JPH0567118U - ケーブル用懸吊金具の脱着具 - Google Patents

ケーブル用懸吊金具の脱着具

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JPH0567118U
JPH0567118U JP1288192U JP1288192U JPH0567118U JP H0567118 U JPH0567118 U JP H0567118U JP 1288192 U JP1288192 U JP 1288192U JP 1288192 U JP1288192 U JP 1288192U JP H0567118 U JPH0567118 U JP H0567118U
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忠 服部
安彦 新町
明 西村
秀雄 横沢
英三 松村
壮 佐相
登 堀
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ケーブル用懸吊金具をケーブル吊線に着脱可
能な脱着具を提供する。 【構成】 支杆1の上方に回動可能に設けられた回動軸
2の一端に正逆転切換機構28を備えた操作用ロープ4
で駆動できるラチェット機構3を、他端にギヤ10を配
備し、ギヤ10に噛合した伝達ギヤ13を介して支軸1
4を保持部材9に回動可能に設け、支軸14にソケット
17を設け、ソケット17と同軸的に対向して懸吊金具
を係止する圧接部材20を圧接軸21を介して支杆に摺
動可能に設け、支杆1に設けた支持部材24に作動ロー
プ27を備えたL字形レバー26を圧接軸21に連結し
て揺動可能に連結し、保持部材9に懸吊金具の案内部1
9を、支杆にフック案内部23を設け、連結部材30に
懸吊金具のグリップ部材の新隔部材、放電灯及び自動点
滅回路を備えている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、屋外の電話線などの分岐線をケーブル吊線に沿って加入者宅の屋内 に引き込む際に、梯子が使えない場所において、電柱間に張架されたケーブル吊 線に屋外線から分岐した引込線を定着するために用いられるケーブル用懸吊金具 をケーブル吊線へ梯子掛けをすることなく地上から安全に取付け、また、すでに 取り付けられた該懸吊金具を地上から取り外すことのできるケーブル用懸吊金具 の脱着具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、電話線,電灯線その他屋外線を加入者宅の屋内に引き落し接続する引 き込み配線工事においては、屋外線から分岐した引込配線の分岐線を電柱間のケ ーブル吊線に懸吊金具を介して沿わせているが、ケーブル吊線に梯子を掛け手で 懸吊金具をケーブル吊線に締付け取付けたのちケーブルにある接続端子凾でケー ブルに接続した引込線を懸吊金具に引っ掛けてから家屋内へ引き込むことが知ら れていて、ケーブル吊線に梯子掛けをし、これによじ登って高所位置で作業する ことが多い。また、すでに取り付けられた懸吊金具を取り外す際にも同様に、高 所位置で作業することが多かった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
このように、従来の電話工事などの配線工事では、作業者が梯子などを使って ケーブル吊線の手の届くところまで近づいて作業しなくてはならず、梯子の使え ない高い吊線への装着がリフト車などを要するなど煩雑であり、しかもこの工事 にリフト車や梯子が使えない高いケーブル吊線、例えば積雪地域に導入されてい る電柱は多用されている最長梯子よりはるかに高く、ケーブル吊線の地上高が梯 子長より大きいために梯子が使えなかったり、使えても梯子を宙ぶらりんにぶら 下げて作業することが多く、現場で一人作業の場合には梯子の下端を持ってバラ ンスをとりながら引込線をケーブル吊線に掛けたり、懸吊金具を取り外すのは至 難のわざであり、風であおられたり、使用煩雑で転倒又はずり落ちなど危険も極 めて大きいなど作業上問題があった。 本考案は、これら従来の欠点を適確に排除して、高いケーブル吊線に梯子掛け をすることなく、高い所に登って作業することなく地上から引込線の懸吊金具を 取付け、またはそれを取り外し、危険な工事作業をなくし、安全性を大幅に向上 させるためのケーブル用懸吊金具の脱着具を取扱い容易で構成簡単で安価な形態 で提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、支杆の上方に回動可能に設けられた回動軸の一端に正逆転切換機構 を備えた操作用ロープで駆動できるラチェット機構を、他端にギヤを配備し、該 ギヤに噛合した伝達ギヤを介して支軸を保持部材に回動可能に設け、前記支軸に ケーブル用懸吊金具を嵌支するソケットを設け、前記ソケットと同軸的に対向し て該懸吊金具を係止する圧接部材を前記支杆に圧接軸を介して摺動可能に設け、 前記支杆に設けた支持部材に、作動ロープを備えたL字型レバーを前記圧接軸に 連結して揺動可能に軸支し、前記保持部材に該懸吊金具の案内部を、前記支杆に 該懸吊金具のフック案内部を設け、前記支杆と保持部材を連結する連結部材に、 前記懸吊金具のグリップ部材の離隔部材、放電灯及び該放電灯を自動点滅させる 自動点滅駆動回路を備え、該駆動回路を前記離隔部材のスイッチングによって作 動できるようにしたことを特徴とするケーブル用懸吊金具の脱着具である。
【0005】
【作用】
本考案の脱着具は、地上において予め引込線bをケーブル用懸吊金具Aのフッ ク部501 内に挿入しておいてから、離隔部材621,622 をグリップ部材51 間に嵌入した状態で前記懸吊金具Aをソケット17と圧接部材20との間で圧縮 バネ22の作用により圧接した後、回動軸2の正逆転切換機構28を正転方向に し、係合ピン7をねじりコイルバネ5の一方のフック部51 に係合させ、支杆1 をもって高く持ち上げケーブル吊線aを案内部19に沿わせて懸吊金具Aのグリ ップ部材51に案内する。そして、グリップ部材51にケーブル吊線aが確実に 嵌入されていることを放電灯64の自動点滅によって確認した後、操作用ロープ 4を下方へ引張ればラチェット機構3により回動軸2を介して支軸14及びソケ ット17が正転方向に回動し、該ソケット17と嵌合している締付ナット53が回 動してグリップ部材51を締めつけけることになり、操作用ロープ4を繰り返し 上下操作することにより、ケーブル吊線aはグリップ部材51に挟持される。こ の状態から、作動ロープ27を圧縮バネ22の圧縮力に抗して下方へ引張ってL 字型レバー26を支軸25を中心に揺動させれば、圧接軸21と共に圧接部材2 0は第1図中B方向に摺動し、懸吊金具Aの圧接状態は解除され、脱着具を第1 図中C方向に動かし、ソケット17を締付ナット53から外し、脱着具を持ち上 げればケーブル用懸吊金具Aは、ケーブル吊線aに装着される。そして、放電灯 64の自動点滅が停止する。 また、すでにケーブル吊線aに懸吊金具Aが取り付けられている場合、地上に おいて回動軸2の正逆転切換機構28を逆転方向に切換え、ねじりコイルバネ5 のフック部52 に係合ピン7を嵌入し、支杆1をもち、高く持ち上げ、ケーブル 吊線a及び懸吊金具Aのフックボルト端面を案内部19に沿わせ、また懸吊金具A のフック部501 をフック案内部23の案内の内側に沿わせて支杆1を下方に下 げると同時に作動ロープ27を下方へ引っ張って圧接部材20を第1図中B方向 に摺動させて該フック部501 を圧接部材20に案内し、そして、懸吊金具Aの フックボルトをソケット17へ案内し、作動ロープ27の引張りを解除すると同時 に支杆1をスライドさせて締付ナットをソケット17に嵌合させる。そして、操 作用ロープ4を下方へ引っ張ってソケット17を逆転方向に回動させて締付ナッ ト53を緩め、ケーブル吊線aの挟持状態を開放し、グリップ部材51を離隔さ せ、支杆1をその状態から高く持ち上げればケーブル用懸吊金具Aはケーブル吊 線aから取り外される。
【0006】
【実施例】
本考案の実施例を図1乃至図8に基づいて説明すると、支杆1の上方に軸受ブ ッシュ8を介して回動軸2を回動可能に設け、該回動軸2の支杆1側の一端には 、該回動軸2のラチェット送りを可能とするラチェット機構3を設けている。そ して、前記ラチェット機構3は、該回動軸2の正逆転を可能とする内部につめを 備えた正逆転切換機構28を備えている。また、前記ラチェット機構3には、係 合ピン7を設けた操作レバー31 が設けられ、該レバー31 の先端には操作用ロ ープ4が取り付けられている。そして、該回動軸2の外周で支杆1とラチェット 機構3の間にはねじりコイルバネ5が巻回配備され、該コイルバネ5の両端には フック部51,52 を形成し、前記支杆1の上端にねじりコイルバネ5間に突出す るようにストッパーピン6を設けてラチェット回転リターン機構としている。こ れは、回動軸2の正転時には前記係合ピン7を該フック部51 に、逆転時には前 記係合ピン7を該フック部52 に嵌入させることによりラチェット回転リターン を可能とするものである。また、該回動軸2の他端には、軸受ブッシュ11,1 2を介して保持部材9を設けると共に、平歯車からなるギヤ10を圧入固定して ある。そして、支杆1と保持部材9との間には連結部材30を架設してある。そ して、前記回動軸2の下方で前記保持部材9に、該ギヤ10と噛合する平歯車か らなる伝達ギヤ13を中央部に備えた支軸14を軸受ブッシュ15,16を介し て回動可能に設けている。 そして、前記支軸14の端部には、ケーブル用懸吊金具Aの締付ナット53を 嵌支するソケット17をセットスクリューにより固定して取り付けている。この ソケット17は、六角形の前記締付ナット53と嵌合する山と谷を円周状に形成 した嵌合部172 を備えた略円筒体からなり、締付ナット53嵌入側に端面の一 部を切欠いて懸吊金具Aのフックボルト50のねじ部502 の案内となる案内溝 171 を形成してある。
【0007】 また、前記ソケット17と同軸的に対向して前記支杆1には、圧接軸21を摺 動可能に設け、前記圧接軸21の前記ソケット17側の端部には懸吊金具Aの圧 接部材20を螺合している。この圧接部材20は、扇形のフック係止部201 及 びバネ係止凹部202 を形成した略直方体からなり、その上端を支杆1と保持部 材9との間に架設した連結部材30にあるスライド溝301 に嵌合し、その下端 を支杆1に取り付けたブロック片29の上面に位置するようにしてある。また、 前記圧接軸21の外周であって、前記支杆1と圧接部材20のバネ係止凹部202 との間に圧縮バネ22を介在させて設け、圧接部材20を一方向に付勢するもの としている。従って、ケーブル用懸吊金具Aは、そのフック部501 を前記圧接 部材20のフック係止部201 に当接し、グリップ部材51を前記ソケット17 の端面に当接すれば圧縮バネ22の作用により圧接される。 また、前記圧接軸21の圧接側の反対部には、長穴貫通孔211 を形成し、前 記支杆1に板片をL字型に折り曲げ形成してなる支持部材24を設け、該支持部 材24に支軸25を設け、この支軸25に板片をL字型に折り曲げ形成してなる L字型レバー26を揺動可能に軸支し、該L字型レバー26の一端261 は前記 長穴貫通孔211 に遊嵌させ、他端には作動ロープ27を備え、圧接部材20の 係止解除機構としている。
【0008】 さらに、前記保持部材9の下部には、ケーブル用懸吊金具Aの取り付け時にケ ーブル吊線aにグリップ部材51を案内する案内部19を前記ソケット17を挿 通した状態で設けている。すなわち、この案内部19は、左右対称に最上段の傾 斜面194 と、中段の傾斜面193 と、最下段の傾斜面192 とを形成し、該傾 斜面192 の上部にはソケット17を挿通する貫通孔191 を穿設し、該貫通孔 191 の両側面から後述するねじりコイルバネ18の両端の係止孔195 を形成 したブロック体の樹脂からなっている。ここで、最上段の傾斜面194 は、懸吊 金具Aの取り付け時に該傾斜面194 をケーブル吊線aに沿わせることにより、 懸吊金具Aのグリップ部材51をケーブル吊線aに案内するものである。また、 中段の傾斜面193 は、すでにケーブル吊線aに取り付けられた懸吊金具Aの取 り外し時に、該傾斜面193 を懸吊金具Aの締付ナット53の端面に沿わせるこ とにより、該締付ナット53をソケット17へ案内するのである。さらに、最下 段の傾斜面192 は、すでに取り付けられた懸吊金具Aの取り外し時に該傾斜面 192 を懸吊金具Aのねじ部502 の端面に沿わせることにより、該ねじ部50 2 をソケット17へ案内するものである。従って、この案内部19は、地上から ケーブル吊線aにグリップ部材51を案内するばかりでなく、すでにケーブル吊 線aに取り付けられた懸吊金具Aのねじ部502 及び締付ナット53をもソケッ ト17へ案内することが可能である。 そして、前記貫通孔191 内で前記ソケット17の外周には、ねじりコイルバネ 18を巻回配備し、その両端を前記係止孔195 に挿通して該両端と係止孔の縁 とがソケット17の回動にともない接触するようにしてラチェット反転ストッパ ー機構を形成してある。これは、回動軸2の正転時又は逆転時に、それぞれの時 に応じてソケット17の反転を防止するものである。 また、前記支杆1には、前記ブロック片29を挟み込み、圧接部材20を囲う 形で懸吊金具Aを圧接する側の下部を外側に折り曲げ形成した2枚の板片を設け 、2枚の板片で懸吊金具Aのフック部501 を圧接部材20へ案内するフック案 内部23としてある。 これは、すでにケーブル吊線aに取り付けた懸吊金具Aを取り外す際に、フッ ク案内部23の内面をフック部501 に沿わせることにより、フック部501 を 圧接部材20のフック係止部201 へ案内するものである。
【0009】 また、前記支杆1と保持部材9との間に設けられて連結部材30の下部であっ て前記ソケット17に隣接したグリップ部材51の上部に対応する部分に略直方体 のグリップ案内部材60を対称に2個設け、それぞれのグリップ案内部材60に 支軸61を軸支し、この支軸61の一方に先端を拡大部621 ′にした金属片を 折り曲げ形成したグリップ部材51の離隔部材621 を、他方に先端を拡大部6 22 ′にして折り曲げると共に、後端を平板形状622 ″で延設した金属片の離 隔部材622 を回動可能に軸支している。拡大部621 ′,622 ′はストッパ ーである。そして、前記連結部材30の上部には、略箱型のカバー68を設け、 該カバー68には放電灯64を反射板641 と共に透明ランプ等67からのぞい て下方から見えるように取り付け、該カバー68内であって前記連結部材30上 に該放電灯64を1.5〜2.5秒ごとに自動点滅させる自動点滅駆動回路65 を設けると共に、取り付け部材66を介して該駆動回路65のマイクロスイッチ6 3を設けている。このマイクロスイッチ63は、前記離隔部材622 が回動する とその後端平板622 ″に接触するようになっている。したがって、前記離隔部 材621, 622は、ケーブル吊線aに懸吊金具Aを取り付ける前には、図4に示すよ うに懸吊金具Aのグリップ部材51間内に入りこんでグリップ部材51を離隔し、 下方からケーブル吊線aを該グリップ部材51内に案内するとケーブル吊線aに よって第5図に示すように回動してその後端平板622 ″で前記マイクロスイッ チ63を押しONすることになる。これによって、放電灯64の前記自動点滅駆動 回路が作動して放電灯64が自動点滅し、ケーブル吊線aがグリップ部材51内 へ嵌入されたことが下方から確認することができる。なお、離隔部材621,622 によってケーブル吊線aの嵌入が容易となっている。 なお、脱着具を懸吊金具Aをケーブル吊線aに取り付けてから取り外すとスイ ッチ63のON状態が開放されOFF となり放電灯64の点滅は停止する。 また、図9は前記自動点滅駆動回路65を示す回路図である。電源として1. 5Vの単位アルカリ電池を用い、マイクロスイッチ63がONになると発振回路の作 用によって放電灯64が1.5〜2.5秒ごとに自動点滅することになる。
【0010】 次に、図1乃至図6に基づいて懸吊金具Aのケーブル吊線aへの装着方法及び その取り外し方法を説明する。 まず、装着方法としては、図2に示すようにラチェット機構3にある回動軸2 の正逆転切換機構28を正転方向にし、係合ピン7をねじりコイルバネ5のフッ ク部51 に嵌入する。そして、離隔部材621,622 をグリップ部材51間に嵌 入した状態でケーブル用懸吊金具Aを圧接部材20とソケット17で圧接し、支 杆1をもち、脱着具をもち上げる。 その後、ケーブル吊線aを案内部19に沿わせてグリップ部材51に案内し、 グリップ部材51にケーブル吊線aが確実に嵌入されていることが放電灯64の 自動点滅によって確認できたら、操作用ロープ4を下方へ引っ張って締付ナット 53により前記吊線aをグリップ部材51で挟持する。 最後に、この状態から作動ロープ27を下方へ引張って懸吊金具Aの圧接状態 を解除し、脱着具を図1中C方向に動かし、ソケット17を締付ナット53から 外し、脱着具を持ち上げればケーブル用懸吊金具Aはケーブル吊線aに装着され る。このとき、放電灯64の自動点滅は停止する。 また、ケーブル吊線aにすでに取り付けられた懸吊金具Aの地上からの取り外 し方法を説明すると、まず地上において図2に示すように回動軸2の正逆転切換 機構28を逆転方向に切換え、ねじりコイルバネ5のフック部52 に係合ピンを 嵌入し、支杆1をもち、脱着具を高くもち上げる。 その後、ケーブル吊線aを案内部19の傾斜部194 、懸吊金具Aのフックボ ルトの端面を傾斜部192 に沿わせ、またフック案内部23の案内の内側沿いに 懸吊金具Aのフック部501 を沿わせて支杆1を下方に下げると同時に作動ロー プ27を下方へ引っ張って圧接部材20を図1中B方向に摺動させて該フック部5 01 を圧接部材20に案内し、そしてねじ部をソケット17の切欠凹部171 から ソケット17へ案内し、作動ロープ27の引張りを解除すると同時に支杆1をスラ イドさせて締付ナット53をソケット17に嵌合させる。 最後に、懸吊金具Aが脱着具により圧接されているのが確認できたら、操作用 ロープ4を下方へ引っ張って、ソケット17を逆転方向に回動させて締付ナット 53を緩めケーブル吊線aの挟持状態を解放し、支杆1をその状態から高く持ち 上げる。これにより、ケーブル用懸吊金具Aは、ケーブル吊線aから外すことが できる。
【0011】
【考案の効果】
本考案は、支杆の上方に回動可能に設けられた回動軸の一端に正逆転切換機構 を備えた操作用ロープで駆動できるラチェット機構を、他端にギヤを配備し、該 ギヤに噛合した伝達ギヤを介して支軸を保持部材に回動可能に設け、前記支軸に ケーブル用懸吊金具を嵌支するソケットを設け、前記ソケットと同軸的に対向し て該懸吊金具を係止する圧接部材を前記支杆に圧接軸を介して摺動可能に設け、 前記支杆に設けた支持部材に、作動ロープを備えたL字型レバーを前記圧接軸に 連結して揺動可能に軸支し、前記保持部材に該懸吊金具の案内部を、前記支杆に 該懸吊金具のフック案内部を設け、前記支杆と保持部材を連結する連結部材に、 前記懸吊金具のグリップ部材の離隔部材,放電灯及び該放電灯を自動点滅させる 自動点滅駆動回路を備え、該駆動回路を前記離隔部材のスイッチングによって作 動できるようにしたことにより、ケーブル用懸吊金具を圧接保持してケーブル吊 線に引掛けて操作用ロープを引張ることを繰り返し、そして圧接を解除させる作 動ロープを引張ればグリップ部材がケーブル吊線に装着でき、この際、放電灯及 び離隔部材があるから、容易に該懸吊金具をケーブル吊線に案内できると共にそ の嵌入状態が下方から確認でき、また、すでにケーブル吊線に懸吊金具が取り付 けられている場合、正逆転切換機構を逆転方向に切換え、支杆をもち、作動ロー プを引っ張って案内部,フック案内部を介して懸吊金具の締付ナットをソケット に、懸吊金具のフック部を圧接部材に案内し、操作用ロープを引っ張ることを繰 り返せばグリップ部材の挟持状態は解除されるので、高いケーブル吊線に梯子掛 けをすることなく、高い所に登って作業することなく地上から分岐線の懸吊金具 を取付け、または取り外すことができ危険な工事作業をなくし、安全性を大幅に 向上させることが可能であり、梯子が使えない場所或いは地形の悪いところでも 簡便に配線工事ができ、危険な柱間の作業をなくすことができるほか、地上から の装着及び取外しに手間がかからず、簡単,迅速にでき高所作業を安全に遂行で きて配線工事に適する実用上の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す正面図
【図2】図1の左側面図
【図3】図2のI−I線の縦断面図
【図4】離隔部材の回動動作を示す図1のX−X線の断
面図
【図5】離隔部材の回動動作を示す図1のX−X線の断
面図
【図6】図4のVI−VI方向の矢視図
【図7】図3におけるII−II方向の矢視図
【図8】図3におけるIII −III 方向の矢視図
【図9】自動点滅駆動回路を示す回路図
【符号の説明】
1 支杆 2 回動軸 3 ラチェット機構 4 操作用ロープ 5 ねじりコイルバネ 6 ストッパーピン 7 係合ピン 8 軸受ブッシュ 9 保持部材 10 ギヤ 11 軸受ブッシュ 12 軸受ブッシュ 13 伝達ギヤ 14 支軸 15 軸受ブッシュ 16 軸受ブッシュ 17 ソケット 18 ねじりコイルバネ 19 案内部 20 圧接部材 21 圧接軸 22 圧縮バネ 23 フック案内部 24 支持部材 25 支軸 26 L字型レバー 27 作動ロープ 28 正逆転切換機構 29 ブロック片 30 連結部材 60 グリップ案内部材 61 支軸 621 離隔部材 622 離隔部材 63 マイクロスイッチ 64 放電灯 65 自動点滅駆動回路 66 取付部材 67 ランプ窓 68 カバー
フロントページの続き (72)考案者 西村 明 東京都目黒区碑文谷一丁目25番17号 株式 会社トーツー創研内 (72)考案者 横沢 秀雄 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)考案者 松村 英三 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)考案者 佐相 壮 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)考案者 堀 登 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支杆の上方に回動可能に設けられた回動
    軸の一端に正逆転切換機構を備えた操作用ロープで駆動
    できるラチェット機構を、他端にギヤを配備し、該ギヤ
    に噛合した伝達ギヤを介して支軸を保持部材に回動可能
    に設け、前記支軸にケーブル用懸吊金具を嵌支するソケ
    ットを設け、前記ソケットと同軸的に対向して該懸吊金
    具を係止する圧接部材を前記支杆に圧接軸を介して摺動
    可能に設け、前記支杆に設けた支持部材に、作動ロープ
    を備えたL字型レバーを前記圧接軸に連結して揺動可能
    に軸支し、前記保持部材に該懸吊金具の案内部を、前記
    支杆に該懸吊金具のフック案内部を設け、前記支杆と保
    持部材を連結する連結部材に、前記懸吊金具のグリップ
    部材の離隔部材、放電灯及び該放電灯を自動点滅させる
    自動点滅駆動回路を備え、該駆動回路を前記離隔部材の
    スイッチングによって作動できるようにしたことを特徴
    とするケーブル用懸吊金具の脱着具。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017011868A (ja) * 2015-06-22 2017-01-12 東日本電信電話株式会社 分線金物外し装置及び分線金物の外し方法

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