JPH0567064A - 神経回路網自動構築システム - Google Patents

神経回路網自動構築システム

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JPH0567064A
JPH0567064A JP3226140A JP22614091A JPH0567064A JP H0567064 A JPH0567064 A JP H0567064A JP 3226140 A JP3226140 A JP 3226140A JP 22614091 A JP22614091 A JP 22614091A JP H0567064 A JPH0567064 A JP H0567064A
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JP
Japan
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neural network
learning
constructed
rule
inference
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JP3226140A
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English (en)
Inventor
Toshiaki Hatano
寿昭 波田野
Kazuhito Haruki
和仁 春木
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】論理型知識処理システムを用いて柔軟かつ適応
的に神経回路網を自動構築することのできる神経回路網
自動構築システムを提供する。 【構成】センサ解釈器13により構築対象神経回路網1
0の学習状態に対応するセンサリデータをセンサ解釈器
13に組み込んだセンサリデータ解釈用神経回路網13
により解釈して論理データとしてエキスパートシステム
14に入力し、このエキスパートシステム14により構
築対象神経回路網10を収束させる修正を推論し、この
推論にしたがってコントロール実行器15により構築対
象神経回路網10の学習を制御する学習制御器12およ
び構築対象神経回路網10の構造を修正する構造修正器
16を制御する。また、エキスパートシステム14は推
論制御用神経回路網181を組み込んだ推論制御器18
と統合される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は所望の神経回路網を自
動構築する神経回路網自動構築システムに関し、特に論
理型知識処理装置と神経回路網とを統合して構成した神
経回路網自動構築システムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、神経回路網を構築するには、神
経回路網のモデル、このモデルに付随するパラメータ値
などを、処理を行うべきデータを解析して学習的に決定
しなければならない。しかし、従来、この神経回路網モ
デル、このモデルに付随するパラメータ値などを決定す
る作業は、人間の経験的な勘に頼って人手によって行わ
れており、このため神経回路網の構築には多くの経験を
必要とすると共に、多大な労力と時間を要していた。
【0003】また、この神経回路網の構築を自動的に行
う装置も提案されているが、これらの装置は神経回路網
の学習を効率良く行うための経験則が得られる毎にその
制御プログラムを作り直す必要があり、実用に耐え得る
ものではなかった。
【0004】そこで、エキスパートシステムに代表され
る論理型知識処理システムを用いて神経回路網を自動構
築するシステムが考えられている。しかし、この種の論
理型知識処理システムは、一般に論理データベースで知
識処理を行うものであるので、画像、計測器からの信号
といったセンサリデータを含む経験則をルールで表現す
るのが困難であり、神経回路網構築に有効な経験則をル
ールとしてシステムに組か込むことが難しく、このため
論理型知識処理システムを用いて神経回路網を自動構築
する満足すべきシステムは未だ知られていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述の如く、従来、神
経回路網の構築作業は、人間の経験的な勘に頼って人手
によって行われていたため、このため神経回路網の構築
には多くの経験を必要とすると共に、多大な労力と時間
を要し、また、神経回路網の構築を自動的に行う装置も
提案されているが、これらの装置は神経回路網の学習を
効率良く行うための経験則が得られる毎にその制御プロ
グラムを作り直す必要があり、実用に耐え得るものでは
なく、また、エキスパートシステムに代表される論理型
知識処理システムを用いて神経回路網を自動構築する試
みもあるが、論理型知識処理システムは、論理データベ
ースで知識処理を行うものであるので、神経回路網が処
理するセンサリデータをルールで表現するのが難しく、
このため論理型知識処理システムを用いて神経回路網を
自動構築する満足すべきシステムは未だ知られていなか
った。
【0006】そこで、この発明は、論理型知識処理シス
テムを用いて柔軟かつ適応的に神経回路網を自動構築す
ることのできる神経回路網自動構築システムを提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明は、構築対象神経回路網の学習データを蓄
積する学習データベース手段と、前記学習データベース
手段から所定の学習データを選択して前記構築対象神経
回路網に教示するとともに該構築対象神経回路網の学習
時に用いるパラメータの設定を行う学習制御手段と、セ
ンサリデータ解釈用神経回路網を有し、前記構築対象神
経回路網の学習状態を監視し、該学習状態に対応するセ
ンサリデータを入力して該センサリデータに対応する論
理データを形成する解釈手段と、前記解釈手段で形成さ
れて論理データを入力し、予め格納されたルールを実行
することにより前記構築対象神経回路網を収束させる修
正を推論する論理型知識処理手段と、前記構築対象神経
回路網の構造を修正する構造修正手段と、前記論理型知
識処理手段の推論結果に対応して前記学習制御手段およ
び前記構造修正手段を制御するコントロール実行手段と
を具備したことを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明では、解釈手段により構築対象神経回路
網の学習状態に対応するセンサリデータを該解釈手段の
センサリデータ解釈用神経回路網により解釈して論理デ
ータとして論理型知識処理手段に入力し、この論理型知
識処理手段により構築対象神経回路網を収束させる修正
を推論し、この推論にしたがってコントロール実行手段
により構築対象神経回路網の学習を制御する学習制御手
段および構築対象神経回路網の構造を修正する構造修正
手段を制御する。これにより論理型知識処理システムを
用いて柔軟かつ適応的に神経回路網を自動構築すること
が可能となる。
【0009】ここで、コントロール実行手段は、論理型
知識処理手段の推論結果を入力して学習制御手段および
構造修正手段を制御する制御信号を形成する論理式解釈
用神経回路網を含むように構成してもよく、また、論理
型知識処理手段は、解釈手段で形成された論理データが
書き込まれるワーキングメモリと、構築対象神経回路網
を収束させるためのルールが格納されるプロダクション
メモリと、ワーキングメモリに格納された論理データを
監視し、プロダクションメモリに格納されたルールの中
から条件が充足しているルールを検索実行する推論エン
ジンとを具備して構成され、この構成において、ワーキ
ングメモリおよびプロダクションメモリを監視し、実行
されたルールおよびワーキングメモリの状態を示す信号
を出力するルール監視手段と、プロダクションメモリに
格納されたルールに対応する素子を有するとともに、ル
ール監視手段の出力信号に対応して前記素子間の連結の
強さを変更し、プロダクションメモリにおいて複数のル
ールの条件が同時に充足してしまった場合は、1つのル
ールを選択推論してその推論結果を前記推論エンジンに
伝える推論制御用神経回路網とを更に備えて構成しても
よい。
【0010】
【実施例】以下、この発明に係わる神経回路網自動構築
システムの一実施例を図面を参照して説明する。
【0011】図1は、この発明の神経回路網自動構築シ
ステムの一実施例をブロック図で示したものである。図
1において、10はこの実施例のシステムにおいて自動
構築する構築対象神経回路網であり、この構築対象神経
回路網10の学習データは学習データベース11に格納
されている。この実施例のシステムは学習データベース
11に格納されているデータが正しく認識できるように
構築対象神経網10を自動構築する。
【0012】学習制御器12は、学習データベース11
に格納されている学習データから所望の学習データを選
択し、これを構築対象神経回路網10に教示すると共
に、構築対象神経回路網10の学習時に用いる各種パラ
メータ値の設定を行う。この学習データベース11から
の学習データを選択およびパラメータ値の設定は後述す
るコントロール実行器15からの制御信号により行われ
る。
【0013】センサ解釈器13は、構築対象神経回路網
10の学習の進行状況および学習が遅れているデータを
監視し、その結果を後述するエキスパートシステム14
の構成要素であるワーキングメモリ142に論理式で記
録される。すなわち、構築対象神経回路網10からの入
力信号には学習データの収束性を表わす数値データが含
まれており、センサ解釈器13にはこの数値データを後
述するエキスパートシステム14で処理できる論理式に
変換するセンサリデータ解釈用神経回路網131が組み
込まれており、センサ解釈器13は、上記数値データを
このセンサリデータ解釈用神経回路網131で論理式に
変換して後述するエキスパートシステム14のワーキン
グメモリ142に記録する。
【0014】実施例では、センサリデータ解釈用神経回
路網131は3層の層状ネトワークで構成されており、
構築対象神経回路網10からセンサ解釈器13に送られ
てくる学習回数と誤差データから現状のパラメータ設定
で学習を継続した場合に、「収束する」、「収束しな
い」、「収束する可能性がある」、「不明」に振り分け
る。この振り分けた結果はセンサ解釈器13を通じて対
応する論理式に変換され、ワーキングメモリ142に記
録される。
【0015】センサリデータ用データベース132は、
前記学習回数と前記誤差データおよびそれらを解釈した
結果の論理式を記憶するためのデータベースである。セ
ンサリデータ解釈用神経回路網131が正しくない解釈
を行った場合に、センサ解釈器13はセンサリデータ用
データベース132に記録されている情報を用いて、セ
ンサリデータ解釈用神経回路網131を修正する。
【0016】エキスパートシステム14は、推論エンジ
ン141、ワーキングメモリ142、プロダクションメ
モリ143を有し、プロダクションメモリ143には、
種々の状況において構築対象神経回路網10の学習を効
率よく収束させるための経験則がIF…THEN…形式
のルールで記述されている。推論エンジン141は、常
にワーキングメモリ142に記録されている事項を監視
し、プロダクションメモリ143に記述されているルー
ルで条件部が充足しているものを検索し、そのルールを
実行する。
【0017】コントロール実行器15は、エキスパート
システム14のワーキングメモリ142を監視し、ワー
キングメモリ142に予め定義された論理式が記録され
た時点でその論理式に対応した信号を形成し、この信号
を構造修正器16および学習制御器12に送出する。
【0018】構造修正器16は、構築対象神経回路網1
0を構成する素子数、各素子間の連結の有無などの構造
を編集するもので、コントロール実行器15から送出さ
れた信号に対応して構築対象神経回路網10の学習の収
束が容易になるように構築対象神経回路網10の構造を
編集修正する。
【0019】また、学習制御器12もコントロール実行
器15から送出された信号に対応して構築対象神経回路
網10の学習の収束が容易になるように構築対象神経回
路網10の学習方法を修正する。
【0020】なお、図1において実線でしめす矢印は制
御信号の流れを示し2重線でしめす矢印はデータの流れ
を示す。
【0021】このような構成によると、エキスパートシ
ステム14に構築対象神経回路網10から得た数値デー
タに定性的な解釈を与えてエキスパートシステム14に
伝えることができ、神経回路網構築のための経験則をエ
キスパートシステム14に記述することで、柔軟かつ適
応的な神経回路網の構築を自動化することが可能とな
る。
【0022】図2は、エキスパートシステム14におけ
る柔軟かつ適応的な解釈を更に有効に行うことができる
ように、エキスパートシステム14における推論過程に
神経回路網を組み込んだこの発明の他の実施例を示した
ものである。この図2に示す実施例は図1に示した実施
例の構成に、ルール監視器17、推論制御器18、推論
制御用神経回路網181およびルール適用結果データベ
ース182を付加することにより構成される。
【0023】ここで、ルール監視器17は、エキスパー
トシステム14のワーキングメモリ142およびプロダ
クションメモリ143を監視し、実行されたルールの番
号およびワーキングメモリ142の状態を推論制御器1
8に伝達する。
【0024】推論制御用神経回路網181は、プロダク
ションメモリ143に記述された各ルールに対応する複
数の素子を有し、ルール監視器17からの伝達内容に対
応して各素子間の連結の強さを変更する。そして、ワー
キングメモリ142に記録されている事項がプロダクシ
ョンメモリ143に記述されている同時に2つ以上のル
ールの条件部を充足した場合は、条件部を充足したルー
ルの内の1つのルールを選択して、この選択結果を推論
制御器18を通して推論エンジン141に伝える。推論
エンジン141は、この推論制御器18から伝えられた
1つのルールを実行する。
【0025】このような構成によると、広範囲の問題を
柔軟かつ適応的に解決することが可能になる。
【0026】図3は、図2に示したコントロール実行器
15内に論理式解釈用神経回路網151を組み込んだこ
の発明の更に他の実施例を示したものである。この実施
例では、論理式解釈用神経回路網151によりエキスパ
ートシステム14のワーキングメモリ142に記録され
た論理式を解釈して構造修正器16および学習制御器1
2を制御する信号を形成する。
【0027】論理式解釈用データベース152は、ワー
キングメモリ142に記録された論理式と論理式解釈用
神経回路網151に入力される実数値ベクトルの対応
表、および論理式解釈用神経回路網151への入力と、
それに対応する論理式解釈用神経回路網151の制御信
号出力が記録されている。実施例では論理式解釈用神経
回路網151への入力は5次元の実数値ベクトルとなっ
ている。したがって、論理式解釈用データベース152
には、例えば、ワーキングメモリ142に「素子を1つ
増加させよ」を意味する論理式Xが書かれた場合に、コ
ントロール実行器15は論理式解釈用データベース15
2の前記対応表より論理式Xに対応する実数値ベクトル
を同定し、論理式解釈用神経回路網151に入力する。
論理式解釈用神経回路網151の制御信号出力はコント
ロール実行器15を通じて構造修正器16、学習制御器
12に伝達される。論理式解釈用神経回路網151が正
しくない制御信号を出力した場合、コントロール実行器
15は論理式解釈用データベース15に記録された論理
式解釈用神経回路網151の入力と制御信号出力の情報
を用いて論理式解釈用神経回路網151を修正する。
【0028】このような構成によると、構造修正器16
および学習制御器12の柔軟かつ適応的制御が可能にな
る。
【0029】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
論理型知識処理装置と神経回路網とを統合したシステム
により神経回路網を自動構築するように構成したので、
構築対象神経回路網の状態を示す数値データの定性的な
解釈が可能になると共に、柔軟かつ適応的な神経回路網
の自動構築が可能になるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の神経回路網自動構築システムの一実
施例を示すブロック図。
【図2】この発明の神経回路網自動構築システムの他の
実施例を示すブロック図。
【図3】この発明の神経回路網自動構築システムの更に
他の実施例を示すブロック図。
【符号の説明】
10 構築対象神経回路網 11 学習データベース 12 学習制御器 13 センサ解釈器 14 エキスパートシステム 15 コントロール実行器 16 構造修正器 17 ルール監視器 18 推論制御器 131 センサリデータ解釈用神経回路網 132 センサリデータ解釈用データベース 151 論理式解釈用神経回路網 152 論理式解釈用データベース 181 推論制御用神経回路網 182 ルール適用結果データベース

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 構築対象神経回路網の学習データを蓄積
    する学習データベース手段と、 前記学習データベース手段から所定の学習データを選択
    して前記構築対象神経回路網に教示するとともに該構築
    対象神経回路網の学習時に用いるパラメータの設定を行
    う学習制御手段と、 センサリデータ解釈用神経回路網を有し、前記構築対象
    神経回路網の学習状態を監視し、該学習状態に対応する
    センサリデータを入力して該センサリデータに対応する
    論理データを形成する解釈手段と、 前記解釈手段で形成されて論理データを入力し、予め格
    納されたルールを実行することにより前記構築対象神経
    回路網を収束させる修正を推論する論理型知識処理手段
    と、 前記構築対象神経回路網の構造を修正する構造修正手段
    と、 前記論理型知識処理手段の推論結果に対応して前記学習
    制御手段および前記構造修正手段を制御するコントロー
    ル実行手段と、 を具備したことを特徴とする神経回路網自動構築システ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記コントロール実行手段は、前記論理
    型知識処理手段の推論結果を入力して前記学習制御手段
    および前記構造修正手段を制御する制御信号を形成する
    論理式解釈用神経回路網を含む請求項1記載の神経回路
    網自動構築システム。
  3. 【請求項3】 前記論理型知識処理手段は、 前記解釈手段で形成された論理データが書き込まれるワ
    ーキングメモリと、 前記構築対象神経回路網を収束させるためのルールが格
    納されるプロダクションメモリと、 前記ワーキングメモリに格納された論理データを監視
    し、前記プロダクションメモリに格納されたルールの中
    から条件が充足しているルールを検索実行する推論エン
    ジンとを具備する請求項1記載の神経回路網自動構築シ
    ステム。
  4. 【請求項4】 前記ワーキングメモリおよび前記プロダ
    クションメモリを監視し、実行されたルールおよびワー
    キングメモリの状態を示す信号を出力するルール監視手
    段と、 前記プロダクションメモリに格納されたルールに対応す
    る素子を有するとともに、前記ルール監視手段の出力信
    号に対応して前記素子間の連結の強さを変更し、前記プ
    ロダクションメモリにおいて複数のルールの条件が同時
    に充足してしまった場合は、1つのルールを選択推論し
    てその推論結果を前記推論エンジンに伝える推論制御用
    神経回路網とを更に備える請求項3記載の神経回路網自
    動構築システム。
JP3226140A 1991-09-05 1991-09-05 神経回路網自動構築システム Pending JPH0567064A (ja)

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