JPH056628A - データ記録再生方法 - Google Patents

データ記録再生方法

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JPH056628A
JPH056628A JP10858191A JP10858191A JPH056628A JP H056628 A JPH056628 A JP H056628A JP 10858191 A JP10858191 A JP 10858191A JP 10858191 A JP10858191 A JP 10858191A JP H056628 A JPH056628 A JP H056628A
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JP
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magnetic card
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signal
recording
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JP10858191A
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Kenji Yamamoto
健次 山本
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MAGURIIDE KK
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Publication date
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  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】磁気カードの走行スピードの変動にかかわら
ず、データの読み出し時のエラーを減少させる。 【構成】データの記録時には、磁気カード上に、一定時
間間隔τ1 で書き込まれたクロック信号Aから、前記し
た時間τ1 より短い時間τ2 だけ遅れてデータ信号Bを
書き込む。一方、データの読み出し時には、時間τ1 よ
り短く且つ時間τ2 より長い一定のゲート時間τ3 を予
め設定し、クロック信号Aを検知後、ゲート時間τ3 内
に検知された信号をデータ信号Bとみなす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は磁気カードの様な記録
媒体上へのデータの記録再生方法であって、特に、記録
媒体における走行スピードのばらつきに対するデータ再
生時の安定性を向上させたものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の磁気カードに対するデータ
の記録再生方法としては、記録すべきデータに対応して
クロック信号をFM変調し、更にこのパルス信号により
反転する矩形信号で磁気カードを磁化して磁気記録する
一方、データの読み出し時には、再生したクロックパル
ス間の時間を求め、その時間の大小からデータの「0」
「1」を判定するものが一般的であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た記録再生方法にあっては、磁気カード走行スピードの
定速化が不可欠であり、データの記録装置と再生装置間
における磁気カードの走行スピードのばらつきを抑える
必要があるばかりか、一連の記録または再生中における
磁気カードの走行スピードの変化に対しても注意を払う
必要がある。
【0004】具体的には、定常スピードから高々20%
程度の速度変動しか許されず、磁気カードの走行を安定
させるために、駆動ローラの数を多くしたり、ローラ間
の押え圧を微調整して負荷を均一化させる必要があると
ともに、電気信号の処理時にも厳密な波形再生が要求さ
れるなど、装置全体の構成が必然的に複雑となり、製造
コストを低廉化する上でのネックとなっていた。
【0005】本発明は上記問題に鑑みてなされたもので
あって、記録媒体の走行スピードの大幅な変動にかかわ
らず、データの読み書き時のエラーが可及的に抑制され
た、データの記録再生方法を提供することを目的とす
る。本発明はまた、磁気カード上に記録された数値デー
タに対する加減算値を手動で設定変更可能とすることに
より、使用目的が特定されず、汎用性に富んだ処理が行
なえるデータの記録再生方法を提供することを目的とす
る。
【0006】本発明は更に、磁気カードのデータ更新処
理回数の累計を表示可能としたことにより、磁気カード
の使用総量が容易に把握できる処理方法を提供すること
を目的とする。本発明は更にまた、外部などから別途入
力されたデータで磁気カード上の記録データを更新処理
可能とすることにより、ゲーム機をはじめとする各種電
気機器と併用したデータの受け渡し手段として好適なデ
ータの記録再生方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明にかかるデータの
記録方法は、図1の(a)に例示する如く、磁気カード
の様な記録媒体上に、所定の一定時間間隔τ1で、記録
すべきビット数に対応して一連にクロック信号A・A・
・・を記録する。更に、クロック信号A・A間の時間τ
1 よりも短い時間τ2 だけ各クロック信号Aから遅れ
て、データ信号Bを記録する様にしている。
【0008】一方、上記したデータ信号Bの再生に際し
ては、クロック信号A・A間の時間τ1 より短く、クロ
ック信号Aとデータ信号B間の時間τ2より長い一定の
ゲート時間τ3 を予め設定しておき、クロック信号Aを
検知後、ゲート時間τ3 内に検知された信号をデータ信
号Bと見なし、ゲート時間τ3 を越えた後、最初に検知
された信号をクロック信号Aと見なすことを特徴とす
る。
【0009】なお、上記した記録媒体を図2に示す様な
磁気カード(12)とし、この磁気カード(12)上の
記録データを数値とするとともに、1回の処理毎に一定
数Nづつ自動的に減算または加算処理して記録データを
更新する一方、この加減算値Nを任意に設定変更可能と
することが好ましい。また、上記した記録データの処理
回数Mが積算されるとともに、積算値Mを表示可能とす
ることが可能である。更に、装置外部などから別途入力
されるデータを利用し、記録データを更新処理する様に
構成することもできる。
【0010】
【作用】上記した構成により、記録媒体の走行スピード
が定常状態の時に記録された図1の(a) に示す信号
は、データの読み出し時に走行スピードが例えば2倍に
なると、クロック信号A・A間の時間τ1 およびクロッ
ク信号Aとデータ信号B間の時間τ2 はともに、図1の
(b)の様に2分の1に減少する。ここで、読み出し時
のゲート時間τ3 を τ1 /2より稍短く設定しておく
と、データ信号Bはゲート時間τ3 内にあり且つ次のク
ロック信号Aはゲート時間τ3 の外にあるため、データ
信号Bとクロック信号Aの区別が明確に行なわれる。
【0011】逆に記録媒体の走行スピードが例えば2分
の1に減少すると、図1の(c)の様に、クロック信号
A・A間の時間τ1 およびクロック信号Aとデータ信号
B間の時間τ2 はともに2倍となる。ここで、ゲート時
間τ3 を、クロック信号Aとデータ信号B間の時間τ2
の2倍より稍長く設定してあると、データ信号Bはゲー
ト時間τ3 内に位置し、この場合も、クロック信号Aと
データ信号Bとを区別して読み出すことが可能となる。
【0012】すなわち、 τ2×m<τ3<τ1/n (但し、m,n>1) の関係を満足することにより、定常状態で記録媒体上に
記録されたデータは、読み出し時における記録媒体の走
行スピードがn倍からm分の1倍までの大幅な変化に対
しても、読み出しエラーを発生することなく、記録媒体
上に記録されたデータを読み出すことが出来るのであ
る。
【0013】
【実施例】以下本発明を、プリペイドカード状に形成さ
れた磁気カードの度数処理専用に構成した、これ単独で
作動する「磁気カード処理装置」に実施した一例を示す
がこれに限らず、ゲーム機や金銭登録機などの各種機器
中に一体に収納し、その機器の一部として使用できる。
また、記録媒体を書き込みが不能なもので構成し、記録
媒体の作成時にデータを固定しておき、データの読み出
し専用機として使用することも可能である。
【0014】本発明を実施する磁気カード処理装置は、
図2にその全体的な外観形状を示す如く、略矩形状の本
体ケース10の前面11側に、磁気カード12の挿入口
13と、磁気カード12上に記録されているデータを始
めとする各種データを個別に表示可能とする表示器14
とを配設する。更に本体ケース10の内部中央を横断し
て水平に、磁気カード12の走行機構15を設けるとと
もに、この走行機構15の周囲に、各種データ処理を行
なう電気回路16を備えている。
【0015】磁気カード12の走行機構15は、図3お
よび図4において具体的に示す様に、データ処理すべき
磁気カード12を長手方向に水平に案内するガイド溝1
7と、そのガイド溝17内の磁気カード12を上下方向
から挟んで、この磁気カード12に所定の走行力を与え
る駆動部18とから構成される。
【0016】ガイド溝17は、幅が磁気カード12の短
辺の長さと略等しく、長さが磁気カード12の長辺の約
2倍であって、高さを磁気カード12の厚さよりやや大
きく設定するとともに、下面側に平坦な走行面19を形
成することにより、磁気カード12はその下面および左
右辺がガイド溝17に摺動案内され、安定して繰り返し
走行面19上を直線往復運動する様にしている。
【0017】磁気カード12の駆動部18は、モータ2
0で回転駆動される合成樹脂製の駆動ローラ21を、ガ
イド溝17の走行面19にその周面を稍臨出させて配置
するとともに、コ字状の板バネ23で下方に付勢された
押圧ローラ24を、ガイド溝17の上方から各駆動ロー
ラ21に密着させたものを1組とし、走行面19の長手
方向に離間して第1駆動ローラ21aおよび第2駆動ロ
ーラ21bの2組分を配設している。
【0018】前記した第2駆動ローラ21bを、走行面
19の長手方向中央より稍奥まった位置に配設し、ギア
25を介してモータ20で直接的に回転駆動する。一
方、第1駆動ローラ21aを、第2駆動ローラ21bと
カード挿入口13との略中央に配設するとともに、第1
および第2駆動ローラ21a・21b間をゴムベルト2
6で繋いでいる。これにより、本体ケース10のカード
挿入口13から挿入された磁気カード12は、第1また
は第2駆動ローラ21a・21bの少なくとも何れか一
方に対して常に接触し、ガイド溝17の全長に亘って往
復移行が出来るようにしている。
【0019】更に、第2駆動ローラ21bの平行位置
に、図5で示すデータ読出回路27およびデータ書込回
路28に各々接続された磁気ヘッド29を走行面19か
ら稍臨出させて設置し、その上方に駆動ローラ21側と
同様な押圧ローラ24cを配設することにより、この押
圧ローラ24cで磁気カード12を磁気ヘッド29に密
着させ、磁気カード12に対する確実なデータの読み書
きを可能としている。
【0020】データ書込回路28は、図1の(a)で例
示するデータフォーマットに対応した図7の(a)に示
すパルス列aから図7の(b)の矩形信号bを形成し、
磁気ヘッド29に流す書込電流をこの矩形信号bに対応
して反転させることにより、磁気カード12上に、デー
タを磁化方向の変化として記録して行く。
【0021】データ読出回路27は、図6で更に詳細に
示す如く、磁気ヘッド29を用いて磁気カード12上に
記録されているデータを図7の(c)で例示するアナロ
グ信号cとして検知したあと、差動増幅器30で信号増
幅して図7の(d)で示す信号dを形成し、第1および
第2比較器31・32に同時に入力する。
【0022】第1比較器31は、入力信号dが設定電圧
Vaを越えた期間に対応して出力が反転するものであ
り、第2比較器32は逆に、設定電圧Vbを下回ると出
力が反転するものであって、磁気カード12上の磁化方
向の反転に対応し、分離してパルス信号e・fが取り出
される様にしている。
【0023】かかる第1および第2比較器31・32か
らの出力信号e・fを更にフリップフロップ33に入力
し、第1比較器31および第2比較器32からの出力信
号e・fの例えば立ち上がり位置で、フリップフロップ
33の出力信号gをセットまたはリセットすることによ
り、データ書込回路28から出力される矩形信号bと時
間軸方向に略相似な図7(g)で示す様な波形gが取り
出されるのである。
【0024】また、図3に示す第1駆動ローラ21a、
第2駆動ローラ21bおよび走行面19の終端22の各
位置に対応して、第1〜第3位置検知器34〜36を配
設することにより、磁気カード12のガイド溝17内に
おける現在位置を検知し、後記する所定の制御動作を行
なうための位置データが得られる様にしている。
【0025】すなわち、位置検知器34〜36は各々、
図4に示す如く、発光ダイオード37とフォトトランジ
スタ38を走行面19の上下に分離して備えたフォトイ
ンタラプタであって、各々が図5に示す様に位置検知回
路39に対して個別に接続され、磁気カード12で光路
40を遮断することによって、磁気カード12の現在位
置を検知し、所定の制御動作を行なうためのデータとす
る。
【0026】例えば、第1位置検知器34で磁気カード
12が挿入されたことを検知してモータ20の回転駆動
を開始させ、磁気カード12を本体ケース10の内部に
引き込む。更に、第2位置検知器35で磁気カード12
に対するデータの読み書き開始のタイミングを検知し、
第3位置検知器36で読み書きの終了時点を検知するの
である。
【0027】なお、磁気カード12が各検知器34〜3
6間を移行する時間を測定し、その時間が予め設定した
時間を越えたことが判断されるとモータ20を強制的に
停止することにより、いたずらやカード詰まりが発生し
た場合にも、走行機構15に過度な負荷がかからない様
にしている。
【0028】上記した位置検知回路39およびデータ読
出回路27を介して取り込まれた検知データは、データ
解読回路41で解析された後、解析結果に基づいて演算
回路42で所定の演算動作を行なう。
【0029】このデータ解読回路41および演算回路4
2は、いわゆるワンチップマイコンが使用され、ROM
に記憶されたプログラムに基づいて後記する所定の処理
動作を行なうものであって、設定回路43に備えた複数
のディップスイッチ44により予め設定されている動作
条件、およびタイマー信号発生回路45から出力される
タイマー信号に基づき、モータ駆動回路46を介してモ
ータ20の駆動状態を制御する。
【0030】同時に、必要に応じてデータ書込回路28
で磁気カード12にデータの書込処理を行ない、更にデ
ータ処理状態を表示回路47を介して4桁の「日」型形
式の表示器14により表示させる。また、検知データあ
るいは演算結果は適宜時期に記憶回路49に記憶され、
データの継続性を持たせる様にしている。
【0031】なお、上記した電気回路16は、主として
商用交流電源50を電源回路51で整流降圧したTTL
レベルの単一直流電源を用いて駆動されるが、少なくと
も記憶回路49には二次電池52の出力電圧も同時に印
加され、常時はスイッチング素子53を介して電源回路
51により充電を行なっておき、停電するなどの電源回
路51の異常があるとスイッチング素子53を開いて電
源回路51と分離すると同時に、記憶回路49を二次電
池52でバックアップして記憶データを保持可能とす
る。
【0032】
【動作手順】次に図8および図9に示す流れ図に基づ
き、上記した磁気カード処理装置の動作手順を更に詳し
く説明する。
【0033】本発明にかかる磁気カード処理装置は、カ
ードによる支払いをすべき異なるサービス毎に1台づつ
配置して使用されるものであって、使用に先だって、設
定回路43のディップスイッチ44を操作することによ
り、サービスの価格に対応して、1回の処理毎に磁気カ
ード12上の記録データから減算処理される個別の減算
度数Nの設定をしておく。
【0034】ここで、装置を商用交流電源50に接続す
ることにより、装置はステップ60の初期化処理動作を
行なったあと、ステップ61における第1位置検知器3
4による、磁気カード12の挿入待ちの状態へ移る。
【0035】ステップ60で行なわれる初期処理動作に
は、プログラムで使用する変数等の初期化に加えて、停
電やカード詰まりによって装置内に磁気カード12が残
っている場合に磁気カード12を強制的に排出するなど
のエラー処理動作が含まれ、かかる初期化処理動作を経
ることにより、定常的な動作が可能となる。
【0036】ここでステップ61において、第1位置検
知器34が磁気カード12の挿入を検知すると、モータ
20は正転を開始し(ステップ62)、第1駆動ローラ
21aで磁気カード12を装置内部に引き込む。更に、
ステップ63において第2位置検知器35の位置まで磁
気カード12が引き込まれたことが検知されると、後記
するステップ64のデータ読み出し動作に入り、ステッ
プ65における第3位置検知器36による検知が行なわ
れるまで、読み出し処理を持続する。
【0037】ところで、磁気カード12上に記録されて
いるデータのフォーマットは、図1の(a)で示す如
く、一定時間間隔τ1 で記録された各クロック信号Aか
ら微小時間τ2 後にデータ信号Bを記録するものであっ
て、データを構成する全てのビットが「0」の場合、ク
ロック信号Aのみがビット数分だけ記録される様に構成
されている。
【0038】したがって、磁気カード12上の記録デー
タの解読時には、図9のステップ66で、先ず最初に検
知した信号の反転位置が、クロック信号Aの最初の挿入
位置であると判断される。この様にして、第1番目のク
ロック信号Aが検知されると、ステップ67でタイマー
をスタートさせ、ステップ68で信号が反転するのを待
つ。
【0039】ここでタイマーの設定時間τ3 は、クロッ
ク信号A・A間の時間τ1 より短く、クロック信号Aと
データ信号B間の時間τ2 よりも長い一定時間τ3 に固
定されている。
【0040】したがって、ステップ68で設定時間τ3
内に信号の反転が検知されると、それはデータの「1」
であると判断され、ステップ69で記憶回路49の該当
ビット位置に「1」を記憶する。逆に、ステップ68に
おけるデータ信号の検知を行なうことなくタイマーの設
定時間τ3 が経過したことがステップ70で判断される
と、記録データは「0」であると判断されるので、読み
出しデータを「0」として記憶する(ステップ71)の
である。
【0041】更に、ステップ65における第3位置検知
器36による検知が行なわれ、磁気カード12が走行面
19の終端22に達したことが判定されると、モータ2
0を停止する(ステップ72)。ステップ73におい
て、ステップ64で読み出した2進データを10進デー
タに変換する等の所定のデータ解読動作を行なった後、
ステップ74で解読値を4桁の10進数で表示器14上
に表示する。
【0042】ところで、上記したフォーマットで記録さ
れたデータを読み出す場合、磁気カード12の走行スピ
ードがたとえ定常値の2倍に上昇、あるいは半分に低下
しても、エラーを起こすことなくデータの読み出しが行
なわれる。しかしながら、この限界値をも越えて磁気カ
ード12の走行スピードが極端に上昇または下降、ある
いは雑音が磁気ヘッド29からの出力信号cに重畳する
と、記録されたデータを誤って解読する虞れがある。
【0043】しかしながら本発明にかかるデータの記録
再生方法では、上記した様な場合には読みだしたデータ
のビット数が設定した値よりも増加または減少する結
果、読み出したデータが誤っていることが容易に判断さ
れるので、表示器14に「0」または「E」を表示して
データの読み出しエラーが発生したことを表示する。
【0044】次にステップ75において、解読したデー
タの数値が、減算値N以上あるか否かを判定する。磁気
カード12に記録されている数値データが、減算値Nを
下回っているか、読みだしのエラーが発生していると、
それ以降のデータ処理が行なえないので、ステップ76
に移り、データの更新処理を行なうことなくモータ20
を反転駆動して磁気カード12の強制的な排出動作を開
始し、ステップ77でカード12の排出が確認される
と、ステップ78でモータ20を停止した後、ステップ
60を経てステップ61に戻り、次の磁気カード12が
挿入されるのを待つ。
【0045】ステップ75で逆に、データが正常に読み
出され且つ設定値以上の度数が残っていることが判定さ
れると、ステップ79でモータ20を反転して磁気カー
ド12を挿入口13側へ戻し、ステップ80で第2位置
検知器35の位置にカード12が達したのが確認される
と、ステップ81でモータ20を一旦停止する。
【0046】更にステップ82で、読み出された度数か
ら減算値Nを引き、ステップ83でその結果を表示器1
4で表示するとともに、ステップ84で処理回数Mに1
を加算して記憶回路49に記憶したあと、ステップ85
でモータ20を正転し、ステップ86のデータ書込動作
に入る。
【0047】減算されたデータが正常に書き込まれると
ともに、ステップ87で磁気カード12が走行面19の
終端22にまで達したことが判断されると、ステップ8
8でモータ20を停止し、書き込んだ値をステップ89
で表示したあと、ステップ76に移って、磁気カード1
2の排出処理を行なう。
【0048】上記した処理回数Mは、例えば1日の営業
を終了した後のステップ61における待機時期に、手動
操作回路54に備えた表示用のスイッチ55aの操作で
表示器14に表示される。また、かかる積算値は、同様
に備えたリセット用のスイッチ55bの操作で「0」に
戻される。
【0049】なお、ステップ86におけるデータの更新
を、クロック信号Aも含めて、磁気カード12上の全て
のデータを同時に書き換えるのに代えて、クロック信号
A・A間のデータ信号B部分のみを書き換える様にして
もよい。
【0050】また、磁気カード12に記録された数値を
度数として処理するのに代えて、実際の金額に対応させ
て処理することも可能である。数値データ以外の、例え
ば店名の様な任意のデータを2進数化して記録できるこ
とは勿論である。
【0051】
【他の実施例】本実施例はゲーム機と直接的なデータの
受け渡しを行うことにより、ゲーム機と上記した磁気カ
ード処理装置とを互いに連動して動作させる構成を特徴
とする。すなわち、図5に示す如く、演算回路42にお
ける外部とのデータ入出力手段として、制御信号入出力
回路56とデータ信号入出力回路57とを備え、各々を
ゲーム機側の信号入出力部と接続し、TTLレベルの様
な十分高い電位の信号をシリアル状に受け渡す様にして
いる。
【0052】更に本体ケース前面11側に、手動操作回
路54に接続された磁気カード12の排出ボタン55c
を備え、設定回路43によるモード切り換えにより、一
旦挿入口13に磁気カード12が挿入されると、この排
出ボタン55cを押すまで予め設定した時間間隔で設定
値Nを連続して減算して行くモードに設定できる様に構
成している。
【0053】かかる構成において、磁気カード12を挿
入口13に差し込むと、上記した方法により磁気カード
12上の記録データは読み出され、少なくとも1回のゲ
ームを行えるだけの度数が残っていることが判断される
と、スタート信号が制御信号入出力回路56を介してゲ
ーム機側に送られ、ゲーム機は始動する。
【0054】ゲームを開始すると、所定時間毎に設定度
数分が磁気カード12上の記録データから減算され、磁
気カード12上の記録データの更新が行われる。この更
新時に記録データの数値がゼロになると、磁気カード処
理装置側からゲーム機側へストップ信号が送られ、ゲー
ム機は所定の終了動作を経て停止する。
【0055】一方、ゲームの終了を遊戯者が意図した時
点でゲームの遂行により獲得した点数が残っている場
合、ゲーム機側の終了および精算動作と連動して、ゲー
ム機側から磁気カード処理装置のデータ入出力回路57
にむけて、獲得点数分に対応した個数のパルス信号を送
る。
【0056】すると演算回路42では、データ入出力回
路57を通じて入力されたパルスの個数をカウントした
あと、このカウント値と磁気カード12上に現在記録さ
れている数値とを加算演算し、その演算結果で磁気カー
ド12上の記録データを更新処理したあと、磁気カード
12を排出処理することにより、一連の動作は終了する
のである。
【0057】なお、ゲーム機が上記した獲得点数分に対
応したパルス信号の出力手段を有せず、単にコインを排
出するためのモータ駆動用信号と、点数分の減算カウン
タのみを有する場合、別にクロック信号の発生部を備
え、該クロック信号の出力時期をモータ駆動用信号で規
制するとともに、出力されたクロック信号をゲーム機側
に戻して減算カウンタに入力し、該減算カウンタでモー
タ駆動用信号の出力を停止する様にしてもよい。
【0058】
【発明の効果】本発明は上記の如く、記録媒体上に記録
された各信号間の時間間隔がデータを読み出す上での主
たる要素ではなくなったので、記録媒体の走行スピード
に大幅な変動が許容されるとともに、厳密な波形再生も
不要となり、装置全体の大幅な簡略化が図られる。
【0059】また、記録媒体を磁気カード12とすると
ともに、この磁気カード12上に記録された数値データ
に対する加減算値Nを手動で設定変更可能としたので、
使用目的が特定されず、汎用性に富んだ処理が行なえ
る。更に、磁気カード12のデータ更新処理回数の累計
Mを表示可能としたことにより、磁気カードの使用総量
が容易に把握できる。
【0060】更にまた、外部などから別途入力されたデ
ータで磁気カード上の記録データを更新処理可能とする
ことにより、各種電気機器と併用したデータの受け渡し
処理が簡易に行えるなど、多くの利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる方法を説明するための図であっ
て、(a)は記録媒体の走行スピードが定常状態の場合
を、(b)はスピードが2倍になった場合を、(c)は
スピードが半分になった場合を各々示す。
【図2】本発明を磁気カード処理装置に実施した外観形
状の一例を示す、一部を破断した斜視図である。
【図3】図2の3−3線に沿う走行機構部分の断面図で
ある。
【図4】図3の4−4線に沿った断面図である。
【図5】電気回路の全体的な構成を示すブロック図であ
る。
【図6】図5におけるデータ読出回路の詳細な構成を示
すブロック図である。
【図7】図5に示す回路におけるデータの書き込みおよ
び読み出し手順を説明する波形図である。
【図8】電気回路の動作手順を説明する流れ図である。
【図9】図8におけるデータ読出処理工程の詳細を示す
流れ図である。
【符号の説明】
12 磁気カード 14 表示器 15 走行機構 18 駆動部 27 データ読出回路 28 データ書込回路 29 磁気ヘッド 39 位置検知回路 41 データ解読回路 42 演算回路 54 手動操作回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】データの記録時に、記録媒体上に、所定の
    一定時間間隔τ1 で、記録すべきビット数に対応して一
    連にクロック信号Aを書き込むとともに、各クロック信
    号Aから、クロック信号A・A間の時間τ1 よりも短い
    時間τ2だけ遅れてデータ信号Bを書き込む一方、上記
    したクロック信号A・A間の時間τ1 より短く、且つ、
    クロック信号Aとデータ信号B間の時間τ2 より長い一
    定のゲート時間τ3 を予め設定し、データの再生時に、
    クロック信号Aを検知後、前記したゲート時間τ3 内に
    検知された信号をデータ信号Bと見なし、ゲート時間τ
    3 を越えた後、最初に検知された信号をクロック信号A
    と見なすことを特徴とするデータ記録再生方法。
  2. 【請求項2】上記した記録媒体は磁気カード(12)で
    あり、この磁気カード(12)上の記録データは数値で
    あって、1回の処理毎に一定数Nづつ減算または加算し
    て記録データを更新するとともに、この加減算値Nを任
    意に設定変更可能としたことを特徴とする請求項1記載
    のデータ記録再生方法。
  3. 【請求項3】上記した記録データの処理回数Mが積算さ
    れるとともに、積算値Mを表示可能としたことを特徴と
    する請求項2記載のデータ記録再生方法。
  4. 【請求項4】上記した記録媒体は磁気カード(12)で
    あり、この磁気カード(12)上の記録データは数値で
    あって、別途入力される数値データを加算または減算し
    て、磁気カード(12)上の記録データを更新処理可能
    としたことを特徴とする請求項1記載のデータ記録再生
    方法。
JP10858191A 1990-04-16 1991-04-12 データ記録再生方法 Pending JPH056628A (ja)

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TW80107038A TW219996B (en) 1991-04-12 1991-09-05 Replay method for recorded data

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58116846A (ja) * 1981-12-29 1983-07-12 Fujitsu Ltd Fm変調デイジタルデ−タ復調方式
JPS6346569A (ja) * 1986-08-14 1988-02-27 Csk Corp カ−ドの精算システム

Patent Citations (2)

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