JPH056810Y2 - - Google Patents

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JPH056810Y2
JPH056810Y2 JP1989142397U JP14239789U JPH056810Y2 JP H056810 Y2 JPH056810 Y2 JP H056810Y2 JP 1989142397 U JP1989142397 U JP 1989142397U JP 14239789 U JP14239789 U JP 14239789U JP H056810 Y2 JPH056810 Y2 JP H056810Y2
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ring
shoe
piece
adjustment piece
opening
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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は、主としてビジネス用の靴に関する。
<従来技術> 近年、消費者行動の多様化、高級化が進み、
各々の商品が個々の消費者の独自な要求につい
て、夫々満足させる必要が叫ばれている。このこ
とは、靴業界についても言い得ることであり、し
たがつて、様々な好みや、足の形状等の消費者の
要求に対応し得る靴の開発が待たれていた。
<考案が解決しようとする課題> しかし、従来のビジネス用の靴は、紐靴タイプ
のものを除き、履き口の幅調節が不可能であつ
た。故に、例えば使用者の足が甲高であつたり、
逆に甲低であつたりすると、極めて履心地が悪く
なり、靴擦れ等を生ずるもととなつていた。
本考案は、上記課題に鑑み、使用者の甲の高さ
等に対応して開口幅が調節でき、履心地を良くす
るとともに靴擦れ等を防止することのできる靴の
提供を目的とする。
<課題を解決するための手段> 本考案による課題解決手段は、第1図の如く、
靴本体1の上面に履き口2が形成され、該履き口
2の前側一端に配されたリング3と、履き口2の
前側他端に配されリング3内を通過して折り返す
ことにより前記本体1の履き口2の開口幅を調節
自在とする調節片4とが設けられ、前記リング3
および調節片4は靴本体1の舌片5の裏側に隠れ
て配され、前記リング3は、弾性伸縮可能なゴム
製の支持片13にて靴本体1に取り付けられたも
のである。
<作用> 上記課題解決手段において、履き口2の開口幅
を調節する際、舌片5を上方に持ち上げて裏側に
配された調節片4およびリング3を露出させ、調
節片4をリング3内に通し、使用者の足の甲の高
さ等に応じて調節片4を折返して本体1の履き口
2の開口幅を適度に調節する。
また、使用時には、舌片5が調節片4およびリ
ング3を裏側に覆い隠すので、外観上の美観を損
なうことなく使用することができる。
したがつて、靴の美感を損なうことなく使用者
の甲の高さ等の異なつた足形に自在に対応するこ
とができるので、履心地が良くなるとともに、靴
擦れ等を防止し得る。
<実施例> 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。
第1図は本考案の一実施例を示す靴の平面図、
第2図は同じくその側面図、第3図は舌片の裏側
に配された調節片の調節途中の状態を示す図、第
4図は同じく調節片の調節後の状態を示す図、第
5図は調節片の接着手段を示す拡大断面図であ
る。
本考案の靴は、主としてビジネス用に長時間使
用されるローフアー(突掛け)タイプのもので、
第1図ないし第4図の如く、靴本体1の上面に履
き口2が形成され、該履き口2の前側一端に配さ
れたリング3と、履き口2の前側他端に配されリ
ング3内を通過して折り返すことにより前記本体
1の履き口2の開口幅を調節自在とする調節片4
とが設けられ、前記リング3および調節片4は靴
本体1の舌片5の裏側に隠れて配されたものであ
る。
前記靴本体1は、使用時に足の裏を保護するソ
ール6と、上面後部に履き口2を形成しソール6
の上面外周に足形を包囲するよう固定された腰部
7と、該腰部7に足の爪先から甲にかけて固定さ
れた爪先部5aと、該爪先部5aの後部に延設さ
れ足の甲を保護する舌片5と、該舌片5の腰部7
からの過剰な外れを防止すべく舌片5と爪先部5
aとの接合位置に架設されたストラツプ8とを備
えている。
前記ソール6は、軽量硬質タイプの合成ゴム等
を使用しており、これにより本体1全体の形状を
維持する機能を兼ね備えている。該ソール6の下
面後方には、踵部の体重を支持するヒール11が
一体成形されている。
該ヒール11は、第2図の如く、地面に接触す
る硬質のかかと層11aと、該かかと層11aと
ソール6との間に介在された衝撃吸収層11bと
から成り、該衝撃吸収層11bは、使用時のかか
とへの衝撃を吸収するよう、かかと層11aおよ
びソール6よりも軟質で弾力性に富んだLR(Low
Resilience)系特殊合成ゴムを使用している。
また、ソール6の内側(上面)には、足の裏全
体の衝撃を吸収して履心地を良くするための二枚
の中敷(図示せず)が積層され、そのうち、下側
の中敷にはLR系特殊合成ゴムが、上側の中敷に
は下側の中敷よりもより弾力性のあるスポンジ材
が夫々使用されている。
前記腰部7は、ソール6の上面に多数のピン
(図示せず)等により固定されている。
前記爪先部5aは、足の爪先を保護するための
もので腰部7の前部上面に縫合されている。
前記舌片5は、その裏(下)側にリング3およ
び調節片4を隠すよう充分な寸法でもつて設定さ
れ、かつ調節片4を折り返してその長さを調節可
能とするよう腰部7に縫い合わされずに離接自在
とされている。
前記ストラツプ8は、舌片5を腰部7から引き
離して腰部7の履き口2の開口幅を調節する際
に、爪先部5aの腰部7との縫い目の損傷を防止
するものである。なお、前記腰部7、爪先部5
a、舌片5およびストラツプ8は、その材質とし
て獣皮やレザークロス等を用い、これらを裁縫し
て成るのもである。
前記リング3は、プラスチツク材を用いて前記
調節片4の幅寸法に対応する長さに形成されてお
り、その一辺が舌片5の裏側で腰部7の履き口2
の一端に縫込まれた弾性伸縮可能なゴム製の支持
片13により掴持されている。
前記調節片4は、第3,4図の如く、一枚の革
片の片面に後述のように鉤18およびわな19と
が植設されたもので、腰部7の履き口2の他端に
取付けられた付根部(フツクテープ)15と、該
付根部15に延設され折返つて付根部15の上面
に接着する折返し部(ループテープ)16とか
ら、長手方向に二つの領域に分割されて成る。
前記付根部15は、一端が前記舌片5の裏側で
腰部7に縫い込まれて取付けられており、該付根
部15の表面は、第5図の如く、多数の折返し部
16接着用の鉤18を備えている。
前記折返し部16は、第3,4図の如く、付根
部15との接合部付近で折返つて前記リング3の
一辺を掴持するためのもので、該折返し部16の
表面は、第5図の如く、付根部15の鉤18に係
合して接着するための多数のわな19を備えてい
る。これにより、付根部15および折返し部16
は互いに面フアスナとして機能し、したがつて、
折返し部16と付根部15とを互いに少しづつ位
相させて折返し位置が自在に設定され、腰部7の
履き口の開口幅が自由に調節可能な構成とされ
る。
上記構成の靴において、履き口2の開口幅の調
節手順を説明する。
まず、第1図の如く、舌片5を上方に持ち上げ
て裏側に配された調節片4およびリング3を露出
させる。
次に、第3図のように、調節片4をリング3内
に通し、使用者の足の甲の高さ等に応じて調節片
4の折り返し位置を決定する。
しかる後、調節片4の付根部15と折返し部1
6とを重合わせて押さえつける。そうすると、付
根部15の鉤18に折返し部16のわな19が係
合し、(第5図参照)付根部15と折返し部16
は面フアスナとして機能して本体1の履き口2の
開口幅を適度に設定(調節)したまま接着状態と
される。
また、使用時には、第2図の如く、舌片5が調
節片4およびリング3を裏側に覆い隠すので、外
観上の美感を損なうことなく使用することができ
る。
このように、本考案の靴では、リング3と、リ
ング3内を通過して折り返すことにより前記本体
1の履き口2の開口幅を調節自在とする調節片4
とが設けられているので、使用者の甲の高さ等
夫々異なつた足形に対応することができ、履心地
が良くなるとともに、靴擦れ等を防止することが
できる。
加えて、リング3および調節片4が舌片5の裏
側に隠れて配されているので、使用時に靴の美感
を損なうことなく使用可能となり、消費者のデザ
イン面での要求に対応することが可能となる。
ところで、本実施例では、支持片13にゴムを
用いているが、靴本体の履き口の開口幅を足に併
せて伸縮させるためのみならば、調節片4やリン
グ3を用いなくても、ゴム材の伸縮だけでその目
的を達成し得る。しかし、そうすると、例えば足
の甲が高い人についてはゴム材の締め付けがきつ
く、使用時に不快感が付きまとう。一方、これを
考慮して足の甲が高い人に対応するようゴム材の
寸法を調整すれば、甲が低い人には緩すぎてしま
い、用をなさなくなつてしまう。故に、本実施例
では、最初に使用者の足の甲の高さに応じて調節
片4をリング3内で折曲調節しておき、後の靴着
脱時には、ゴム製の支持片13にて靴本体の履き
口の開口幅を伸縮させるといつた、二段階の伸縮
を可能とするものである。
なお、本考案は、上記実施例に限定されるもの
ではなく、本考案の範囲内で上記実施例に多くの
修正および変更を加え得ることは勿論である。
例えば、本実施例では調節片4の付根部15に
鉤18が設けられ折返し部16にわな19が設け
られているが、その逆の構成でもよいし、鉤18
のかわりに例えば茸型小片を使用してもよい。
<考案の効果> 以上の説明から明らかな通り、本考案による
と、リングと、リング内を通過して折り返すこと
により前記本体の履き口の開口幅を調節自在とす
る調節片とが設けられているので、使用者の足の
甲の高さ等に応じて調節片を折返して本体の履き
口の開口幅を調節することができ、履心地が良く
なるとともに靴擦れ等を防止することができる。
ここで、リングを、弾性伸縮可能なゴム製の支
持片にて靴本体に取り付けているので、靴を足に
着脱する際に、調節片を所望の調節状態としたま
まゴム製の支持片を伸長させ、足への着脱作業に
対応して靴本体の履き口の開口幅を一時的に広げ
ることができる。もちろん、着脱作業が終われ
ば、ゴム製の支持片は弾性復元して、前述の履心
地の良い調整状態に自然に戻る。
したがつて、調節片を最初に一回だけ調整して
おけば、足への着脱時に調節片をいちいち折返し
て調整し直さなくても、靴を足に簡単に着脱する
ことができ、着脱時の手間を減らすことができ
る。
また、リングおよび調節片が舌片の裏側に隠れ
て配されているので、使用時において靴の外観上
の美感を損なうことなく履き口の開口幅が調節可
能となり、消費者のデザイン面での要求に対応す
ることができるといつた優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す靴の平面図、
第2図は同じくその側面図、第3図は舌片の裏側
に配された調節片の調節途中の状態を示す図、第
4図は同じく調節片の調節後の状態を示す図、第
5図は調節片の接着手段を示す拡大断面図であ
る。 1……本体、2……履き口、3……リング、4
……調節片、5……舌片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 靴本体の上面に履き口が形成され、該履き口の
    前側一端に配されたリングと、履き口の前側他端
    に配されリング内を通過して折り返すことにより
    前記本体の履き口の開口幅を調節自在とする調節
    片とが設けられ、前記リングおよび調節片は靴本
    体の舌片の裏側に隠れて配され、前記リングは、
    弾性伸縮可能なゴム製の支持片にて靴本体に取り
    付けられたことを特徴とする靴。
JP1989142397U 1989-12-08 1989-12-08 Expired - Lifetime JPH056810Y2 (ja)

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JP1989142397U JPH056810Y2 (ja) 1989-12-08 1989-12-08

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JP1989142397U JPH056810Y2 (ja) 1989-12-08 1989-12-08

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Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6357910B2 (ja) * 1979-11-06 1988-11-14 Mitsubishi Electric Corp

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JPS6357910B2 (ja) * 1979-11-06 1988-11-14 Mitsubishi Electric Corp

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