JPH056462Y2 - - Google Patents

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JPH056462Y2
JPH056462Y2 JP12258090U JP12258090U JPH056462Y2 JP H056462 Y2 JPH056462 Y2 JP H056462Y2 JP 12258090 U JP12258090 U JP 12258090U JP 12258090 U JP12258090 U JP 12258090U JP H056462 Y2 JPH056462 Y2 JP H056462Y2
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valve
passage
chamber
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valve seat
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は各種油圧装置又は水圧装置等に用い
られるバルブ及び該バルブを用いた二連装バルブ
に関するものである。
[従来の技術] この考案の出願人はさきに第3図に示すような
バルブを発明し、出願開示した。(特願昭60−
70238号)この考案はこの上記開示済発明の改良
に係るものであるため、まずこの開示済発明につ
いて説明する。
同図においてaは基体であり、bはスリーブで
ある。cはこのスリーブb中に形成された弁室を
示す。dは弁座、eは弁体である。又fは前室
を、gは後室を示す。そしてhは後室gとドレン
通路iとをつなぐ制御通路、jは制御弁である。
又kはガイドであり、同ガイドkと前記弁体e
間にばねlが設けられてあり、同ばねlは弁体e
を常時前記弁座d方向に付勢している。
そしてmは前記前室fに開口した第一通路、n
は第二通路を示す。又pは通口、qは連通路、r
は上記通口pよりも小さく形成された通孔であ
る。又sは前記スリーブbと前記弁体eとの摺動
部で、同部sは2/1000〜15/1000ミリ程度の間隙
が形成されている。
このように形成されたこのバルブの作用につい
て述べると、まず前記第一通路mからオイル等の
加圧流体が前記前室fに連通されているが、弁体
eが弁座dを閉止しているため、第一通路mから
第二通路nに流体は流れない。
この状態において、前記制御弁jを開くと、前
記後室gは制御通路hを介してドレーン通路iに
連通する。そうすると前記後室gの圧力は減少す
る。このため前記前室fにかけられている流体圧
力により弁体eが押され、前記弁体eはばねlの
付勢に逆らつて前記後室g方向に移動し、弁座d
を開放する。この結果加圧流体は第一通路mから
第二通路nに流出する。そしてこの流出を停止さ
せる場合は前記制御弁jを閉止させる。
この閉止により前記後室gは前室fと同一圧力
になる。このため前記弁体eは前記ばねlにより
付勢されているため、前室f方向に移動し、弁座
dを閉止するのである。
[考案が解決しようとする課題] しかし、上記開示済のバルブは次のような問題
を有している。それは、前記加圧流体の温度が高
く、そのため該流体の粘度が低下している場合、
又は加圧流体が高圧(一例としてほぼ500Kg/cm2
以上の圧力)になつた場合等に、第一通路mに連
通している加圧流体を、第二通路nに流通させる
べく、制御弁jを開放しても、前記弁体eは弁座
dを開放しない場合がある。この理由は前記前室
fに加えられている加圧流体の圧力が高圧のた
め、又は温度が高く、粘度が低下しているため、
弁体eと前記スリーブbとの摺動部sを通り易く
なり、このため、前記前室fの加圧流体は摺動部
sから瞬間的に後室gに流入してしまい、前室f
と後室gとの差圧が瞬間的に解消してしまう。こ
のため弁体eの後室g方向への移動がおこらず、
このバルブは開放できないのである。
この考案はこのような課題を解決するためにな
されたもので、その目的は前記の形式のバルブに
おいて、前記加圧流体が温度の高い、従つて粘度
の低い液体であつても、又圧力の高い液体であつ
ても、確実に弁座dを開放できるバルブを提供す
ることである。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達勢するこの考案のバルブについ
て述べるとそれは、基体1に設けられたスリーブ
2;該スリーブ2に摺動部3を形成して収容され
た筒体4と、該筒体4の一端部5に設けられた弁
部6から成る弁体7;前記基体1の、前記弁部6
に対応する部分に設けられた弁座8;該弁座8と
前記弁体7間に形成された前室9;上記弁体7の
後方で、前記基体1に設けられたガイド10;前
記弁体7と該ガイド10間に形成された後室1
1;上記ガイド10と弁体7間に設けられた、弁
体7を前記弁座8方向へ付勢するばね12;前記
筒体4の内部に形成され、前記後室11に連通す
る通孔13;前記後室11と、外部に連通するド
レン通路14とを連通する制御通路15;該制御
通路15に設けられた制御弁16;前記前室9と
外部を連通する第一通路17;前記弁座8と外部
を連通する第二通路18;前記筒体3の外周と前
記スリーブ2間に形成された中間室19;該中間
室19と前記通孔12とを連通させるオリフイス
20から成るバルブである。
[作用] 外部から前記第一通路17に高い圧力(一例と
して500Kg/cm2の圧力)をかけられた液体、又は
温度が高いため低粘度となつた加圧液体を連通さ
せておき、制御弁16を開き前記後室11を減圧
する。
そうすると前記前室9と後室11間に圧力差が
生じ、それにより弁体7は後室11方向に移動
し、前記弁座8は開放され、前記加圧液体は第二
通路18に流出する。
そしてこの場合前記前室9に充満していた加圧
流体は、前記筒体4とスリーブ2の摺動部3を通
り前記中間室19に至り、ついで前記オリフイス
20を通り、前記通孔13に入る。
しかしこの場合、筒体4とスリーブ2との摺動
部3は前記開示済バルブの、球状の弁体eと異
り、筒状に形成されているため、比較的長く形成
されており、抵抗が増強されていることになる。
又この摺動部3を通過した液体は中間室19に入
り、ここで減圧され、圧力が弱められる。次にこ
の液体は前記オリフイス20を通過して通孔13
に入るがこのオリフイス20でも抵抗を受ける。
このため比較的長い前記摺動部3、中間室19,
オリフイス20を通過することにより時間を費
し、瞬間的な浸入が防止される。この結果、前記
制御弁16の開放による前記前室9と後室11間
の圧力差が確実に生じ、これにより、液体が高圧
の場合でも又温度が高いため低粘度の場合でも、
弁体7は弁座8から確実に離れ、開放が行われ
る。
[実施例] 第1図において、1は基体であり、2はこれに
設けられたスリーブを示し、同スリーブ2中に摺
動部3を形成して筒体4が収容されている。6は
該筒体3の一端部5に設けられた弁部であり、一
例として球状に形成されている。但しこれは弁座
8に接する部分が円錐形、截頭円錐形等であつて
も差支えはない。7はこの両者4,6により形成
された弁体である。8は弁座で9は前室、10は
ガイドを示す。又11は後室、12はばねであ
り、前記ガイド10と前記弁体7間に設けられ弁
体7を前記弁座8方向に付勢している。13は前
記筒体4の内側に形成された通孔で、前記後室1
1に連通して形成されている。14はドレン通路
であり、図示しない油溜に連通されている。15
は前記後室11と前記ドレン通路14間に形成さ
れた制御通路であり、16は該制御通路15に形
成された制御弁を示す。次に17は外部と前記前
室9を連通する第一通路、18は前記弁座8と外
部を連通させる第二通路、19は中間室、20は
該中間室19と前記通孔13とを連通させて形成
されたオリフイスである。
そして前記制御弁16はソレノイド21により
作動されるようになつている。又22,23はそ
れぞればね、24は制御弁の押さえ部材を示す。
このように形成されたバルブの作用は、前記
の、この発明の作用とほぼ同様であるので省略す
る。
次に、第2図に示すものは、第1図に示す前記
バルブを二個、向い合わせに一体的に設け、それ
ぞれの前記第二通路18を互いに連通させ、かつ
前記制御通路15のそれぞれを、一つの主制御弁
26に連通させたものである。従つて図面符号は
前記第1図と同一名称とし、同一作用をするもの
である。なお25は主制御弁26を作動させるソ
レノイドである。
又、同図において27,28はそれぞれ主通路
を示すが、この両主通路27,28はどちらに圧
力液体を連通させても差支えないようになつてい
る。29,30はそれぞれ逆止弁、31,32は
それぞればね、33,34はそれぞれドレン通路
を示す。
この装置は両主通路27,28のうちのどちら
か一方に加圧液体を連通させておき、主制御弁2
6を開放することにより、前記第1図に示す装置
とほぼ同様な作用により、加圧液体に連通してい
る主通路の方の一方の弁体7が弁座8から離れて
開放され、それにより第二通路18,18を通つ
た加圧液体が他方の弁体7を加圧する。そうする
とこの他方の弁体7の加圧された面はその後方の
後室11より圧力が高くなるため、その弁体7は
弁座8から離れ、かくして加圧液体が主通路2
7,28間を流通する。そしてその際の摺動部3
及び中間室19、及びオリフイス20の作用は前
記の、この考案のバルブの作用と同様である。又
閉止の際の動作もほぼ同様である。
[考案の効果] この考案は前記のように構成され、前記摺動部
3は前記開示済の装置より長く形成され、かつそ
れに続く中間室19が設けられ、又該中間室19
にオリフイス20が接続されていることにより、
前記前室9と後室11間の抵抗が大巾に増加され
た結果、流通させる液体の温度が高く、そのた
め、粘度が低い場合でも、又圧力が高い場合で
も、確実に弁座8を開放するバルブを提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例を示すバルブの断面
図、第2図は同バルブを用いた二連装バルブの断
面図、第3図はこの考案の出願人がさきに出願、
開示したバルブの断面図である。 1……基体、2……スリーブ、3……摺動部、
4……筒体、5……一端部、6……弁部、7……
弁体、8……弁座、9……前室、10……ガイ
ド、11……後室、12……ばね、13……通
孔、14……ドレン通路、15……制御通路、1
6……制御弁、17……第一通路、18……第二
通路、19……中間室、20……オリフイス、2
6……主制御弁。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 基体1に設けられたスリーブ2;該スリーブ
    2に摺動部3を形成して収容された筒体4と、
    該筒体4の一端部5に設けられた弁部6から成
    る弁体7;前記基体1の、前記弁部6に対応す
    る部分に設けられた弁座8;該弁座8と前記弁
    体7間に形成された前室9;上記弁体7の後方
    で、前記基体1に設けられたガイド10;前記
    弁体7と該ガイド10間に形成された後室1
    1;上記ガイド10と弁体7間に設けられた、
    弁体7を前記弁座8方向へ付勢するばね12;
    前記筒体4の内部に形成され、前記後室11に
    連通する通孔13;前記後室11と、外部に連
    通するドレン通路14とを連通する制御通路1
    5;該制御通路15に設けられた制御弁16;
    前記前室9と外部を連通する第一通路17;前
    記弁座8と外部を連通する第二通路18;前記
    筒体3の外周と前記スリーブ2間に形成された
    中間室19;該中間室19と前記通孔13とを
    連通させるオリフイス20から成るバルブ。 2 請求項1におけるバルブの二つを、それぞれ
    の前記第2通路18を互いに連通させて一体的
    に設け、それぞれの前記制御通路15,15
    を、それぞれ主制御弁26に連通せしめて成る
    二連装バルブ。
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