JPH0565595U - 差し替え式白板 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案の目的は、多種多様な基本図柄を随時
差し替えられ、今ある図柄にそのまますぐ白板の機能を
持たせられ、多種の図柄を簡単に移動持ち運びして白板
として使用でき、保管、取り出しが容易に出来る、その
ような白板を製作しようとするものである。 【構成】 その為、透明樹脂のフイルムを、偏平な袋状
にした表面部（１）の一方（ないし二・三方）に開口部
（３）を設け、ここから基本図柄を自由に書き入れられ
る模造紙などの封入部（２）を挿入、表面部（１）のフ
イルムの間にセットし、表面部（１）の上から白板マー
カーで書き消しを行なう。

Description

【考案の詳細な説明】

【産業上の利用分野】 この考案は、一般に使用されている白板の基本図柄 の印刷部分を、使用者の要求によって、自由に設計して差し替えできる様にした ものである。

【０００１】

【従来の技術】 従来の白板は、木製、紙製、樹脂製などのボードやシート に樹脂でコーティングを施したものか、透明フイルムを張り付けたもので、日程 表や七曜表などの基本図柄は、その上から刷り込んだり、樹脂でコーティングす る前に印刷したものである。 従って刷り込んだ基本図柄の変更や差し替えは、簡単には出来ないものである。

【０００２】

【考案が解決しようとする課題】 この為、いくつかの基本図柄を随時取り 替えて白板として使用したい、今ある図柄に、そのまますぐに書き消しの出来る 白板機能を持たせたい、学校の教室などで活用出来る程度の大きいものでも、移 動持ち運びが簡単で保管も容易である白板がほしい、などの課題があった。

【０
▲００３】

【課題を解決するための手段】 本案は、その課題を満たす為に考案された もので、表面部（１）は透明樹脂（ポリプロピレンなど）のフイルムを偏平な袋 状にしたもので形成し、一方に開口部（３）を設ける。封入部（２）は模造紙な ど、適宜好みの基本図柄を書き込める用紙である。この用紙は、表面部（１）に 書き込む白板マーカーが見易いよう、白又は薄い色のものにする。

【０００４】

【作用】 これを使用するに当たっては、封入部（２）の紙に、使用したい 基本図柄を書き、開口部（３）より挿入セットし、これを随時必要なところへ設 置して用いればよい。表面部（１）に白板マーカーで書けば簡単に書き消しが出 来、用が済めば巻き取るなどして小さく保管出来る。基本図柄は残して再度使用 することが出来、差し替えや修正も可能である。

【０００５】

【実施例】 本実施例では、同じ大きさのポリプロピレンフイルム二枚を重 ね、三方を溶着して袋状にし、吊るしやすくする為に、上部裏表に補強シール（ ５）を貼ってフック用の穴（６）を開けた。 封入部（２）は、模造紙を表面部よりやや小さく切り、地図の図柄を施した。

【▲０００６】

【考案の効果】 このようにすれば、多種多様な図柄を白板として使用した いとき、簡単に作成、差し替え使用、保管、取り出しが出来る。

【０００７】 従来の白板では、持ち運びが困難な大型のものでも、移動運搬は容易であ り、授業や、会議、講演などでの板書が、前もって準備出来、時間の短縮が出来 る。

【０００８】 教室の床など、平面に置いて使用出来る。

【０００９】 軽量簡便なため、図柄の異なるものを数点、数十点でも簡単に移動して使 用することが出来る。

【００１０】 又、使用する白板マーカーを、場合によって油性マーカーなど消えないも のをつかうことにより、書き加えたものをそのまま長期にのこす事も可能である 。

【００１１】

【その他の実施例】 なお本案の実施に当たって、袋状の表面部（１）の、 開口部（３）を左右または上部の二・三方にすることも出来る。

【００１２】 また、袋状の表面部（１）の裏側を、不透明のものにしても良く、木、紙 、樹脂製のボードにしても良い。

【００１３】 基本図柄が白紙であっても良い。

【００１４】

【図面の簡単な説明】

【図１】見取り図 封入部（２）を、表面部（１）に挿
入するところの見取り図

【図２】正面図

【図３】側面図

【図４】断面図

【符号の説明】

１、表面部 ２、封入部 ３、開口部 ４、接着
部 ５、補強シール ６、フック用の穴

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 基本図柄を差し替え出来る白板