JPH056687U - 蓄電池の接続導体 - Google Patents

蓄電池の接続導体

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JPH056687U
JPH056687U JP6160091U JP6160091U JPH056687U JP H056687 U JPH056687 U JP H056687U JP 6160091 U JP6160091 U JP 6160091U JP 6160091 U JP6160091 U JP 6160091U JP H056687 U JPH056687 U JP H056687U
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JP
Japan
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storage battery
connection conductor
pole
conductor
heat dissipation
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Pending
Application number
JP6160091U
Other languages
English (en)
Inventor
修一 立石
秀明 吉村
英二 澤野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Central Japan Railway Co
Original Assignee
Central Japan Railway Co
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Publication date
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Publication of JPH056687U publication Critical patent/JPH056687U/ja
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    • Y02E60/12

Abstract

(57)【要約】 【目的】 この考案は、蓄電池の温度上昇を抑えると共
に、小型かつ軽量化を実現できる蓄電池の接続導体を提
供することにある。 【構成】 蓄電池5の極群に導通する極柱部4,4に嵌
合可能な極柱孔2,2を両端部9,9に有する接続部1
0に、放熱用ひだ部3を一体形成してなる接続導体8で
あり、この接続導体8の重量増加をもたらすことなく、
その放熱表面積を可及的に大きくして十分な放熱効果を
得ることができる。これにより、従来の大型フィンや冷
却通気量の増加が不要となり、蓄電池の小型かつ軽量化
が達成される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、例えば電気自動車、電動作業車あるいは浮上鉄道用車両等に搭載 する蓄電池の接続導体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、電気自動車等では、搭載した蓄電池からその走行に必要とする原動 力を電力として引き出す、即ち起動、加速走行、巡航走行、あるいは減速、制動 停止等に要する電力を搭載電池から供給し、電磁力を利用してこれを機械的動力 に変換して運行される。
【0003】 従って、電気自動車等に用いられる蓄電池は、特に車両の起動時あるいは加速 走行時に要する電力を賄い得る大電流放電ができる蓄電池が選択され、これを複 数個直列に接続した集合電池として構成される場合が一般的である。
【0004】 その一例を図4および図5に示す。図4において、1は接続導体であり、この 接続導体1は蓄電池5,5の極群と一体である極柱部4,4を電気的に相互に接 続して集合電池を構成するものである。上記接続導体1は、図5に示すように、 接続部1が薄板状に形成され、その両端部には、極柱部4,4に嵌合可能な極柱 孔2,2が穿設されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記図4の如く集合電池として構成した場合には、蓄電池全体の寸 法、重量がかなり大きいものとなり、例えば、ある種の電気自動車では車両重量 の約1/3が蓄電池重量となっている。そこで、電気自動車等に搭載する蓄電池 の小型化および重量の軽減化が車両の走行性能向上の重要な改善要素となってい る。
【0006】 また、蓄電池を大電流で放電すると発熱する。これは、蓄電池極群の構成物質 の起電前と起電後の生成物質のエントロピーの差によるものと、起電電流が蓄電 池構成部材を流れる時の電気抵抗に伴うジュール熱とによるものである。搭載蓄 電池を小型かつ軽量とするために小容量の蓄電池を選択した場合には、蓄電池の 温度上昇が速く、またその上昇温度も高くなる。このような蓄電池の過度の昇温 は、蓄電池の構成部材、特に合成樹脂部品、ゴム部品の機能を劣化させたり、電 解液の水分の蒸発あるいは電池内部圧力の上昇、蓄電池極板群の変形等をもたら して、蓄電池の放電、充電性能の早期劣化、耐用寿命の減少、更には不測の短絡 事故等を発生する原因となっている。
【0007】 そのため、他の従来例として、蓄電池の過度の発熱を放熱冷却するために、ア ルミニウム製フィン等を蓄電池の側胴部に当接し、周囲の通気に放熱する構造が とられているが、このフィンの重量がかなりのものとなって蓄電池重量が過度に 大となる欠点があった。
【0008】 さらに他の従来例として、蓄電池を冷却するために通気を冷却したり、あるい は通気量を多くすることが提案されているが、これらの補機が占めるスペースお よび重量が大きなものとなるという欠点があった。
【0009】 この考案は、上記従来の課題を解決するためになされたもので、蓄電池の温度 上昇を抑えると共に、小型かつ軽量化を実現できる蓄電池の接続導体を提供する ことを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この考案は、蓄電池の極群に導通する極柱部を電気的に接続して集合電池を構 成する接続導体であって、上記蓄電池の極柱部に嵌合可能な極柱孔が両端部に設 けられた接続部に、放熱用ひだ部を一体形成したものである。
【0011】 また、上記接続部および放熱用ひだ部は、銅またはアルミニウムの一種から選 ばれた材料から構成されるのが好ましい。
【0012】
【作用】
この考案によれば、接続導体に放熱用ひだ部を一体形成したから、該接続導体 の重量増加をもたらすことなく、その放熱表面積を可及的に大きくすることがで きる。従って、蓄電池の放電時に発生した熱は、熱伝導性の良い極柱部から接続 導体に伝わり、さらに上記放熱用ひだ部を介して周囲の外気に放散されるので、 十分な放熱効果が得られる。
【0013】
【実施例】
以下、この考案の一実施例を図面に従って説明する。
【0014】 図1において、蓄電池5,5,…は、接続導体8を介して複数個直列に接続し た集合電池として構成されている。該接続導体8は、例えば銅またはアルミニウ ム等の熱伝導性の優れた材質からなる。
【0015】 上記接続導体8は、図2に示すように、接続部10と、放熱用ひだ部3とで構 成されている。該接続部10は、方形薄板状に形成され、その両端部9,9には 蓄電池の極柱部4,4(図1)に嵌合可能な極柱孔2がそれぞれ穿設されている 。この接続部10の上面には、放熱用ひだ部3が一体形成されている。この放熱 用ひだ部3は、複数個の方形型フィンを所定間隔をあけて互いに平行に配列した ものである。
【0016】 上記構成において、蓄電池5,5…を相互に接続するための接続導体8の接続 部10に、放熱用ひだ部3を一体形成したから、接続導体8の重量増加を招くこ となく、その放熱表面積が可及的に大きくなる。
【0017】 従って、蓄電池5,5…を大電流で放電する際に発生した熱が、極柱部4,4 から熱伝導性に優れた材質からなる接続導体8に伝わり、放熱用ひだ部3から周 囲外気に放散される。
【0018】 その結果、各蓄電池5,5…の構成部材の劣化防止が図られると共に、蓄電池 の耐用寿命も長くなり、品質向上を達成できる。
【0019】 しかも、上記接続導体8は熱伝導性の良い極柱部4,4に接続されているので 、十分な放熱効果が得られる。従って、従来のように蓄電池の側胴部に大型のフ ィンを設けたり、蓄電池を冷却するための通気量を多くする必要がなく、蓄電池 の重量および含有スペースを可及的に小さく抑えることが可能になる。
【0020】 ここで、図1に示した接続導体8を用いた本考案の蓄電池と、図4に示した従 来の接続導体1を用いた従来品の蓄電池について、大電流放電を実施した場合の 蓄電池の温度上昇を調査した。その結果を表1に示した。 (以下余白)
【0021】
【表1】 表 1
【0022】 この表1によれば、この考案の蓄電池が従来品の蓄電池に比べての温度上昇が 極めて少ないことが明らかである。
【0023】 上記実施例では、接続導体8の放熱用ひだ部3を図2に示すように横列に配設 したけれど、これに限定されず、例えば図3に示すように接続導体8’の放熱用 ひだ部3’を縦列に配設するようにしてもよい。
【0024】 なお、上記放熱用ひだ部3または3’を接続部10または10’の上面側では なく下面側に形成してもよいのはいうまでもない。
【0025】
【考案の効果】
以上説明したように、この考案によれば、蓄電池の接続導体に放熱用ひだ部を 一体形成したから、十分な放熱効果が得られ、蓄電池の構成部材の劣化防止が図 られると共に、耐用寿命を延ばすことができる。さらに、従来のような大型フィ ンの設置や冷却通気量の増大化が不要となるので、小型かつ軽量の蓄電池を得る ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る蓄電池の接続導体を示す正面
図。
【図2】同上の接続導体を示す斜視図。
【図3】同上の接続導体の他の実施例を示す斜視図。
【図4】従来の蓄電池の接続導体を示す正面図。
【図5】従来の接続導体を示す斜視図。
【符号の説明】
2 極柱孔 3,3’ ひだ部 4 極柱部 5 蓄電池 8,8’ 接続導体 10,10’ 接続部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 澤野 英二 千葉県習志野市谷津6−19−4−206

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蓄電池の極群に導通する極柱部を電気的
    に接続して集合電池を構成する接続導体であって、上記
    蓄電池の極柱部に嵌合可能な極柱孔が両端部に設けられ
    た接続部に、放熱用ひだ部を一体形成したことを特徴と
    する蓄電池の接続導体。
  2. 【請求項2】 上記接続部および放熱用ひだ部が、銅ま
    たはアルミニウムの一種から選ばれた材料からなる請求
    項1記載の蓄電池の接続導体。
JP6160091U 1991-07-09 1991-07-09 蓄電池の接続導体 Pending JPH056687U (ja)

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