JPH0567844A - 半導体レーザモジユール - Google Patents

半導体レーザモジユール

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JPH0567844A
JPH0567844A JP3481191A JP3481191A JPH0567844A JP H0567844 A JPH0567844 A JP H0567844A JP 3481191 A JP3481191 A JP 3481191A JP 3481191 A JP3481191 A JP 3481191A JP H0567844 A JPH0567844 A JP H0567844A
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JP
Japan
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semiconductor laser
package body
laser module
lens
insulating plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP3481191A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoichiro Katsuki
陽一郎 香月
Motohiro Sakai
基弘 酒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SAAMOBONITSUKU KK
Thermovonics Co Ltd
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
SAAMOBONITSUKU KK
Thermovonics Co Ltd
Oki Electric Industry Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by SAAMOBONITSUKU KK, Thermovonics Co Ltd, Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical SAAMOBONITSUKU KK
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Publication of JPH0567844A publication Critical patent/JPH0567844A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型で冷却能力に優れた構造の半導体レーザ
モジュールを得る。 【構成】 半導体レーザ素子をパッケージ本体内に収容
し、電子冷却素子で冷却する半導体レーザモジュールに
おいて、半導体レーザ素子1を上部絶縁板18の上部に
搭載し、電子冷却素子8の一端を上部絶縁板18の下面
に固定すると共に他端を前記パッケージ本体の底板19
に固定する。そして、その底板19は窒化アルミニウム
から構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光通信装置などに使用
する高出力半導体レーザ素子と光ファイバとの結合器で
ある高出力の半導体レーザモジュールに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、光信号を直接増幅する光増幅器が
開発され、特にエルビウム光ファイバを用いた光増幅器
が注目されている。
【0003】この光増幅器はエルビウム元素のドープさ
れた光ファイバに波長1.48μmのレーザ光を注入す
ると波長1.5μm帯の減衰された信号光が増幅される
という原理による。その増幅度は注入する波長1.48
μmのレーザ光(以下ポンプ光と称する)の出力の大き
さによる。エルビウム光ファイバの性能にもよるが、そ
の光出力が数+mWから100mWで数+dBの増幅度
が得られる。このような光増幅器においては、ポンプ光
用の波長1.48μmのレーザ光源に非常に高出力が要
求され、数百mAの駆動電流を必要とするため発熱によ
る光出力の低下や寿命の低下を招くおそれがある。それ
を防止するため、光ファイバと結合する半導体レーザモ
ジュールの構成の中で通常、電子冷却素子(以下ペルチ
ェ素子)を使用し、半導体レーザ素子を冷却して使用し
ている。
【0004】図2に従来例を示し、その構成及び動作を
説明する。同図において、1は半導体レーザ素子、2は
ヒートシンクである。ヒートシンク2は半導体レーザ素
子1を搭載しその放熱を行うと共に、半導体レーザ素子
1とほぼ同じ膨張係数を有する材料(例えばダイヤモン
ド,SiC,シリコンなど)を使用して熱応力による故
障を防止している。3はヘッダで、半導体レーザ素子1
を搭載したヒートシンク2を搭載し、半導体レーザ素子
1の電極用の端子を有している。4はモニタ用の受光素
子で半導体レーザ素子1の温度変化等による光出力の変
化を監視し、その光出力が常に一定になるように駆動回
路にフィードバックをかけている。5はレンズで、ここ
では球レンズで示しているが屈折分布形等のレンズを用
いる場合もある。6はコバールやステンレスで加工され
たレンズホルダでレンズ5を圧入や半田または低融点ガ
ラス等で固定している。7はベースで、半導体レーザ素
子1を搭載したヘッダ3と、モニタ用の受光素子4と、
レンズを固定するレンズホルダ6とを搭載するためのも
のである。この時、ヘッダ3とモニタ用の受光素子4は
半田付けで固定され、一方レンズホルダ6は、半導体レ
ーザ素子1から出射され広がった光がレンズ5により平
行光になるように光軸調整後ベース7にYAGレーザで
固定される。これは、光学調整後の半導体レーザ素子1
とレンズ5の軸ずれ感度が1μm以下と厳しいため固定
安定度の高いYAGレーザ溶接を用いるものである。8
はペルチェ素子である。9,10は絶縁板で一般的には
アルミナセラミックにペルチェ素子8の電極と固定を兼
ねた金属導体パターンを薄膜や厚膜で形成し、複数個の
ペルチェ素子8を挟み込んで直列に配線固定する。11
はパッケージ本体で側壁に電気端子をハーメチックで設
けたバタフライ型やDIP型のパッケージなど構成して
おり、また光取り出し窓13を設けてある。12は気密
用のカバーである。ペルチェ素子8を配線固定する絶縁
板9,10のうち、絶縁板9側に半導体レーザ素子1等
を搭載したベース7を半田固定し、絶縁板10側をパッ
ケージ本体11の内底に半田で固定する。この時、半導
体レーザ素子1から出射しレンズ5で平行光に変換され
た光がパッケージ本体11に設けた光取り出し窓13を
通過するように位置調整されている。14はレンズで、
ここでは球レンズで示しているが屈折分布形等のレンズ
を用いる場合もある。15はレンズ14を固定するスリ
ーブである。16は光ファイバ,17は光ファイバ16
を固定するフェルールである。ここで、半導体レーザ素
子1から出射した広がった光をレンズ5で平行光に変換
した該平行光をレンズ14で光ファイバ16に効率よく
入射するように光軸調整し、スリーブ15のA,B部で
YAGレーザ溶接固定している。このようにして半導体
レーザ素子1からの広がった発光光はレンズ5と14と
によって光ファイバ16に効率良く結合される。
【0005】この半導体レーザモジュールが高出力可能
なのはペルチェ素子8で半導体レーザ素子1を常時冷却
し、半導体レーザ素子1の発熱を低減しているためであ
る。尚、半導体レーザ素子1とペルチェ素子8の発熱は
パッケージ本体11を介してパッケージ本体11に取り
付けたヒートシンク(図示せず)で外部に放熱される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成による半導体レーザモジュールは、電子冷却素子(例
えばペルチェ素子)を搭載しているため特に高さ方向が
制限され、小型化が困難であるという問題点があった。
また、高出力を要求されるにつれて電子冷却素子の冷却
能力も大きなものが要求されるので、これによっても小
型化が困難であるという問題点もあった。
【0007】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、小型で冷却能力に優れた構造を持つ
半導体レーザモジュールを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、半導体レーザ素子をパッケージ本体内に収容
し、電子冷却素子で冷却する半導体レーザモジュールに
おいて、前記半導体レーザ素子を絶縁板の上部に搭載
し、前記電子冷却素子の一端を前記絶縁板の下面に固定
すると共に他端を前記パッケージ本体の底板部に固定
し、前底板部は絶縁材で構成したものである。
【0009】
【作用】本発明は、電子冷却素子をパッケージ本体の底
板部に、絶縁板を介することなく直接固定している。従
って、従来設けていた前記絶縁板は不要になり、絶縁板
1枚分と固定用の半田分の厚みが削減できると共に、絶
縁板1枚分の熱抵抗を低減できる。さらに、前記底板部
に使用している窒化アルミニウムは従来のアルミナセラ
ミック等より熱伝導率が非常に高いので、半導体レーザ
モジュールの熱抵抗を低減することができる。これらに
より、電子冷却を小型にすることが可能となり、前記絶
縁板の不要と相俟って半導体レーザモジュールを一層小
型にすることができる。
【0010】
【実施例】図1は本発明の実施例を示す要部断面図であ
る。同図において、1から8及び12から17は図2に
おいて同一記号を付したものと同じであるので説明は省
略する。18は上部絶縁板で、半導体レーザ素子1等を
搭載したヘッダ3,受光素子4,及びレンズ5を固定し
たレンズホルダ6を図2の場合と同様にしてそれぞれ所
定の位置に固定したベース7を上面に半田固定してい
る。19は絶縁性を有し熱伝導率に非常に優れた材料で
ある窒化アルミニウムで作られた底板であり、20はハ
ーメチック電気端子を有する金属またはセラミックから
なる側壁である。この底板19に側壁20の端面部を固
定してパッケージ本体を構成するが、このパッケージ本
体は、前記窒化アルミニウムを使用して、底板19と側
壁20とを一体構造としたものでもよい。前記パッケー
ジ本体の底板19の上面と上部絶縁板18の下面とに、
ペルチェ素子8の配線及び固定のための金属導体パター
ン21を薄膜あるいは厚膜で形成し、複数個のペルチェ
素子8を図1に示すように固定し、配線する。この時、
ペルチェ素子8は前記パッケージ本体の底板19に直接
固定されるので、従来例で使用していた図2に示す絶縁
板10を削除することができ、パッケージ本体の高さを
絶縁板1枚分だけ低くすることが可能となると共に、ペ
ルチェ素子8で発生する熱を直接パッケージ本体に逃が
すことが可能となり、放熱の効率向上を図ることができ
る。前記側壁20に、図2に示す従来例と同様に光取り
出し窓13を設け、半導体レーザ素子1から出射しレン
ズ5で平行光に変換された光を通過させる。その他レン
ズ14からフェルール17までは図2に示す従来例と同
様の構成であり、同じ動作である。
【0011】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように本発明によ
れば、電子冷却素子をパッケージ本体に直接搭載してい
るので、従来設けていた電子冷却素子搭載用の絶縁板1
枚分とそれを固定するための半田分の厚みを削減するこ
とができ、半導体レーザモジュールの小型化を実現でき
る。さらに、前記絶縁板の削減により絶縁板1枚分の熱
抵抗を低減することができると共に、パッケージ本体ま
たは底板に従来のアルミナセラミックより遙かに熱伝導
率の高い窒化アルミニウム等の絶縁材を使用しているた
め半導体レーザモジュールの熱抵抗を低減することがで
き、電子冷却を小型にすることが可能となり、半導体レ
ーザモジュールの一層の小型化を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の要部断面図である。
【図2】従来の半導体レーザモジュールの要部断面図で
ある。
【符号の説明】
1 半導体レーザ素子 2 ヒートシンク 3 ヘッダ 4 受光素子 5 レンズ 6 レンズホルダ 7 ベース 8 ペルチェ素子 9,10 絶縁板 11 パッケージ本体 12 気密用カバー 18 上部絶縁板 19 底板 20 側壁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体レーザ素子をパッケージ本体内に
    収容し、電子冷却素子で冷却する半導体レーザモジュー
    ルにおいて、 前記半導体レーザ素子を絶縁板の上部に搭載し、前記電
    子冷却素子の一端を前記絶縁板の下面に固定すると共に
    他端を前記パッケージ本体の底板部に固定し、前記底板
    部は絶縁材で構成することを特徴とする半導体レーザモ
    ジュール。
JP3481191A 1991-02-28 1991-02-28 半導体レーザモジユール Pending JPH0567844A (ja)

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