JPH0565293U - タオル掛け - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 掛ける物の枚数に応じて複数本の掛け棒２
を、互いに接近させたり、離したりすることができるよ
うにする。 【構成】 壁面に固定される支柱１を、互いに出し入れ
自在の複数段の支柱部材によって構成し、左右の支柱の
対応する各支柱部材相互間にそれぞれ掛け棒２を掛け渡
す。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、洗面室や浴室等の壁面に取付けられ、タオルその他の物を掛ける タオル掛けに関するものである。

【０００２】

【従来の技術とその課題】

従来におけるタオル掛けは、壁面に固定した左右の支柱に、掛け棒を一本掛け 渡したものが一般的である。

【０００３】 ところで、上記のようなタオル掛けは、掛け棒が一本であるから、一枚のタオ ルしか掛けられない。このため、数本のタオルを掛ける場合には、タオルを細長 く折り畳んで各タオルが重なり合わないようにしなければならず、甚だ手間であ る。また、濡れたタオルを折り畳んで掛けておくと、タオルが乾きにくいという 問題もある。

【０００４】 このような問題点を解決するためには、掛け棒の本数を増やせばよいが、掛け 棒の本数を単に増やせば支柱の壁面からの突出量が大きくなってしまう。また、 一枚のタオルを掛けておくだけの場合は、残りの掛け棒が邪魔になるという問題 がある。

【０００５】 そこで、この考案は、複数本の掛け棒を有し、複数本の掛け棒をすべて使用す る必要がない場合には、支柱が前方へ大きく突出しないようにしておくことがで きるタオル掛けを提供しようとするものである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

上記の課題を解決するために、この考案は、壁面に固定される左右の支柱に、 掛け棒を掛け渡したタオル掛けにおいて、互いに出し入れ自在の複数段の支柱部 材によって上記支柱を構成し、左右の支柱の対応する各支柱部材相互間にそれぞ れ掛け棒を掛け渡したのである。

【０００７】

【作用】

複数段の支柱部材を引き出せば、複数の掛け棒が所定の間隔をあけて離れた状 態で設置されるので、複数の掛け棒にそれぞれタオルを掛けることができる。

【０００８】 また、複数段の支柱部材を引き入れた状態にしておけば、支柱の壁面からの突 出量が小さくなり、複数の掛け棒が互いに接近した状態で設置される。

【０００９】

【実施例】

この考案の一実施例を図面に基づいて説明する。

【００１０】 図１乃至図３に示す実施例のタオル掛けは、壁面に固定される左右の支柱１に 、３本の掛け棒２を掛け渡したものである。

【００１１】 支柱１は、壁面にネジ等によって固定される壁面固定座３と、掛け棒２を支持 する掛け棒支持部４とからなる。

【００１２】 掛け棒支持部４は、角筒形の大支柱５と、この大支柱５の内側に出し入れ自在 に収容される角筒形の中支柱６と、この中支柱６の内側に出し入れ自在に収容さ れる角筒形の小支柱７とからなり、中支柱６と小支柱７はそれぞれ大支柱５に対 して引出し可能になっている。

【００１３】 壁面固定座３の前面には、大支柱５の後端の両側面に形成した係合段部８が嵌 まる係合溝部９が形成され、大支柱５の係合段部８を壁面固定座３の係合溝部９ に嵌めることによって、大支柱５を壁面固定座３に対して着脱自在に取付けるこ とができる。

【００１４】 大支柱５の両側壁の内壁面には、前後方向に、中支柱６の両側壁の外壁面に形 成した係合溝部１０に嵌まる係合段部１１が形成され、大支柱５の前端両側壁の 内壁面と中支柱６の後端両側壁の外壁面にはそれぞれ抜け出し防止用のストッパ ー１２、１３がそれぞれ形成されている。

【００１５】 また、中支柱６の両側壁の内壁面にも、前後方向に、小支柱７の両側壁の外壁 面に形成した係合溝部１４に嵌まる係合段部１５が形成され、中支柱６の前端両 側壁の内壁面と小支柱７の後端両側壁の外壁面にはそれぞれ抜け出し防止用のス トッパー１６、１７がそれぞれ形成されている。

【００１６】 上記大支柱５、中支柱６及び小支柱７の側壁には、掛け棒２を差し込んで固定 する支持筒部１８がそれぞれ形成されている。また、大支柱５と中支柱６の側壁 には、中支柱６と小支柱７をそれぞれ大支柱５と中支柱６内に引入れたときに、 上記支持筒部１８が互いに接近して、中支柱６と小支柱７がそれぞれ大支柱５と 中支柱６内にきっちりと収容されるように切欠き部１９が形成されている。

【００１７】 この考案のタオル掛けは、次のようにして使用される。

【００１８】 複数枚のタオルを掛ける場合には、図１及び図２に示すように、大支柱５に対 して、中支柱６と小支柱７を引出して３本の掛け棒２をそれぞれ所定間隔をあけ て離れた状態にし、３本の掛け棒２にそれぞれタオルを掛けるようにする。

【００１９】 一方、タオルを一枚だけ掛けるような場合には、図３に示すように、大支柱５ 内に、中支柱６と小支柱７を引入れたままにしておけばよい。このように、大支 柱５内に中支柱６と小支柱７を引入れておくと、支柱の前方への突出量を小さく することができると共に、重量のあるものでも互いに接近した３本の掛け棒２に 掛けることができる。

【００２０】 上記の実施例は、掛け棒２が３本の場合についての例示であり、掛け棒２の数 はこれに限定されるものではない。

【００２１】

【考案の効果】

以上のように、この考案のタオル掛けは、掛ける物の枚数等に応じて複数本の 掛け棒を、互いに接近させたり、離したりすることができるので、非常に便利で ある。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案の一実施例の斜視図

【図２】同上の部分横断面図

【図３】同上の部分縦断面図

【符号の説明】

１ 支柱 ２ 掛け棒

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 壁面に固定される左右の支柱に、掛け棒
   を掛け渡したタオル掛けにおいて、互いに出し入れ自在
   の複数段の支柱部材によって上記支柱を構成し、左右の
   支柱の対応する各支柱部材相互間にそれぞれ掛け棒を掛
   け渡したことを特徴とするタオル掛け。