのできる餌入れ容器を備えた魚釣り用手甲を
提供しようとするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】以下実施図面によって説
明すれば、この発明は着用時の拇指の基部に対応して手
甲１の甲部表面１１に餌入れ容器２を着脱自在に取り付
けたことを特徴とする魚釣り用手甲を発明の要旨とする
ものである。

【０００５】この発明において手甲１は、厚手の布、皮
革等で構成され、その甲部裏面の少なくとも中指部に対
応する部分には輪状の指挿入バンドが取り付けられてお
り、手首部には帯状の締め付けバンド１４が取り付けら
れている。そして拇指の基部に対応する手甲１の甲部表
面１１に雄形または雌形のベルクロファスナ−（登録商
標）のような面状ファスナ−、ホック或いは磁石等の係
合具１５が取り付けられている。餌入れ容器２は合成樹
脂、金属等で形成され、その底面２１には係合具１５に
対応して雌形または雄形の面状ファスナ−、ホック、磁
性金属片等の係合具２個が取り付けられている。

【０００６】さらにこの発明において、手甲１の甲部表
面１１に予備の浮き、釣り針、釣り糸、錘等を保持させ
ておくポケット１６を付設しておけば、釣りの現場で敏
速にこれらを取りかえ使用できるので便利である。

【０００７】

【発明の作用効果】この発明は以上のように構成されて
いるので、手甲１の甲部裏面に取り付けられた指挿入バ
ンドに中指を差し込んで手甲１の甲部を手の甲部に被覆
して、締め付けバンド１４で手首部に締め付けて手甲１
を手に取り付け、ねり餌等を充填した餌入れ容器２を係
合具１５と２２とによって、手甲１の拇指の基部に対応
する甲部表面１１に着用して立込釣りを行うものであ
る。

【０００８】この発明の魚釣り用手甲は以上のように構
成され使用され、従来のように餌入れ容器を弾性バンド
で直接的に手の甲に装着するのではなく、手甲１を介し
て手の甲の拇指の基部に位置させるので、餌入れ容器が
移動することがなく、しかも従来のように弾性バンドで
手首部や拇指部が圧迫されることがないので長時間釣り
を楽しむことができる。また釣時において、片手を餌入
れ容器２に沿わせて指先でねり餌を適当な形にまるめ、
釣竿を直立させると釣り糸、錘、釣り針が手元に復帰す
るから、釣り針に簡単に餌を取り付けることができる。
また手甲１によって寒気、日射、外傷から手の甲部を保
護することができるので安全である。また保管時には餌
入れ容器２を手甲１から取り外して保管できるので便利
である。

【図面の簡単な説明】

【図１】Ａ．手甲の見取図である。 Ｂ．餌入れ容器の見取図である。

【図２】魚釣り用手甲の使用状態を示す見取図である。

【符号の説明】

１．手甲 １１…表面 ２．餌入れ容器

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 着用時の拇指の基部に対応して手甲１の
   甲部表面１１に餌入れ容器２を着脱自在に取り付けたこ
   とを特徴とする魚釣り用手甲。