JPH056418Y2 - - Google Patents
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- JPH056418Y2 JPH056418Y2 JP4543088U JP4543088U JPH056418Y2 JP H056418 Y2 JPH056418 Y2 JP H056418Y2 JP 4543088 U JP4543088 U JP 4543088U JP 4543088 U JP4543088 U JP 4543088U JP H056418 Y2 JPH056418 Y2 JP H056418Y2
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- axis
- circuit
- sensor coil
- magnetic bearing
- spindle
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- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 7
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 6
- 230000003321 amplification Effects 0.000 description 5
- 238000003199 nucleic acid amplification method Methods 0.000 description 5
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 230000035945 sensitivity Effects 0.000 description 4
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 2
- 230000010355 oscillation Effects 0.000 description 2
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 1
- 230000005284 excitation Effects 0.000 description 1
- 238000005339 levitation Methods 0.000 description 1
- 230000007257 malfunction Effects 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
この考案は磁気軸受スピンドルに関し、特に、
磁気軸受によつてスピンドルを磁気浮上させ、そ
の浮上位置をセンサコイルで検出するような磁気
軸受スピンドルに関する。
磁気軸受によつてスピンドルを磁気浮上させ、そ
の浮上位置をセンサコイルで検出するような磁気
軸受スピンドルに関する。
[従来の技術]
従来のターボ分子ポンプや工作機械に用いられ
る磁気軸受スピンドルは、本体内の磁気軸受によ
つてスピンドルを磁気浮上させかつ本体内のモー
タによつて回転させて高速回転を得るようになつ
ている。そして、スピンドルの磁気浮上位置、す
なわちスピンドル軸と磁気軸受を構成する電磁石
との間の隙間がセンサコイルによつて検出され
る。このセンサコイルはスピンドル軸に対向する
ように設けられていて、スピンドル軸に生ずる渦
電流を検出することによつて浮上位置を検出す
る。
る磁気軸受スピンドルは、本体内の磁気軸受によ
つてスピンドルを磁気浮上させかつ本体内のモー
タによつて回転させて高速回転を得るようになつ
ている。そして、スピンドルの磁気浮上位置、す
なわちスピンドル軸と磁気軸受を構成する電磁石
との間の隙間がセンサコイルによつて検出され
る。このセンサコイルはスピンドル軸に対向する
ように設けられていて、スピンドル軸に生ずる渦
電流を検出することによつて浮上位置を検出す
る。
このセンサコイルは、通常は磁気軸受スピンド
ルから3〜5m離れた位置に設けているコントロ
ーラに内蔵されている同調回路と同軸ケーブルに
よつて接続される。同調回路はセンサコイルに高
周波電流を供給するとともに、渦電流によるセン
サコイルのインダクタンス変化を電圧に変換して
検波する。センサコイルと同調回路とを同軸ケー
ブルで接続するのは、ケーブルの容量変化を小さ
くし、ケーブルの影響による電位への影響を小さ
くするためである。また、同軸ケーブルを用いる
ことによつて、ノイズに対して悪影響を小さくで
きる利点がある。
ルから3〜5m離れた位置に設けているコントロ
ーラに内蔵されている同調回路と同軸ケーブルに
よつて接続される。同調回路はセンサコイルに高
周波電流を供給するとともに、渦電流によるセン
サコイルのインダクタンス変化を電圧に変換して
検波する。センサコイルと同調回路とを同軸ケー
ブルで接続するのは、ケーブルの容量変化を小さ
くし、ケーブルの影響による電位への影響を小さ
くするためである。また、同軸ケーブルを用いる
ことによつて、ノイズに対して悪影響を小さくで
きる利点がある。
[考案が解決しようとする課題]
しかしながら、スピンドル軸やセンサコイルに
は製造誤差が含まれており、同軸ケーブルにはイ
ンダクタンスなどにばらつきがあり、さらに同調
回路の各部品にもばらつきがあるため、センサの
感度特性を一定にするためには、センサコイルに
同調回路を接続した状態で、センサの感度特性を
調整しなければならない。このためには、磁気軸
受スピンドル本体とコントローラとは1対1に対
応させる必要があり、互換性がないという欠点が
ある。また、同軸ケーブルを移動させると、わず
かであるがケーブルのインダクタンスが変化し、
工作機械主軸用の磁気軸受スピンドルなどにおい
ては、設定位置の誤差原因となる。また、同軸ケ
ーブルの長さを変えると、インダクタンスが変化
するため、再調整が必要となり、同軸ケーブルの
長さも十分長くとることができないという種々の
欠点があつた。
は製造誤差が含まれており、同軸ケーブルにはイ
ンダクタンスなどにばらつきがあり、さらに同調
回路の各部品にもばらつきがあるため、センサの
感度特性を一定にするためには、センサコイルに
同調回路を接続した状態で、センサの感度特性を
調整しなければならない。このためには、磁気軸
受スピンドル本体とコントローラとは1対1に対
応させる必要があり、互換性がないという欠点が
ある。また、同軸ケーブルを移動させると、わず
かであるがケーブルのインダクタンスが変化し、
工作機械主軸用の磁気軸受スピンドルなどにおい
ては、設定位置の誤差原因となる。また、同軸ケ
ーブルの長さを変えると、インダクタンスが変化
するため、再調整が必要となり、同軸ケーブルの
長さも十分長くとることができないという種々の
欠点があつた。
それゆえに、この考案の主たる目的は、コント
ローラに含まれている同調回路を本体に一体的に
取付けたような磁気軸受スピンドルを提供するこ
とである。
ローラに含まれている同調回路を本体に一体的に
取付けたような磁気軸受スピンドルを提供するこ
とである。
[課題を解決するための具体的な手段]
この考案は磁気軸受によつて磁気浮上しながら
支持されるスピンドルと、磁気軸受の近傍に配置
され、スピンドルの浮上位置を検出するためのセ
ンサコイルとを本体に備えた磁気軸受スピンドル
において、センサコイルに高周波電流を流すとと
もに、センサコイルから出力される浮上位置に対
応した電圧を検波して出力する同調回路を本体に
取付けて構成したものである。
支持されるスピンドルと、磁気軸受の近傍に配置
され、スピンドルの浮上位置を検出するためのセ
ンサコイルとを本体に備えた磁気軸受スピンドル
において、センサコイルに高周波電流を流すとと
もに、センサコイルから出力される浮上位置に対
応した電圧を検波して出力する同調回路を本体に
取付けて構成したものである。
[作用]
この考案に係る磁気軸受スピンドルは同調回路
を本体に取付けることにより、センサコイルと同
調回路との距離を短くでき、ケーブルの長さも短
くなるので、両者の間を接続するケーブルのイン
ダクタンス変化によるセンサ感度特性の影響を少
なくすることができる。
を本体に取付けることにより、センサコイルと同
調回路との距離を短くでき、ケーブルの長さも短
くなるので、両者の間を接続するケーブルのイン
ダクタンス変化によるセンサ感度特性の影響を少
なくすることができる。
[考案の実施例]
第1図はこの考案の一実施例の外観斜視図およ
び制御系の概略ブロツク図である。
び制御系の概略ブロツク図である。
まず、第1図を参照して、この考案の一実施例
の構成について説明する。回転軸体2の一端は、
その軸線に直角なXY平面内に互いに90°の角度を
隔てて配置されたX軸用電磁石11XおよびY軸
用電磁石11Yと、X軸用電磁石12XおよびY
軸用電磁石12Yを有するラジアル磁気軸受10
によつて径方向に軸受けされている。また、回転
軸体2の他端側は、同様にしてX軸用電磁石21
XおよびY軸用電磁石21YとX軸用電磁石22
XおよびY軸用電磁石22Yを有するラジアル磁
気軸受20によつて径方向に軸受けされている。
そして、回転軸体2はモータ9によつて駆動され
て矢印Bの方向に回転する。また、回転軸体2は
軸方向(Z方向)の変位を阻止するためのスラス
ト磁気軸受8によつて軸方向に軸受けされてい
る。
の構成について説明する。回転軸体2の一端は、
その軸線に直角なXY平面内に互いに90°の角度を
隔てて配置されたX軸用電磁石11XおよびY軸
用電磁石11Yと、X軸用電磁石12XおよびY
軸用電磁石12Yを有するラジアル磁気軸受10
によつて径方向に軸受けされている。また、回転
軸体2の他端側は、同様にしてX軸用電磁石21
XおよびY軸用電磁石21YとX軸用電磁石22
XおよびY軸用電磁石22Yを有するラジアル磁
気軸受20によつて径方向に軸受けされている。
そして、回転軸体2はモータ9によつて駆動され
て矢印Bの方向に回転する。また、回転軸体2は
軸方向(Z方向)の変位を阻止するためのスラス
ト磁気軸受8によつて軸方向に軸受けされてい
る。
上述のラジアル磁気軸受10が配置された平面
のX軸上およびY軸上には、回転軸体2の基準位
置に対するX軸方向およびY軸方向の変位を検出
し、変位量に応じた出力を発生するX軸用センサ
コイル14XおよびY軸用センサコイル14Yが
それぞれ配置されている。同様にして、ラジアル
磁気軸受20が配置された平面のX軸上およびY
軸上にはX軸用センサコイル24XおよびY軸用
センサコイル24Yが配置されている。
のX軸上およびY軸上には、回転軸体2の基準位
置に対するX軸方向およびY軸方向の変位を検出
し、変位量に応じた出力を発生するX軸用センサ
コイル14XおよびY軸用センサコイル14Yが
それぞれ配置されている。同様にして、ラジアル
磁気軸受20が配置された平面のX軸上およびY
軸上にはX軸用センサコイル24XおよびY軸用
センサコイル24Yが配置されている。
X軸用位置センサコイル14Xは本体に取付け
られた同調回路50に接続されており、Y軸用位
置センサコイル14Yも図示しないが本体に取付
けられた同調回路に接続されている。同様にし
て、X軸用位置センサ24Xは本体に取付けられ
た同調回路60に接続されており、Y軸用位置セ
ンサコイル24Yも図示しないが本体に取付けら
れた同調回路に接続されている。
られた同調回路50に接続されており、Y軸用位
置センサコイル14Yも図示しないが本体に取付
けられた同調回路に接続されている。同様にし
て、X軸用位置センサ24Xは本体に取付けられ
た同調回路60に接続されており、Y軸用位置セ
ンサコイル24Yも図示しないが本体に取付けら
れた同調回路に接続されている。
X軸用電磁石11XおよびY軸用電磁石11Y
はそれぞれ電磁力を加減するため制御巻線13
X,13Yを有し、これらの制御巻線13Xおよ
び13Yは、それぞれX軸用制御回路30および
Y軸用制御回路(図示せず)によつて制御され
る。同様にして、X軸用電磁石21XおよびY軸
用電磁石21Yには、それぞれ電磁力を加減する
ための制御巻線23Xおよび23Yが設けられて
いて、これらの制御巻線23X,23Yの励磁電
流はX軸用制御回路40およびY軸用制御回路
(図示せず)によつて制御される。
はそれぞれ電磁力を加減するため制御巻線13
X,13Yを有し、これらの制御巻線13Xおよ
び13Yは、それぞれX軸用制御回路30および
Y軸用制御回路(図示せず)によつて制御され
る。同様にして、X軸用電磁石21XおよびY軸
用電磁石21Yには、それぞれ電磁力を加減する
ための制御巻線23Xおよび23Yが設けられて
いて、これらの制御巻線23X,23Yの励磁電
流はX軸用制御回路40およびY軸用制御回路
(図示せず)によつて制御される。
上述のX軸用制御回路30,40およびY軸用
制御回路はそれぞれ本体から3〜5m離れた位置
に設けられているコントローラ(図示せず)に内
蔵されている。そして、X軸用制御回路30は軸
位置基準電圧発生回路31と、比較回路32と偏
差増幅回路33と位相補償回路34と電力増幅回
路35とによつて構成される。軸位置基準電圧発
生回路31は回転軸体2のX軸方向の基準位置を
示す一定の基準電圧を発生するものである。比較
回路32は同調回路50から与えられるフイード
バツク電圧と軸位置基準電圧発生回路31から与
えられる基準電圧とを比較し両者の差電圧を出力
するものである。偏差増幅回路33は比較回路3
2から出力された差電圧を増幅するものである。
位相補償回路34は制御系の位相遅れを補償する
ためのものであり、電力増幅回路35は位相補償
回路34の出力を制御巻線13Xの動作に必要な
適宜のレベルに増幅するためのものである。
制御回路はそれぞれ本体から3〜5m離れた位置
に設けられているコントローラ(図示せず)に内
蔵されている。そして、X軸用制御回路30は軸
位置基準電圧発生回路31と、比較回路32と偏
差増幅回路33と位相補償回路34と電力増幅回
路35とによつて構成される。軸位置基準電圧発
生回路31は回転軸体2のX軸方向の基準位置を
示す一定の基準電圧を発生するものである。比較
回路32は同調回路50から与えられるフイード
バツク電圧と軸位置基準電圧発生回路31から与
えられる基準電圧とを比較し両者の差電圧を出力
するものである。偏差増幅回路33は比較回路3
2から出力された差電圧を増幅するものである。
位相補償回路34は制御系の位相遅れを補償する
ためのものであり、電力増幅回路35は位相補償
回路34の出力を制御巻線13Xの動作に必要な
適宜のレベルに増幅するためのものである。
なお、X軸用制御回路40も前述のX軸用制御
回路30とほぼ同様にして構成され、軸位置基準
電圧発生回路41と比較回路42と偏差増幅回路
43と位相補償回路44と電力増幅回路45とを
含み、比較回路42には前述の同調回路60から
フイードバツク電圧が与えられる。また、図示し
ないY軸用制御回路もX軸用制御回路30および
40と同様にして構成される。
回路30とほぼ同様にして構成され、軸位置基準
電圧発生回路41と比較回路42と偏差増幅回路
43と位相補償回路44と電力増幅回路45とを
含み、比較回路42には前述の同調回路60から
フイードバツク電圧が与えられる。また、図示し
ないY軸用制御回路もX軸用制御回路30および
40と同様にして構成される。
第2図は第1図に示した同調回路の一例を示す
電気回路図である。
電気回路図である。
第2図において、センサコイル14Xと対にな
つて同調回路50を形成するコンデンサ52が接
続される。同調回路50は高周波発振回路53に
よつて駆動される。さらに、同調回路50で生じ
た高周波信号を検波する検波部54と、検波部5
4によつて検波された後の高周波信号成分を阻止
するローパスフイルタ55が設けられる。
つて同調回路50を形成するコンデンサ52が接
続される。同調回路50は高周波発振回路53に
よつて駆動される。さらに、同調回路50で生じ
た高周波信号を検波する検波部54と、検波部5
4によつて検波された後の高周波信号成分を阻止
するローパスフイルタ55が設けられる。
次に、同調回路50の動作について説明する。
X軸用位置センサコイル14Xと回転軸体2との
間の隙間に応じて、X軸用位置センサコイル14
Xのインダクタンスが変化すると、同調回路50
の同調周波数が変化する。その結果、検波部54
に入力された高周波信号の強さが同調周波数と対
応して変化し、検波部54からX軸用位置センサ
コイル14Xと回転軸体2との隙間の値に対応す
る信号が出力される。そして、ローパスフイルタ
55によつて検波後の信号に含まれた高周波信号
成分の出力が阻止され、変位出力のみが取出され
る。この変位出力は第1図に示した比較回路32
にフイードバツク電圧として与えられる。なお、
第1図に示した同調回路60も同様にして構成さ
れている。
X軸用位置センサコイル14Xと回転軸体2との
間の隙間に応じて、X軸用位置センサコイル14
Xのインダクタンスが変化すると、同調回路50
の同調周波数が変化する。その結果、検波部54
に入力された高周波信号の強さが同調周波数と対
応して変化し、検波部54からX軸用位置センサ
コイル14Xと回転軸体2との隙間の値に対応す
る信号が出力される。そして、ローパスフイルタ
55によつて検波後の信号に含まれた高周波信号
成分の出力が阻止され、変位出力のみが取出され
る。この変位出力は第1図に示した比較回路32
にフイードバツク電圧として与えられる。なお、
第1図に示した同調回路60も同様にして構成さ
れている。
上述のごとく、同調回路50,60を本体に取
付けることによつて、X軸用位置センサコイル1
4X,24Xと同調回路50,60との間の距離
を短くすることができ、両者を接続するためのケ
ーブルとして、高価な同軸ケーブルを用いること
なく、安価なシールドケーブルでの接続が可能と
なる。しかも、X軸用位置センサコイル14X,
24Xと同調回路50,60が本体に設けられて
いるため、本体のみで変位に関する感度特性を調
整することが可能となる。さらに、X軸用位置セ
ンサコイル14X,24Xと同調回路50,60
との間のシールドケーブルはほぼ固定的に取付け
ることができるので、変位誤差が発生するおそれ
をなくすことができる。さらに、X軸用位置セン
サコイル14X,24Xと同調回路50,60と
を本体に取付けたことにより、本体とコントロー
ラとの互換性をとることができ、その経済上の効
果が極めて大きくなる。
付けることによつて、X軸用位置センサコイル1
4X,24Xと同調回路50,60との間の距離
を短くすることができ、両者を接続するためのケ
ーブルとして、高価な同軸ケーブルを用いること
なく、安価なシールドケーブルでの接続が可能と
なる。しかも、X軸用位置センサコイル14X,
24Xと同調回路50,60が本体に設けられて
いるため、本体のみで変位に関する感度特性を調
整することが可能となる。さらに、X軸用位置セ
ンサコイル14X,24Xと同調回路50,60
との間のシールドケーブルはほぼ固定的に取付け
ることができるので、変位誤差が発生するおそれ
をなくすことができる。さらに、X軸用位置セン
サコイル14X,24Xと同調回路50,60と
を本体に取付けたことにより、本体とコントロー
ラとの互換性をとることができ、その経済上の効
果が極めて大きくなる。
第3図はこの考案の他の実施例を示す縦断面図
である。
である。
この第3図に示した実施例は、スラスト磁気軸
受8を回転軸体2の最下部に取付け、さらに回転
軸体2の下端側にはZ軸用位置センサ70を設け
たものであつて、それ以外の構成は第1図と同じ
である。そして、本体80の下部には、前述の第
2図に示したような同調回路50を配置した基板
90が収納される。この基板90はゴムなどの弾
性体91,92によつて本体80の底面に取付け
られる。これは、磁気浮上式のターボ分子ポンプ
の場合、制御回路の何らかの不調によつて制御が
不能となり、本体に取付けられている非常用の転
がり軸受81,82によつて回転軸体2が支持さ
れる場合があり、この場合にスピンドル本体の振
動が非常に大きくなり、同調回路50を載置した
基板90の破損を防止するためである。
受8を回転軸体2の最下部に取付け、さらに回転
軸体2の下端側にはZ軸用位置センサ70を設け
たものであつて、それ以外の構成は第1図と同じ
である。そして、本体80の下部には、前述の第
2図に示したような同調回路50を配置した基板
90が収納される。この基板90はゴムなどの弾
性体91,92によつて本体80の底面に取付け
られる。これは、磁気浮上式のターボ分子ポンプ
の場合、制御回路の何らかの不調によつて制御が
不能となり、本体に取付けられている非常用の転
がり軸受81,82によつて回転軸体2が支持さ
れる場合があり、この場合にスピンドル本体の振
動が非常に大きくなり、同調回路50を載置した
基板90の破損を防止するためである。
[考案の効果]
以上のように、この考案によれば、同調回路を
本体に取付けたことによつて、同調回路とセンサ
コイルとの間の距離を短くでき、高価な同軸ケー
ブルを用いることなく、安価なシールドケーブル
で両者を接続することが可能となる。しかも、シ
ールドケーブルはほぼ固定的に取付けられるの
で、ケーブルの長さが変化することがなく、イン
ダクタンスの変動がなく、本体を交換するたびに
再調整を行なう必要がなくなり、コントローラと
本体との互換性を高めることができる。
本体に取付けたことによつて、同調回路とセンサ
コイルとの間の距離を短くでき、高価な同軸ケー
ブルを用いることなく、安価なシールドケーブル
で両者を接続することが可能となる。しかも、シ
ールドケーブルはほぼ固定的に取付けられるの
で、ケーブルの長さが変化することがなく、イン
ダクタンスの変動がなく、本体を交換するたびに
再調整を行なう必要がなくなり、コントローラと
本体との互換性を高めることができる。
第1図はこの考案の一実施例の外観斜視図と概
略ブロツク図である。第2図は第1図に示した同
調回路の電気回路図である。第3図はこの考案の
その他の実施例を示す縦断面図である。 図において、2は回転軸体、8はスラスト磁気
軸受、9はモータ、10,20はラジアル磁気軸
受、14X,24XはX軸用位置センサコイル、
14Y,24YはY軸用位置センサコイル、3
0,40はX軸用制御回路、50,60は同調回
路、52はコンデンサ、53は高周波発振回路、
54は検波部、55はローパスフイルタ、80は
本体、90は基板、91,92は弾性体を示す。
略ブロツク図である。第2図は第1図に示した同
調回路の電気回路図である。第3図はこの考案の
その他の実施例を示す縦断面図である。 図において、2は回転軸体、8はスラスト磁気
軸受、9はモータ、10,20はラジアル磁気軸
受、14X,24XはX軸用位置センサコイル、
14Y,24YはY軸用位置センサコイル、3
0,40はX軸用制御回路、50,60は同調回
路、52はコンデンサ、53は高周波発振回路、
54は検波部、55はローパスフイルタ、80は
本体、90は基板、91,92は弾性体を示す。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 磁気軸受によつて磁気浮上しながら支持される
スピンドルと、前記磁気軸受の近傍に配置され、
前記スピンドルの浮上位置を検出するためのセン
サコイルとを本体に備えた磁気軸受スピンドルに
おいて、 前記センサコイルに高周波電流を流すととも
に、前記センサコイルから出力される浮上位置に
対応した電圧を検波して出力する同調回路を前記
本体に取付けたことを特徴とする、磁気軸受スピ
ンドル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4543088U JPH056418Y2 (ja) | 1988-04-04 | 1988-04-04 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4543088U JPH056418Y2 (ja) | 1988-04-04 | 1988-04-04 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01149018U JPH01149018U (ja) | 1989-10-16 |
JPH056418Y2 true JPH056418Y2 (ja) | 1993-02-18 |
Family
ID=31271741
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4543088U Expired - Lifetime JPH056418Y2 (ja) | 1988-04-04 | 1988-04-04 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH056418Y2 (ja) |
-
1988
- 1988-04-04 JP JP4543088U patent/JPH056418Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01149018U (ja) | 1989-10-16 |
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