JPH0566096U - 糸切器 - Google Patents

糸切器

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Publication number
JPH0566096U
JPH0566096U JP013327U JP1332792U JPH0566096U JP H0566096 U JPH0566096 U JP H0566096U JP 013327 U JP013327 U JP 013327U JP 1332792 U JP1332792 U JP 1332792U JP H0566096 U JPH0566096 U JP H0566096U
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JP
Japan
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thread
main body
cutting
intake
intake hole
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Pending
Application number
JP013327U
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English (en)
Inventor
運司 伊藤
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Maxell Izumi Co Ltd
Original Assignee
Izumi Products Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 均一に糸切を行うことができ、かつ糸切作業
の能率を向上させ得る糸切器を提供することを目的とす
る。 【構成】 糸が進入可能な吸気孔24が設けられた本体
部10と、該本体部10に設けられ、前記吸気孔24か
ら空気を本体部10内へ吸引するための吸気手段28
と、前記本体部10の吸気孔24近傍に設けられ、吸気
孔24へ進入した糸を切断するための切断手段30とを
具備する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は糸切器に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、縫製作業において、仕上げ段階では縫い上がった製品を検査し、縫い 始め及び縫い終わりの残った糸を除去する必要がある。 従来はこの糸切作業を作業者が鋏で行っている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、縫製品の糸を鋏で切断、除去する従来の方法には次のような課 題がある。 鋏で切る場合、切糸の高さ(長さ)にばらつきが生じてしまうという課題があ る。 また、残った糸は布地に接触しているため、いちいち起こしてから切断する必 要がある。布地に接触した状態で切断すると鋏で布地を傷つけるおそれがあるか らである。従って、糸切作業は面倒で神経を使う作業となり、作業性が悪いとい う経済的な課題もある。 従って、本考案は均一に糸切を行うことができ、かつ糸切作業の能率を向上さ せ得る糸切器を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本考案は次の構成を備える。 すなわち、糸が進入可能な吸気孔が設けられた本体部と、該本体部に設けられ 、前記吸気孔から空気を本体部内へ吸引するための吸気手段と、前記本体部の吸 気孔近傍に設けられ、吸気孔へ進入した糸を切断するための切断手段とを具備す ることを特徴とする。 具体的には、前記吸気手段は、モータで駆動されるファンでよいし、前記切断 手段は、固定刃と該固定刃に対して移動可能に設けられ、移動した際に、固定刃 との間で糸を剪断する可動刃とから成るものでよい。 また、前記本体部内には切断された糸等が前記吸気手段等へ到達するのを防止 するためのフィルタを設けてもよい。 さらに、前記切断手段は、前記吸気手段を駆動する前記モータで駆動するよう にしてもよい。
【0005】
【作用】
作用について説明する。 縫製品に残った糸は、吸気手段が空気を吸気孔から吸引すると、空気と一緒に 吸気孔から本体部内へ引き込まれる。引き込まれた状態で当該糸は切断手段によ って切断され、本体部内に収容される。
【0006】
【実施例】
以下、本考案の好適な実施例について添付図面と共に詳述する。 図1において、10は本体部であり、ヘッド部12とグリップ部14とからな る。
【0007】 まず、糸切作業を行うヘッド部12について説明する。 16はヘッドカバーであり、透明な合成樹脂で形成されている。ヘッドカバー 16は透明なので、収容部18内に溜まった糸屑等の量を目視可能になっている 。ヘッドカバー16は軸20aを中心に回動可能になっており、時計方向へ回動 することにより、収容部18を開放し、収容部18の内部に溜まった糸屑等を排 出可能になっている。なお、収容部18内に溜まった糸屑等の量を目視するため には、ヘッドカバー16を透明にするだけではなく、ヘッド部12全体を透明に 形成してもよい。
【0008】 22はフィルタであり、ヘッド部12内において、ヘッドカバー16と共に収 容部18の空間を形成している。フィルタ22は空気が通過可能、かつ糸屑等は 通過不能なメッシュから成る。フィルタ22は着脱可能になっており、目詰まり 等により吸気能力が低下したら交換可能になっている。フィルタ22を設けるこ とにより、収容部18内へ導入された空気のみ後方(図1において右方)へ送り 、糸屑等を収容部18内に留め、内部機構に糸屑等が絡みつくことを防止可能に なっている。
【0009】 24は吸気孔であり、収容部18内への進入口である。空気および切り取られ た糸屑等が吸気孔24から収容部18内へ進入可能になっている。吸気孔24は 集中的に吸気を行うため、比較的小さい孔に形成されている。 26は吸気手段の一例であるファンであり、ヘッド部12内において、モータ 軸20bを中心に回転可能になっている。ファン26はグリップ部14内に固定 されているDCモータ28により所定方向へ回転する。ファン26が所定方向へ 回転すると、大気圧に対してヘッド部12内が負圧になり、吸気孔24からヘッ ド部12内へ空気および糸屑等が吸引される。 30は切断機構であり、吸気孔24の直下に設けられ、吸引され、吸気孔24 へ進入した切り残りの糸を切断するために設けられている。切断機構30は、そ の位置が固定された固定刃32と、固定刃32に対して幅方向へ移動可能に設け られ、移動した際に、固定刃32との間で切り残りの糸を剪断する可動刃34と から成っている。
【0010】 切断機構30について、図2〜図4を更に参照して説明する。 可動刃34の平面形状は図3に示す形状であり、固定刃32の平面形状は図4 に示す形状である。固定刃32の先端刃部36aと、可動刃34の先端刃部36 bは、後述する押しバネ40によって圧着状態が保持されている。可動刃34は 、押しバネ40に押圧された状態のまま、後述する往復動機構によって幅方向( 図1および図2において、図面紙面に対して垂直方向)へ往復動可能になってい る。この可動刃34の往復動により、固定刃32と可動刃34はバリカンと同様 な動作を行い、先端刃部36aと先端刃部36bとの間に挟まれた糸は切断(剪 断)される。なお、固定刃32において、先端刃部36aは下面が斜面38に形 成されており、布上の移動を容易にすると共に、布地の損傷を防止可能になって いる。 なお、本実施例においては、ヘッドカバー16(またはヘッド部12全体でも よい)を透明に形成しているので、糸切作業に際して切断する糸を切断機構30 に接近させ易い。また、糸と切断機構30の位置関係も目視でき効率の良い作業 が可能となる。
【0011】 続いて、可動刃34の往復動機構について図5を更に参照して説明する。 42は回転シャフトであり、ヘッド部12内に軸線を中心に回転可能に配設さ れている。回転シャフト42の右端はカップリング48を介してファン26の中 心に固定されている。従って、ファン26が軸20bを中心に回転すると、回転 シャフト42はファン26と一体に回転する。 44aはギアであり、回転シャフト42へ外嵌、固定されている。 44bは減速ギアであり、軸20cを中心に回転可能になっている。減速ギア 44bは、ギア44aより大径であり、かつギア44aと噛合しており、ギア4 4a、ひいてはモータ28の回転数を所定の回転数まで減速する。 46は偏心カムであり、軸20cへ偏心して外嵌、固定されている。
【0012】 50はスライドクランクであり、上下方向の長孔52が穿設されている。長孔 52内には前記偏心カム46が遊嵌されている。スライドクランク50は可動刃 34の往復動方向(図1および図2において、図面紙面に対して垂直方向:図5 において、左右方向)へ移動可能になっている。これにより、軸20cと共に偏 心カム46が回転すると、スライドクランク50は可動刃34の往復動方向へ往 復動を行う。 54は連繋部材であり、スライドクランク50と可動刃34を連繋する。連繋 部材54には、スライドクランク50の突出部56を挟持する1対の挟持片58 (図1および図2には一方のみ図示)が上部に立設され、可動刃34の嵌合孔6 0へ嵌合可能な嵌合部62が底部に垂設されている。連繋部材54によりスライ ドクランク50の往復動が可動刃34へ伝達され、可動刃34が往復動可能にな っている。従って、可動刃34はファン26を駆動するモータ28で駆動される 。
【0013】 なお、前記押しバネ40は、後(右)端がヘッド部12内にビス62aで固定 されている。押しバネ40の先(左)端は二股の分割片64(図1および図2に は一方のみ図示)に形成され、1対の挟持片58は分割片64同士の間に配置さ れている。なお、分割片64同士の間隔は、連繋部材54が往復動しても挟持片 58が干渉しない距離に形成されている。分割片64の先端は連繋部材54の上 面に突設された凸部66を自らの弾力性で下方に押圧することにより、可動刃3 4を常時下方へ付勢する。これによって可動刃34の固定刃32への圧着状態が 保持されている。
【0014】 次に、図1、図6および図7と共にヘッド部12の排気孔について説明する。 ファン26を回転させ、吸気孔24より吸引された空気(矢印A)はフィルタ 22を通過した後、ヘッド部12外へ排気される(矢印B)。排気孔68はヘッ ド部12の最上部に設けず、両側部(図6において、右側部および左側部)に設 けられている。この位置に排気孔68を開口したのは糸切器を使用する際に排気 が直接使用者の鼻、口、目に当たるのを防止するためである。フィルタ22が設 けられてはいるものの、縫製品には糸屑より微細な塵等も付着しており、糸切器 を使用すると、微細な塵等も吸引し、フィルタ22を通過した塵等は排気孔68 から排出されるので、これらの塵等を使用者が吸い込むのを防止するため排気孔 68の位置は、排気が使用者の鼻、口、目に当たらない位置に設定されている。 なお、排気孔68の穿設方向を傾斜させたり、排気ノズルを設けて排気の方向 を任意に設定してもよい。また、排気孔68をヘッド部12ではなく、グリップ 部14の後端部に開設してもよい。
【0015】 次に、グリップ部14について図1および図8と共に説明する。 グリップ部14は使用者が手で握って使用可能な太さの筒状体である。グリッ プ部14はヘッド部12と内部で連絡している。グリップ部14内にはモータ2 8がビス62bで固定されている。モータ28は電源コード70を介して供給さ れる交流電圧を、グリップ部14内に内蔵されている公知の電源回路(不図示) で変換された所定の直流電圧で駆動される。なお、モータ28の電源としては交 流電源ではなく、グリップ部14内に内蔵されたバッテリで駆動する方式でもよ い。
【0016】 72はスイッチであり、グリップ部14の外周に周方向へ複数配設されている 。各スイッチ72は押し込み式のスイッチであり、通常はバネ片74の弾性力で ラジアル方向外側へ付勢されている。バネ片74は導電材料で形成され、一端が 前記電源回路へ接続され、他端にはフリーの接点76が設けられている。接点7 6はモータ28のリード片78へ接離可能になっており、スイッチ72がバネ片 74の付勢力に抗して押し込まれると接点76とリード片78とが接触して電源 回路からモータ28へ電力が供給され、モータ28が回転する。 各スイッチ72は全て同一の構造になっている。また、各スイッチ72は互い に並列に接続されており、いずれか1個のスイッチ72の接点76とリード片7 8とが接触すればモータ28が回転する。
【0017】 なお、操作性の良いスイッチ機構としては、上述の複数のスイッチ72の他、 グリップ部14の外周面に2本の金属リングを離間させて設け、両金属リング間 を作業者が手でブリッジした際の抵抗値の変化を検出する回路を設け、当該回路 が抵抗値の変化を検出したらリレー等を作動させてモータ28を回転させるよう な方式でもよい。 以上、本考案の好適な実施例について種々述べてきたが、本考案は上述の実施 例に限定されるのではなく、例えばスイッチ72は1個でもよい等、考案の精神 を逸脱しない範囲でさらに多くの改変を施し得るのはもちろんである。
【0018】
【考案の効果】
本考案に係る糸切器を用いると、 縫製品に残った糸は、吸気手段が空気を吸 気孔から吸引すると、空気と一緒に吸気孔から本体部内へ引き込まれる。引き込 まれた状態で当該糸は切断手段によって切断され、本体部内に収容される。 従って、吸引された糸は緊張した状態で切断されるので、切糸の高さ(長さ) を均一にすることができる。いう課題がある。 また、糸を吸引するので、布地からいちいち起こす必要もなく、糸が布地に接 触した状態で切断することもないので、作業が極めて楽になり、作業性を向上さ せることができる。 また、本体部内には切断された糸等が吸気手段等へ到達するのを防止するため のフィルタを設けると、糸切器の内部機構に切断した糸が絡むのを防止でき、故 障を防止可能となる。 さらに、切断手段は、吸気手段を駆動するモータで駆動するようにすると、1 個のモータで切断手段と吸気手段を駆動でき経済的である等の著効を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る糸切器の実施例を示した部分断面
側面図。
【図2】その切断機構を示した側面断面図。
【図3】切断機構の可動刃の平面図。
【図4】切断機構の固定刃の平面図。
【図5】可動刃を駆動するスライドクランクの正面図。
【図6】ヘッド部近傍の平面図。
【図7】排気孔の位置関係を示したヘッド部の要部断面
図。
【図8】スイッチの配置を示したグリップ部の要部断面
図。
【符号の説明】
10 本体部 22 フィルタ 24 吸気孔 26 ファン 28 DCモータ 30 切断機構 32 固定刃 34 可動刃

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 糸が進入可能な吸気孔が設けられた本体
    部と、 該本体部に設けられ、前記吸気孔から空気を本体部内へ
    吸引するための吸気手段と、 前記本体部の吸気孔近傍に設けられ、吸気孔へ進入した
    糸を切断するための切断手段とを具備することを特徴と
    する糸切器。
  2. 【請求項2】 前記吸気手段は、モータで駆動されるフ
    ァンであることを特徴とする請求項1記載の糸切器。
  3. 【請求項3】 前記切断手段は、固定刃と該固定刃に対
    して移動可能に設けられ、移動した際に、固定刃との間
    で糸を剪断する可動刃とから成ることを特徴とする請求
    項1または2記載の糸切器。
  4. 【請求項4】 前記本体部内には切断された糸等が前記
    吸気手段等へ到達するのを防止するためのフィルタが設
    けられていることを特徴とする請求項1、2または3記
    載の糸切器。
  5. 【請求項5】 前記切断手段は、前記吸気手段を駆動す
    る前記モータで駆動されることを特徴とする請求項2記
    載の糸切器。
JP013327U 1992-02-10 1992-02-10 糸切器 Pending JPH0566096U (ja)

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JP013327U JPH0566096U (ja) 1992-02-10 1992-02-10 糸切器

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JP013327U JPH0566096U (ja) 1992-02-10 1992-02-10 糸切器

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JP013327U Pending JPH0566096U (ja) 1992-02-10 1992-02-10 糸切器

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0261169A (ja) * 1988-08-26 1990-03-01 Matsushita Electric Works Ltd 毛玉取り器

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0261169A (ja) * 1988-08-26 1990-03-01 Matsushita Electric Works Ltd 毛玉取り器

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