JPH0567543U

JPH0567543U - 広視野サイドミラー

Info

Publication number: JPH0567543U
Application number: JP2101992U
Authority: JP
Inventors: 誠三田辺
Original assignee: 誠三田辺
Priority date: 1992-02-22
Filing date: 1992-02-22
Publication date: 1993-09-07

Abstract

(57)【要約】（修正有）【目的】自動車の両側にサイドミラーの凸面鏡横に補助
ミラーを設け、自車の後方左右に生じていた死角を振り
返らず、安全かつ簡単に確認できるようにする。【構成】凸面鏡６の横に補助ミラー８を設けた鏡体部
と、車体取付け用ブラケット７から広視野サイドミラー
１を構成する。各鏡体６，８は一体化され、連続的加工
も可能であり、又補助ミラー８も凸面鏡６と同様可動で
きる等、コンパクトでデザインも自由に選択できる。更
に容器やブラケット７についても、その使用目的に合わ
せた設計製作ができる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、自動車の運転時、後方左右に生じる死角と呼ばれる見にくい視野（以下、死角と称す）を（８）の補助ミラーで反射させて、運転者の目の位置で見るものである。自動車の後方左右に生じる死角を、ほとんどの運転者は知っている。叉死角にいた自動車の発見が遅れ、びっくりした人も多い。事故を起こした人も多い。本考案は、安全にこの死角を見るための広視野サイドミラーである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、図１、図２のような構造のサイドミラー（バックミラーとも呼ぶ）を自動車に取り付けて後方を確認している。形状は円形、角形、楕円、さまざまであるが、後方左右に生じる死角を見るためのサイドミラーは無かった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

自動車を運転する時、前方、前車、後車、側車、信号、標識、歩行者と確認しなければならない。ともすれば、後方左右に生じる死角の確認が、なおざりになる。運転中に死角から急に自動車が現れ、びっくりし、急ハンドルや、急ブレーキを使う事がある。図５で説明すれば、（２）自車は（１０）右後方車（１１）左後方車は確認しやすい。（３）右横後方車（４）左横後方車の確認は、振り返り右、左と順番に２段階で確認する方法しかない。これを図６のように改善し、本考案の広視野サイドミラーで振り返らず簡単に確認する物である。

【０００４】

【作用】

図６の（２）自車に（１）広視野サイドミラーを取り付けるだけで、ミラーの個数が増える訳では無い。よって運転者の負担が増えるものでも無い。叉自動車の突起数が増える物でも無い。初めて見る人には違和感が有るが、時間が立てば違和感が無くなる。振り返らず、広視野サイドミラーを見れば確認出来るので安全である。形状は自由で有り、目的に合わせ設計すれば良い。（３）右横後方車（４）左横後方車が、補助ミラーの視野から消える前方に移動すれば、運転者の左右の視野に入り、直接見える。（１）の広視野サイドミラーを、フェンダーと呼ばれる位置、つまり左右の前進した位置に取り付けても、効果は変わらない。

【０００５】

【実施例】

以下、本案の実施例について図３（正面図）、図４（平面図）で説明する。（イ）（６）凸面鏡の横に（右側用、左側用では反対に位置するが）、（８）補助ミラーを取り付ける。仕切を入れて有るが、連続的に加工も可能である。叉、凸面鏡が可動出来る物が存在するが、同じように補助ミラーも可動出来る構造にすることも可能である。（ロ）それらが安全な構造の容器に収納され、（７）のブラケットで自動車に取付る。歩行者が当たっても怪我をしないような構造にする。

【０００６】

【考案の効果】

自動車の運転中にともすれば、後方左右に生じる死角の確認が出来なかったり、確認が遅れ交通事故に巻き込まれる。道路は自動車専用が増え、ランプウェイから本線に合流する際、直前に高速車が、後方左右に生じる死角に入り危険な状態が発生する。交通量が増え道路は多車線化され、車線変更時に同じく、直前に高速車が、後方左右に生じる死角に入り危険な状態が発生する。この時、（１）広視野サイドミラーの効果が期待出来る。

【図面の簡単な説明】

【図１】従来からあるサイドミラー（バックミラーとも
呼ぶ）の正面図である。

【図２】従来からあるサイドミラー（バックミラーとも
呼ぶ）の平面図である。

【図３】本考案の広視野サイドミラーの正面図である。

【図４】本考案の広視野サイドミラーの平面図である。

【図５】従来からのサイドミラー（バックミラーとも呼
ぶ）を使用中の自動車を上空より見た図である。（点線
の部分は仮想視野を現す。）

【図６】本考案の広視野サイドミラーを使用中の自動車
を上空より見た図である。（点線の部分は凸面鏡の仮想
視野、１点鎖線の部分は補助ミラーの仮想視野を現
す。）

【符号の説明】

１広視野サイドミラー２自車３右横後方車４左横後方車５サイドミラー６凸面鏡７ブラケット８補助ミラー９運転者の目の位置１０右後方車１１左後方車

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】自動車（２輸車、自転車含む）（以下こ
れを自動車と称す）の両側にサイドミラー、叉はバック
ミラーと呼ばれる後方を確認するミラーがある。図３で
説明すると（６）凸面鏡の横に（８）補助ミラーを設
け、一体化して（１）広視野サイドミラーとする。（以
下、広視野サイドミラーと称す）（８）補助ミラーは説
明上仕切って書いて有るが、連続的な一体加工も含む。
（７）ブラケットは自動車に取り付ける為の物である。
形状は目的に合わせ製作する。