JPH0566408U - 加湿機能付電気暖房器 - Google Patents

加湿機能付電気暖房器

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JPH0566408U
JPH0566408U JP1707792U JP1707792U JPH0566408U JP H0566408 U JPH0566408 U JP H0566408U JP 1707792 U JP1707792 U JP 1707792U JP 1707792 U JP1707792 U JP 1707792U JP H0566408 U JPH0566408 U JP H0566408U
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JP
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heat
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humidifying
heat shield
shield plate
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JP1707792U
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幸夫 本多
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Sharp Corp
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Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 部品点数を少なくし構造を簡略化した新規な
加湿機能付電気暖房器を提供する。 【構成】 本体10の上面に開設された複数個の放熱兼蒸
気吹出口12と、本体内に対向して設けられ下方より上方
に向かうにしたがって相互の距離間隔が拡くなるように
配置した一対の平面発熱体20と、平面発熱体20の内側に
所定間隔をもって設けられた一対の遮熱板30と、加湿部
40を具備している。加湿部40は遮熱板30の反平面発熱体
側に密着又は近接して設けられた芯収納ケース42と芯収
納ケース42に収納した吸上芯41と吸上芯41の下端が水に
漬かる水タンク43を有している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は加湿機能付電気暖房器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の加湿機能付電気暖房器の一例として電気ストーブについて図を参照して 説明する。図9は電気ストーブの電気回路図、図10は加湿器の構造を説明する 側面視断面図である。
【0003】 加湿機能付電気暖房器を備えた電気ストーブは加湿専用の加湿ヒータ83を付属 しており、給水タンク71と連結管路72を介して接続された加熱タンク73内の水を 加熱するようになっている。84は運転スイッチ、85は加湿ヒータ83を切替える切 替スイッチである。切替スイッチ85をオンすると、加湿ヒータ83がオンするとと もに、一般家庭用として出力の上限が規制されているため、補ヒータ82がオフし 、主ヒータ81のみが暖房用に供される。
【0004】 86 は温度制御部である。加湿ヒータ83で加熱された加熱タンク73内の水は沸騰 し加湿蒸気となって蒸気吹出口74より室内に吹き出される。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の加熱気化式加湿器を備えた電気ストーブにおいては、次 のような欠点があった。 すなわち、加熱タンク73内で水を沸騰させるので、長期にわたる使用によって 加熱タンク73内の内壁及び蒸気吹出口74の周辺にカルシウム粉が付着して硬化し 、断熱層が形成される。この断熱層は加湿器の美観を損なうばかりでなく、熱伝 導率を低下させることになる。
【0006】 このために、加熱タンク73の加熱温度を下げるとともに、表面積を拡大し、蒸 発量を増す方法が効果的であるが、加湿器が大型化する。また、前記連結管路72 を要するため、水漏れ防止のための構造が複雑となる。さらに加湿専用のヒータ 、切替スイッチ等の電気部品が必要となり、部品点数が多くなる。
【0007】 本考案は上記事情に鑑みて創案されたもので、部品点数を少なくし、構造を 簡略化した加湿機能付電気暖房器を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の考案は、本体上面に開設された複数個の放熱兼蒸気吹出口と、 本体内に対向して設けられ下方より上方に向かうにしたがって相互の距離間隔が 拡くなるように配置された一対の平面発熱体と、平面発熱体の内側に所定の距離 間隔をもって設けられた一対の遮熱板と、加湿部を具備しており、かつ前記加湿 部は前記遮熱板の反平面発熱体側に遮熱板と密着又は近接して設けられ、毛細管 現象を利用して水を吸い上げる吸上芯を有していることを特徴としている。
【0009】 請求項2記載の考案は、本体の側面に形成された放熱口と、本体上面に開設さ れた複数個の蒸気吹出口と、本体内に設けられ下方より上方に向うにしたがって 内側より放熱口側に傾斜して設けられた平面発熱体と、平面発熱体の内側に所定 の距離間隔をもって設けられた遮熱板と、加湿部を具備しており、かつ前記加湿 部は前記遮熱板の反平面発熱体側に遮熱板と密着又は近接して設けられ、毛細管 現象を利用して水を吸い上げる吸上芯を有していることを特徴としている。
【0010】
【実施例】
以下図面を参照して本考案に係る加湿機能付電気暖房器(以下本考案暖房器と いう)の1実施例を説明する。図1〜図6は請求項1記載の考案に係る図面であ って、図1は本考案暖房器の構造を説明する側面視断面図、図2は一部切欠外観 斜視図、図3は加湿部組品の構造を示す側面視断面図、図4は吸上芯の外観斜視 図、図5は芯収納ケースの外観斜視図、図6は芯収納ケースと遮熱板の係止状態 を説明する側面視断面図である。 図7、図8は請求項2 記載の考案に係る図面であって、図7は側面視断面図、 図8は他の実施例を示す側面視断面図である。なお図2においては、加湿部は片 方のみを図示している。
【0011】 請求項1記載の本考案暖房器は本体10と、一対の平面発熱体20と一対の遮熱板 30と加湿部40を含んでいる。本体10は上板、下板が開口した箱状に形成され、上 板11に複数個の放熱兼蒸気吹出口12が、下板13には吸気口14がそれぞれ設けられ ている。図中15は側面を形成する外板である。
【0012】 平面発熱体20はセラミック素子等のヒータで構成された板状体で一対からなっ ている。そして本体10内に対向して設けられ下方から上方に向かうにしたがって 相互の距離間隔が拡くなるように傾斜して配置されている。
【0013】 遮熱板30はアルミ等の金属板で形成されるとともに、一対で構成されており、 前記平面発熱体20の内側に所定の距離間隔をもって略平行して設けられている。 前記遮熱板30の内面すなわち、反平面発熱体側には側面視形状がクランク状に形 成された受金具301 が設けられている( 図6参照) 。
【0014】 加湿部40は吸上芯41と1 組の芯収納ケース42と1 個の水タンク43を有している 。吸上芯41は図4に示すように縦糸411 と横糸412 を適宜比率で織った布よりな り、先端は複数本の束413 に分割されている。芯収納ケース42は図5に示すよう に熱伝導率性金属板で形成され、上面及び1 側面にそれぞれ開口部421 、422 が 設けられており、下面に複数個の挿通孔423 が開設されている。
【0015】 また芯収納ケース42の反開口部側すなわち、遮熱板30側の外面には前記受金具 301 に係止するクランク状に形成された掛金具424 が取付けられている。さらに 開口部422 には金網425 が取付けられている。
【0016】 前記吸上芯41は開口部421 より挿入され、束413 を挿通孔423 より引き出して 芯収納ケース42に収納される。水タンク43は芯収納ケース42の下方に図外の取付 具を介して本体10に取付けられており、前記吸上芯41の束413 が水タンク43に入 れた水に漬かるように配置されている。
【0017】 つぎに本考案暖房器の動作について説明する。 通電加熱された平面発熱体20によって遮熱板30及び芯収納ケース42が加熱され 、吸上芯41に毛細管現象により吸い込まれた水分は開口部422 、421 より加湿蒸 気となって芯収納ケース外に放出される。 吸気口14より吸い込まれた室内空気は平面発熱体20の傾斜面に沿って上昇する 間に熱交換され、温風となって前記加湿蒸気と混合し、加湿熱気流となって放熱 兼蒸気吹出口12より室内に送り出される。
【0018】 吸上芯41が水タンク43の水分を吸い上げ過ぎた場合には、吸上芯41より水滴と なって芯収納ケース42に滴下し、傾斜面に沿って流れ落ちて水タンク43に戻る。 前記したように、加湿部40は芯収納ケース42が遮熱板30を介して間接的に加熱さ れるように構成されており、かつ傾斜して受熱面を広くし、本体10内の対流空気 との接触面が多くなるように構成されているので、吸上芯41を高温加熱する必要 がない。従って、加湿量を増加させることができる。
【0019】 一般に、吸上芯41の温度が高くなると、水中のカルシウム分が凝固して吸上芯 41の水分吸上量が少なくなり、加湿量が低下するものであるが、前記したように 加湿量の増加によってカルシウムの発生量が少なくなる。また万一吸上芯41にカ ルシウムが付着凝固した場合には、芯収納ケース42を遮熱板30より取り出し、吸 上芯41を芯収納ケース42より引き出してカルシウム付着分をもみほぐして除去す ればよい。
【0020】 また水タンク43は温度上昇も少ないので、吸上芯41の束413 部分にはカルシウ ムが凝固することがない。前記実施例において、外板15と平面発熱体20の間にさ らに遮熱板を設けると、外板15の表面温度が下がり、放熱兼蒸気吹出口12よりの 放熱を主とする対流型電気暖房器となる。
【0021】 請求項2 記載の本考案暖房器は本体50と各1 個の平面発熱体20と遮熱板30と加 湿部40を含んでおり、加湿部40は吸上芯41と芯収納ケース42と水タンク43を有し ている。本体50は上板、下板、一方の側板が開口した箱状に形成され、上板51に 複数個の蒸気吹出口52が下板53に吸気口54が開設されており、側板55に放熱口55 1 が形成されており、輻射型として構成されている。
【0022】 平面発熱体20は本体50内に設けられ下方より上方に向かうにしたがって内側よ り放熱口側に傾斜して設けられている。遮熱板30は平面発熱体20の内側に所定の 距離間隔をもって略平行して設けられている。
【0023】 芯収納ケース42は遮熱板30の反平面発熱体側に遮熱板30と密着又は近接して設 けられている。加湿部40の構造は請求項1記載の考案と同様である。平面発熱体 20の通電加熱による発生熱は放熱口551 より放出され、吸上芯41に吸い込まれた 水分は加湿蒸気となって蒸気吹出口52より室外に送出される。
【0024】 図8は他の実施例を示すもので、本体60には前後面に放熱口651 、652 が開設 されている。図中61は上板、62は蒸気吹出口、63は下板、64は吸気口、65は外板 である。平面発熱体20、遮熱板30、加湿部40は本体60内に対向して設けられ、下 方より上方に向かうにしたがって相互の距離間隔が拡くなるようにそれぞれ配置 されており、熱気は放熱口651 、652 より前後方向に送出される。なお前記吸上 芯及び芯収納ケースは同じ作用をするものであればよく、本実施例に示す形状、 構造に限定されないものである。
【0025】
【考案の効果】
本考案暖房器は対流型、輻射型のいずれも下方より上方に向かうにしたがって 内側より外側に向かって傾斜した平面発熱体と、遮熱板と、加湿部を具備してお り、電気暖房器内で発生する熱の一部を利用して広い面積で受熱し加湿蒸気を発 生させるように構成している。
【0026】 従って、つぎのような利点がある。 加湿用として専用の電源を必要としないため、省エネルギーとなるほか、電気 部品点数を少なくすることができる。 水系統の配管が不要となり、構造が簡単で水漏れ等のトラブルが生じない。 電気暖房器自体の発熱量に応じた加湿が得られる。 カルシウム粉の付着率が低くなり、清掃手入れが容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る図面であって、本考案暖房器の構
造を説明する側面視断面図である。
【図2】本考案に係る図面であって、一部切欠外観斜視
図である。
【図3】本考案に係る図面であって、加湿部組品の構造
を示す側面視断面図である。
【図4】本考案に係る図面であって、吸上芯の外観斜視
図である。
【図5】本考案に係る図面であって、芯収納ケースの外
観斜視図である。
【図6】本考案に係る図面であって、芯収納ケースと遮
熱板の係止状態を説明する側面視断面図である。
【図7】本考案に係る図面であって、側面視断面図であ
る。
【図8】本考案に係る図面であって、他の実施例を示す
側面視断面図である。
【図9】従来技術に係る図面であって、電気ストーブの
電気回路図である。
【図10】従来技術に係る図面であって、加湿器の構造
を説明する側面視断面図である。
【符号の説明】
10 本体 12 放熱兼蒸気吹出口 20 平面発熱体 30 遮熱板 40 加湿部 41 吸上芯 42 芯収納ケース 43 水タンク

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体上面に開設された複数個の放熱兼蒸
    気吹出口と、本体内に対向して設けられ下方より上方に
    向かうにしたがって相互の距離間隔が拡くなるように配
    置された一対の平面発熱体と、平面発熱体の内側に所定
    の距離間隔をもって設けられた一対の遮熱板と、加湿部
    を具備しており、かつ前記加湿部は前記遮熱板の反平面
    発熱体側に遮熱板と密着又は近接して設けられ、毛細管
    現象を利用して水を吸い上げる吸上芯を有していること
    を特徴とする加湿機能付電気暖房器。
  2. 【請求項2】 本体の側面に形成された放熱口と、本体
    上面に開設された複数個の蒸気吹出口と、本体内に設け
    られ下方より上方に向うにしたがって内側より放熱口側
    に傾斜して設けられた平面発熱体と、平面発熱体の内側
    に所定の距離間隔をもって設けられた遮熱板と、加湿部
    を具備しており、かつ前記加湿部は前記遮熱板の反平面
    発熱体側に遮熱板と密着又は近接して設けられ、毛細管
    現象を利用して水を吸い上げる吸上芯を有していること
    を特徴とする加湿機能付電気暖房器。
JP1707792U 1992-02-20 1992-02-20 加湿機能付電気暖房器 Pending JPH0566408U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012101877A1 (ja) * 2011-01-24 2012-08-02 パナソニック株式会社 加湿器
JP2012154514A (ja) * 2011-01-24 2012-08-16 Panasonic Corp 加湿器
WO2012144245A1 (ja) * 2011-04-20 2012-10-26 パナソニック株式会社 加湿器

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